開催期間
2021/8/17~2021/8/27
主役キャラクター
あらすじ
Episode0 |
---|
アイチが皆の記憶から消されてから、しばらく後。レンの下にセラがビジネスの話を持ち込んできた。 親善ファイトであれば喜んで相手するというレンにセラはカードファイトで是非を問う事を提案。 興が乗ったレンは提案に乗り、不敵にほくそ笑むセラと勝負を始めた。 |
Episode1 |
---|
自分とセラをふたりきりにさせたレンはセラがカトルナイツであると見抜いた上で彼がここにやってきた本当の目的について問う。 セラはその問いには答えず、ファイトへの本気度を高めるためと称してジャッジメントを導入した。 |
Episode2 |
---|
ジャッジメントを体感したレンに対してそれでも拒絶するなら効果を高める、と脅すセラ。 一連の行動から、目的が口封じだと推測したレンはアイチにとって最良の方法を提案したいと言うがカトルナイツの考えと反するためふたりは最後のファイトを始めた。 |
Episode3 |
---|
最大出力にしたジャッジメントを受け、ボロボロになるセラ。 レンは中立の立場を示しながらも正しいと思ったなら敵対すると宣言。 セラが不穏な事を考えながら立ち去った後、もうひとり、櫂がレンの下を訪れた。 |
ストーリー
Episode0
キャラ | セリフ |
---|---|
レン | (……昔々、あるところに、ヴァンガードを通じて、世界を救った少年がいました) (少年の名は……先導アイチ) (しかし今は、もう誰も……彼のことを覚えていません) (何か不思議な力によって、世界から彼の記憶が消されたからです) (僕の仲間のテツやアサカも、彼を忘れてしまっています) (そして、櫂……しばらく会っていませんが、さて、どうでしょうねぇ……) (ともあれ、アイチ君を覚えているものは、世界でもごくわずかでしょう) (この僕、雀ヶ森レンと……そして他には……おそらく……) |
??? | ……レン様。 |
アサカ | レン様。 |
レン | ん? ……あぁ、何です、アサカ。 |
アサカ | 窓の外をじっと見つめたままでいらしたので…… 何か考え事ですか? |
レン | ……いやぁ、別に何でもないですよ。 |
テツ | ぼんやりしている場合ではないぞ、レン。 もうすぐ客が来ようという時に。 |
レン | テツ、そんな予定入ってましたっけ? |
テツ | 遠来からの客が来るから、決して失礼のないようにと、昨日、俺が口を酸っぱくして…… |
レン | はいはい、わかりましたから。 |
アサカ | と、噂をすれば……レン様。 お客様が、今、お見えになったようです。 |
レン | え~、もう? もっとのんびりしていたかったなぁ。 ……それじゃアサカ、お通しして。 |
アサカ | かしこまりました。 |
レン | え……? 僕に、あなた方のビジネスを手伝え、と……? |
??? | はい。本日、私がここに伺ったのは、単なる親善訪問ではありません。 ビジネスの話をするためなのです。 私はずっと以前から、極東のこの国にいたあなたに、注目していたんです。 フーファイターをここまでの規模にしたその才能…… この国に埋もれさせておくのは惜しい。 あなたのような人物には、我々の元から世界に羽ばたいていただき、才能を存分に振るってほしいのです。 |
アサカ | さすが、レン様! 海外からスカウトされるなんて! |
レン | しかし、世界に羽ばたけと言っても…… 僕の背中には、羽とかついてるわけじゃないですし。 一体、どうやって羽ばたいたらいいのやら…… |
??? | ほう……? |
テツ | おい、レン…… |
レン | だってそうじゃないですか。 両手をばたばたとやって、羽ばたけとでも? だけどそれじゃあ、空は飛べませんし…… |
??? | ……ふふ……ははは、あはははは! いや、失礼。なかなかユーモアのセンスをお持ちですね。 私はいっそう、気に入ってしまいました。 |
セラ | ぜひとも、一員になっていただきたい…… 我が一族、セラ・ファミリーの、ね。 |
レン | セラ・ファミリー。 確か南米でも1、2を争う富豪の一族…… そして、そのトップに立つのが……あなたなんですね、ラウル・セラさん。 |
セラ | 仰る通りです。 |
レン | しかもファミリーを支配するばかりか、世界有数のカード・ファイターでもある。 |
