関連スキン
あらすじ
ストーリー
Episode1「マモルのお願い」
キャラ | セリフ |
---|---|
リン | こいつで終わり。ヴァンガードにアタック。 |
アンリ | くっ……! ダメージチェック…… トリガーはありません、俺の負けです…… ありがとうございました、羽島先輩。 |
シオン | ふたりともお疲れ様でした。 早尾先輩、攻め時を見極めるのが上手くなりましたね。 |
アンリ | そ、そうかな? シオン君や羽島先輩のファイトを参考にしてみたんだけど…… |
リン | フン…… |
マモル | やぁ、こんにちは。今日もみんな、頑張っているね。 |
リン | っ……!? |
シオン | マモルさん、こんにちは。今日はどうしたんですか? レジェンドコーチ制度で来ていただける期間は、この前で終わったはずじゃ……? |
マモル | 交流戦に使う、って言っていたドラエン支部のファイトスペース利用の書類を届けに来たんだよ。 |
シオン | わざわざありがとうございます。 でも、大丈夫ですか? お仕事とか…… |
マモル | みんなの様子を見たくなったからね。 それと……ひとつ、お願いがあって。 |
アンリ | お願い……ですか? |
マモル | うん、ちびっ子VF甲子園っていうイベントを今度することになったんだけど…… なかなか、人手が集まらなくてね。当日の運営が少し不安なんだ。 |
シオン | なるほど、それでマモルさん自ら勧誘も兼ねて……ってことですね。 |
マモル | そうそう。ファイトテーブルを回ってルールを教えたり、質問に答えたり……そういったお手伝いをお願いしたいんだ。 もちろん、都合がつけばだけれど…… |
シオン | えっと、日程は……交流戦の後か。 僕は問題なく行けそうです。 |
アンリ | 俺も! ぜひ、お手伝いさせてください! |
マモル | ふたりとも……ありがとう! 助かるよ。 |
アンリ | あの、俺はVF甲子園で戦った雀ヶ森先輩のファイトに感動してヴァンガードに夢中になったんです。 ちびっ子達のイベントだとしてもVF甲子園に関われるなんて……! |
マモル | それはステキな思い出だね! 今回のイベント、早尾君にとってもいい思い出になってくれたらうれしいな。 リン君はどうだい? |
リン | ……まぁ、人手が足りないなら手伝ってあげても…… |
マモル | ありがとう! シオン君に加えてリン君まで手伝ってくれるならすごく心強いよ! |
アンリ | よし、そうと決まったらどんな質問にも答えられるようにルールブックを読み込まないと……! |
リン | ……ま、アンタの今の腕じゃむしろちびっ子に混ぜてもらう立場になるかもしれないけど。 |
アンリ | うっ…… |
マモル | はは、急なお願いを引き受けてくれたお礼も兼ねて、せっかくだから今日はコーチをさせてくれないかな? |
アンリ | わぁっ、いいんですか!? よ……よろしくお願いします! |
マモル | よし、今日はここまでだね。みんな、お疲れ様。 |
アンリ& シオン | ありがとうございました! |
マモル | ああ、そうだ。お願いの件だけど、ひとつ言い忘れてたことがあって…… 特設ステージで行われるファイトの実況がまだ決まってなくて…… もしかしたら、キミたちの中の誰かにお願いするかもしれない。 その時は、相談させてもらってもいいかな? |
アンリ | 実況!? (小さな子相手とはいえ、そんなの俺には…… だ、だけど……) ……わ、わかりました! もしもの時は頑張ります! |
マモル | 本当に? 助かるよ! もちろん、こちらでも用意出来るように努力はしているから……もしもの時の話、ってことで頭の片隅に置いておいてほしい。 それじゃあ、またね。 |
シオン | お疲れ様でした、マモルさん。 |
リン | ……私は実況なんてしないから。 |
アンリ | うっ……頑張ります、なんて言っちゃったけどどうしよう、俺に実況なんて出来ないんじゃ…… |
シオン | ははは……マモルさんはもしもの時と言ってましたからあまり心配はいらないと思いますよ。 |
アンリ | そ、そうだよね。 (もしそうなったとしても、シオン君もいるし、俺ひとりってことはないはず……!) (俺は、俺の出来る範囲でお手伝い出来るように準備しておこう……!) |
キャラ | セリフ |
---|---|
リン | こいつで終わり。 ヴァンガードにアタック。 |
アンリ | くっ……! ダメージチェック…… トリガーはありません、俺の負けです…… ありがとうございました、羽島先輩。 |
シオン | ふたりともお疲れ様でした。 早尾先輩、攻め時を見極めるのが 上手くなりましたね。 |
アンリ | そ、そうかな? シオン君や羽島先輩のファイトを 参考にしてみたんだけど…… |
リン | フン…… |
マモル | やぁ、こんにちは。 今日もみんな、頑張っているね。 |
リン | っ……!? |
シオン | マモルさん、こんにちは。 今日はどうしたんですか? レジェンドコーチ制度で来ていただける 期間は、この前で終わったはずじゃ……? |
