関連スキン
あらすじ
Episode1 |
---|
あらすじ(開始時) 何やら練習をしているハイメ。クロノが声をかけると、落語を練習中とのこと。 既に師匠もつけ、高座に上がることも決まっていた。 |
あらすじ(SKIP時) 何やら練習をしているハイメ。クロノが声をかけると、落語を練習中とのこと。 ハートにキタら一直線なハイメは、既に師匠もつけ高座に上がることも決まっていた。 何事にも本気で取り組むハイメなのであった。 |
Episode2 |
---|
あらすじ(開始時) 師匠の計らいで発表会に参加することになったハイメ。 時間がないハイメには本来難しいが、師匠はハイメの熱意を尊重し高座に上がることになったのであった。 |
あらすじ(SKIP時) 「何年も修業が必要なのでは?」とシオン。 師匠は「地域活性化のために落語教室を開いている」と話し、そこでの発表会に加わるというものだった。 時間がないハイメには本来難しいが、師匠はハイメの熱意を尊重し高座に上がることになったのであった。 |
Episode3 |
---|
あらすじ(開始時) 初対面の人ともすぐに仲良くなるハイメを見てクロノとシオンはあらためてハイメのコミュニケーション能力に感心するのであった。 |
あらすじ(SKIP時) ハイメら一行は街を回って宣伝用のポスターをいろいろなお店に貼らせてもらっていた。 どの店の人も快く承諾する姿に、クロノとシオンはあらためてハイメのコミュニケーション能力に感心するのであった。 |
Episode4 |
---|
あらすじ(開始時) 落語のテーマを相談しに師匠の下へ。 師匠は「好きなことを話せばいい」とアドバイス。 ハイメはヴァンガードを題材にすることにした。 |
あらすじ(SKIP時) 落語のテーマを相談しに師匠の下へ。 師匠は「好きなことを話せばいい」とアドバイス。 それを聞いたハイメはヴァンガードを題材にすることに。 ヴァンガードを知らない師匠に教えると、「孫と遊べる」と喜んでくれるのであった。 |
Episode5 |
---|
あらすじ(開始時) ついにハイメの晴れの舞台がやってきた。 クロノとシオンが客席に着くころには、ハイメのファンたちが押し寄せ、賑わっていた。 |
あらすじ(SKIP時) ついにハイメの晴れの舞台がやってきた。 クロノとシオンが客席に着くころには、ハイメのファンたちが押し寄せ、賑わっていた。 師匠は驚きながらも、ハイメの落語を楽しみにしているのであった。 |
Episode6 |
---|
あらすじ(開始時) 日本を発つ前にいい思い出ができ、師匠に感謝する。 師匠も、短い間だったがハイメと落語ができたこと、賑わった客席を見れたことに感謝するのであった。 |
あらすじ(SKIP時) 「グラシアス!」と無事落語を終えたハイメ。 日本を発つ前にいい思い出ができ、師匠に感謝する。 師匠も、短い間だったがハイメと落語ができたこと、賑わった客席を見れたことに感謝している。 ハイメはまた来ることを約束し、発つのであった。 |
ストーリー
Episode1「落語家ハイメ・アルカラス」
キャラ | セリフ |
---|---|
ハイメ | おあて……おあと? 御後がよろしいようでー…… |
クロノ | よお、ハイメ。ひとりでなに話してるんだ? |
ハイメ | やぁクロノ! キミは知ってるかい、落語っていう素晴らしいコメディのことを! |
クロノ | 落語……? そりゃあ知ってるけど、それがどうしたんだよ。 |
ハイメ | 俺は感動したんだよ! さっき見てきたんだけど……大きな動きはないのにとてもダイナミックで面白かった! まさに、ハートにキター! |
クロノ | へぇ、つまり落語にハマったから落語家の真似をしてたんだな。 |
ハイメ | ノンノン、違うよクロノ。これは練習さ! 実は落語を見た後に、ハートが震えて俺も落語をやってみたいって思ったんだ。 だから、落語のステージ……寄席、っていうんだけど、そこに出してくれって頼んでみたんだ! |
クロノ | はあ!? 相変わらずとんでもない行動力だな…… でも、さすがに難しいんじゃないか? |
ハイメ | ハートにキタなら一直線さ! それで、オッケーを貰ったから今練習してるってワケさ! |
クロノ | マジかよ!? 素人がいきなりやれるもんなのか? |
ハイメ | やれなくもなくも……ナイ! だからこうして練習しているんだよ。 そうだクロノ、少し付き合って…… |
シオン | やぁ、ふたりとも何をそんなに盛り上がっているんだい? |
ハイメ | ハイ、シオン! 今、落語の話をしていたんだ! |
シオン | 落語……? |
クロノ | 綺場、実はハイメのやつがさ…… |
シオン | なるほど、そういうことだったんだね。 でも、この辺りに寄席なんてあったっけ? |
クロノ | そういえぱ……俺も近所で落語やってるなんて聞いたことがないな。 |
ハイメ | ふたりとも知らないのかい? それなら案内するよ! ほらこっち、ゴーゴゴー♪ |
クロノ | あ、おい、ちょっと待てよ! 俺たちは行くとは……こら、引っ張るな! |
ハイメ | 遠慮しないでよ! きっと気に入ってくれるからさ! |
シオン | こうなったら仕方ないよ、新導。 それに、彼がそこまで入れ込んだ寄席に僕は興味が湧いてきたかな。 |
クロノ | 俺も別に興味がないわけじゃねぇけど…… まぁ、ハイメはたまにしか会えないし。 とことん付き合ってやるよ! ハイメ! |
ハイメ | ジャーン! ここだよ、ふたりとも! |
シオン | これは……なんというか、あまり賑わっていないね。 |
クロノ | こんなとこでやってたなんて初めて知ったぜ…… 人の気配もそんなにしないけど本当にここで落語なんてやってるのか? |
ハイメ | 確かにワビサビあふれる場所だけどここで聞いた落語は素晴らしかったよ! ヴァンガードファイトと同じくらい面白くて俺は震えたんだ! 本当に本当に……スバラシーーー!! |
クロノ | おい、落ち着けって!? 急に叫ぷな、迷惑だろ! |
師匠 | 寄席の前で騒いでるやつがいると思ったらお前か、ハイメ。 |
ハイメ | お、来た、アミーゴ! 今度は友だちを連れてきたよ! |
師匠 | アミーゴじやねぇ、師匠って呼べって言ってるだろ。 |
ハイメ | アハー、ごめんごめん。 ふたりとも、この人が俺のシショーさ! |
師匠 | よう、よく来てくれたな、おふたりさん。 ハイメの友だちだって? |
クロノ | あ……はい、新導クロノです。 |
シオン | 初めまして、綺場シオンです。 えっと、あなたは…… |
師匠 | ああ、この寄席でやらせてもらってるしがない落語家だよ。 よろしくな、ふたりとも。 |
ハイメ | シショーは本当にすごいんだ! 言葉だけでも、シショーが話している場面がありありとイメージ出来るのさ! |
シオン | あなたがハイメの師匠っていうことはハイメが高座に上がる許可を出したのって…… |
師匠 | ああ、俺だよ。 |
ハイメ | あの……いいんですか? ハイメが日本に滞在する期間も残り少ないし、落語の練習って、いくらハイメでもハードルが高いんじゃ…… |
師匠 | こいつの本気を無下に出来なくてな。 言葉は勉強すりゃ身に付けられるもんだけど…… 感動したからって、噺家のところまで想いをぶつけにくるような情熱と根性はなかなか持てるもんじゃない。 冷やかしだったら追い返してたとこだけどこいつからは本気を感じた。 だから俺も本気で相手してやるんだよ。 |
クロノ | 確かに…… ハイメはふざけてるように見えていつも本気だもんな。 |
ハイメ | アハハ、みんな俺のいいところを再確認してくれたみたいだね! |
クロノ | 調子に乗んなっての! ったく…… |
