開催期間
2020/7/10~2020/7/20
主役キャラクター
あらすじ
ストーリー
Episode0
キャラ | セリフ |
---|---|
井崎 | もうすぐ、VFサーキットの日本ステージだな…… |
森川 | そう! しかも、燃えるシチュエーションで! シンガポール、ソウル、香港と、勝てずじまいできちまって、残るは日本ステージのみ……と、もう後がねえ、この土壇場で! 俺の弟子たち・チームQ4が! どかん! と大逆転を決めてみろ! |
井崎 | おお~、確かにそいつは燃える! ……だけどあいつら、不安だったりしねーかな? だって、もう後がないんだぜ? 俺があいつらの立場なら、不安でたまらなくなっちまってる。 |
森川 | あいつらは違うって。 なんたってQ4は俺の弟子だぞ? 不安どころか張り切って、今頃は特訓でもしてるはずだぜ! |
井崎 | そっか……だよな。 今頃は、元気いっぱいだよな! |
森川 | おっと、そろそろカードキャピタルだ。 我が弟子たちの元気な顔を、覗いてやるとするか! |
アイチ | …… |
ミサキ | …… |
カムイ | …… |
井崎 | 外からじゃよく見えないけど……何だよ、あれ。 |
森川 | これは……? |
三人 | …… |
井崎 | おい……俺の気のせいかな。 あいつら、落ち込んでるように見えるんだけど…… |
森川 | 井崎、お前なに言ってんだよ。 どんなことがあったって、「もうダメだ」なんてこと言いだす奴らじゃ…… |
カムイ | …… ……もう、ダメだ…… |
井崎& 森川 | !? |
森川 | ……何だよ、こんなとこまで連れてきて。 |
井崎 | ってお前、あいつらがあんな雰囲気で、中に入れっこねえだろうがよ。 |
森川 | 確かにただならぬ様子ではあったな。 |
井崎 | あれは、やっぱり間違いねえ…… これまでのステージで負け続けてたから、すっかり自信を無くしてんだよ! 絶対ヤバイよ、このままじゃ! 森川、何とかしてやれねえかな! |
森川 | まあまあ。ちょっと落ち着けって。 |
井崎 | そうだ! うまいもの食いに連れてくとか、また温泉に連れてくとか! 気分転換させてやれば、ちっとは元気が戻るかも…… ああっ、やっぱダメ! 今の俺には先立つものがねえ! |
森川 | …… |
井崎 | だけどこのままじゃあいつらは、日本ステージできっとひどい目に…… 何か他に俺たちで、してやれることは…… |
森川 | ……なあ、井崎。 お前がファイトしていて、一番元気になれるのはどんな時だ? |
井崎 | えっと……アタックがばっちり決まった時? |
森川 | 違うな。 |
井崎 | いいトリガーが引けた時? |
森川 | もう一声! |
井崎 | あ! そんなのこれしかねえ! 一番元気になれる時ってのは、なんたってファイトに勝った時! |
森川 | ならば井崎、要するに! それを、あいつらにしてやれば! |
井崎 | そうか! あいつらをファイトで勝たせてやれば、元気を取り戻してやれる! |
森川 | それだ! そして、そうすれば……! |
カムイ | 久しぶりに思い出したぜ……そうだ、これが勝つってこと……! |
ミサキ | 負け癖がつきすぎちゃって、すっかり忘れてたこの気分……! |
アイチ | なんて気持ちいいんだろう……僕、やる気が出てきたよ! |
三人 | すっかり自信を取り戻した……これで、日本大会もばっちりだ!! |
森川 | ……と、こうなる! |
井崎 | そっか! ……って、ちょっと待て。 自分で言っといてなんだけど、どうやってファイトで「勝たせる」んだ? |
森川 | もちろん、「勝ちを譲る」のさ! |
井崎 | え……って、つまり、わざと負ける、ってことか!? |
森川 | そこはバレないようにやる! |
井崎 | そんなの、あいつらが喜ぶわけねえだろ! それに、誰がそのファイトを!? |
森川 | それは当然、決まってるだろう。 頼んだぞ、井崎。 |
井崎 | は!? それを、俺にやれってか!? 勝って元気になるって言うなら、強い奴とのファイトじゃねーと! 櫂とかカエサルとかそういうレベル! はっきり言って俺なんか、そんなレベルじゃねーんだから! |
森川 | 大丈夫だ、お前なら! 俺の勘がそう言っている! |
井崎 | はあ~!? |