マモル | 交流戦に使う、って言っていた ドラエン支部のファイトスペース利用の 書類を届けに来たんだよ。 |
シオン | わざわざありがとうございます。 でも、大丈夫ですか? お仕事とか…… |
マモル | みんなの様子を見たくなったからね。 それと……ひとつ、お願いがあって。 |
アンリ | お願い……ですか? |
マモル | うん、ちびっ子VF甲子園っていうイベントを 今度することになったんだけど…… なかなか、人手が集まらなくてね。 当日の運営が少し不安なんだ。 |
シオン | なるほど、それでマモルさん自ら 勧誘も兼ねて……ってことですね。 |
マモル | そうそう。ファイトテーブルを回って ルールを教えたり、質問に答えたり…… そういったお手伝いをお願いしたいんだ。 もちろん、都合がつけばだけれど…… |
シオン | えっと、日程は……交流戦の後か。 僕は問題なく行けそうです。 |
アンリ | 俺も! ぜひ、お手伝いさせてください! |
マモル | ふたりとも……ありがとう! 助かるよ。 |
アンリ | あの、俺はVF甲子園で戦った 雀ヶ森先輩のファイトに感動して ヴァンガードに夢中になったんです。 ちびっ子達のイベントだとしても VF甲子園に関われるなんて……! |
マモル | それはステキな思い出だね! 今回のイベント、早尾君にとっても いい思い出になってくれたらうれしいな。 リン君はどうだい? |
リン | ……まぁ、人手が足りないなら 手伝ってあげても…… |
マモル | ありがとう! シオン君に加えて リン君まで手伝ってくれるなら すごく心強いよ! |
アンリ | よし、そうと決まったら どんな質問にも答えられるように ルールブックを読み込まないと……! |
リン | ……ま、アンタの今の腕じゃ むしろちびっ子に混ぜてもらう立場に なるかもしれないけど。 |
アンリ | うっ…… |
マモル | はは、急なお願いを引き受けてくれた お礼も兼ねて、せっかくだから 今日はコーチをさせてくれないかな? |
アンリ | わぁっ、いいんですか!? よ……よろしくお願いします! |
マモル | よし、今日はここまでだね。 みんな、お疲れ様。 |
アンリ& シオン | ありがとうございました! |
マモル | ああ、そうだ。 お願いの件だけど、ひとつ 言い忘れてたことがあって…… 特設ステージで行われるファイトの実況が まだ決まってなくて…… もしかしたら、キミたちの中の誰かに お願いするかもしれない。 その時は、相談させてもらってもいいかな? |
アンリ | 実況!? (小さな子相手とはいえ、そんなの俺には…… だ、だけど……) ……わ、わかりました! もしもの時は頑張ります! |
マモル | 本当に? 助かるよ! もちろん、こちらでも用意出来るように 努力はしているから…… もしもの時の話、ってことで 頭の片隅に置いておいてほしい。 それじゃあ、またね。 |
シオン | お疲れ様でした、マモルさん。 |
リン | ……私は実況なんてしないから。 |
アンリ | うっ……頑張ります、なんて言っちゃったけど どうしよう、俺に実況なんて 出来ないんじゃ…… |
シオン | ははは……マモルさんはもしもの時と 言ってましたから あまり心配はいらないと思いますよ。 |
アンリ | そ、そうだよね。 (もしそうなったとしても、シオン君も いるし、俺ひとりってことはないはず……!) (俺は、俺の出来る範囲で お手伝い出来るように準備しておこう……!) |
Episode2「ちびっ子VF甲子園」
キャラ | セリフ |
---|---|
アンリ | ちびっ子VF甲子園……! 始まったけど、すごい賑わいだね……! そういえば、マモルさんが言っていた実況の話はどうなったのかな……? |
シオン | ああ、無事に実況の人を手配出来たみたいですよ。 |
アンリ | よかったぁ……それなら、予定通りに子どもたちの様子を見るだけで良さそうだね。 ふぅ……! トラブルもなく、なんとかやれてるぞ……! |
シオン | なんだか……随分混雑してきましたね。 それだけ盛況、ってことなのかな……? |
アンリ | 確かに……ドラエン支部のお祭りイベントってやっぱり人気があるんだね。 |
クロノ | おーい、スタッフ! 誰か居ないかー! |
シオン | ……クロノ? キミもマモルさんに頼まれて手伝いに? |
クロノ | お、シオン! 交流戦ぶりだな、お前も来てたのか。 |
シオン | うん、福原高校ヴァンガード部として手伝いに来てるよ。 それで、どうしたの? |
クロノ | ああ、それが想像以上に盛況だから急遽、向こうでブースを増設するって話になってるんだよ。 それで人手が足りなくて……頼む、誰か貸してくれ! |
シオン | それは……大変だけど僕たちにも持ち場が…… |
クロノ | そこをなんとか……シオンー! 今マモルさんが他の人にも連絡しててそいつが来るまででいいんだ……! |
シオン | えぇっと…… |
アンリ | た、助けてあげた方がいいんじゃないかな? すごくたくさんの子が遊びに来てるのは間違いないし…… シオン君なら、視野も広いから冷静に対応出来るんじゃないかな? |