シオン | 良い師匠に巡り会えたみたいだね、ハイメ。 |
キャラ | セリフ |
---|---|
ハイメ | おあて……おあと? 御後がよろしいようでー…… |
クロノ | よお、ハイメ。 ひとりでなに話してるんだ? |
ハイメ | やぁクロノ! キミは知ってるかい、落語っていう 素晴らしいコメディのことを! |
クロノ | 落語……? そりゃあ知ってるけど、 それがどうしたんだよ。 |
ハイメ | 俺は感動したんだよ! さっき見てきたんだけど…… 大きな動きはないのに とてもダイナミックで面白かった! まさに、ハートにキター! |
クロノ | へぇ、つまり落語にハマったから 落語家の真似をしてたんだな。 |
ハイメ | ノンノン、違うよクロノ。 これは練習さ! 実は落語を見た後に、ハートが震えて 俺も落語をやってみたいって思ったんだ。 だから、落語のステージ…… 寄席、っていうんだけど、 そこに出してくれって頼んでみたんだ! |
クロノ | はあ!? 相変わらずとんでもない行動力だな…… でも、さすがに難しいんじゃないか? |
ハイメ | ハートにキタなら一直線さ! それで、オッケーを貰ったから 今練習してるってワケさ! |
クロノ | マジかよ!? 素人がいきなりやれるもんなのか? |
ハイメ | やれなくもなくも……ナイ! だからこうして練習しているんだよ。 そうだクロノ、少し付き合って…… |
シオン | やぁ、ふたりとも 何をそんなに盛り上がっているんだい? |
ハイメ | ハイ、シオン! 今、落語の話をしていたんだ! |
シオン | 落語……? |
クロノ | 綺場、実はハイメのやつがさ…… |
シオン | なるほど、そういうことだったんだね。 でも、この辺りに寄席なんて あったっけ? |
クロノ | そういえぱ……俺も近所で 落語やってるなんて 聞いたことがないな。 |
ハイメ | ふたりとも知らないのかい? それなら案内するよ! ほらこっち、ゴーゴゴー♪ |
クロノ | あ、おい、ちょっと待てよ! 俺たちは行くとは…… こら、引っ張るな! |
ハイメ | 遠慮しないでよ! きっと気に入ってくれるからさ! |
シオン | こうなったら仕方ないよ、新導。 それに、彼がそこまで入れ込んだ寄席に 僕は興味が湧いてきたかな。 |
クロノ | 俺も別に興味がないわけじゃねぇけど…… まぁ、ハイメはたまにしか会えないし。 とことん付き合ってやるよ! ハイメ! |
ハイメ | ジャーン! ここだよ、ふたりとも! |
シオン | これは…… なんというか、あまり賑わっていないね。 |
クロノ | こんなとこでやってたなんて 初めて知ったぜ…… 人の気配もそんなにしないけど 本当にここで落語なんてやってるのか? |
ハイメ | 確かにワビサビあふれる場所だけど ここで聞いた落語は素晴らしかったよ! ヴァンガードファイトと同じくらい面白くて 俺は震えたんだ! 本当に本当に……スバラシーーー!! |
クロノ | おい、落ち着けって!? 急に叫ぷな、迷惑だろ! |
師匠 | 寄席の前で騒いでるやつがいると思ったら お前か、ハイメ。 |
ハイメ | お、来た、アミーゴ! 今度は友だちを連れてきたよ! |
師匠 | アミーゴじやねぇ、師匠って呼べって 言ってるだろ。 |
ハイメ | アハー、ごめんごめん。 ふたりとも、この人が俺のシショーさ! |
師匠 | よう、よく来てくれたな、おふたりさん。 ハイメの友だちだって? |
クロノ | あ……はい、新導クロノです。 |
シオン | 初めまして、綺場シオンです。 えっと、あなたは…… |
師匠 | ああ、この寄席でやらせてもらってる しがない落語家だよ。 よろしくな、ふたりとも。 |
ハイメ | シショーは本当にすごいんだ! 言葉だけでも、シショーが話している場面が ありありとイメージ出来るのさ! |
シオン | あなたがハイメの師匠っていうことは ハイメが高座に上がる許可を 出したのって…… |
師匠 | ああ、俺だよ。 |
ハイメ | あの……いいんですか? ハイメが日本に滞在する期間も残り少ないし、 落語の練習って、いくらハイメでも ハードルが高いんじゃ…… |
師匠 | こいつの本気を無下に出来なくてな。 言葉は勉強すりゃ 身に付けられるもんだけど…… 感動したからって、噺家のところまで 想いをぶつけにくるような情熱と根性は なかなか持てるもんじゃない。 冷やかしだったら追い返してたとこだけど こいつからは本気を感じた。 だから俺も本気で相手してやるんだよ。 |
クロノ | 確かに…… ハイメはふざけてるように見えて いつも本気だもんな。 |
ハイメ | アハハ、みんな俺のいいところを 再確認してくれたみたいだね! |
クロノ | 調子に乗んなっての! ったく…… |
シオン | 良い師匠に巡り会えたみたいだね、 ハイメ。 |
Episode2「ハイメの挑戦」
キャラ | セリフ |
---|---|
シオン | ハイメが高座に上がることになったのはわかったんですが それって、大丈夫なんですか? 高座って本来は、何年も修行してやっと上がれるものなんじゃ…… |
ハイメ | ノンノン、それが大丈夫なのさ。 シショーは、落語の良さを広めるためにここで落語教室を開いてるんだ。 その発表会に、俺も参加させてもらえることになったってワケ! しかも明後日、俺の滞在期間の最終日さ! これはまさに運命だね! |
クロノ | ああ、なんだ、そういうことか。 俺はてっきり、本格的な落語をやることになるのかって…… |
師匠 | ははは、さすがに素人にはそんなのやらせられねぇな。 でも発表会に使う高座は、本業の噺家も使うところなんだ。 いい機会なのは間違いねぇな。 |
シオン | でも、明後日か…… それまでに噺を覚えるっていうのはすごく大変そうですね。 |
師匠 | 普通に考えたら難しいだろうな。 だけど、せっかくこうやって興味を持って飛び込んできたんだ。 その気持ちを尊重してやりたくてな。 もちろん俺も教えられる事は教えるつもりだぞ。 |
シオン | なるほど……それなら初心者でも安心して挑戦出来ますね。 |
師匠 | ああ、それにハイメにはなかなか見どころがあるって言っただろ? 大抵の人は、大人数の前で話す事に緊張しちまうもんだけれど、こいつはそういうのがないんだよ。 |
クロノ | あー……なんか分かります。 ハイメが緊張してるところなんてイメージ出来ねえ。 |
ハイメ | 緊張? どうして緊張することがあるのさ? たくさんの人が俺を見てくれるんだろ? 楽しそうじゃないか! 宣伝して、もっともっとたくさんの人に来てもらいたいくらいだよ! |
師匠 | これだけ度胸あるやつはなかなか見ないぞ。 だから俺も、どんな落語をするのか見たくなっちまうな。 |
クロノ | ハイメらしいっていうか……よっぽど自信あるんだな。 ところで、本番でする噺はもう決めたのか? |
ハイメ | うっ……それを言わないでよ、クロノ。 実はそれですごい迷っているんだ。 |
クロノ | おいおい、明後日だぞ? 大丈夫なのか? |
ハイメ | 大丈夫じゃないよ! だからシショーやみんなに力を貸してもらいたいって思ってるのさ。 クロノも協力してよー、お願い! |
クロノ | そりゃあ、手伝えることなら手伝うけど ……手伝うって、何するんだ? |
シオン | うーん、僕たちも落語は詳しくないし、やることは暗記に近いだろうから…… |
ハイメ | え? 落語、やったことないの? |
クロノ | ああ、やるどころか聞く機会も滅多になかったし…… |
ハイメ | そうなんだ! 日本の子は、学校で習うかと思ったのに。 こんな時はえーっと……そうそう! 「モッタイナイ」だね! |