セラ | 雀ヶ森レン様が、そこまで私のことを御存じとは……光栄です。 |
レン | だけど僕は、ひとりでやるのが好きでして…… 大きな組織の一員になって、支配されるのって趣味じゃないんです。 |
セラ | しかし大きなものの一部になれば、より大きな力をふるえるようになりますよ。 |
レン | 僕、そういうのは卒業したんです…… 昔それで、ちょっと懲りたことがありましてね。 |
セラ | ほう……どうしてもお嫌ですか。 |
レン | あなたがビジネスの話じゃなく、ひとりのカードファイターとして、親善ファイトを挑みに来た…… とかいうお話でしたら、喜んでお相手できたんですけど。 |
セラ | ……カードファイトなら、お相手して下さると? |
レン | まあ、そんなとこです。 |
セラ | ふむ……それはいいことを聞きました。 |
レン | ? |
セラ | 我が一族のしきたりとして、交渉がはかどらない時は、優雅なやり方で物事を決するのです。 つまり……カードファイトによって。 |
レン | ファイト? |
セラ | えぇ。対立する両者でファイトを行い、勝った方がすべてを取る…… ここでも、そうしてみるのはいかがです? あなたが勝ったら、あなたは今のまま。 私が勝ったら、あなたは我がファミリーの一員になる……どうです? |
レン | …… フフ。それはなかなか面白そうですねぇ。 |
アサカ | レ、レン様。 よろしいのですか? |
テツ | そういう重要なことを、ファイトで決めるのは、軽率…… |
レン | いやぁ、面白いじゃないですか。僕はちょっと気にいっちゃいました。 セラさん……やりましょう。そのファイト。 |
テツ& アサカ | レン(様)! |
セラ | 気に入っていただけて、何よりです…… (フフ……) (どうやら、獲物が網に引っ掛かってくれた……) |
キャラ | セリフ |
---|---|
レン | (……昔々、あるところに、 ヴァンガードを通じて、 世界を救った少年がいました) (少年の名は……先導アイチ) (しかし今は、もう誰も…… 彼のことを覚えていません) (何か不思議な力によって、 世界から彼の記憶が消されたからです) (僕の仲間のテツやアサカも、 彼を忘れてしまっています) (そして、櫂…… しばらく会っていませんが、 さて、どうでしょうねぇ……) (ともあれ、アイチ君を覚えているものは、 世界でもごくわずかでしょう) (この僕、雀ヶ森レンと…… そして他には……おそらく……) |
??? | ……レン様。 |
アサカ | レン様。 |
レン | ん? ……あぁ、何です、アサカ。 |
アサカ | 窓の外をじっと見つめたままで いらしたので…… 何か考え事ですか? |
レン | ……いやぁ、別に何でもないですよ。 |
テツ | ぼんやりしている場合ではないぞ、レン。 もうすぐ客が来ようという時に。 |
レン | テツ、そんな予定入ってましたっけ? |
テツ | 遠来からの客が来るから、 決して失礼のないようにと、 昨日、俺が口を酸っぱくして…… |
レン | はいはい、わかりましたから。 |
アサカ | と、噂をすれば…… レン様。 お客様が、今、お見えになったようです。 |
レン | え~、もう? もっとのんびりしていたかったなぁ。 ……それじゃアサカ、お通しして。 |
アサカ | かしこまりました。 |
レン | え……? 僕に、あなた方のビジネスを手伝え、と……? |
??? | はい。本日、私がここに伺ったのは、 単なる親善訪問ではありません。 ビジネスの話をするためなのです。 私はずっと以前から、 極東のこの国にいたあなたに、 注目していたんです。 フーファイターをここまでの規模にした その才能…… この国に埋もれさせておくのは惜しい。 あなたのような人物には、 我々の元から世界に羽ばたいていただき、 才能を存分に振るってほしいのです。 |
アサカ | さすが、レン様! 海外からスカウトされるなんて! |
レン | しかし、世界に羽ばたけと言っても…… 僕の背中には、 羽とかついてるわけじゃないですし。 一体、どうやって羽ばたいたらいいのやら…… |
??? | ほう……? |
テツ | おい、レン…… |
レン | だってそうじゃないですか。 両手をばたばたとやって、羽ばたけとでも? だけどそれじゃあ、空は飛べませんし…… |