シオン | でも…… |
アンリ | 俺たちの方は慣れてきたところだから…… も、もちろん早く戻ってきて欲しいけど行っておいでよ、シオン君。 |
シオン | 早尾先輩……わかりました。 おふたりにお願いして、手伝ってきます。 |
クロノ | ああ! ありがとうございます! それじゃ、シオン借りていきます! |
シオン | なるべく早く戻ります! 行こう、クロノ。 |
アンリ | うん、頑張ってね、ふたりとも! よし……! いつまでもシオン君に頼り切りじゃいけないし…… 一緒に頑張りましょう! 羽島先輩! |
リン | ……ハァ。 |
子どもA | ねぇ、お兄ちゃん! トリガーが出た時って…… |
アンリ | ああ、その時は…… |
子どもB | お兄ちゃん! この時はどうしたらいいの! |
アンリ | え、ええっと! ちょっと待ってね……! |
子どもC | ねぇねぇ、さっきから呼んでるんだけどー! |
アンリ | わぁぁ……! 今行くから少しだけ待って……! (ひとり減っただけでこんなにやることが増えるなんて……!) (お、落ち着け……! 羽島先輩はそれでも冷静に対応できてるじゃないか……!) (シオン君がやってたように……! まずは落ち着いて対応するんだ……!) |
リン | ……ダサ。 (ただでさえ面倒なのに勝手に最悪な状況にしやがって……) |
アンリ | は、羽島先輩~、睨まないでください…… |
キャラ | セリフ |
---|---|
アンリ | ちびっ子VF甲子園……! 始まったけど、すごい賑わいだね……! そういえば、マモルさんが言っていた 実況の話はどうなったのかな……? |
シオン | ああ、無事に実況の人を 手配出来たみたいですよ。 |
アンリ | よかったぁ…… それなら、予定通りに子どもたちの様子を 見るだけで良さそうだね。 ふぅ……! トラブルもなく、なんとかやれてるぞ……! |
シオン | なんだか……随分混雑してきましたね。 それだけ盛況、ってことなのかな……? |
アンリ | 確かに……ドラエン支部のお祭りイベントって やっぱり人気があるんだね。 |
クロノ | おーい、スタッフ! 誰か居ないかー! |
シオン | ……クロノ? キミもマモルさんに頼まれて手伝いに? |
クロノ | お、シオン! 交流戦ぶりだな、お前も来てたのか。 |
シオン | うん、福原高校ヴァンガード部として 手伝いに来てるよ。 それで、どうしたの? |
クロノ | ああ、それが想像以上に盛況だから 急遽、向こうでブースを増設するって 話になってるんだよ。 それで人手が足りなくて…… 頼む、誰か貸してくれ! |
シオン | それは……大変だけど 僕たちにも持ち場が…… |
クロノ | そこをなんとか……シオンー! 今マモルさんが他の人にも連絡してて そいつが来るまででいいんだ……! |
シオン | えぇっと…… |
アンリ | た、助けてあげた方がいいんじゃないかな? すごくたくさんの子が 遊びに来てるのは間違いないし…… シオン君なら、視野も広いから 冷静に対応出来るんじゃないかな? |
シオン | でも…… |
アンリ | 俺たちの方は慣れてきたところだから…… も、もちろん早く戻ってきて欲しいけど 行っておいでよ、シオン君。 |
シオン | 早尾先輩……わかりました。 おふたりにお願いして、手伝ってきます。 |
クロノ | ああ! ありがとうございます! それじゃ、シオン借りていきます! |
シオン | なるべく早く戻ります! 行こう、クロノ。 |
アンリ | うん、頑張ってね、ふたりとも! よし……! いつまでもシオン君に頼り切りじゃ いけないし…… 一緒に頑張りましょう! 羽島先輩! |
リン | ……ハァ。 |
子どもA | ねぇ、お兄ちゃん! トリガーが出た時って…… |
アンリ | ああ、その時は…… |
子どもB | お兄ちゃん! この時はどうしたらいいの! |
アンリ | え、ええっと! ちょっと待ってね……! |
子どもC | ねぇねぇ、さっきから呼んでるんだけどー! |
アンリ | わぁぁ……! 今行くから少しだけ待って……! (ひとり減っただけでこんなにやることが 増えるなんて……!) (お、落ち着け……! 羽島先輩はそれでも冷静に 対応できてるじゃないか……!) (シオン君がやってたように……! まずは落ち着いて対応するんだ……!) |
リン | ……ダサ。 (ただでさえ面倒なのに 勝手に最悪な状況にしやがって……) |
アンリ | は、羽島先輩~、睨まないでください…… |
Episode3「実況の依頼」
キャラ | セリフ |
---|---|
アンリ | それで、コストはダメージゾーンのカードを裏返すんだ。 わかったかな……? |
子どもA | なるほどー……分かった! ありがとう、お兄ちゃん! |
アンリ | ふぅ、なんとか慌てずに対応出来るようになってきたぞ……! ……あれ、羽島先輩? どこへ行くんですか? |
リン | 休憩。文句ある? |
アンリ | い、いえ! お疲れ様です! |
リン | ……フン。 |