森川 | 俺もあいつらの事は心配だ。が…… 俺はこれからどうしても、しなきゃならねえことがあるんだ! |
井崎 | え? |
森川 | アイドルショップでコーリンちゃんの、限定グッズの争奪戦があんだよ! |
井崎 | 何~!? |
森川 | というわけで、井崎! 後は任せた!! |
井崎 | お、おい、森川!? 無理だって! そんなの、俺には無理だって~!! |
三人 | …… |
井崎 | (やっぱまだ、落ち込んだまんまなのかよ……) |
三人 | …… |
井崎 | (……くっそう……) |
三人 | …… |
井崎 | (ほっとけねえじゃんかよ……) |
そして…… | |
??? | フ……牙をなくしたお前らでも、俺とファイトするくらいの気合は残ってるようだな。 しかしそんなお前らで、本当にこの俺に勝てるかな……? |
井崎 | この……井崎ユウタ様に!! |
アイチ | 井崎……くん? |
ミサキ | どうして……? |
カムイ | ……こっちの準備はいいぜ。 |
井崎 | ……来い、カムイ! |
カムイ | 行くぜ、井崎! |
井崎& カムイ | スタンドアップ! ヴァンガード! |
井崎 | (ああ、何やってんだよ俺……) (けど、やる以上は全力で……お前らを元気にしてやっからな……!) |
キャラ | セリフ |
---|---|
井崎 | もうすぐ、 VFサーキットの日本ステージだな…… |
森川 | そう! しかも、燃えるシチュエーションで! シンガポール、ソウル、香港と、 勝てずじまいできちまって、 残るは日本ステージのみ……と、 もう後がねえ、この土壇場で! 俺の弟子たち・チームQ4が! どかん! と大逆転を決めてみろ! |
井崎 | おお~、確かにそいつは燃える! ……だけどあいつら、 不安だったりしねーかな? だって、もう後がないんだぜ? 俺があいつらの立場なら、 不安でたまらなくなっちまってる。 |
森川 | あいつらは違うって。 なんたってQ4は俺の弟子だぞ? 不安どころか張り切って、 今頃は特訓でもしてるはずだぜ! |
井崎 | そっか……だよな。 今頃は、元気いっぱいだよな! |
森川 | おっと、そろそろカードキャピタルだ。 我が弟子たちの元気な顔を、 覗いてやるとするか! |
アイチ | …… |
ミサキ | …… |
カムイ | …… |
井崎 | 外からじゃよく見えないけど…… 何だよ、あれ。 |
森川 | これは……? |
三人 | …… |
井崎 | おい……俺の気のせいかな。あいつら、 落ち込んでるように見えるんだけど…… |
森川 | 井崎、お前なに言ってんだよ。 どんなことがあったって、「もうダメだ」 なんてこと言いだす奴らじゃ…… |
カムイ | …… ……もう、ダメだ…… |
井崎& 森川 | !? |
森川 | ……何だよ、 こんなとこまで連れてきて。 |
井崎 | ってお前、あいつらがあんな雰囲気で、 中に入れっこねえだろうがよ。 |
森川 | 確かにただならぬ様子ではあったな。 |
井崎 | あれは、やっぱり間違いねえ…… これまでのステージで負け続けてたから、 すっかり自信を無くしてんだよ! 絶対ヤバイよ、このままじゃ! 森川、何とかしてやれねえかな! |
森川 | まあまあ。ちょっと落ち着けって。 |
井崎 | そうだ! うまいもの食いに連れてくとか、 また温泉に連れてくとか! 気分転換させてやれば、 ちっとは元気が戻るかも…… ああっ、やっぱダメ! 今の俺には先立つものがねえ! |
森川 | …… |
井崎 | だけどこのままじゃあいつらは、 日本ステージできっとひどい目に…… 何か他に俺たちで、 してやれることは…… |
森川 | ……なあ、井崎。 お前がファイトしていて、 一番元気になれるのはどんな時だ? |
井崎 | えっと…… アタックがばっちり決まった時? |
森川 | 違うな。 |
井崎 | いいトリガーが引けた時? |
森川 | もう一声! |
井崎 | あ! そんなのこれしかねえ! 一番元気になれる時ってのは、 なんたってファイトに勝った時! |
森川 | ならば井崎、要するに! それを、あいつらにしてやれば! |
井崎 | そうか! あいつらをファイトで勝たせてやれば、 元気を取り戻してやれる! |
森川 | それだ! そして、そうすれば……! |