??? | ……ふふ……ははは、あはははは! いや、失礼。 なかなかユーモアのセンスをお持ちですね。 私はいっそう、気に入ってしまいました。 |
セラ | ぜひとも、一員になっていただきたい…… 我が一族、セラ・ファミリーの、ね。 |
レン | セラ・ファミリー。 確か南米でも1、2を争う富豪の一族…… そして、そのトップに立つのが…… あなたなんですね、ラウル・セラさん。 |
セラ | 仰る通りです。 |
レン | しかもファミリーを支配するばかりか、 世界有数のカード・ファイターでもある。 |
セラ | 雀ヶ森レン様が、 そこまで私のことを御存じとは…… 光栄です。 |
レン | だけど僕は、ひとりでやるのが好きでして…… 大きな組織の一員になって、 支配されるのって趣味じゃないんです。 |
セラ | しかし大きなものの一部になれば、 より大きな力をふるえるようになりますよ。 |
レン | 僕、そういうのは卒業したんです…… 昔それで、ちょっと懲りたことがありましてね。 |
セラ | ほう……どうしてもお嫌ですか。 |
レン | あなたがビジネスの話じゃなく、 ひとりのカードファイターとして、 親善ファイトを挑みに来た…… とかいうお話でしたら、 喜んでお相手できたんですけど。 |
セラ | ……カードファイトなら、お相手して下さると? |
レン | まあ、そんなとこです。 |
セラ | ふむ……それはいいことを聞きました。 |
レン | ? |
セラ | 我が一族のしきたりとして、 交渉がはかどらない時は、 優雅なやり方で物事を決するのです。 つまり……カードファイトによって。 |
レン | ファイト? |
セラ | えぇ。対立する両者でファイトを行い、 勝った方がすべてを取る…… ここでも、そうしてみるのはいかがです? あなたが勝ったら、あなたは今のまま。 私が勝ったら、あなたは 我がファミリーの一員になる……どうです? |
レン | …… フフ。それはなかなか面白そうですねぇ。 |
アサカ | レ、レン様。 よろしいのですか? |
テツ | そういう重要なことを、 ファイトで決めるのは、軽率…… |
レン | いやぁ、面白いじゃないですか。 僕はちょっと気にいっちゃいました。 セラさん……やりましょう。そのファイト。 |
テツ& アサカ | レン(様)! |
セラ | 気に入っていただけて、何よりです…… (フフ……) (どうやら、 獲物が網に引っ掛かってくれた……) |
Episode1
キャラ | セリフ |
---|---|
セラ | さすがですね……1戦目は私の完敗です。 |
アサカ | さすがです、レン様! |
テツ | まずは1勝…… |
セラ | なるほど、これが雀ヶ森レンのファイト……聞きしに勝る腕前ですね。 しかし、次は負けませんよ。 あなたをファミリーの一員にするため、必ず私が勝って見せます。 |
レン | いやぁ、あなたもなかなかですよ、セラさん。 特に終盤の追い込みは、大したものです。 あなたも、僕が思ってた以上のファイターです。 なるほどこれなら……『彼』も、託そうとするかもしれませんねぇ…… |
セラ | ……『彼』? |
テツ& アサカ | ? |
レン | さぁて、いよいよ2戦目かぁ。 ……テツ、アサカ。 僕とセラさんを、ふたりきりにしてください。 |
アサカ | えっ!? |
レン | ファイトに集中するためですよ。 大丈夫。失礼のないようにしますから。 |
テツ | ならば……隣室で待っている。 |
アサカ | 何かあったら、すぐにお呼び下さい。 |
レン | うん。ありがとう。 |
セラ | ……雀ヶ森レン様。 |
レン | はい、何でしょう? |
セラ | 先ほど、『彼』とおっしゃいましたが……何のことなのです? |
レン | あ、そうそう、その話ね…… 実は、少し前の事なんですが……僕の大切な友人のひとりが、あることを頼みに来たんです。 だけど僕は、その頼みを受け入れることができず、断ってしまったんですよ…… それで彼は、どうやら……そう、誰も手の届かないような場所に行ってしまったそうですよ。 |
セラ | ほう……それで? |
レン | 彼が去って、しばらく経った後、不思議なことが起きたんです。 海外の有名ファイターの何人かが、ホームベースとしている地域の大会で、一斉に休場し始めたんです。 それも、まるで同じタイミングで…… |
