あらすじ
Episode0 |
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来週からテスト期間に入るトライスリーは、新導家で勉強会をすることに。 新導家には大会の賞状やトロフィーがあり、ヴァンガードの思い出でいっぱいの部屋になっていた。 シオンとトコハが勉強会を始めようとすると、クロノは苦い表情を浮かべる。 |
Episode1 |
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勉強が何の役に立つのか疑問に思ったクロノはシオンとトコハに聞く。 シオンはまずヴァンガードに例え、クロノにしっくりくるように説明した。 トコハも将来の選択肢を手札に例えることで、クロノは納得すると共に勉強のやる気も出てくるのであった。 |
Episode2 |
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英語の勉強をしているとき、シオンのTheが気になったクロノとトコハ。 徹底的にファイトしてくれた櫂の影響を受けていると説明すると、クロノは櫂に特訓してもらったことを羨ましがる。 しかし、クロノも最初からレジェンドファイターに見守ってもらっていた。 クロノは、師匠だけでなく自身の環境が恵まれていたことに改めて気が付くのであった。 |
ストーリー
Episode0
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | ゲット、クリティカルトリガー! そしてさらにゲット、ドロートリガー! こいつでトドメだ! |
シオン | くっ、ダメージチェック。ノートリガー……僕の負けか。 あの状況でダブルトリガーなんてさすがだね、クロノ。 |
クロノ | ああ、ギリギリだったけどな。 次のターンをシオンに渡したら俺が負けてただろうし。 |
シオン | あはは、どうだろうね。 あそこで決められてなければどうなったかもう一戦して確かめてみる? |
トコハ | はいはい! 気持ちはわかるけどもうすぐ閉店時間なんだからそろそろ片付けて帰らなきゃ。 |
クロノ | お、もうこんな時間か。 |
シオン | 残念だけど仕方ないね。 リベンジマッチはまた今度、ってことで。 |
シオン | おう、いつでも受けて立つぜ。 |
トコハ | でも、来週は集まるのは厳しいかもしれないわね。 |
クロノ | ん? なんでだよ? |
シオン | なんでって……来週からテスト期間だよ。 もう3年生なんだから、気は抜けないよね。 |
トコハ | とか言いながら、シオンは今回も準備万端なんでしょ? いっつも学年上位だもの。 |
シオン | そういうトコハこそ、最近はめきめきと成績を伸ばしてるじゃないか。 何か心境の変化でもあったのかい? |
クロノ | ……さーて、片付け片付け、っと。 |
トコハ | 待ちなさいよ、クロノ。 |
クロノ | ああ! そういやまた来月新しいパックが出るらしいよな! |
シオン | クロノ……露骨に話題を逸らそうとしているね。 |
クロノ | うっ……別にいいだろ、今までも赤点は取らなかったんだし…… |
シオン | ヴァンガードを1から始めて、それだけの実力になった学習能力に吸収力。 そんなクロノなら、やろうと思えばいい成績が取れるはずなのに、もったいないよ。 |
トコハ | あ、それは私も思った。 それなら、今週末に勉強会しましょ! 少しでもいい成績取れるように! |
シオン | ああ、いいね。場所はどうしようか? |
トコハ | クロノ、あんたの家空いてる? ミクルさんの迷惑にならないならお邪魔してもいい? |
クロノ | ミクルさんは出張中だから……って、だから勝手に……! |
シオン | じゃあ、決まりだね。今度の土曜日に集まろうか。 |
クロノ | ……はぁ、まぁいいけどよ。 |
トコハ& シオン | おじゃましまーす。 |
クロノ | 俺しか居ないって。 とりあえず、お茶で良いよな? |
トコハ | うん。相変わらず行き届いてるわね~。 あ、これ懐かしい! 地区大会のときの賞状! |
シオン | 大会のメダルに、トロフィーに。本当に懐かしいな。 それに、意外にマメに並べているんだね。 |