カムイ | 久しぶりに思い出したぜ…… そうだ、これが勝つってこと……! |
ミサキ | 負け癖がつきすぎちゃって、 すっかり忘れてたこの気分……! |
アイチ | なんて気持ちいいんだろう…… 僕、やる気が出てきたよ! |
三人 | すっかり自信を取り戻した…… これで、日本大会もばっちりだ!! |
森川 | ……と、こうなる! |
井崎 | そっか! ……って、ちょっと待て。 自分で言っといてなんだけど、 どうやってファイトで「勝たせる」んだ? |
森川 | もちろん、「勝ちを譲る」のさ! |
井崎 | え……って、つまり、 わざと負ける、ってことか!? |
森川 | そこはバレないようにやる! |
井崎 | そんなの、あいつらが喜ぶわけねえだろ! それに、誰がそのファイトを!? |
森川 | それは当然、決まってるだろう。 頼んだぞ、井崎。 |
井崎 | は!? それを、俺にやれってか!? 勝って元気になるって言うなら、 強い奴とのファイトじゃねーと! 櫂とかカエサルとかそういうレベル! はっきり言って俺なんか、 そんなレベルじゃねーんだから! |
森川 | 大丈夫だ、お前なら! 俺の勘がそう言っている! |
井崎 | はあ~!? |
森川 | 俺もあいつらの事は心配だ。が…… 俺はこれからどうしても、 しなきゃならねえことがあるんだ! |
井崎 | え? |
森川 | アイドルショップでコーリンちゃんの、 限定グッズの争奪戦があんだよ! |
井崎 | 何~!? |
森川 | というわけで、井崎! 後は任せた!! |
井崎 | お、おい、森川!? 無理だって! そんなの、俺には無理だって~!! |
三人 | …… |
井崎 | (やっぱまだ、 落ち込んだまんまなのかよ……) |
三人 | …… |
井崎 | (……くっそう……) |
三人 | …… |
井崎 | (ほっとけねえじゃんかよ……) |
そして…… | |
??? | フ……牙をなくしたお前らでも、 俺とファイトするくらいの気合は残ってる ようだな。 しかしそんなお前らで、 本当にこの俺に勝てるかな……? |
井崎 | この…… 井崎ユウタ様に!! |
アイチ | 井崎……くん? |
ミサキ | どうして……? |
カムイ | ……こっちの準備はいいぜ。 |
井崎 | ……来い、カムイ! |
カムイ | 行くぜ、井崎! |
井崎& カムイ | スタンドアップ! ヴァンガード! |
井崎 | (ああ、何やってんだよ俺……) (けど、やる以上は全力で…… お前らを元気にしてやっからな……!) |
Episode1
キャラ | セリフ |
---|---|
井崎 | ……えっと。 (……なんで、こんなことになったんだ……?) (そう……俺は、落ち込んでたこいつらを、元気づけてやりたかったんだ……ちょっと変わったやり方で、だけど。) (で、まずは、カードキャピタルに入っていって……) おいおい、チームQ4ともあろうお前らが! いったい何だよ、ぼーっとしやがって! |
三人 | !? |
井崎 | 落ち込んじまって声も出ねえのか? そんなことじゃあ、先が思いやられるな! |
カムイ | ど、どうしたんだ、井崎!? 何か悪いもんでも食ったのかよ? そんなでけえ声出して。 |
井崎 | (……よ~し、食いついてきた。このまま挑発して、ファイトに持ち込むぞ……) ふっ……俺にはわかってる。 お前たちは本当は、日本ステージを前にして、意気消沈してる、ってな…… |
カムイ | 一気にちょうちん!? どこに提灯吊るすんだよ! 今日は祭りなんてやってないぞ! |
井崎 | ええい、わけのわかんねーことを! とにかく今日のこの俺は、お前らに喝を入れに来た! |
カムイ | なに~っ!? |
井崎 | もちろん、ヴァンガードファイトでな! さあ、最初にかかってくるのはどいつだ! |
アイチ | ど、どうしたの急に…… |
ミサキ | 挑戦……? |
三和 | 井崎の奴……やっぱ、悪いもんでも食ったな。 |
カムイ | 面白そうじゃんか……だったら、まずはオレからだ! |
井崎 | (よし、まずはカムイが相手か……) (わかってる。お前と俺とじゃ、レベルが違うってな) (わざと負けようとするまでもねえ……俺が本気の全力で行ってもきっと自然に負けちまうはず) (むしろ俺がそのくらいやって、ようやくお前は手ごたえを感じるくらいだろう) (その勝利で、お前がどのくらい元気を取り戻せるかはわからねえ……けど) (俺にできることは、このくらいしかねーからな……!) |