師匠 | はっはっは。あてが外れたみてぇだな。 落語の知識がねぇなら、いっそ古典落語じゃなくて自分で噺を作ったらどうだ? |
シオン | 自分で作る……? 新作落語ってことですか? |
師匠 | ああ、古典は話の流れが決まってるから覚えることも多いけど…… 創作なら、噺のテーマから何から、全部自分で決めるんだ。 それなら忘れたりはしないだろ。 |
クロノ | なるほど……何よりそれなら、知識がなくたって、自由なイメージで話せるんじゃないか? |
ハイメ | ナイスアイデア、シショー! そっちの方が楽しそうだし 俺、噺を作ってみることにするよ! |
シオン | ふふ、難しそうだけれど……ハイメ、すごく楽しそうだね、新導。 |
クロノ | ああ、どんな事だって全力で楽しめる あの姿勢は本当にすごいよな。 |
ハイメ | 善は急げ! テーマを決めるために街に出かけよう、行くよアミーゴ! |
クロノ | はぁ!? 今からかよ!? |
ハイメ | さっき手伝うって言ってくれたじゃないか! それに、用意したいものがあるから急がないと間に合わないんだよ! |
クロノ | あー、わかったわかった! わかったから引っ張るなって! |
クロノ | 綺場、お前も来るよな、手伝うよな!? てか来てくれ! |
シオン | ふふ、わかってるよ。僕もハイメがどんな噺を作るか気になるからね。 それじゃあ、僕たちは少し街を散策してきます。 お話ありがとうございました。 |
師匠 | おう、気を付けて行ってこい。 いい噺を作るの、期待してるぞ。 |
クロノ& シオン | はい!! |
ハイメ | 任せておいてよ、最高の噺を考えてくるからさ! |
キャラ | セリフ |
---|---|
シオン | ハイメが高座に上がることになったのは わかったんですが それって、大丈夫なんですか? 高座って本来は、何年も修行して やっと上がれるものなんじゃ…… |
ハイメ | ノンノン、それが大丈夫なのさ。 シショーは、落語の良さを広めるために ここで落語教室を開いてるんだ。 その発表会に、俺も参加させてもらえることに なったってワケ! しかも明後日、俺の滞在期間の最終日さ! これはまさに運命だね! |
クロノ | ああ、なんだ、そういうことか。 俺はてっきり、本格的な落語を やることになるのかって…… |
師匠 | ははは、さすがに素人にはそんなの やらせられねぇな。 でも発表会に使う高座は、本業の噺家も 使うところなんだ。 いい機会なのは間違いねぇな。 |
シオン | でも、明後日か…… それまでに噺を覚えるっていうのは すごく大変そうですね。 |
師匠 | 普通に考えたら難しいだろうな。 だけど、せっかくこうやって 興味を持って飛び込んできたんだ。 その気持ちを尊重してやりたくてな。 もちろん俺も教えられる事は 教えるつもりだぞ。 |
シオン | なるほど…… それなら初心者でも 安心して挑戦出来ますね。 |
師匠 | ああ、それにハイメには なかなか見どころがあるって言っただろ? 大抵の人は、大人数の前で話す事に 緊張しちまうもんだけれど、 こいつはそういうのがないんだよ。 |
クロノ | あー……なんか分かります。 ハイメが緊張してるところなんて イメージ出来ねえ。 |
ハイメ | 緊張? どうして緊張することがあるのさ? たくさんの人が俺を見てくれるんだろ? 楽しそうじゃないか! 宣伝して、もっともっとたくさんの人に 来てもらいたいくらいだよ! |
師匠 | これだけ度胸あるやつはなかなか見ないぞ。 だから俺も、どんな落語をするのか 見たくなっちまうな。 |
クロノ | ハイメらしいっていうか…… よっぽど自信あるんだな。 ところで、本番でする噺は もう決めたのか? |
ハイメ | うっ……それを言わないでよ、クロノ。 実はそれですごい迷っているんだ。 |
クロノ | おいおい、明後日だぞ? 大丈夫なのか? |
ハイメ | 大丈夫じゃないよ! だからシショーやみんなに力を貸して もらいたいって思ってるのさ。 クロノも協力してよー、お願い! |
クロノ | そりゃあ、手伝えることなら手伝うけど ……手伝うって、何するんだ? |
シオン | うーん、僕たちも落語は詳しくないし、 やることは暗記に近いだろうから…… |
ハイメ | え? 落語、やったことないの? |
クロノ | ああ、やるどころか 聞く機会も滅多になかったし…… |
ハイメ | そうなんだ! 日本の子は、学校で習うかと思ったのに。 こんな時はえーっと……そうそう! 「モッタイナイ」だね! |
師匠 | はっはっは。 あてが外れたみてぇだな。 落語の知識がねぇなら、 いっそ古典落語じゃなくて 自分で噺を作ったらどうだ? |
シオン | 自分で作る……? 新作落語ってことですか? |
師匠 | ああ、古典は話の流れが決まってるから 覚えることも多いけど…… 創作なら、噺のテーマから何から、 全部自分で決めるんだ。 それなら忘れたりはしないだろ。 |
クロノ | なるほど……何よりそれなら、 知識がなくたって、自由なイメージで 話せるんじゃないか? |
ハイメ | ナイスアイデア、シショー! そっちの方が楽しそうだし 俺、噺を作ってみることにするよ! |
シオン | ふふ、難しそうだけれど…… ハイメ、すごく楽しそうだね、新導。 |
クロノ | ああ、どんな事だって全力で楽しめる あの姿勢は本当にすごいよな。 |
ハイメ | 善は急げ! テーマを決めるために街に出かけよう、 行くよアミーゴ! |
クロノ | はぁ!? 今からかよ!? |
ハイメ | さっき手伝うって言ってくれたじゃないか! それに、用意したいものがあるから 急がないと間に合わないんだよ! |
クロノ | あー、わかったわかった! わかったから引っ張るなって! |
クロノ | 綺場、お前も来るよな、手伝うよな!? てか来てくれ! |
シオン | ふふ、わかってるよ。僕もハイメが どんな噺を作るか気になるからね。 それじゃあ、僕たちは少し 街を散策してきます。 お話ありがとうございました。 |
師匠 | おう、気を付けて行ってこい。 いい噺を作るの、期待してるぞ。 |
クロノ& シオン | はい!! |
ハイメ | 任せておいてよ、最高の噺を 考えてくるからさ! |
Episode3「落語のイメージ」
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | 落語のテーマを探すために街に出るって飛び出したはいいけど ハイメのやつ、どこ行ったんだ!? |
シオン | 準備がある! って言って居なくなってからしぱらく経つね…… あ、戻ってきたみたいだよ。 |
ハイメ | ゴメンゴメン、ふたりともお待たせ! |
クロノ | ひとりで居なくなったら危ないだろ…… って、その大量のボスターはなんだよ? |
ハイメ | さっき言っただろ? 俺の落語を見てくれる人を増やすために宣伝してみたいって。 だから急いでボスターを作ってきたのさ! テーマを探して街を歩きながら、ボスターを貼ってくれるように頼んで回るんだよ! |
シオン | なるほど、いいアイデアかも知れない。 商店街は特に人通りも多いし、見てくれる人も多いんじゃないかな。 |
クロノ | この短時間でこれだけ用意したのか……やるじゃねぇか、ハイメ。 |
ハイメ | やるからには全力さ! 準備もできたからさっそく行こう! |
クロノ | だぁ、だからちょっと待てって! |
ハイメ | ということて、ここにボスターを貼らせて欲しいんだ。 美しいマダム、お願いできますか? |
店員 | あはは、いいよいいよ。 私も見に行くから頑張りなさいね。 |
ハイメ | グラシアス! うん、絶対楽しませてあげるから期待して! |