セラ | それは不思議な『偶然』ですねぇ…… |
レン | ……う~ん、どうなんでしょう。果たして、『偶然』なんでしょうか…… 僕は、こう考えてみたんです。 僕が断った『友人』の頼みを……彼らが代わって、引き受けてくれたんじゃないかって。 |
セラ | …… |
レン | 有名ファイターは、全部で4人。 いずれも引けを取らない、強豪中の強豪です。 ヨーロッパサーキットのチャンピオンに、彼に勝るとも劣らぬ実力のトップファイター、中央アジアにいた無冠の魔女…… そして実力第1主義の一族出身、南米サーキットのチャンピオンさん……とか。 |
セラ | …… |
レン | それとも今は、こう呼んだ方がいいんでしょうか…… カトルナイツの、ラウル・セラと。 |
セラ | ……なかなか、興味深いお話ですね。 |
レン | そこで、僕がお尋ねしたいのは…… あなたが今日、ここを訪れたのは、本当にビジネスのためなのか。 それとも……何か他の目的でもあるんですか? |
セラ | フフ、そんなものありませんよ。 私は本当に、なんとしても、あなたに世界に羽ばたいてほしくて…… |
レン | つまり、『なんとしても』……僕にこの国から遠ざかっていてほしい、と? |
セラ | …… |
レン | 僕がこのまま日本にいると……あなた方にとって、何か…… ……都合の悪い事でも、あったりして? |
セラ | …… ……どうでしょう。少し変わったファイトをしてみませんか? |
レン | へえ、『変わったファイト』? |
セラ | ジャッジメント……というものがありましてね。 ファイトへの本気度を高めるために、私は時々使うんですが…… ……面白いですよ。ひとつ、試してみませんか? |
レン | ふぅん……これまた、面白そうですねぇ…… |
レン& セラ | …… |
キャラ | セリフ |
---|---|
セラ | さすがですね……1戦目は私の完敗です。 |
アサカ | さすがです、レン様! |
テツ | まずは1勝…… |
セラ | なるほど、これが雀ヶ森レンのファイト…… 聞きしに勝る腕前ですね。 しかし、次は負けませんよ。 あなたをファミリーの一員にするため、 必ず私が勝って見せます。 |
レン | いやぁ、あなたもなかなかですよ、セラさん。 特に終盤の追い込みは、大したものです。 あなたも、僕が思ってた以上のファイターです。 なるほどこれなら…… 『彼』も、 託そうとするかもしれませんねぇ…… |
セラ | ……『彼』? |
テツ& アサカ | ? |
レン | さぁて、いよいよ2戦目かぁ。 ……テツ、アサカ。 僕とセラさんを、 ふたりきりにしてください。 |
アサカ | えっ!? |
レン | ファイトに集中するためですよ。 大丈夫。失礼のないようにしますから。 |
テツ | ならば……隣室で待っている。 |
アサカ | 何かあったら、すぐにお呼び下さい。 |
レン | うん。ありがとう。 |
セラ | ……雀ヶ森レン様。 |
レン | はい、何でしょう? |
セラ | 先ほど、『彼』とおっしゃいましたが…… 何のことなのです? |
レン | あ、そうそう、その話ね…… 実は、少し前の事なんですが…… 僕の大切な友人のひとりが、 あることを頼みに来たんです。 だけど僕は、 その頼みを受け入れることができず、 断ってしまったんですよ…… それで彼は、どうやら……そう、 誰も手の届かないような場所に 行ってしまったそうですよ。 |
セラ | ほう……それで? |
レン | 彼が去って、しばらく経った後、 不思議なことが起きたんです。 海外の有名ファイターの何人かが、 ホームベースとしている地域の大会で、 一斉に休場し始めたんです。 それも、まるで同じタイミングで…… |
セラ | それは不思議な『偶然』ですねぇ…… |
レン | ……う~ん、どうなんでしょう。 果たして、『偶然』なんでしょうか…… 僕は、こう考えてみたんです。 僕が断った『友人』の頼みを…… 彼らが代わって、 引き受けてくれたんじゃないかって。 |
セラ | …… |
レン | 有名ファイターは、全部で4人。 いずれも引けを取らない、強豪中の強豪です。 ヨーロッパサーキットのチャンピオンに、 彼に勝るとも劣らぬ実力のトップファイター、 中央アジアにいた無冠の魔女…… そして実力第1主義の一族出身、 南米サーキットのチャンピオンさん……とか。 |