カムイ | ……こっちの準備はいいぜ。 |
井崎 | よかろう……来い、カムイ! |
井崎& カムイ | スタンドアップ! ヴァンガード! |
井崎 | (さあ、カムイ……この俺を、ぶっ飛ばせ!!) (……と、なるはずだったのに……) (なんで、どうしてこんなことに……!?) |
カムイ | ……そ……そんな……このオレ、葛木カムイ様が…… か……完敗!? |
井崎 | (って、勝っちゃあダメなんじゃねーか、俺!?) |
カムイ | くぅ……っ! |
井崎 | (あああ、俺はナニやってんだ!?) (元々落ち込んじまってたカムイを、こんなふうに負かしちまったら、いっそう落ち込ませちまうじゃねーか!) (大体、こんなことありえないだろう!? レベルが違うはずだろうがよ!? なんで、どうしてこんなことに!?) |
アイチ | すごい…… カムイくんが何かするたびに、全部が井崎くんの有利になる、っていうか…… |
ミサキ | トリガーもノリにノって…… カムイがあれだけ頑張って、まるで手も足も出ないなんて…… |
アイチ | 井崎くん、すごい…… |
井崎 | え!? いや、その、これは…… |
アイチ | もしかして、隠れて特訓を……? とにかく、すごいよ井崎くん! 僕ともファイトしてくれないかな? |
井崎 | お……おう? いいだろう、かかってこい! (……で、でも。もしまた、今のファイトみたいになったら……?) (い、いや。今のはまぐれに決まってる。こんなことが続くわけがねえ) (だから次こそ、全力で……アイチ! お前に負けて見せる!) |
井崎& アイチ | ……スタンドアップ! ヴァンガード! |
キャラ | セリフ |
---|---|
井崎 | ……えっと。 (……なんで、 こんなことになったんだ……?) (そう……俺は、落ち込んでたこいつらを、 元気づけてやりたかったんだ…… ちょっと変わったやり方で、だけど。) (で、まずは、 カードキャピタルに入っていって……) おいおい、チームQ4ともあろうお前らが! いったい何だよ、ぼーっとしやがって! |
三人 | !? |
井崎 | 落ち込んじまって声も出ねえのか? そんなことじゃあ、先が思いやられるな! |
カムイ | ど、どうしたんだ、井崎!? 何か悪いもんでも食ったのかよ? そんなでけえ声出して。 |
井崎 | (……よ~し、食いついてきた。 このまま挑発して、ファイトに持ち込むぞ……) ふっ……俺にはわかってる。 お前たちは本当は、日本ステージを前にして、 意気消沈してる、ってな…… |
カムイ | 一気にちょうちん!? どこに提灯吊るすんだよ! 今日は祭りなんてやってないぞ! |
井崎 | ええい、わけのわかんねーことを! とにかく今日のこの俺は、 お前らに喝を入れに来た! |
カムイ | なに~っ!? |
井崎 | もちろん、ヴァンガードファイトでな! さあ、最初にかかってくるのはどいつだ! |
アイチ | ど、どうしたの急に…… |
ミサキ | 挑戦……? |
三和 | 井崎の奴…… やっぱ、悪いもんでも食ったな。 |
カムイ | 面白そうじゃんか…… だったら、まずはオレからだ! |
井崎 | (よし、まずはカムイが相手か……) (わかってる。お前と俺とじゃ、 レベルが違うってな) (わざと負けようとするまでもねえ…… 俺が本気の全力で行っても きっと自然に負けちまうはず) (むしろ俺がそのくらいやって、ようやく お前は手ごたえを感じるくらいだろう) (その勝利で、お前がどのくらい 元気を取り戻せるかはわからねえ……けど) (俺にできることは、 このくらいしかねーからな……!) |
カムイ | ……こっちの準備はいいぜ。 |
井崎 | よかろう……来い、カムイ! |
井崎& カムイ | スタンドアップ! ヴァンガード! |
井崎 | (さあ、カムイ…… この俺を、ぶっ飛ばせ!!) (……と、なるはずだったのに……) (なんで、どうしてこんなことに……!?) |
カムイ | ……そ……そんな…… このオレ、葛木カムイ様が…… か……完敗!? |