シオン | すごいね、ハイメは…… 初対面の相手でもすぐ仲良くなってああやって話せるなんて。 |
クロノ | すげーコミュニケーション能力だよな。 俺には絶対に真似できねぇ。 |
ハイメ | そんな事ないさ、クロノもやってごらん? まずは笑顔、笑顔の周りには笑顔が集まるんだよ! ほら、笑って~!! |
クロノ | い、いや俺はいいって! |
ハイメ | アハハ、やっぱりクロノは面白いね。 それじゃ、次のお店にもお願いに行こうか! |
クロノ | お、おう! ったく、ついていくのも大変だぜ…… ところで、ハイメ。そもそも、どうして落語を見たんだ? |
ハイメ | せっかく日本に来たんだから、日本の文化を色々学んでいこうって思ってさ。 それでたまたま見つけた寄席に入って、感動したんだよ! |
シオン | 偶然見つけた寄席に入るなんて僕たちには少しハードルが高く感じるけど さすがの度胸だね。 |
ハイメ | 俺に言わせると、落語ってヴァンガードとすごい似てるんだよ! |
クロノ | 落語とヴァンガードが……似てる? 共通点なんてあるか? |
シオン | 僕もよくわからないな……どういったところが似ているんだい? |
ハイメ | 落語は、噺家のイメージで観客を楽しませる。 ヴァンガードはファイターのイメージで楽しむ。 どっちもイメージが鍵なのさ。 |
クロノ | ああ、それは確かに…… 言葉と身振りだけで、イメージの世界が生まれる、って感じだよな。 |
ハイメ | 流石クロノ、わかってるじゃないか! それに、落語は同じ噺でも、色々な人が話すんだ。 話す人によって、表現や演出、噺の構成がガラっと変わるんだよ。 |
シオン | たしかに……話す人によって個性がでそうだね。 |
ハイメ | そうそう! ヴァンガードも、色んなクランがあって、同じクランを使う人はたくさんいる。 同じクランを使っていたとしても、人によってデッキの構築や戦術が全然違うじゃないか。 そんな個性の違いも楽しめる、だから俺はハートが震えたんだよ! |
シオン | そうか……、うん、そうだね。 落語とヴァンガード、そっくりだ。 |
クロノ | ん……? ってことはオリジナルの噺を作るっていうのはギアクロニクルみたいなものなのか? |
ハイメ | いいねぇ、クロノ! まさにその通り、俺の噺はギアクロニクル落語なのさ! |
クロノ | ギアクロニクル落語……って、ハイメのテーマはそれじゃないだろ? |
ハイメ | アハハ、そうだった! 何となくぽんやり見えてるんだけどコレだー! って決め手がないんだ。 |
クロノ | 決め手かぁ、うーん…… よっと……これで最後のボスターも貼り終わったな。 テーマ決めるために、もうちょっと街を散策しようぜ。 |
シオン | さっきは大変そうにしていたけどなんだかんだ言って面倒見が良いね、新導。 |
クロノ | な、なんだよ急に……? |
ハイメ | クロノは口では面倒だって言いながら付き合ってくれるんだよ。 |
クロノ | や、やめろやめろ! こっ恥ずかしい! ほら、さっさと行くぞ! ハイメ、綺場! |
シオン | はいはい、わかってるよ。 |
ハイメ | グラシアス、ふたりとも! 最高の噺を作ってみせるよ! |
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | 落語のテーマを探すために街に出るって 飛び出したはいいけど ハイメのやつ、どこ行ったんだ!? |
シオン | 準備がある! って言って居なくなってから しぱらく経つね…… あ、戻ってきたみたいだよ。 |
ハイメ | ゴメンゴメン、ふたりともお待たせ! |
クロノ | ひとりで居なくなったら危ないだろ…… って、その大量のボスターはなんだよ? |
ハイメ | さっき言っただろ? 俺の落語を見てくれる人を増やすために 宣伝してみたいって。 だから急いでボスターを作ってきたのさ! テーマを探して街を歩きながら、 ボスターを貼ってくれるように 頼んで回るんだよ! |
シオン | なるほど、いいアイデアかも知れない。 商店街は特に人通りも多いし、 見てくれる人も多いんじゃないかな。 |
クロノ | この短時間でこれだけ用意したのか…… やるじゃねぇか、ハイメ。 |
ハイメ | やるからには全力さ! 準備もできたからさっそく行こう! |
クロノ | だぁ、だからちょっと待てって! |
ハイメ | ということて、ここにボスターを 貼らせて欲しいんだ。 美しいマダム、お願いできますか? |
店員 | あはは、いいよいいよ。 私も見に行くから頑張りなさいね。 |
ハイメ | グラシアス! うん、絶対楽しませてあげるから 期待して! |
シオン | すごいね、ハイメは…… 初対面の相手でもすぐ仲良くなって ああやって話せるなんて。 |
クロノ | すげーコミュニケーション能力だよな。 俺には絶対に真似できねぇ。 |
ハイメ | そんな事ないさ、クロノもやってごらん? まずは笑顔、笑顔の周りには 笑顔が集まるんだよ! ほら、笑って~!! |
クロノ | い、いや俺はいいって! |
ハイメ | アハハ、やっぱりクロノは面白いね。 それじゃ、次のお店にもお願いに行こうか! |
クロノ | お、おう! ったく、ついていくのも大変だぜ…… ところで、ハイメ。 そもそも、どうして落語を見たんだ? |
ハイメ | せっかく日本に来たんだから、 日本の文化を色々学んでいこうって 思ってさ。 それでたまたま見つけた寄席に入って、 感動したんだよ! |
シオン | 偶然見つけた寄席に入るなんて 僕たちには少しハードルが高く感じるけど さすがの度胸だね。 |
ハイメ | 俺に言わせると、落語って ヴァンガードとすごい似てるんだよ! |
クロノ | 落語とヴァンガードが……似てる? 共通点なんてあるか? |
シオン | 僕もよくわからないな…… どういったところが似ているんだい? |
ハイメ | 落語は、噺家のイメージで 観客を楽しませる。 ヴァンガードはファイターの イメージで楽しむ。 どっちもイメージが鍵なのさ。 |
クロノ | ああ、それは確かに…… 言葉と身振りだけで、イメージの世界が 生まれる、って感じだよな。 |
ハイメ | 流石クロノ、わかってるじゃないか! それに、落語は同じ噺でも、 色々な人が話すんだ。 話す人によって、表現や演出、噺の構成が ガラっと変わるんだよ。 |
シオン | たしかに…… 話す人によって個性がでそうだね。 |
ハイメ | そうそう! ヴァンガードも、色んなクランがあって、 同じクランを使う人はたくさんいる。 同じクランを使っていたとしても、 人によってデッキの構築や戦術が 全然違うじゃないか。 そんな個性の違いも楽しめる、 だから俺はハートが震えたんだよ! |
シオン | そうか……、うん、そうだね。 落語とヴァンガード、そっくりだ。 |
クロノ | ん……? ってことは オリジナルの噺を作るっていうのは ギアクロニクルみたいなものなのか? |
ハイメ | いいねぇ、クロノ! まさにその通り、俺の噺は ギアクロニクル落語なのさ! |
クロノ | ギアクロニクル落語…… って、ハイメのテーマはそれじゃないだろ? |
ハイメ | アハハ、そうだった! 何となくぽんやり見えてるんだけど コレだー! って決め手がないんだ。 |
クロノ | 決め手かぁ、うーん…… よっと……これで最後のボスターも 貼り終わったな。 テーマ決めるために、もうちょっと 街を散策しようぜ。 |
シオン | さっきは大変そうにしていたけど なんだかんだ言って面倒見が良いね、新導。 |
クロノ | な、なんだよ急に……? |
ハイメ | クロノは口では面倒だって言いながら 付き合ってくれるんだよ。 |
クロノ | や、やめろやめろ! こっ恥ずかしい! ほら、さっさと行くぞ! ハイメ、綺場! |