セラ | …… |
レン | それとも今は、 こう呼んだ方がいいんでしょうか…… カトルナイツの、ラウル・セラと。 |
セラ | ……なかなか、興味深いお話ですね。 |
レン | そこで、僕がお尋ねしたいのは…… あなたが今日、ここを訪れたのは、 本当にビジネスのためなのか。 それとも…… 何か他の目的でもあるんですか? |
セラ | フフ、そんなものありませんよ。 私は本当に、なんとしても、 あなたに世界に羽ばたいてほしくて…… |
レン | つまり、『なんとしても』…… 僕にこの国から遠ざかっていてほしい、と? |
セラ | …… |
レン | 僕がこのまま日本にいると…… あなた方にとって、何か…… ……都合の悪い事でも、あったりして? |
セラ | …… ……どうでしょう。 少し変わったファイトをしてみませんか? |
レン | へえ、『変わったファイト』? |
セラ | ジャッジメント ……というものがありましてね。 ファイトへの本気度を高めるために、 私は時々使うんですが…… ……面白いですよ。 ひとつ、試してみませんか? |
レン | ふぅん…… これまた、面白そうですねぇ…… |
レン& セラ | …… |
Episode2
キャラ | セリフ |
---|---|
レン | くっ……! ……っ、これが、ジャッジメントですか…… この特殊な空間といい……なかなか…… |
セラ | フフ……効くでしょう? でも、あなたは特別ですから、それなりに効果を弱めてあるんですよ? 本当のジャッジメントは、この程度の物じゃありません。 立ち直れないほどの苦痛と衝撃を、与えることもできるんです。 |
レン | もう、今ので十分ですよ~…… |
セラ | ……どうです。私の申し出を呑む気になりませんか? もしも嫌だと仰るのであれば…… 私としては、もっとジャッジメントの効果を上げることを考えねば…… |
レン | それは、つまり……脅し、ですか? |
セラ | おや……そう受け取られてしまいましたか。 |
レン | とぼけるのが上手ですねぇ。 でも、僕は……な~んとなく、読めてきましたよ。 これまで動こうとしなかった僕の元に、いきなり脅しをかけに来る…… ということは…… あなたたちにとって、何か不測の事態が発生した……違いますか? |
セラ | …… |
レン | 例えば、そう…… 『彼』のことを思い出した者が、僕たちの他にも現れた……とか? |
セラ | …… |
レン | フフ。沈黙は肯定の証ですよ…… あなたはきっと、こんなふうに考えるはずです。 その人が雀ヶ森レンのところにやって来て、余計なことを聞かれるのはまずい…… ここはひとつ、口封じのため、雀ヶ森レンを日本から遠ざけなくては…… ……な~んてね。 |
セラ | …… ……あなたは、鋭い洞察力をお持ちだ。 この国に留めておくことは、ますますできなくなりましたね…… |
レン | ……それって、褒めてくれてるんですよね。 |
セラ | ……もちろん。 |
レン | 褒めたって何も出ませんよ? |
セラ | いいえ、まったくかまいません。 何も出なければ、奪うまでです。 |
レン | 言いますねぇ……で。 誰が思い出したんです? 先導アイチ君のことを。 |
セラ | ……それを、私が教えるとでも? |
レン | ま、いずれわかることでしょうけど。 ただ、それが誰であろうとも…… 新たに『彼』を思い出した人の存在は、あなた方が思っている以上に、大切な役割を担うかもしれませんよ? |
セラ | ……どういう意味です? |
レン | 僕はずっと考えていました。 アイチ君ひとりを結界で封印することが、果たして最良の方法かどうか……他に、道はないんだろうか。 僕はね、アイチ君。他にも道があると思うんです。 |
アイチ | いいえ。これしか……道は無いんです。 |
レン | 僕には思いつけませんでした…… あなたたちも同様でしょう。だから、アイチ君を守っている。 |
セラ | …… |
レン | けれど、僕やあなたたちではなく、新たに思い出した者がいるのなら…… 僕たちの思いつかなかったような、新しい道を示してくれるかも…… そしてそれが誰にとっても、最良の道になるかもしれない……! |
セラ | …… ……私には、そうは思えません。 |
レン | え~、残念です。 |