井崎 | (って、勝っちゃあダメなんじゃねーか、俺!?) |
カムイ | くぅ……っ! |
井崎 | (あああ、俺はナニやってんだ!?) (元々落ち込んじまってたカムイを、 こんなふうに負かしちまったら、 いっそう落ち込ませちまうじゃねーか!) (大体、こんなことありえないだろう!? レベルが違うはずだろうがよ!? なんで、どうしてこんなことに!?) |
アイチ | すごい…… カムイくんが何かするたびに、 全部が井崎くんの有利になる、っていうか…… |
ミサキ | トリガーもノリにノって…… カムイがあれだけ頑張って、 まるで手も足も出ないなんて…… |
アイチ | 井崎くん、すごい…… |
井崎 | え!? いや、その、これは…… |
アイチ | もしかして、隠れて特訓を……? とにかく、すごいよ井崎くん! 僕ともファイトしてくれないかな? |
井崎 | お……おう? いいだろう、かかってこい! (……で、でも。 もしまた、 今のファイトみたいになったら……?) (い、いや。今のはまぐれに決まってる。 こんなことが続くわけがねえ) (だから次こそ、全力で…… アイチ! お前に負けて見せる!) |
井崎& アイチ | ……スタンドアップ! ヴァンガード! |
Episode2
キャラ | セリフ |
---|---|
井崎 | (うう……なんでだよ、どうしてだよ!?) (なんでまた勝っちまうんだよ!? ダメじゃん、俺!!) |
アイチ | 完敗だよ、井崎くん……! |
井崎 | そ、その……あ、アイチ……? |
アイチ | 僕……デッキを見つめ直してみるよ。 ちょっとだけあっちのテーブルに行くね…… |
井崎 | (あああ、アイチまで落ち込ませちまった……あっちの隅っこのテーブルで、カムイと静かになっちまってる……) (本当に俺、何やってんだああああ!?) |
ミサキ | 出るべき時にヒールトリガーが、ここぞという時にクリティカルトリガーが、完璧なタイミングで出てくるなんて…… 強運……いや、もし計算だったら……? |
井崎 | 何も今そんなツキが回ってこなくたって! |
三和 | ふむふむ……なるほどねェ。 |
井崎 | 何が「なるほどねェ」なんだよ!? |
三和 | いや、ここに星占いの本が置きっぱなしになっててさ。 |
井崎 | どうせ森川の忘れ物だろ! |
三和 | で、お前の星座の運勢を見てたらさ…… 「今日は最高の星回り! あなたの運気は最高潮! 特に勝負事は、絶対勝ちます!」 |
井崎 | な、なんだって!? |
三和 | 「何をどんなふうにしようとも、あなたは負けることができません!」 ……だってさ。 |
井崎 | うあああああああ!! |
全員 | !? |
井崎 | なんで今日に限ってそうなんだ! いつもはそんなことないくせに! 俺はアイチたちとはレベルが違うから、普段なら絶対勝てっこないのに! |
三和 | 井崎、ホントに今日はどうしたんだ? 2連勝、嬉しくないのかよ? |
井崎 | そりゃあ嬉しいに決まってるよ! もう滅茶苦茶に嬉しいよ、カムイやアイチに勝てるなんて! って、あああああ! そうじゃなくて! 俺が元気になっちゃダメなんだって! アイチたちを元気にさせねーと! (ええい、何か「負ける」方法はねえのか、「負ける」方法は……) なあ、おい! その本に、これをやったら運がなくなるみたいな、そういう事は載ってねえのか? |
三和 | ええっと、どれどれ…… |
井崎 | 何かありそうか!? |
三和 | ……ごめん。やっぱないわ。 |
井崎 | って、ああもう! (うう……俺はあいつらに勝ってもらって、元気になってもらうのが、そもそもの目的だったんだ) (そんなことくらいしか、俺にはできねえんだから……) (だから、負けなきゃなんねーのに! いったい俺はどうしたら!?) |
三和 | ……何かお前、どうも変だな。 もしかして今の運、なくしたいわけ? |
井崎 | ああ、そうだ! |
三和 | なんでよ? お前が強けりゃ強いほど、Q4にとって最高の練習相手じゃん。 |
井崎 | 普段ならそれでいいんだよ! だけど今のQ4は、負けたらますます落ち込んじまうだろ! |
三和 | へ? |
井崎 | 昨日もそうだったし、今日だって! 三人ともどよ~んと落ち込んで! あんな状態で、更に負けちまった日にゃ…… |
三和 | 三人が落ち込んで……? |