シオン | はいはい、わかってるよ。 |
ハイメ | グラシアス、ふたりとも! 最高の噺を作ってみせるよ! |
Episode4「落語とヴァンガード」
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | しぱらく街を歩き回ってみたはいいけどなにか良い題材は見つかったか? |
ハイメ | うん、それどころかもう話す内容がカンペキに決まったよ! |
クロノ | お、マジか。 完璧って言うからには相当自信があるんだな。 |
ハイメ | うん、聞いておくれアミーゴ! まずは…… |
シオン | こ、これは…… |
クロノ | 話の内容がごっちゃごちゃで何を伝えたいのか分かんねぇ! |
ハイメ | えー、そうかなー? いいと思ったんだけどなー。 |
シオン | ちょっと、これは僕たち素人にはアドバイスは難しいね…… ー旦戻って、師匠さんに聞いてもらわないかい? |
クロノ | ああ、俺たちがここで話していてもらちが明かないだろうし。 |
ハイメ | 俺的には、これぞ! サイコーケッタク! って感じだったんだけどなー! |
シオン | (最高傑作、かな……?) それじゃ、寄席に戻ろうか。 |
師匠 | なるほど、それでこうやってハイメの話を俺に聞かせるために、戻ってきたってわけか。 |
シオン | 僕たちが聞いても、内容が渋滞しすぎて、よく分からなくて…… |
ハイメ | 聞いておくれよアミーゴ。 ふたりは俺の話、あまり楽しんでくれなかったんだ。 |
師匠 | アミーゴじゃねぇ、師匠って呼ベ。 ハイメ、お前は話したいことを全部噺に盛り込んでるんだ。 だから話の内容がメチャクチャな、訳のわからない話になっちまってる。 |
クロノ | ああ、そいつは確かに…… 見たものを全部、話そうとしてた感じはあったな。 |
ハイメ | だって、素敵なものがたくさんあったんだよ! 全部俺は伝えたいんだ! |
師匠 | 詰め込みすぎたって、聞いてるやつらを混乱させるだけってのはそのふたりを見て分かるだろ? |
ハイメ | うっ……そっかー……俺はどうしたらいいかな、シショー。 |
師匠 | 簡単さ、お前の特に好きなものに絞って話していけばいい。 |
シオン | そんなので、本当に落語になるんですか? |
師匠 | 別に無理に落語の形にすることはないさ。 高座で話す事の楽しさを知ってもらうために発表会は開くんだ。 落語として形になっていることよりも、楽しんで話すっていうのが何よりも大切なことなんだよ。 |
クロノ | 話し手が楽しむ……そうだな、確かに。 やっている方が楽しそうだと、見ているだけでも楽しい気分になるよな。 |
ハイメ | なるほど! それなら俺のテーマも決まったよ! ズバリ、ヴァンガードだ! |
クロノ | ヴァンガード落語か、いいな。 さっきお前も言ってたみたいに共通点もあるしな! |
ハイメ | うんうん! そうと決まったらさっそく噺を考えないと! |
師匠 | ほう、ヴァンガードか……孫がよく話してるのは聞いたことあるな。 俺はもう、新しいことを始める歳でもないしわからないが…… |
ハイメ | えーつ!? シショー、やったことないの? 俺たちはみんな、ヴァンガードを通じて知り合った友だちなんだよ! ほら、こういうカードを使ってファイトするのさ! 落語にも似てて、それでいてとてもエキサイティングなんだよ! |
師匠 | ほう、お前がそんなに熱く語るものか。 面白い、ちょっとやって見せてくれないか? |
ハイメ | シショーも興味が湧いてきたのかい? もちろんいいよ! そうだ、見てるくらいならシショーも一緒にファイトした方が楽しいよ! 俺たちが教えるからさ! |
師匠 | はっはっは! そいつは楽しそうだな。 だが俺はカードなんて持ってないぞ。 |
シオン | それなら僕のを使ってください。 ヴァンガードは、興味を持った時が始め時ですから! |
ハイメ | グラシアス、シオン! ねーねー、いいでしょ、やろうよシショー! |
師匠 | ははは、しょうがねぇな。 それじゃ、お手柔らかに頼むぞ。 |
ハイメ | グラシアス、シショー! イメージして、俺たちは今、惑星クレイに降り立ったか弱き霊体となって…… |
クロノ | そこだ、師匠! このターンで攻めきれば勝てるぞ! |
師匠 | こうやって……ストライド、だったか? こいつで攻撃だ! |
ハイメ | さすがに通せないね、ガードだよ! |
シオン | ハイメ、初心者相手でも容赦ないね。 |
クロノ | 悪いことでもないだろ? 初心者だからって手を抜く方が失礼だしな。 |
師匠 | ああ、構わねえよ。 それに、次のターンをしのげば俺の勝ちが近付くんだろ? |
クロノ | さすが師匠、飲み込みが早い。 その調子でハイメをぷっ飛ばしちまえ! |
ハイメ | いくらシショーでも、簡単には勝たせてあげないよ! いくよ、俺のターン! |
師匠 | なるほどな、これがヴァンガードか。 ルールもわかったし、これで今度孫とも遊んでやれるな。 |
ハイメ | シショー、やっぱり俺、ヴァンガードについて話すことにするよ! |
師匠 | ああ、お前がそれだけ熱中してる理由もやってみたらわかったよ。 お前のやりたいようにやれ、ハイメ。 |
ハイメ | うん! グラシアス、シショー! それじゃ、俺たちは今日は帰るよ。 明後日を楽しみにしてて、アミーゴ! |
師匠 | だからアミーゴじゃねぇって言ってるだろ。 おう、気を付けて帰んな。 |
クロノ | えっと、色々教えてくれてありがとうございました。 |
シオン | 本番の時は僕たちも見学しに来ていいですか? |
師匠 | もちろんだ、むしろ来てくれよ。 色んな人に見てもらうのが目的だしな。 |
シオン | ありがとうございます! |
ハイメ | ねぇ、ふたりとも。 帰る前に少し寄りたいところがあるんだけどチョット付き合ってくれる? |
シオン | 僕はいいけど……もう暗くなるけど、新導は大丈夫? |
ハイメ | 時間は取らせないよ! カードキャビタルに寄っていきたいんだ。 |
クロノ | カードキャピタル? 別にいいけど何しに行くんだ? |
ハイメ | シショーは、知りあったばかりの俺に色々なことを教えてくれたんだ。 俺にはまだ落語で恩返しは出来ないから、それなら、ヴァンガードで恩返しをしようと思ってね! |
クロノ | そっか。……確かに、さっきのファイトの時、楽しそうだったもんな。 |
ハイメ | うん、だからデッキをプレゼントしようと思ったんだ! それを選ぷのを手伝ってほしいんだよ。 |
クロノ | そういう事なら、何時間でも付き合ってやるよ! 早く行こうぜ、ハイメ! 綺場! |
シオン | そうだね、師匠はとても親身になって話をしてくれたし。 僕も新導と同じ気持ちだよ。 |
ハイメ | ふたりともありがとう! それじゃあ行こう! |
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | しぱらく街を歩き回ってみたはいいけど なにか良い題材は見つかったか? |
ハイメ | うん、それどころか もう話す内容がカンペキに 決まったよ! |
クロノ | お、マジか。 完璧って言うからには 相当自信があるんだな。 |
ハイメ | うん、聞いておくれアミーゴ! まずは…… |
シオン | こ、これは…… |
クロノ | 話の内容がごっちゃごちゃで 何を伝えたいのか分かんねぇ! |
ハイメ | えー、そうかなー? いいと思ったんだけどなー。 |
シオン | ちょっと、これは僕たち素人には アドバイスは難しいね…… ー旦戻って、師匠さんに 聞いてもらわないかい? |