アンリ | ふぅ……よし、混雑も落ち着いてきたしひとりでも頑張るぞ……! |
マモル | 早尾君、お疲れさま。 ……あれ? リン君の姿が見えないみたいだけど…… |
アンリ | はい、羽島先輩は休憩中で……シオン君は増設ブースの手伝いに。 |
マモル | ああ、シオン君は手伝いが終わったあと、クロノ君とこっちに戻るって言ってたんだけど……おかしいなぁ。 |
アンリ | ええ……!? 本当だ……今から戻ります、ってメッセージが結構前に…… もしかして迷子になったんじゃ……!? |
マモル | いや、ふたりとももう高校生だし……もしかしたら、ファンに囲まれてるのかも。 シオン君たち、トライスリーは人気だからね。 だけど、シオン君が戻ってないとなると困ったな…… |
アンリ | そうですね……今は俺ひとりしかいませんし…… |
マモル | ああ、それに大盛況で特設ブースをもうひとつ増やすことになってね。 実況する人も足りなくなってしまったんだ。 |
アンリ | ああ、それでシオン君がここに戻ってたら頼むつもりだったんですね。 |
マモル | いや僕が頼もうと思ったのはシオン君じゃない…… 早尾君、キミだよ! |
アンリ | え、ええええ!? どうしてそんな重要な役を俺に……? |
マモル | どうしてって……この前頑張りますって言ってくれたし―― 学校で、この話をした時にキミの目が輝いていたのが印象的だったんだ。 それに、早尾君はすごく飲み込みが早い。 それは、ファイトや人をよく見ているからだと僕は思う。 それだけよく、ひとつのことを注意深く見ることができるのは実況をするのに向いてるんじゃないかな? それに、実況って言っても、ちびっ子たちのステージだから、TVや大きな大会とかで見るようなものじゃないし…… あまり気負わずに、ぜひ早尾君に挑戦してもらいたいと思っているんだけど…… |
アンリ | で、でも俺がいないとこのブースが…… |
マモル | もちろん、助っ人を呼ぶ手は打ってあるよ! ……早尾君、どうかな? |
アンリ | (マモルさんがこう言ってくれてすごく嬉しい……! だ、だけど……本当に俺なんかに……) ……あ、あの! 少し、待ってもらえませんか。羽島先輩に相談して来ますっ! |
キャラ | セリフ |
---|---|
アンリ | それで、コストはダメージゾーンのカードを 裏返すんだ。 わかったかな……? |
子どもA | なるほどー……分かった! ありがとう、お兄ちゃん! |
アンリ | ふぅ、なんとか慌てずに対応出来るように なってきたぞ……! ……あれ、羽島先輩? どこへ行くんですか? |
リン | 休憩。 文句ある? |
アンリ | い、いえ! お疲れ様です! |
リン | ……フン。 |
アンリ | ふぅ……よし、混雑も落ち着いてきたし ひとりでも頑張るぞ……! |
マモル | 早尾君、お疲れさま。 ……あれ? リン君の姿が 見えないみたいだけど…… |
アンリ | はい、羽島先輩は休憩中で…… シオン君は増設ブースの手伝いに。 |
マモル | ああ、シオン君は手伝いが終わったあと、 クロノ君とこっちに戻るって 言ってたんだけど……おかしいなぁ。 |
アンリ | ええ……!? 本当だ……今から戻ります、って メッセージが結構前に…… もしかして迷子になったんじゃ……!? |
マモル | いや、ふたりとももう高校生だし…… もしかしたら、ファンに囲まれてるのかも。 シオン君たち、トライスリーは人気だからね。 だけど、シオン君が戻ってないとなると 困ったな…… |
アンリ | そうですね…… 今は俺ひとりしかいませんし…… |
マモル | ああ、それに大盛況で 特設ブースをもうひとつ 増やすことになってね。 実況する人も 足りなくなってしまったんだ。 |
アンリ | ああ、それでシオン君が ここに戻ってたら頼むつもり だったんですね。 |
マモル | いや僕が頼もうと思ったのは シオン君じゃない…… 早尾君、キミだよ! |
アンリ | え、ええええ!? どうしてそんな重要な役を 俺に……? |
マモル | どうしてって…… この前頑張りますって言ってくれたし―― 学校で、この話をした時に キミの目が輝いていたのが印象的だったんだ。 それに、早尾君はすごく飲み込みが早い。 それは、ファイトや人をよく見ているからだと 僕は思う。 それだけよく、ひとつのことを 注意深く見ることができるのは 実況をするのに向いてるんじゃないかな? それに、実況って言っても、ちびっ子たちの ステージだから、TVや大きな大会とかで 見るようなものじゃないし…… あまり気負わずに、ぜひ早尾君に 挑戦してもらいたいと 思っているんだけど…… |
アンリ | で、でも俺がいないとこのブースが…… |
マモル | もちろん、助っ人を呼ぶ手は打ってあるよ! ……早尾君、どうかな? |
アンリ | (マモルさんがこう言ってくれて すごく嬉しい……! だ、だけど…… 本当に俺なんかに……) ……あ、あの! 少し、待ってもらえませんか。 羽島先輩に相談して来ますっ! |
Episode4「不機嫌な女王」
キャラ | セリフ |