クロノ | 別に、他に置くところがないだけだって。 あんまジロジロ見るなよ! |
トコハ | こうして見ると、ヴァンガードの思い出でいっぱいの部屋ね。 |
クロノ | ああ、1年前はもっと殺風景だったのにな。 |
トコハ | へぇー……ふふ。 あ、そのクッションはサーヤのグッズよね? |
クロノ | ……それはまぁいいだろ、別に。 |
トコハ | 何も言ってないでしょ。 |
シオン | 思い出話に花を咲かせるのもいいけれど今日集まった目的を忘れてないかな? |
トコハ | そうだったわね。よし、勉強しましょ! |
クロノ | ぐっ……はいはい、やりますよっと。 |
キャラ | セリフ |
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クロノ | ゲット、クリティカルトリガー! そしてさらにゲット、ドロートリガー! こいつでトドメだ! |
シオン | くっ、ダメージチェック。 ノートリガー……僕の負けか。 あの状況でダブルトリガーなんて さすがだね、クロノ。 |
クロノ | ああ、ギリギリだったけどな。 次のターンをシオンに渡したら 俺が負けてただろうし。 |
シオン | あはは、どうだろうね。 あそこで決められてなければどうなったか もう一戦して確かめてみる? |
トコハ | はいはい! 気持ちはわかるけど もうすぐ閉店時間なんだから そろそろ片付けて帰らなきゃ。 |
クロノ | お、もうこんな時間か。 |
シオン | 残念だけど仕方ないね。 リベンジマッチはまた今度、ってことで。 |
シオン | おう、いつでも受けて立つぜ。 |
トコハ | でも、来週は集まるのは 厳しいかもしれないわね。 |
クロノ | ん? なんでだよ? |
シオン | なんでって……来週からテスト期間だよ。 もう3年生なんだから、気は抜けないよね。 |
トコハ | とか言いながら、シオンは今回も 準備万端なんでしょ? いっつも学年上位だもの。 |
シオン | そういうトコハこそ、 最近はめきめきと成績を伸ばしてるじゃないか。 何か心境の変化でもあったのかい? |
クロノ | ……さーて、片付け片付け、っと。 |
トコハ | 待ちなさいよ、クロノ。 |
クロノ | ああ! そういやまた来月新しいパックが 出るらしいよな! |
シオン | クロノ…… 露骨に話題を逸らそうとしているね。 |
クロノ | うっ…… 別にいいだろ、今までも赤点は 取らなかったんだし…… |
シオン | ヴァンガードを1から始めて、それだけの 実力になった学習能力に吸収力。 そんなクロノなら、やろうと思えば いい成績が取れるはずなのに、 もったいないよ。 |
トコハ | あ、それは私も思った。 それなら、今週末に勉強会しましょ! 少しでもいい成績取れるように! |
シオン | ああ、いいね。 場所はどうしようか? |
トコハ | クロノ、あんたの家空いてる? ミクルさんの迷惑にならないなら お邪魔してもいい? |
クロノ | ミクルさんは出張中だから…… って、だから勝手に……! |
シオン | じゃあ、決まりだね。 今度の土曜日に集まろうか。 |
クロノ | ……はぁ、まぁいいけどよ。 |
トコハ& シオン | おじゃましまーす。 |
クロノ | 俺しか居ないって。 とりあえず、お茶で良いよな? |
トコハ | うん。相変わらず行き届いてるわね~。 あ、これ懐かしい! 地区大会のときの賞状! |
シオン | 大会のメダルに、トロフィーに。 本当に懐かしいな。 それに、意外にマメに並べているんだね。 |
クロノ | 別に、他に置くところがないだけだって。 あんまジロジロ見るなよ! |
トコハ | こうして見ると、ヴァンガードの 思い出でいっぱいの部屋ね。 |
クロノ | ああ、1年前は もっと殺風景だったのにな。 |
トコハ | へぇー……ふふ。 あ、そのクッションはサーヤのグッズよね? |
クロノ | ……それはまぁ いいだろ、別に。 |
トコハ | 何も言ってないでしょ。 |
シオン | 思い出話に花を咲かせるのもいいけれど 今日集まった目的を忘れてないかな? |
トコハ | そうだったわね。 よし、勉強しましょ! |
クロノ | ぐっ…… はいはい、やりますよっと。 |