クロノ | ああ、俺たちがここで話していても らちが明かないだろうし。 |
ハイメ | 俺的には、これぞ! サイコーケッタク! って感じだったんだけどなー! |
シオン | (最高傑作、かな……?) それじゃ、寄席に戻ろうか。 |
師匠 | なるほど、それでこうやってハイメの話を 俺に聞かせるために、 戻ってきたってわけか。 |
シオン | 僕たちが聞いても、内容が 渋滞しすぎて、よく分からなくて…… |
ハイメ | 聞いておくれよアミーゴ。 ふたりは俺の話、あまり楽しんで くれなかったんだ。 |
師匠 | アミーゴじゃねぇ、師匠って呼ベ。 ハイメ、お前は話したいことを全部 噺に盛り込んでるんだ。 だから話の内容がメチャクチャな、 訳のわからない話になっちまってる。 |
クロノ | ああ、そいつは確かに…… 見たものを全部、話そうとしてた 感じはあったな。 |
ハイメ | だって、素敵なものがたくさんあったんだよ! 全部俺は伝えたいんだ! |
師匠 | 詰め込みすぎたって、聞いてるやつらを 混乱させるだけってのは そのふたりを見て分かるだろ? |
ハイメ | うっ……そっかー…… 俺はどうしたらいいかな、シショー。 |
師匠 | 簡単さ、お前の特に好きなものに絞って 話していけばいい。 |
シオン | そんなので、本当に 落語になるんですか? |
師匠 | 別に無理に落語の形にすることはないさ。 高座で話す事の楽しさを知ってもらうために 発表会は開くんだ。 落語として形になっていることよりも、 楽しんで話すっていうのが 何よりも大切なことなんだよ。 |
クロノ | 話し手が楽しむ……そうだな、確かに。 やっている方が楽しそうだと、 見ているだけでも楽しい気分になるよな。 |
ハイメ | なるほど! それなら俺のテーマも決まったよ! ズバリ、ヴァンガードだ! |
クロノ | ヴァンガード落語か、いいな。 さっきお前も言ってたみたいに 共通点もあるしな! |
ハイメ | うんうん! そうと決まったらさっそく噺を考えないと! |
師匠 | ほう、ヴァンガードか…… 孫がよく話してるのは聞いたことあるな。 俺はもう、新しいことを始める歳でもないし わからないが…… |
ハイメ | えーつ!? シショー、やったことないの? 俺たちはみんな、ヴァンガードを通じて 知り合った友だちなんだよ! ほら、こういうカードを使って ファイトするのさ! 落語にも似てて、それでいて とてもエキサイティングなんだよ! |
師匠 | ほう、お前がそんなに熱く語るものか。 面白い、ちょっとやって見せてくれないか? |
ハイメ | シショーも興味が湧いてきたのかい? もちろんいいよ! そうだ、見てるくらいならシショーも 一緒にファイトした方が楽しいよ! 俺たちが教えるからさ! |
師匠 | はっはっは! そいつは楽しそうだな。 だが俺はカードなんて持ってないぞ。 |
シオン | それなら僕のを使ってください。 ヴァンガードは、興味を持った時が 始め時ですから! |
ハイメ | グラシアス、シオン! ねーねー、いいでしょ、やろうよシショー! |
師匠 | ははは、しょうがねぇな。 それじゃ、お手柔らかに頼むぞ。 |
ハイメ | グラシアス、シショー! イメージして、俺たちは今、惑星クレイに 降り立ったか弱き霊体となって…… |
クロノ | そこだ、師匠! このターンで攻めきれば勝てるぞ! |
師匠 | こうやって……ストライド、だったか? こいつで攻撃だ! |
ハイメ | さすがに通せないね、 ガードだよ! |
シオン | ハイメ、初心者相手でも 容赦ないね。 |
クロノ | 悪いことでもないだろ? 初心者だからって手を抜く方が 失礼だしな。 |
師匠 | ああ、構わねえよ。 それに、次のターンをしのげば 俺の勝ちが近付くんだろ? |
クロノ | さすが師匠、飲み込みが早い。 その調子でハイメをぷっ飛ばしちまえ! |
ハイメ | いくらシショーでも、簡単には 勝たせてあげないよ! いくよ、俺のターン! |
師匠 | なるほどな、これがヴァンガードか。 ルールもわかったし、 これで今度孫とも遊んでやれるな。 |
ハイメ | シショー、やっぱり俺、 ヴァンガードについて話すことにするよ! |
師匠 | ああ、お前がそれだけ熱中してる理由も やってみたらわかったよ。 お前のやりたいようにやれ、ハイメ。 |
ハイメ | うん! グラシアス、シショー! それじゃ、俺たちは今日は帰るよ。 明後日を楽しみにしてて、アミーゴ! |
師匠 | だからアミーゴじゃねぇって言ってるだろ。 おう、気を付けて帰んな。 |
クロノ | えっと、色々教えてくれて ありがとうございました。 |
シオン | 本番の時は僕たちも見学しに来て いいですか? |
師匠 | もちろんだ、むしろ来てくれよ。 色んな人に見てもらうのが 目的だしな。 |
シオン | ありがとうございます! |
ハイメ | ねぇ、ふたりとも。 帰る前に少し寄りたいところがあるんだけど チョット付き合ってくれる? |
シオン | 僕はいいけど…… もう暗くなるけど、新導は大丈夫? |
ハイメ | 時間は取らせないよ! カードキャビタルに寄っていきたいんだ。 |
クロノ | カードキャピタル? 別にいいけど何しに行くんだ? |
ハイメ | シショーは、知りあったばかりの俺に 色々なことを教えてくれたんだ。 俺にはまだ落語で恩返しは出来ないから、 それなら、ヴァンガードで 恩返しをしようと思ってね! |
クロノ | そっか。……確かに、 さっきのファイトの時、 楽しそうだったもんな。 |
ハイメ | うん、だからデッキをプレゼントしようと 思ったんだ! それを選ぷのを手伝ってほしいんだよ。 |
クロノ | そういう事なら、何時間でも 付き合ってやるよ! 早く行こうぜ、ハイメ! 綺場! |
シオン | そうだね、師匠はとても親身になって 話をしてくれたし。 僕も新導と同じ気持ちだよ。 |
ハイメ | ふたりともありがとう! それじゃあ行こう! |
Episode5「本番当日」
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | いよいよ今日だな、ハイメの落語の日。 あいつのことだから緊張はしてないだろうけど……なんか心配なんだよな。 |
シオン | あはは、気持ちはわかるよ。 僕たちは客席から、無事に終わる様に見守ってあげよう。 |
クロノ | っ!! おい、綺場! |
シオン | なんだ……? 寄席の前にすごい人だかりができてる……! |
クロノ | 本当にこの前と同じ場所かよ。 |
シオン | 見違えるほどの賑わいだね。 |
ハイメ | あ、来た来た。 アミーゴ、こっちだよ! |
クロノ | ハイメ、どうなってるんだ? この前来た時と全然違うじゃねぇか。 |
ハイメ | アハハ、この前貼ってきたボスターのおかげだよ。 アレを見た人たちが興味を持って、広めていってくれたらしいんだ。 |
シオン | そうか……! プロファイターのハイメが来るとなったら、当然ファンの人にも話が広まって……はは、すごいや。 |
ハイメ | 本当にみんなに感謝! グラシアース! |
クロノ | もうすげぇって言葉しか出ねぇ…… |
シオン | ハイメは気取らないし、 一緒に遊んだりしていたから、世界的に有名だってこと、忘れてたよ。 |
クロノ | ああ、俺も…… |
師匠 | よう、ふたりともいらっしゃい。 俺も驚いたぞ、ハイメのやつえらい人気があったんだな。 しかも、こんな大入りの状況でもすこしも怯んでねぇときた。 肝のすわったやつだ。 |
ハイメ | 当たり前さ! 俺のためにみんな来てくれたんだ、カンシャカンゲキ、アメザーザー! |