---|---|
アンリ | ……と、いうことで…… マモルさんに実況を頼まれたんです。 |
リン | ふ~ん、さっさと行けば? |
アンリ | そ、それで! 羽島先輩の方がずっとすごいファイターだしやってもらえないかな、って…… |
リン | はぁ? 何で私が出てくるわけ。あんたが頼まれたんでしょ? |
アンリ | お、俺には無理です! だって今日ここに来る子はヴァンガードを始めたばかりの子もいるんですよ。 このイベントがきっかけでこれからもっとヴァンガードを好きになってくれるかも…… なのに、俺なんかの下手な実況でヴァンガードを嫌いになったりしたら……そう考えるだけで堪らないんですよ! |
リン | ……ハァ。バッカみたい。 |
アンリ | バカって…… |
リン | だってそうでしょ。やらない理由ばっかグダグダ並べて……見ててイライラする。 そこまで思い入れあるならアンタがやればいいじゃない。 |
アンリ | うう……でも…… |
マモル | リン君の言う通りだよ。 |
リン | っ……!? |
マモル | さっき、ブースを見てきたけど、早尾君に教えてもらった子たちはみんな楽しそうにしていたよ。 これは、キミが子どもたちへヴァンガードを好きになるきっかけを与えることが出来ている、ってことだよ。 |
アンリ | マモルさん……! |
マモル | 子どもたちにもっとヴァンガードを好きになってもらうためにキミの力を貸してほしいんだ。 もし、早尾君が本当に嫌なら無理強いは出来ないけれど…… |
アンリ | ……いえ! 頑張ります! 俺に、やらせてください! |
マモル | ありがとう! ステージの流れが書かれた台本はあるから、あとで渡すね。 それにしても…… |
リン | ……何? |
マモル | リン君、早尾君の相談に乗っていたのも見ていたよ。いい先輩だね。 |
リン | ……あれくらい、別に普通。 |
アンリ | あ、でも俺が実況に回るとブースが羽島先輩だけに…… |
マモル | それも大丈夫さ。妹のトコハがもうすぐ到着するんだ。 |
リン | ……は? 安城トコハが、こっちに来てるの? |
マモル | うん、ちょっと前に帰ってきてね。 シオン君たちも落ち着いたら戻ってくると思うし…… それまで、トコハとふたりで頑張って欲しい。 お願いできるかな、リン君。 |
リン | ………… ……!? (なんでよりによって安城トコハなのよ……! クソ、安請け合いするんじゃなかった……!) (あー……最悪っ……!) |
アンリ | あの、それじゃあ羽島先輩、俺はステージの方に行って来ます! |
リン | あん? 誰のせいでこうなったと思ってんの! |
アンリ | ひぃっ!? じゃ、じゃあ! お互い頑張りましょう~! (羽島先輩、急に機嫌悪くなった……!? どうしちゃったんだろう……) |
キャラ | セリフ |
---|---|
アンリ | ……と、いうことで…… マモルさんに実況を頼まれたんです。 |
リン | ふ~ん、 さっさと行けば? |
アンリ | そ、それで! 羽島先輩の方がずっとすごいファイターだし やってもらえないかな、って…… |
リン | はぁ? 何で私が出てくるわけ。 あんたが頼まれたんでしょ? |
アンリ | お、俺には無理です! だって今日ここに来る子はヴァンガードを 始めたばかりの子もいるんですよ。 このイベントがきっかけで これからもっとヴァンガードを 好きになってくれるかも…… なのに、俺なんかの下手な実況で ヴァンガードを嫌いになったりしたら…… そう考えるだけで堪らないんですよ! |
リン | ……ハァ。 バッカみたい。 |
アンリ | バカって…… |
リン | だってそうでしょ。 やらない理由ばっかグダグダ並べて…… 見ててイライラする。 そこまで思い入れあるなら アンタがやればいいじゃない。 |
アンリ | うう……でも…… |
マモル | リン君の言う通りだよ。 |
リン | っ……!? |
マモル | さっき、ブースを見てきたけど、 早尾君に教えてもらった子たちは みんな楽しそうにしていたよ。 これは、キミが子どもたちへ ヴァンガードを好きになるきっかけを 与えることが出来ている、ってことだよ。 |
アンリ | マモルさん……! |
マモル | 子どもたちにもっとヴァンガードを 好きになってもらうために キミの力を貸してほしいんだ。 もし、早尾君が本当に嫌なら 無理強いは出来ないけれど…… |
アンリ | ……いえ! 頑張ります! 俺に、やらせてください! |
マモル | ありがとう! ステージの流れが書かれた 台本はあるから、あとで渡すね。 それにしても…… |
リン | ……何? |
マモル | リン君、早尾君の相談に乗っていたのも 見ていたよ。 いい先輩だね。 |
リン | ……あれくらい、別に普通。 |
アンリ | あ、でも俺が実況に回ると ブースが羽島先輩だけに…… |
マモル | それも大丈夫さ。 妹のトコハがもうすぐ到着するんだ。 |
リン | ……は? 安城トコハが、こっちに来てるの? |