Episode1
キャラ | セリフ |
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シオン | それじゃあ、まずは数学からやっていこうか。 テストの出題範囲は…… |
クロノ | なぁ、ずっと思ってたんだけどこういう学校の勉強って何の役に立つんだ? 学校のテストでいい点は取れるけどそれ以上に意味なんてないだろ? |
シオン | そうかな? クロノが想像しているより意外と身近なものは多いと思うよ。 今回の出題範囲とは違うけど そうだな、例えば…… 今のデッキの枚数が10枚、そのうちトリガーが残り3枚だとするよ。 その状況で、ツインドライブで1枚でもトリガーを引く確率はどれくらいだと思う? |
クロノ | えっ? えーっと……10枚から3枚、ツインドライブだから…… ……か、感覚的には1枚は引ける! |
シオン | ま、まぁそうかもしれないけど……きちんと計算すれば数字として出すことが出来るんだ。 試しに数学で、今言ったものを解いていくとしようか。 まずは…… ほら、今のと同じ考えでこの問題集の問題を解いてみてよ。 |
クロノ | えっと……全体の確率がこうだから……こうか! |
トコハ | うん、正解! やるじゃないクロノ! |
シオン | めちゃくちゃ分かりやすかったぜ……ありがとな、シオン。 |
シオン | 基本さえ抑えれば応用できると思っていたからね。予想通りだったよ。 |
トコハ | 今は数学だったけど、他の科目もヴァンガードに応用できることはいっぱいあるんだからね! |
シオン | うん、ヴァンガードに限らず勉強で身につけた知識や応用力は他のことでも活かせるんだよ。 だから、僕たちは学校に通って勉強をしているんだ。 |
クロノ | でも……ううっ この中でも、絶対使わないものもあるって! はぁー……今のお前らの説明で分かってはいるけど、テスト勉強ってどうにもやる気にならねぇ。 |
トコハ | いい? クロノ! いざ、やりたいことを見つけた時に後悔しないためなのよ。 |
クロノ | 後悔しないため? |
シオン | トコハの言う通りだよ。 こうして身につけた知識や経験っていうのはヴァンガードで言う、手札みたいなものさ。 手札が多いほど、攻撃にも防御にも幅広く対応することが出来る。つまり、選択肢が広がるんだ。 いざやりたいことを見つけた時にその選択肢を最初から取れない手札だとやる前から諦めるしかなくなってしまう。 |
クロノ | はぁー……つまり、勉強するってことは…… どういう展開になっても対応できるように手札を増やしている、ってのと同じってことか。 |
トコハ | そういうこと。 その手札を使いこなせているのか、を分かりやすくしてるのがテストの点数ね。 |
クロノ | そっか……そう聞くと、なんかやる気出てきた……! |
トコハ | あはは、ヴァンガードの例えですんなり納得しちゃってさ。 ヴァンガード馬鹿、ってやつね~。 |
シオン | はは……この例えが出る僕たちも十分にその素質がありそうだけどね。 |
キャラ | セリフ |
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シオン | それじゃあ、まずは数学から やっていこうか。 テストの出題範囲は…… |
クロノ | なぁ、ずっと思ってたんだけど こういう学校の勉強って 何の役に立つんだ? 学校のテストでいい点は取れるけど それ以上に意味なんてないだろ? |
シオン | そうかな? クロノが想像しているより 意外と身近なものは多いと思うよ。 今回の出題範囲とは違うけど そうだな、例えば…… 今のデッキの枚数が10枚、 そのうちトリガーが残り3枚だとするよ。 その状況で、ツインドライブで 1枚でもトリガーを引く確率は どれくらいだと思う? |
クロノ | えっ? えーっと…… 10枚から3枚、ツインドライブだから…… ……か、感覚的には1枚は引ける! |
シオン | ま、まぁそうかもしれないけど…… きちんと計算すれば 数字として出すことが出来るんだ。 試しに数学で、今言ったものを 解いていくとしようか。 まずは…… ほら、今のと同じ考えで この問題集の問題を解いてみてよ。 |