井崎 | 目を閉じて、じとーっと黙り込んで…… |
三和 | ……ああ、そのこと。 あいつら、別に落ち込んでなんかないけど。 |
井崎 | は? |
三和 | あれは、店長の発案でさ。 日本ステージが近いから、気持ちを落ち着かせよう、ってことで…… あいつらに「瞑想」をさせてたんだよ。 |
井崎 | め……めーそう? で、でも、カムイが、「もう、ダメだ」とか…… |
三和 | あいつ、じっとしてるの苦手だからさ。 「もうダメだ……今すぐ体動かしてー!」って。 |
井崎 | ……そ、そういうこと…… これまでのステージで負け続けたから……落ちこんでたとか、そういうことじゃ…… |
三和 | いや、全然。 |
井崎 | …… |
三和 | ……おい、井崎? |
井崎 | ……うああああああ、もう! |
三和 | うわ!? |
井崎 | 何だよ、俺の勘違いかよ! 取り越し苦労ってことだったのかよ! |
三和 | お前、いったい何を……? |
井崎 | まあいい、そんならそれで! じゃ、ねーちゃん! |
ミサキ | ……なに。 |
井崎 | 次の相手はねーちゃんだったな! |
ミサキ | そうだけど。 |
井崎 | 強運を手に入れた、最強の俺……よろこんでQ4の練習相手になるぜ! 勝っちまっても恨まないでくれよな! |
ミサキ | ふ……言うじゃない。 私の記憶力とアンタの強運、どっちが強いか、試してあげる。 |
井崎 | それじゃあ……! |
井崎& ミサキ | スタンドアップ! ヴァンガード! |
キャラ | セリフ |
---|---|
井崎 | (うう……なんでだよ、 どうしてだよ!?) (なんでまた勝っちまうんだよ!? ダメじゃん、俺!!) |
アイチ | 完敗だよ、井崎くん……! |
井崎 | そ、その…… あ、アイチ……? |
アイチ | 僕……デッキを見つめ直してみるよ。 ちょっとだけあっちのテーブルに行くね…… |
井崎 | (あああ、アイチまで落ち込ませちまった…… あっちの隅っこのテーブルで、 カムイと静かになっちまってる……) (本当に俺、何やってんだああああ!?) |
ミサキ | 出るべき時にヒールトリガーが、 ここぞという時にクリティカルトリガーが、 完璧なタイミングで出てくるなんて…… 強運……いや、もし計算だったら……? |
井崎 | 何も今そんなツキが回ってこなくたって! |
三和 | ふむふむ……なるほどねェ。 |
井崎 | 何が「なるほどねェ」なんだよ!? |
三和 | いや、ここに星占いの本が 置きっぱなしになっててさ。 |
井崎 | どうせ森川の忘れ物だろ! |
三和 | で、お前の星座の運勢を見てたらさ…… 「今日は最高の星回り! あなたの運気は最高潮! 特に勝負事は、絶対勝ちます!」 |
井崎 | な、なんだって!? |
三和 | 「何をどんなふうにしようとも、 あなたは負けることができません!」 ……だってさ。 |
井崎 | うあああああああ!! |
全員 | !? |
井崎 | なんで今日に限ってそうなんだ! いつもはそんなことないくせに! 俺はアイチたちとはレベルが違うから、 普段なら絶対勝てっこないのに! |
三和 | 井崎、ホントに今日はどうしたんだ? 2連勝、嬉しくないのかよ? |
井崎 | そりゃあ嬉しいに決まってるよ! もう滅茶苦茶に嬉しいよ、 カムイやアイチに勝てるなんて! って、あああああ! そうじゃなくて! 俺が元気になっちゃダメなんだって! アイチたちを元気にさせねーと! (ええい、何か「負ける」方法はねえのか、 「負ける」方法は……) なあ、おい! その本に、 これをやったら運がなくなるみたいな、 そういう事は載ってねえのか? |
三和 | ええっと、どれどれ…… |
井崎 | 何かありそうか!? |
三和 | ……ごめん。やっぱないわ。 |
井崎 | って、ああもう! (うう……俺はあいつらに勝ってもらって、 元気になってもらうのが、 そもそもの目的だったんだ) (そんなことくらいしか、 俺にはできねえんだから……) (だから、負けなきゃなんねーのに! いったい俺はどうしたら!?) |
三和 | ……何かお前、どうも変だな。 もしかして今の運、なくしたいわけ? |
井崎 | ああ、そうだ! |
三和 | なんでよ? お前が強けりゃ強いほど、 Q4にとって最高の練習相手じゃん。 |