マモル | うん、ちょっと前に帰ってきてね。 シオン君たちも落ち着いたら戻ってくると 思うし…… それまで、トコハとふたりで 頑張って欲しい。 お願いできるかな、リン君。 |
リン | ………… ……!? (なんでよりによって 安城トコハなのよ……! クソ、安請け合いするんじゃなかった……!) (あー……最悪っ……!) |
アンリ | あの、それじゃあ羽島先輩、 俺はステージの方に行って来ます! |
リン | あん? 誰のせいでこうなったと思ってんの! |
アンリ | ひぃっ!? じゃ、じゃあ! お互い頑張りましょう~! (羽島先輩、急に機嫌悪くなった……!? どうしちゃったんだろう……) |
Episode5「初めての実況」
キャラ | セリフ |
---|---|
マモル | よし、それじゃあ段取りの最終確認だよ。 |
アンリ | 特設ステージは、希望者がステージに上がって、ファイトをするんでしたよね。 |
マモル | うん、その様子を実況で伝えて盛り上げて欲しいんだ。 |
アンリ | わ、わかりました……! うぅ、緊張するなぁ……! |
マモル | リラックスリラックス! そろそろ出番だよ、頑張ってね! |
アンリ | ……はい! 行ってきます! え~、急遽この追加ステージで実況を担当することになりました、福原高校ヴァンガード部の早尾アンリです……! 今回が初めてだけど、皆しゃん……っ! |
男性 | はは、噛んじゃってるよ。 |
少女A | あはは、緊張してるー! お兄ちゃん、落ち着いて~! |
アンリ | あ、はは…… 見ての通り、新米実況だけれど皆さん、楽しんでいってくださいっ……! |
聴衆 | おーー!! |
アンリ | さ、早速第1試合からやっていきます! 対戦する子は前にきてください……! ガードに使える手札がない……! ノーガードで……ダメージチェック! トリガーなし! しょ、勝負ありですっ! ふたりとも、ナイスファイト! (最初はどうなることかと思ったけどなんとか慣れてきたぞ……!) えっと、それじゃあ……次の試合を始めましょう! 対戦者の子は前にどうぞ! |
少年A | よ、よろしくお願いしますっ……! |
少年B | 対戦よろしくお願いします! |
アンリ | それでは~……スタンドアップ! ヴァンガード! |
少年A | え、ええと、これで次は…… |
アンリ | (あの子、初心者なのかな。まだ、カードを使うのがぎこちない……) |
少年C | あ、あの子またドロー忘れてる! |
少年A | あっ! そうだった、えっと……! |
少年B | ヴァンガードの攻撃の時はトリガーチェックだよ! あ~、リアガードの攻撃の時は違うのにー! |
少年A | う、うぅぅ……ごめんなさい…… |
アンリ | き、気にしないで! |
少年B | も~! ドライブチェックしたカードは自分の手札になるんだってばー。 |
少年A | あ……そ、そうだった…… |
アンリ | (あの子、すごく緊張してるみたいだ……なんだか自分を見ている感じ……) (でもどうしよう、このままじゃあの子にとってヴァンガードが嫌な……恥ずかしい思い出になってしまうかも……) (どうすれば……考えたって俺にはどうする事も……) (いや……そういえば、マモルさんがさっき俺がファイトを教えた子が楽しそうにしてたって言ってくれたな……) (でも、俺が口を出してこの子にもっと恥をかかせてしまったら……? ……ううん、やる前に諦めるなんて駄目だ) (そうだ、頑張るって決めたじゃないか! 実況でなんとか盛り上げてみせよう! あの子が笑顔でファイトできるように!) |
キャラ | セリフ |
---|---|
マモル | よし、それじゃあ段取りの最終確認だよ。 |
アンリ | 特設ステージは、希望者が ステージに上がって、ファイトを するんでしたよね。 |
マモル | うん、その様子を実況で伝えて 盛り上げて欲しいんだ。 |
アンリ | わ、わかりました……! うぅ、緊張するなぁ……! |
マモル | リラックスリラックス! そろそろ出番だよ、頑張ってね! |
アンリ | ……はい! 行ってきます! え~、急遽この追加ステージで 実況を担当することになりました、 福原高校ヴァンガード部の 早尾アンリです……! 今回が初めてだけど、皆しゃん……っ! |
男性 | はは、噛んじゃってるよ。 |
少女A | あはは、緊張してるー! お兄ちゃん、落ち着いて~! |
アンリ | あ、はは…… 見ての通り、新米実況だけれど 皆さん、楽しんでいってくださいっ……! |
聴衆 | おーー!! |
アンリ | さ、早速第1試合からやっていきます! 対戦する子は前にきてください……! ガードに使える手札がない……! ノーガードで……ダメージチェック! トリガーなし! しょ、勝負ありですっ! ふたりとも、ナイスファイト! (最初はどうなることかと思ったけど なんとか慣れてきたぞ……!) えっと、それじゃあ…… 次の試合を始めましょう! 対戦者の子は前にどうぞ! |
少年A | よ、よろしくお願いしますっ……! |
少年B | 対戦よろしくお願いします! |
アンリ | それでは~…… スタンドアップ! ヴァンガード! |