セラ | ただ……ひとつはっきりしました。 あなたはどうやら、私「たち」とは、違う考えをお持ちのようだ…… その考えを改めてもらうため…… ジャッジメントの効果を、最大にする事としましょう。 |
レン | つまり、脅しも最大にすると…… そんな怖いこと言わないで下さいよ~。 そんなこと言われちゃったら……僕、これまで以上に本気になっちゃいますよ? |
セラ | どうぞ、どうぞ。 勝った者がすべてを取る……次の3戦目ですべてが決まります。 そしてそれに勝つのは、私です。 |
レン | それは、僕だって同じです。 このファイト……絶対、勝たせてもらいます。 |
セラ | 何のために? |
レン | ……他の道が見つかるかもしれない、可能性に賭けたいから。 |
レン& セラ | …… スタンドアップ! (The) ヴァンガード! |
キャラ | セリフ |
---|---|
レン | くっ……! ……っ、 これが、ジャッジメントですか…… この特殊な空間といい……なかなか…… |
セラ | フフ……効くでしょう? でも、あなたは特別ですから、 それなりに効果を弱めてあるんですよ? 本当のジャッジメントは、 この程度の物じゃありません。 立ち直れないほどの苦痛と衝撃を、 与えることもできるんです。 |
レン | もう、今ので十分ですよ~…… |
セラ | ……どうです。 私の申し出を呑む気になりませんか? もしも嫌だと仰るのであれば…… 私としては、もっとジャッジメントの効果を 上げることを考えねば…… |
レン | それは、つまり…… 脅し、ですか? |
セラ | おや……そう受け取られてしまいましたか。 |
レン | とぼけるのが上手ですねぇ。 でも、僕は…… な~んとなく、読めてきましたよ。 これまで動こうとしなかった僕の元に、 いきなり脅しをかけに来る…… ということは…… あなたたちにとって、 何か不測の事態が発生した…… 違いますか? |
セラ | …… |
レン | 例えば、そう…… 『彼』のことを思い出した者が、 僕たちの他にも現れた……とか? |
セラ | …… |
レン | フフ。沈黙は肯定の証ですよ…… あなたはきっと、 こんなふうに考えるはずです。 その人が雀ヶ森レンのところにやって来て、 余計なことを聞かれるのはまずい…… ここはひとつ、口封じのため、 雀ヶ森レンを日本から遠ざけなくては…… ……な~んてね。 |
セラ | …… ……あなたは、鋭い洞察力をお持ちだ。 この国に留めておくことは、 ますますできなくなりましたね…… |
レン | ……それって、褒めてくれてるんですよね。 |
セラ | ……もちろん。 |
レン | 褒めたって何も出ませんよ? |
セラ | いいえ、まったくかまいません。 何も出なければ、奪うまでです。 |
レン | 言いますねぇ……で。 誰が思い出したんです? 先導アイチ君のことを。 |
セラ | ……それを、私が教えるとでも? |
レン | ま、いずれわかることでしょうけど。 ただ、それが誰であろうとも…… 新たに『彼』を思い出した人の存在は、 あなた方が思っている以上に、 大切な役割を担うかもしれませんよ? |
セラ | ……どういう意味です? |
レン | 僕はずっと考えていました。 アイチ君ひとりを結界で封印することが、 果たして最良の方法かどうか…… 他に、道はないんだろうか。 僕はね、アイチ君。 他にも道があると思うんです。 |
アイチ | いいえ。これしか……道は無いんです。 |
レン | 僕には思いつけませんでした…… あなたたちも同様でしょう。 だから、アイチ君を守っている。 |
セラ | …… |
レン | けれど、僕やあなたたちではなく、 新たに思い出した者がいるのなら…… 僕たちの思いつかなかったような、 新しい道を示してくれるかも…… そしてそれが誰にとっても、 最良の道になるかもしれない……! |
セラ | …… ……私には、そうは思えません。 |
レン | え~、残念です。 |
セラ | ただ……ひとつはっきりしました。 あなたはどうやら、私「たち」とは、 違う考えをお持ちのようだ…… その考えを改めてもらうため…… ジャッジメントの効果を、 最大にする事としましょう。 |
レン | つまり、脅しも最大にすると…… そんな怖いこと言わないで下さいよ~。 そんなこと言われちゃったら…… 僕、これまで以上に本気になっちゃいますよ? |