師匠 | 雨あられ、な。 自分で呼ぴ込んだからには……やらなきゃいけないことはわかってるな? |
ハイメ | もちろん! 面白い噺で楽しんでもらうことが来てくれたみんなへのお礼になる……そうでしょ? シショー。 |
師匠 | ああ、客さんを楽しませることが噺家の恩返しだ。 それがわかってるなら心配ねぇな! あとは全力でやりぬくだけだ。 |
ハイメ | ハーイ! グラシアス、シショー! |
師匠 | しかし、この寄席がこれだけ賑わってるのを見るのは、いつぶりだっけな…… なぁ、お前ら。 こんなところに寄席があるのか、って初めて見た時思っただろ? |
クロノ | えっ!? う、えーっと……! |
師匠 | はっはっは、遠慮しなくていいぞ。 これでも昔はそこそこ賑わってた寄席だったんだよ。 祖父さんや、親父の代にはもっと人が多かったんだ。 俺の実力が足りねぇからだろうな、俺の代から人が減っていってな…… |
クロノ | あ…… |
師匠 | だから今日の賑わいは、あの頃を思い出せてなんだか懐かしい気分だよ。 だからありがとな、ハイ…… |
ハイメ | ヘイ、アミーゴ!! それは聞き捨てならないな! |
師匠 | どうしたんだよ、ハイメ。 |
ハイメ | 俺はあなたの噺を聞いて、ハートにキタんだ! だから、自分でも落語をやりたいって思ったんだよ! シショーの落語がダメなんじゃない、みんな、シショーの落語のスゴさを知らないだけさ! |
クロノ | そういえば……俺たちも、近所で落語をやってるなんて知らなかったもんな。 |
シオン | そうだね、知る機会がもっと多けれぱ、もしかしたらもっと賑わっていたかもしれない。 |
師匠 | お前ら…… |
ハイメ | シショーの落語はスゴかったもの、きっとそれが分かれば大繁盛さ! |
クロノ | ヘぇ、そんなすごいなら俺ももっと早く知りたかったぜ。 |
シオン | 僕も気になってきたよ。 今度、普通にやっている寄席にもお邪魔させてもらうかな。 |
師匠 | ……ハイメのやつ、半人前のくせしていっちょまえなこと言いやがって。 ……ありがとな。 |
ハイメ | お、照れてる? アミーゴ、照れてるのかい? |
師匠 | うるせぇ! 師匠って呼ベ! 無駄口たたいてねぇで、さっさと準備しろ! |
ハイメ | リョーカイ、シショー! ふたりも今日は楽しんでいってよ! |
クロノ | ああ、ハイメの活躍を楽しみにしてるぜ。 |
シオン | それじゃあ、僕たちは客席から見ているから。 頑張って、ハイメ。 |
ハイメ | グラシアス、ふたりとも! 応援よろしくねー! |
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | いよいよ今日だな、ハイメの落語の日。 あいつのことだから緊張は してないだろうけど…… なんか心配なんだよな。 |
シオン | あはは、気持ちはわかるよ。 僕たちは客席から、無事に終わる様に 見守ってあげよう。 |
クロノ | っ!! おい、綺場! |
シオン | なんだ……? 寄席の前にすごい人だかりが できてる……! |
クロノ | 本当にこの前と同じ場所かよ。 |
シオン | 見違えるほどの賑わいだね。 |
ハイメ | あ、来た来た。 アミーゴ、こっちだよ! |
クロノ | ハイメ、どうなってるんだ? この前来た時と全然違うじゃねぇか。 |
ハイメ | アハハ、この前貼ってきたボスターの おかげだよ。 アレを見た人たちが興味を持って、 広めていってくれたらしいんだ。 |
シオン | そうか……! プロファイターのハイメが 来るとなったら、当然ファンの人にも 話が広まって……はは、すごいや。 |
ハイメ | 本当にみんなに感謝! グラシアース! |
クロノ | もうすげぇって言葉しか出ねぇ…… |
シオン | ハイメは気取らないし、 一緒に遊んだりしていたから、 世界的に有名だってこと、忘れてたよ。 |
クロノ | ああ、俺も…… |
師匠 | よう、ふたりともいらっしゃい。 俺も驚いたぞ、ハイメのやつ えらい人気があったんだな。 しかも、こんな大入りの状況でも すこしも怯んでねぇときた。 肝のすわったやつだ。 |
ハイメ | 当たり前さ! 俺のためにみんな来てくれたんだ、 カンシャカンゲキ、アメザーザー! |
師匠 | 雨あられ、な。 自分で呼ぴ込んだからには…… やらなきゃいけないことはわかってるな? |
ハイメ | もちろん! 面白い噺で楽しんでもらうことが 来てくれたみんなへのお礼になる…… そうでしょ? シショー。 |
師匠 | ああ、客さんを楽しませることが 噺家の恩返しだ。 それがわかってるなら心配ねぇな! あとは全力でやりぬくだけだ。 |
ハイメ | ハーイ! グラシアス、シショー! |
師匠 | しかし、この寄席がこれだけ賑わってるのを 見るのは、いつぶりだっけな…… なぁ、お前ら。 こんなところに寄席があるのか、って 初めて見た時思っただろ? |
クロノ | えっ!? う、えーっと……! |
師匠 | はっはっは、遠慮しなくていいぞ。 これでも昔はそこそこ賑わってた 寄席だったんだよ。 祖父さんや、親父の代にはもっと 人が多かったんだ。 俺の実力が足りねぇからだろうな、 俺の代から人が減っていってな…… |
クロノ | あ…… |
師匠 | だから今日の賑わいは、あの頃を思い出せて なんだか懐かしい気分だよ。 だからありがとな、ハイ…… |
ハイメ | ヘイ、アミーゴ!! それは聞き捨てならないな! |
師匠 | どうしたんだよ、ハイメ。 |
ハイメ | 俺はあなたの噺を聞いて、 ハートにキタんだ! だから、自分でも落語をやりたいって 思ったんだよ! シショーの落語がダメなんじゃない、 みんな、シショーの落語のスゴさを 知らないだけさ! |
クロノ | そういえば……俺たちも、 近所で落語をやってるなんて 知らなかったもんな。 |
シオン | そうだね、知る機会がもっと多けれぱ、 もしかしたらもっと 賑わっていたかもしれない。 |
師匠 | お前ら…… |
ハイメ | シショーの落語はスゴかったもの、 きっとそれが分かれば大繁盛さ! |
クロノ | ヘぇ、そんなすごいなら 俺ももっと早く知りたかったぜ。 |
シオン | 僕も気になってきたよ。 今度、普通にやっている寄席にも お邪魔させてもらうかな。 |
師匠 | ……ハイメのやつ、半人前のくせして いっちょまえなこと言いやがって。 ……ありがとな。 |
ハイメ | お、照れてる? アミーゴ、照れてるのかい? |
師匠 | うるせぇ! 師匠って呼ベ! 無駄口たたいてねぇで、さっさと準備しろ! |
ハイメ | リョーカイ、シショー! ふたりも今日は楽しんでいってよ! |
クロノ | ああ、ハイメの活躍を 楽しみにしてるぜ。 |
シオン | それじゃあ、僕たちは客席から 見ているから。 頑張って、ハイメ。 |
ハイメ | グラシアス、ふたりとも! 応援よろしくねー! |
Episode6「ハイメと師匠」
キャラ | セリフ |
---|---|
ハイメ | アリガトウゴザイマシタ! グラーシアス! |
シオン | ……ハイメの出番 無事に終わってよかったね。 |
クロノ | ああ、大したもんだったな。 落語とはちょっと違ったけど…… |
シオン | うん、のびのぴと話していた。 何より、ハイメがすごく楽しそうでこっちまで楽しくなってくるよね。 |
クロノ | ああ、イメージがどんどん沸いて俺もワクワクしたぜ! さてと、ハイメがトリだから寄席はこれで終わりだな…… |
シオン | そうだね、挨拶しにいこう。 お疲れさまです。 |
クロノ | なかなか見応えあったぜ、ハイメ。 |
ハイメ | クロノ、シオン、楽しんでくれたんだね、グラシアス! |