井崎 | 普段ならそれでいいんだよ! だけど今のQ4は、 負けたらますます落ち込んじまうだろ! |
三和 | へ? |
井崎 | 昨日もそうだったし、今日だって! 三人ともどよ~んと落ち込んで! あんな状態で、更に負けちまった日にゃ…… |
三和 | 三人が落ち込んで……? |
井崎 | 目を閉じて、じとーっと黙り込んで…… |
三和 | ……ああ、そのこと。 あいつら、別に落ち込んでなんかないけど。 |
井崎 | は? |
三和 | あれは、店長の発案でさ。 日本ステージが近いから、 気持ちを落ち着かせよう、ってことで…… あいつらに「瞑想」をさせてたんだよ。 |
井崎 | め……めーそう? で、でも、カムイが、 「もう、ダメだ」とか…… |
三和 | あいつ、じっとしてるの苦手だからさ。 「もうダメだ……今すぐ体動かしてー!」って。 |
井崎 | ……そ、そういうこと…… これまでのステージで負け続けたから…… 落ちこんでたとか、そういうことじゃ…… |
三和 | いや、全然。 |
井崎 | …… |
三和 | ……おい、井崎? |
井崎 | ……うああああああ、もう! |
三和 | うわ!? |
井崎 | 何だよ、俺の勘違いかよ! 取り越し苦労ってことだったのかよ! |
三和 | お前、いったい何を……? |
井崎 | まあいい、そんならそれで! じゃ、ねーちゃん! |
ミサキ | ……なに。 |
井崎 | 次の相手はねーちゃんだったな! |
ミサキ | そうだけど。 |
井崎 | 強運を手に入れた、最強の俺…… よろこんでQ4の練習相手になるぜ! 勝っちまっても恨まないでくれよな! |
ミサキ | ふ……言うじゃない。 私の記憶力とアンタの強運、 どっちが強いか、試してあげる。 |
井崎 | それじゃあ……! |
井崎& ミサキ | スタンドアップ! ヴァンガード! |
Episode3
キャラ | セリフ |
---|---|
井崎 | (不思議……いや、当然か) (勝つつもりで挑んだファイトだったのに……) (そういうファイトで、負けちまうなんてな) |
三和 | ……さすが、ねーちゃん。大したもんだ。 井崎の強運は、全然衰えてなかったってのにな。 |
ミサキ | 先の2回のファイトを見てたからね。 デッキとファイトの進め方、しっかり覚えさせてもらったから。 |
井崎 | ……ほんと、すげー記憶力だぜ。 |
ミサキ | それでも、勝つのはしんどかったけどね…… おかげでやりがいのあるファイトができた。感謝するよ。 |
井崎 | いや、そりゃあこっちの方こそ。 しかし、あれだな。勝てると思ってたから負けると……やっぱ、悔しいもんだな。 あ、そうだ! アイチとカムイ! まだ……落ち込んじまってるかな。 |
アイチ | ……ありがとう。でも、僕達なら大丈夫。 |
カムイ | 別に落ち込んでるわけじゃねーって。 |
井崎 | え……アイチ、カムイ!? でも、あっちの隅っこのテーブルで、二人でじと~っと…… |
カムイ | は? 何言ってんだ? |
アイチ | 僕達はあっちで、デッキを組み替えてたんだんだよ。 ……井崎くんと再戦するためにね。 |
井崎 | え? そ、そうだったの? |
カムイ | 負けたのは確かに悔しかったけどな…… だけどおかげで、自分のまずいとこに気づけたからな。 ちょっとばかし調子に乗っちまってたかな……とかな。 |
アイチ | 僕も、自分のデッキの弱いところに気づけたし。 だからこのファイト、やってよかったよ。 |
井崎 | そ、そっかあ……それならよかった。 |
アイチ | ……ところで、井崎くん。 |
井崎 | ん? |
アイチ | 本当は……僕達に負けようとしてたんだって? |
井崎 | そうそう、本当は……って、ええっ!? な、ななな何を!? |
アイチ | 実は、全部聞いちゃったんだ…… |
森川 | ……よっ、井崎。 |
井崎 | も、森川!? おま、何でここに!? |
森川 | いや~、俺だってアイチたちのことは、一応気にはしてたんだぜ? だから俺の戦利品を見せて、こいつらを元気にしてやろう、と! |
井崎 | 戦利品? |
森川 | コーリンちゃんグッズに決まってるだろう! これを見て元気になれねえ奴はいねえ! |
三和 | それはお前だけだと思う。 |