セラ | どうぞ、どうぞ。 勝った者がすべてを取る…… 次の3戦目ですべてが決まります。 そしてそれに勝つのは、私です。 |
レン | それは、僕だって同じです。 このファイト…… 絶対、勝たせてもらいます。 |
セラ | 何のために? |
レン | ……他の道が見つかるかもしれない、 可能性に賭けたいから。 |
レン& セラ | …… スタンドアップ! (The) ヴァンガード! |
Episode3
キャラ | セリフ |
---|---|
??? | うああああああ! |
レン | こ……これが……本当の、ジャッジメント…… ……どうです? やっぱり……効きますか? |
セラ | ク……ッ。そんなこと、聞くまでもないでしょう…… この、私の姿を見れば…… |
レン | なるほど、それはそうですよねぇ。失礼しました。 |
テツ | ……今の悲鳴は!? |
アサカ | レン様、御無事ですか!? |
レン | あぁ、テツにアサカ。 |
アサカ | これはいったい……? |
テツ | 何があったのだ!? |
レン | 別に、なんでもありませんよ。 僕たちは「ビジネスの話」をしてただけです。 ねぇ、セラさん。 |
セラ | えぇ……ただの「ビジネス」の話です。 |
レン | だけど、それも終わりました…… では、お客様はお帰りです。お見送りしてあげて下さい。 |
テツ | ……あ、あぁ。 |
アサカ | それで……お話はどうなったのです? |
レン | 僕が勝ったから、彼の申し出は無しって事に。 ですよね、セラさん? |
セラ | ……我が一族のしきたり通り、ファイトに勝った者がすべてを決める…… あなたをこの国から出すことは、諦めましょう。 |
アサカ | で、では、レン様が遠くへ行く必要はなくなった、と……ふぅ…… |
セラ | しかし……これだけは伝えておきます。 |
レン | はい? |
セラ | もしもこの先、あなたが私「たち」と敵対するようなことになれば…… その時は、覚悟していただきます。 |
テツ& アサカ | !? |
レン | ……では、僕もこれだけは伝えておきましょう。 僕は……「中立」を守ります。 |
セラ | …… |
レン | そして「中立」の立場として、望んであなた「たち」と敵対するつもりはありません。 |
セラ | …… |
レン | ですが…… さっき話題にした人物が、「新たな道」を見出しそうに思えた、その時は…… 僕は躊躇することなく、自分がすべきことを、するつもりです。 その結果……例え、あなた「たち」と敵対することになろうとも。 |
セラ | ……ならば、ご覚悟いただきましょう。 |
レン | ……僕は中立の立場として、誰の味方にもなりません。 僕が自分自身として、正しいと思ったことをするまでです。 この僕は、雀ヶ森レン……誰の指図も受けません。 |
セラ | ……! |
テツ | ……本当は何があったのだ、レン。 ただ事ではなかった様子だが…… |
アサカ | あの男と、何をお話しされていたのです? |
レン | やだなぁ、心配しないで下さい。別に何でもありませんよ。 僕と彼とが共に知ってる、大切な友人についての話を、ね…… それで、ついヒートアップしちゃって。 |
アサカ | 大切な友人……と言うと。 |
テツ | ……櫂……のことか? |
レン | …… ……いいえ、違います。 櫂の事じゃありませんよ。 |
テツ& アサカ | ……? |
レン | (……けれど……) (僕たちの他に、アイチ君のことを、思い出す者がいるとすれば……) (そして、新たな道を見出せる者が、いるとすれば……) (それは……) |
セラ | (雀ヶ森レン……危険な相手です) (彼は、アイチ様やカトルナイツとは、違う「道」を求めている……) (このまま彼を放置しておけば、アイチ様のことを思い出した者たちに、いずれ情報を漏らすことになるでしょう) (このことを、ガイヤールも、ネーヴも、ラティもまだ、気づいていない……) (まったく……先んじて、このことを確かめられてよかった……) (なぜなら、彼の選択こそが……) (……私が、真に望んでいること) (そう……全ては、私の計画通り……) (フフ……フフフ……) |
テツ | ……今日は千客万来だな。 |
レン | はい? |
テツ | お前に、また客だ。 |