師匠 | 初めてにしちゃあ上出来だ。観客も笑顔になってたぜ。 |
ハイメ | それもこれも、シショーのおかげだよ! 俺をここに導いてくれた、落語の先導者さ! |
師匠 | ははは、お前が全力だったからこっちも応えたくなったんだよ。 |
ハイメ | 本当にありがとう、シショー。 日本を発つ前にいい思い出が出来たよ。 |
師匠 | ああ、今日はこの後すぐ帰るんだったか。 たった数日だったけど、淋しくなるな。 |
ハイメ | ゴメンね、シショー。 また日本に来る時は絶対に会いに来るよ、約束する! |
師匠 | ああ、今度はゆっくりできる時に来い。 その時に今回の打ち上げでもしようぜ。 |
ハイメ | おぉっ打ち上げ! オツギシマース、だね♪ また日本に来る楽しみが増えたよ、グラシアス! シショー! あ、そうだシショー! 俺に色々教えてくれたお礼があるんだ。 |
師匠 | ああ? お礼? いらねぇよ、そんなの。 久々にこんなに賑わった寄席が見れたんだ。 礼を言いたいのはこっちの方さ。 |
ハイメ | まぁまぁ、そう言わず。 受け取ってよ、アミーゴ。 |
師匠 | おい、だからいいって…… これは……ヴァンガードか? |
ハイメ | その通り! 俺たちから、シショーへのプレゼントさ! |
シオン | 初心者でも使いやすいように、僕たちで選んでみました。 |
クロノ | せっかくヴァンガードに興味を持ってくれたから、もっと楽しんで欲しいと思って。 |
師匠 | はっ、生意気なことしやがって! ありがとな、お前ら。これでいつでも、孫の相手をしてやれるよ。 |
ハイメ | 喜んでもらえてよかったよ! |
師匠 | なぁ、ハイメ。 ヴァンガードでは俺はド素人だ。 だから、こいつではお前が俺の師匠になってくれよ。 |
ハイメ | アハハハ! もちろん、ビシビシバシバシ鍛えてあげるよ! そうだ、手始めに俺のことをアミーゴって呼んでよ! |
師匠 | ははっ、調子のいいやろうだな! |
ハイメ | そういえぱシショー、俺の落語はどうだった? |
師匠 | ああ? そんなの言うまでもないな。 |
ハイメ | 言うまでもない……ってことは、ヤッター! メンゴ力イテンってやつだね! |
クロノ | …………免許皆伝? って、それは都合よすぎだろ! |
ハイメ | えー? そうかい? 俺もお客さんも、楽しんで終われたから大成功じゃないか! |
師匠 | 残念だが、赤い小僧の言う通りだ。 今日の発表会は大成功に違いないが―― 落語家としては、お前はまだまだ鼻たれだってことだ。 |
ハイメ | うっ、手厳しいネ……シショー。 |
師匠 | ははは! この世界はそう甘くねぇからな。 お前は、まだまだ基本もわかってねえ。 叩き込まないといけないことが山程あるんだよ。 |
クロノ | はは、また来る理由が増えたな、ハイメ。 |
ハイメ | うん! 次に日本に来た時にはもっと俺に落語を教えてよ! |
師匠 | ああ、今度はもっと厳しくいくからな。 だからいつでも戻って来い! |
ハイメ | うん、免許皆伝までがんぱるよ! |
師匠 | そうそう、その時は俺の孫ともヴァンガードしてやってくれ。 |
ハイメ | もちろん、約束さ! お土産たくさん持って、また来るよ! |
師匠 | ああ、その日を楽しみにしてる。 ほら、時間だろ、気を付けて帰りな。 |
ハイメ | おおっ! そうだった! 飛行機が行っちゃう! じゃまた会おう、みんな! アディオス、アミーゴ!! |
キャラ | セリフ |
---|---|
ハイメ | アリガトウゴザイマシタ! グラーシアス! |
シオン | ……ハイメの出番 無事に終わってよかったね。 |
クロノ | ああ、大したもんだったな。 落語とはちょっと違ったけど…… |
シオン | うん、のびのぴと話していた。 何より、ハイメがすごく楽しそうで こっちまで楽しくなってくるよね。 |
クロノ | ああ、イメージがどんどん沸いて 俺もワクワクしたぜ! さてと、ハイメがトリだから 寄席はこれで終わりだな…… |
シオン | そうだね、挨拶しにいこう。 お疲れさまです。 |
クロノ | なかなか見応えあったぜ、ハイメ。 |
ハイメ | クロノ、シオン、 楽しんでくれたんだね、グラシアス! |
師匠 | 初めてにしちゃあ上出来だ。 観客も笑顔になってたぜ。 |
ハイメ | それもこれも、シショーのおかげだよ! 俺をここに導いてくれた、 落語の先導者さ! |
師匠 | ははは、お前が全力だったから こっちも応えたくなったんだよ。 |
ハイメ | 本当にありがとう、シショー。 日本を発つ前にいい思い出が 出来たよ。 |
師匠 | ああ、今日はこの後すぐ帰るんだったか。 たった数日だったけど、淋しくなるな。 |
ハイメ | ゴメンね、シショー。 また日本に来る時は絶対に会いに来るよ、 約束する! |
師匠 | ああ、今度はゆっくりできる時に来い。 その時に今回の打ち上げでもしようぜ。 |
ハイメ | おぉっ打ち上げ! オツギシマース、だね♪ また日本に来る楽しみが増えたよ、 グラシアス! シショー! あ、そうだシショー! 俺に色々教えてくれたお礼が あるんだ。 |
師匠 | ああ? お礼? いらねぇよ、そんなの。 久々にこんなに賑わった寄席が 見れたんだ。 礼を言いたいのはこっちの方さ。 |
ハイメ | まぁまぁ、そう言わず。 受け取ってよ、アミーゴ。 |
師匠 | おい、だからいいって…… これは……ヴァンガードか? |
ハイメ | その通り! 俺たちから、シショーへのプレゼントさ! |
シオン | 初心者でも使いやすいように、僕たちで 選んでみました。 |
クロノ | せっかくヴァンガードに興味を 持ってくれたから、 もっと楽しんで欲しいと思って。 |
師匠 | はっ、生意気なことしやがって! ありがとな、お前ら。 これでいつでも、孫の相手をしてやれるよ。 |
ハイメ | 喜んでもらえてよかったよ! |
師匠 | なぁ、ハイメ。 ヴァンガードでは俺はド素人だ。 だから、こいつでは お前が俺の師匠になってくれよ。 |
ハイメ | アハハハ! もちろん、ビシビシバシバシ 鍛えてあげるよ! そうだ、手始めに俺のことをアミーゴって 呼んでよ! |
師匠 | ははっ、調子のいいやろうだな! |
ハイメ | そういえぱシショー、 俺の落語はどうだった? |
師匠 | ああ? そんなの言うまでもないな。 |
ハイメ | 言うまでもない……ってことは、ヤッター! メンゴ力イテンってやつだね! |
クロノ | …………免許皆伝? って、それは都合よすぎだろ! |
ハイメ | えー? そうかい? 俺もお客さんも、楽しんで終われたから 大成功じゃないか! |
師匠 | 残念だが、赤い小僧の言う通りだ。 今日の発表会は大成功に違いないが―― 落語家としては、 お前はまだまだ鼻たれだってことだ。 |
ハイメ | うっ、手厳しいネ……シショー。 |
師匠 | ははは! この世界はそう甘くねぇからな。 お前は、まだまだ基本もわかってねえ。 叩き込まないといけないことが 山程あるんだよ。 |
クロノ | はは、また来る理由が増えたな、ハイメ。 |
ハイメ | うん! 次に日本に来た時には もっと俺に落語を教えてよ! |
師匠 | ああ、今度はもっと厳しくいくからな。 だからいつでも戻って来い! |
ハイメ | うん、免許皆伝までがんぱるよ! |
師匠 | そうそう、その時は俺の孫とも ヴァンガードしてやってくれ。 |
ハイメ | もちろん、約束さ! お土産たくさん持って、 また来るよ! |
師匠 | ああ、その日を楽しみにしてる。 ほら、時間だろ、気を付けて帰りな。 |
ハイメ | おおっ! そうだった! 飛行機が行っちゃう! じゃまた会おう、みんな! アディオス、アミーゴ!! |