クロノ | えっと……全体の確率がこうだから…… こうか! |
トコハ | うん、正解! やるじゃないクロノ! |
シオン | めちゃくちゃ分かりやすかったぜ…… ありがとな、シオン。 |
シオン | 基本さえ抑えれば応用できると 思っていたからね。 予想通りだったよ。 |
トコハ | 今は数学だったけど、 他の科目もヴァンガードに応用できることは いっぱいあるんだからね! |
シオン | うん、ヴァンガードに限らず 勉強で身につけた知識や応用力は 他のことでも活かせるんだよ。 だから、僕たちは学校に通って 勉強をしているんだ。 |
クロノ | でも……ううっ この中でも、絶対使わないものもあるって! はぁー……今のお前らの説明で 分かってはいるけど、テスト勉強って どうにもやる気にならねぇ。 |
トコハ | いい? クロノ! いざ、やりたいことを見つけた時に 後悔しないためなのよ。 |
クロノ | 後悔しないため? |
シオン | トコハの言う通りだよ。 こうして身につけた知識や経験っていうのは ヴァンガードで言う、手札みたいなものさ。 手札が多いほど、攻撃にも防御にも 幅広く対応することが出来る。 つまり、選択肢が広がるんだ。 いざやりたいことを見つけた時に その選択肢を最初から取れない手札だと やる前から諦めるしかなくなってしまう。 |
クロノ | はぁー…… つまり、勉強するってことは…… どういう展開になっても対応できるように 手札を増やしている、ってのと 同じってことか。 |
トコハ | そういうこと。 その手札を使いこなせているのか、を 分かりやすくしてるのがテストの点数ね。 |
クロノ | そっか…… そう聞くと、なんかやる気出てきた……! |
トコハ | あはは、ヴァンガードの例えで すんなり納得しちゃってさ。 ヴァンガード馬鹿、ってやつね~。 |
シオン | はは……この例えが出る僕たちも 十分にその素質が ありそうだけどね。 |
Episode2
キャラ | セリフ |
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トコハ | よし、次は英語行くわよ! これからはグローバルな時代なんだから! |
シオン | 張り切っているね、トコハ。 そういえば、英語の成績の伸びが一番良いんだっけ。 |
トコハ | えへへ…… |
クロノ | トコハもやりたいことが見つかったから成績が上がってきた、ってことか? |
トコハ | やりたいことね……んー、まぁそんなところかな。 なんとなく見つかりそうな感じ。 それじゃ、まず教科書開いて! 試験範囲通して読んでくわよ! |
クロノ | え~と……こっちはtheだから…… あ、なぁシオン、お前のファイト前の掛け声って、結局何なんだ? スタンドアップ・The・ヴァンガード! って。 |
トコハ | ああ、私も気になってたの。櫂トシキさんの影響なんだっけ? |
シオン | はは、改めてそう言われると恥ずかしいな。 意味を聞かれると、ちょっと難しいんだけど…… |
トコハ | フランスのオリビエ・ガイヤールさんも似たような掛け声を持っているし…… 一定以上の実力を持つ人には似た傾向があるのかもしれないわね。 |
シオン | 僕はまだまだ、その域には達していないけどね。 そういえば、伊吹さんもそうだよね? |
クロノ | そうだよ。 ったく、カッコつけやがって。 |
シオン | か、恰好つけるためではないような…… 影響とか、キッカケみたいなものはあったんじゃないかな? |
クロノ | うーん、どうだか。 |
シオン | ……以前、櫂さんに徹底的にファイトの相手をしてもらったことはふたりにも少し話したよね。 あの時は、僕自身にも綺場の家に様々な事が起きていたし…… 圧倒的な実力差を前にして必死に無我夢中でファイトして…… 気が付いたら、口をついて出ていたんだ。 |
トコハ | (結局、Theの意味はよくわからないけど) へー……憧れみたいなものかしら? って、クロノ? どうしたの? |
クロノ | よく考えたら、世界レベルのファイターに特訓付き合ってもらってたとか…… お前、恵まれすぎだろ! |
シオン | いや、クロノこそ最初からレジェンドファイターを呼ばれるような人に見守ってもらっていたじゃないか。 |