レン | 客? ……そんな予定、入ってましたっけ。 |
テツ | フ……こいつなら、予定など必要あるまい。 |
レン | …… ……やぁ、これは珍しい。 いったい今日は、何の用です? |
櫂 | …… |
キャラ | セリフ |
---|---|
??? | うああああああ! |
レン | こ…… これが……本当の、ジャッジメント…… ……どうです? やっぱり……効きますか? |
セラ | ク……ッ。 そんなこと、聞くまでもないでしょう…… この、私の姿を見れば…… |
レン | なるほど、それはそうですよねぇ。 失礼しました。 |
テツ | ……今の悲鳴は!? |
アサカ | レン様、御無事ですか!? |
レン | あぁ、テツにアサカ。 |
アサカ | これはいったい……? |
テツ | 何があったのだ!? |
レン | 別に、なんでもありませんよ。 僕たちは「ビジネスの話」をしてただけです。 ねぇ、セラさん。 |
セラ | えぇ……ただの「ビジネス」の話です。 |
レン | だけど、それも終わりました…… では、お客様はお帰りです。 お見送りしてあげて下さい。 |
テツ | ……あ、あぁ。 |
アサカ | それで……お話はどうなったのです? |
レン | 僕が勝ったから、彼の申し出は無しって事に。 ですよね、セラさん? |
セラ | ……我が一族のしきたり通り、 ファイトに勝った者がすべてを決める…… あなたをこの国から出すことは、諦めましょう。 |
アサカ | で、では、レン様が遠くへ行く必要は なくなった、と……ふぅ…… |
セラ | しかし……これだけは伝えておきます。 |
レン | はい? |
セラ | もしもこの先、あなたが私「たち」と 敵対するようなことになれば…… その時は、覚悟していただきます。 |
テツ& アサカ | !? |
レン | ……では、僕もこれだけは伝えておきましょう。 僕は……「中立」を守ります。 |
セラ | …… |
レン | そして「中立」の立場として、 望んであなた「たち」と 敵対するつもりはありません。 |
セラ | …… |
レン | ですが…… さっき話題にした人物が、 「新たな道」を見出しそうに思えた、 その時は…… 僕は躊躇することなく、 自分がすべきことを、するつもりです。 その結果……例え、 あなた「たち」と敵対することになろうとも。 |
セラ | ……ならば、ご覚悟いただきましょう。 |
レン | ……僕は中立の立場として、 誰の味方にもなりません。 僕が自分自身として、 正しいと思ったことをするまでです。 この僕は、雀ヶ森レン…… 誰の指図も受けません。 |
セラ | ……! |
テツ | ……本当は何があったのだ、レン。 ただ事ではなかった様子だが…… |
アサカ | あの男と、何をお話しされていたのです? |
レン | やだなぁ、心配しないで下さい。 別に何でもありませんよ。 僕と彼とが共に知ってる、 大切な友人についての話を、ね…… それで、ついヒートアップしちゃって。 |
アサカ | 大切な友人……と言うと。 |
テツ | ……櫂……のことか? |
レン | …… ……いいえ、違います。 櫂の事じゃありませんよ。 |
テツ& アサカ | ……? |
レン | (……けれど……) (僕たちの他に、アイチ君のことを、 思い出す者がいるとすれば……) (そして、新たな道を見出せる者が、 いるとすれば……) (それは……) |
セラ | (雀ヶ森レン……危険な相手です) (彼は、アイチ様やカトルナイツとは、 違う「道」を求めている……) (このまま彼を放置しておけば、 アイチ様のことを思い出した者たちに、 いずれ情報を漏らすことになるでしょう) (このことを、ガイヤールも、ネーヴも、 ラティもまだ、気づいていない……) (まったく……先んじて、 このことを確かめられてよかった……) (なぜなら、彼の選択こそが……) (……私が、真に望んでいること) (そう……全ては、私の計画通り……) (フフ……フフフ……) |
テツ | ……今日は千客万来だな。 |
レン | はい? |
テツ | お前に、また客だ。 |
レン | 客? ……そんな予定、入ってましたっけ。 |
テツ | フ……こいつなら、予定など必要あるまい。 |
レン | …… ……やぁ、これは珍しい。 いったい今日は、何の用です? |
櫂 | …… |