少年A | え、ええと、これで次は…… |
アンリ | (あの子、初心者なのかな。 まだ、カードを使うのがぎこちない……) |
少年C | あ、あの子またドロー忘れてる! |
少年A | あっ! そうだった、えっと……! |
少年B | ヴァンガードの攻撃の時は トリガーチェックだよ! あ~、リアガードの攻撃の時は違うのにー! |
少年A | う、うぅぅ…… ごめんなさい…… |
アンリ | き、気にしないで! |
少年B | も~! ドライブチェックしたカードは 自分の手札になるんだってばー。 |
少年A | あ……そ、そうだった…… |
アンリ | (あの子、すごく緊張してるみたいだ…… なんだか自分を見ている感じ……) (でもどうしよう、このままじゃあの子にとって ヴァンガードが嫌な……恥ずかしい思い出に なってしまうかも……) (どうすれば…… 考えたって俺にはどうする事も……) (いや……そういえば、マモルさんがさっき 俺がファイトを教えた子が楽しそうにしてたって 言ってくれたな……) (でも、俺が口を出してこの子に もっと恥をかかせてしまったら……? ……ううん、やる前に諦めるなんて駄目だ) (そうだ、頑張るって決めたじゃないか! 実況でなんとか盛り上げてみせよう! あの子が笑顔でファイトできるように!) |
Episode6「早尾の挑戦」
キャラ | セリフ |
---|---|
少年A | え、ええっと、えっと…… |
アンリ | ……ねぇ、キミ。ヴァンガードは、いつ始めたの? |
少年A | えっ!? あの、一昨日始めたばっかりで……人とやるのは初めてです…… |
アンリ | そっか、始めたばっかりなんだね。 ……みんな! 今日は、みんなに新しいヴァンガード仲間を紹介するよ! |
少年A | ええ!? あの、どういう……! |
アンリ | 初めての時は誰にだってある。 だから、まずはヴァンガードの楽しさを知ってほしいんだ。 対戦相手のキミも協力してくれたら嬉しいんだけど……どうかな? |
少年B | もちろん! そっか、キミ初めてだったんだ。すっごい緊張しててびっくりしたよ。 |
少年A | う、うん……ごめんね? 進めるの遅くて…… |
少年B | 全然気にしてないよ! |
アンリ | ふたりが仲良くなれたところで…… 手順をひとつずつ口に出してゆっくりファイトしていこう! さぁ、ヴァンガードでアタックだ! ここですることは? |
子ども たち | ドライブチェック! |
アンリ | その通り! さぁ、やってみて! |
少年A | うんっ! ドライブチェック……クリティカルトリガーだ! |
アンリ | おお、ここでトリガーだね! 2ダメージ、ダメージ逆転! |
少年B | やるね! でも、負けないよ! 僕のターン! |
男性 | ははっ! 俺もあんな時があったなぁ。 |
少年C | いけいけー! どっちもがんばれー! |
アンリ | (よかった、見ている人も楽しそうに盛り上がってる!) (あの子も笑顔でファイトが出来てる……! ヴァンガードが楽しいって思ってくれてるかな) 勝負あり! ナイスファイトだったよ、ふたりとも! |
少年A | あ、あの、ありがとうございました! 楽しかったです! |
少年B | 僕も、またファイトしようね! |
アンリ | ファイトを終えて固い握手を交わすふたりにみなさん、盛大な拍手を……! |
聴衆 | わーー!! |
アンリ | (一時はどうなることかと思ったけど……よかった、楽しいヴァンガードが出来たみたいだ……!) ふぅ……終わったぁ……! |
シオン | お疲れ様です、早尾先輩。飲み物を買ってきましたよ。 |
アンリ | シオン君……! ありがとう。もう喉がガラガラだったんだ。 こんなに喋ったのは、初めてかも…… |
シオン | 最後の方しか見られませんでしたけど名実況だったと思いますよ。 |
アンリ | み、み、見てたの!? うぅ~……結構嚙んじゃってたし、恥ずかしいなぁ。 |
マモル | フフッ、よく頑張っていたよ。 本当に良い実況だった。みんな笑顔で見ていてくれたからね。 |
アンリ | はは…… 本当に無我夢中だったからあまり覚えていないんです。 ただ、ヴァンガードの楽しさを覚えてもらいたいって一心だったから…… それが出来たなら……俺、引き受けてよかったです……! |
マモル | キミにお願いできてよかった、お疲れ様! このイベントが、みんなにとってもいい思い出になったなら嬉しいな。 |
シオン | 先輩、今度部室で僕たちのファイトも実況してみませんか? |
アンリ | えっ!? |
シオン | 今日は少ししか聞けなかったし……大会の雰囲気も少し味わえるかも、と。 |
アンリ | ううっ、今日だけでもう十分だよ~…… |
シオン | 自分の行動が常に言葉となって報告されているのって意外と練習に使えそうだと思うんですが…… |
アンリ | それは……確かに、そうかも…… |
シオン | ……なんて、冗談です。ふふっ。 |
アンリ | シ、シオン君~……! |
シオン | さてと、もう少し休んだら行きましょうか。 羽島先輩も待ってるでしょうし…… |