トコハ | そうよ。ほんとすっごいことなんだからね? |
クロノ | レジェンド……? ……あー、そういえばカムイさんも実はすごい人だったんだっけか。 |
トコハ | まったく、失礼なやつね。櫂さんのチームメイトでもあるのよ? |
シオン | そんな人に、初心者の頃から指導をしてもらったなんてこれ以上に恵まれた話はないよ。 |
クロノ | 分かってるって! ほんと……すっげぇ環境でヴァンガードをやってきたってことぐらい。 ………… (恵まれてたのは、師匠とか、環境とかそんだけじゃなくて……) |
シオン | ……? |
トコハ | どうしたのよ、急に黙り込んでジロジロ見てきてさ。 |
クロノ | いや、なんでもねぇ! 勉強の続き始めるぞ! それで、テストが終わったらまた思いっきりファイトしようぜ! |
シオン | はは、やる気が出てきたみたいだね。その意気だよ。 |
クロノ | ああ、ふたりとも。ありがとうな! |
キャラ | セリフ |
---|---|
トコハ | よし、次は英語行くわよ! これからはグローバルな時代なんだから! |
シオン | 張り切っているね、トコハ。 そういえば、英語の成績の伸びが 一番良いんだっけ。 |
トコハ | えへへ…… |
クロノ | トコハもやりたいことが見つかったから 成績が上がってきた、ってことか? |
トコハ | やりたいことね…… んー、まぁそんなところかな。 なんとなく見つかりそうな感じ。 それじゃ、まず教科書開いて! 試験範囲通して読んでくわよ! |
クロノ | え~と……こっちはtheだから…… あ、なぁシオン、お前の ファイト前の掛け声って、結局何なんだ? スタンドアップ・The・ヴァンガード! って。 |
トコハ | ああ、私も気になってたの。 櫂トシキさんの影響なんだっけ? |
シオン | はは、改めてそう言われると恥ずかしいな。 意味を聞かれると、 ちょっと難しいんだけど…… |
トコハ | フランスのオリビエ・ガイヤールさんも 似たような掛け声を持っているし…… 一定以上の実力を持つ人には 似た傾向があるのかもしれないわね。 |
シオン | 僕はまだまだ、その域には 達していないけどね。 そういえば、伊吹さんもそうだよね? |
クロノ | そうだよ。 ったく、カッコつけやがって。 |
シオン | か、恰好つけるためではないような…… 影響とか、キッカケみたいなものは あったんじゃないかな? |
クロノ | うーん、どうだか。 |
シオン | ……以前、櫂さんに徹底的に ファイトの相手をしてもらったことは ふたりにも少し話したよね。 あの時は、僕自身にも 綺場の家に様々な事が起きていたし…… 圧倒的な実力差を前にして 必死に無我夢中でファイトして…… 気が付いたら、口をついて出ていたんだ。 |
トコハ | (結局、Theの意味はよくわからないけど) へー……憧れみたいなものかしら? って、クロノ? どうしたの? |
クロノ | よく考えたら、世界レベルのファイターに 特訓付き合ってもらってたとか…… お前、恵まれすぎだろ! |
シオン | いや、クロノこそ最初から レジェンドファイターを呼ばれるような人に 見守ってもらっていたじゃないか。 |
トコハ | そうよ。 ほんとすっごいことなんだからね? |
クロノ | レジェンド……? ……あー、そういえばカムイさんも 実はすごい人だったんだっけか。 |
トコハ | まったく、失礼なやつね。 櫂さんのチームメイトでもあるのよ? |
シオン | そんな人に、初心者の頃から 指導をしてもらったなんて これ以上に恵まれた話はないよ。 |
クロノ | 分かってるって! ほんと……すっげぇ環境で ヴァンガードをやってきたってことぐらい。 ………… (恵まれてたのは、師匠とか、環境とか そんだけじゃなくて……) |
シオン | ……? |
トコハ | どうしたのよ、急に黙り込んで ジロジロ見てきてさ。 |
クロノ | いや、なんでもねぇ! 勉強の続き始めるぞ! それで、テストが終わったら また思いっきりファイトしようぜ! |
シオン | はは、やる気が出てきたみたいだね。 その意気だよ。 |
クロノ | ああ、ふたりとも。 ありがとうな! |