アンリ | そうだね……あ! そういえば、羽島先輩、俺がここに来る時すごく機嫌が悪くなってて…… 早く帰らないと怒られちゃうかも……! |
シオン | ……ああ、そういえばマモルさんがトコハに応援を頼んだって言ってたっけ…… 大丈夫ですよ、機嫌が悪くなったのは早尾先輩が原因ではありませんから。 甘いものでも買ってから戻りましょう。 |
アンリ | え、ええ……? でも、それで大丈夫かなぁ? |
シオン | あまり長く待たせすぎなければきっと大丈夫ですよ。 行きましょう、早尾先輩! |
アンリ | ま、待ってよ~シオン君~! |
キャラ | セリフ |
---|---|
少年A | え、ええっと、えっと…… |
アンリ | ……ねぇ、キミ。 ヴァンガードは、いつ始めたの? |
少年A | えっ!? あの、一昨日始めたばっかりで…… 人とやるのは初めてです…… |
アンリ | そっか、始めたばっかりなんだね。 ……みんな! 今日は、みんなに 新しいヴァンガード仲間を紹介するよ! |
少年A | ええ!? あの、どういう……! |
アンリ | 初めての時は誰にだってある。 だから、まずはヴァンガードの楽しさを 知ってほしいんだ。 対戦相手のキミも協力してくれたら 嬉しいんだけど……どうかな? |
少年B | もちろん! そっか、キミ初めてだったんだ。 すっごい緊張しててびっくりしたよ。 |
少年A | う、うん……ごめんね? 進めるの遅くて…… |
少年B | 全然気にしてないよ! |
アンリ | ふたりが仲良くなれたところで…… 手順をひとつずつ口に出して ゆっくりファイトしていこう! さぁ、ヴァンガードでアタックだ! ここですることは? |
子ども たち | ドライブチェック! |
アンリ | その通り! さぁ、やってみて! |
少年A | うんっ! ドライブチェック…… クリティカルトリガーだ! |
アンリ | おお、ここでトリガーだね! 2ダメージ、ダメージ逆転! |
少年B | やるね! でも、負けないよ! 僕のターン! |
男性 | ははっ! 俺もあんな時があったなぁ。 |
少年C | いけいけー! どっちもがんばれー! |
アンリ | (よかった、見ている人も 楽しそうに盛り上がってる!) (あの子も笑顔でファイトが出来てる……! ヴァンガードが楽しいって 思ってくれてるかな) 勝負あり! ナイスファイトだったよ、ふたりとも! |
少年A | あ、あの、ありがとうございました! 楽しかったです! |
少年B | 僕も、またファイトしようね! |
アンリ | ファイトを終えて固い握手を交わすふたりに みなさん、盛大な拍手を……! |
聴衆 | わーー!! |
アンリ | (一時はどうなることかと思ったけど…… よかった、楽しいヴァンガードが 出来たみたいだ……!) ふぅ……終わったぁ……! |
シオン | お疲れ様です、早尾先輩。 飲み物を買ってきましたよ。 |
アンリ | シオン君……! ありがとう。 もう喉がガラガラだったんだ。 こんなに喋ったのは、初めてかも…… |
シオン | 最後の方しか見られませんでしたけど 名実況だったと思いますよ。 |
アンリ | み、み、見てたの!? うぅ~…… 結構嚙んじゃってたし、恥ずかしいなぁ。 |
マモル | フフッ、よく頑張っていたよ。 本当に良い実況だった。 みんな笑顔で見ていてくれたからね。 |
アンリ | はは…… 本当に無我夢中だったから あまり覚えていないんです。 ただ、ヴァンガードの楽しさを覚えて もらいたいって一心だったから…… それが出来たなら…… 俺、引き受けてよかったです……! |
マモル | キミにお願いできてよかった、お疲れ様! このイベントが、みんなにとっても いい思い出になったなら嬉しいな。 |
シオン | 先輩、今度部室で僕たちのファイトも 実況してみませんか? |
アンリ | えっ!? |
シオン | 今日は少ししか聞けなかったし…… 大会の雰囲気も少し味わえるかも、と。 |
アンリ | ううっ、今日だけでもう十分だよ~…… |
シオン | 自分の行動が常に言葉となって 報告されているのって 意外と練習に使えそうだと思うんですが…… |
アンリ | それは……確かに、そうかも…… |
シオン | ……なんて、冗談です。ふふっ。 |
アンリ | シ、シオン君~……! |
シオン | さてと、もう少し休んだら 行きましょうか。 羽島先輩も待ってるでしょうし…… |
アンリ | そうだね……あ! そういえば、羽島先輩、俺がここに来る時 すごく機嫌が悪くなってて…… 早く帰らないと怒られちゃうかも……! |
シオン | ……ああ、そういえばマモルさんが トコハに応援を頼んだって言ってたっけ…… 大丈夫ですよ、機嫌が悪くなったのは 早尾先輩が原因ではありませんから。 甘いものでも買ってから戻りましょう。 |
アンリ | え、ええ……? でも、それで大丈夫かなぁ? |
シオン | あまり長く待たせすぎなければ きっと大丈夫ですよ。 行きましょう、早尾先輩! |
アンリ | ま、待ってよ~シオン君~! |