アイチ | それで、森川くんが言ったんだ…… 井崎くんは、それとは別のやり方で、僕達を元気にしようとしてる、って。 |
カムイ | 俺たちを勝たせて、元気にする、ってか。 オレはそういうの、好きじゃねえな。そういう、「八百屋」みてーなのは。 |
三和 | それを言うなら「八百長」だな。 |
カムイ | まあ……だけど、お前はそれをしなかったし。 それに、お前が実際にしたファイトは……そういうファイトより、もっと良かったぜ。 |
井崎 | ……ご、ごめん、皆! けど俺、何とか力になれないかって…… |
アイチ | そのやり方が、よかったかどうかはともかく…… 井崎くんがそこまで心配してくれて、日本ステージを前にした僕たちの、力になってくれようとしてくれた…… その気持ちは、本当に嬉しかったよ。 |
井崎 | アイチ…… |
アイチ | ……ありがとう、井崎くん。 |
井崎 | いや……そんな風に言ってもらえて、俺の方こそ嬉しいよ……! ……よ~し! そういう事ならこの井崎! まだまだお前らの練習相手になるぜ! この強運が続いてるうちにな! |
アイチ | いいね! お願いするよ、井崎くん! |
森川 | よ~し! 勝ってもいいというのなら、この最強ファイター森川様も…… |
三和 | ……まあまあ。今日は井崎に任せておこうぜ。 |
ミサキ | 私もまだまだファイトし足りないね。 |
カムイ | じゃあミサキさん、俺たちもファイトを! |
井崎 | ……さあ! 俺の方はいつでもいいぜ! |
アイチ | じゃあ行くよ、井崎くん! |
井崎& アイチ | スタンドアップ! ヴァンガード! |
キャラ | セリフ |
---|---|
井崎 | (不思議……いや、当然か) (勝つつもりで挑んだ ファイトだったのに……) (そういうファイトで、 負けちまうなんてな) |
三和 | ……さすが、ねーちゃん。大したもんだ。 井崎の強運は、 全然衰えてなかったってのにな。 |
ミサキ | 先の2回のファイトを見てたからね。 デッキとファイトの進め方、 しっかり覚えさせてもらったから。 |
井崎 | ……ほんと、すげー記憶力だぜ。 |
ミサキ | それでも、勝つのはしんどかったけどね…… おかげでやりがいのあるファイトができた。 感謝するよ。 |
井崎 | いや、そりゃあこっちの方こそ。 しかし、あれだな。勝てると思ってたから 負けると……やっぱ、悔しいもんだな。 あ、そうだ! アイチとカムイ! まだ……落ち込んじまってるかな。 |
アイチ | ……ありがとう。でも、僕達なら大丈夫。 |
カムイ | 別に落ち込んでるわけじゃねーって。 |
井崎 | え……アイチ、カムイ!? でも、あっちの隅っこのテーブルで、 二人でじと~っと…… |
カムイ | は? 何言ってんだ? |
アイチ | 僕達はあっちで、 デッキを組み替えてたんだんだよ。 ……井崎くんと再戦するためにね。 |
井崎 | え? そ、そうだったの? |
カムイ | 負けたのは確かに悔しかったけどな…… だけどおかげで、 自分のまずいとこに気づけたからな。 ちょっとばかし調子に乗っちまってたかな…… とかな。 |
アイチ | 僕も、自分のデッキの弱いところに気づけたし。 だからこのファイト、やってよかったよ。 |
井崎 | そ、そっかあ……それならよかった。 |
アイチ | ……ところで、井崎くん。 |
井崎 | ん? |
アイチ | 本当は……僕達に負けようとしてたんだって? |
井崎 | そうそう、本当は……って、ええっ!? な、ななな何を!? |
アイチ | 実は、全部聞いちゃったんだ…… |
森川 | ……よっ、井崎。 |
井崎 | も、森川!? おま、何でここに!? |
森川 | いや~、俺だってアイチたちのことは、 一応気にはしてたんだぜ? だから俺の戦利品を見せて、 こいつらを元気にしてやろう、と! |
井崎 | 戦利品? |
森川 | コーリンちゃんグッズに決まってるだろう! これを見て元気になれねえ奴はいねえ! |
三和 | それはお前だけだと思う。 |
アイチ | それで、森川くんが言ったんだ…… 井崎くんは、それとは別のやり方で、 僕達を元気にしようとしてる、って。 |
カムイ | 俺たちを勝たせて、元気にする、ってか。 オレはそういうの、好きじゃねえな。 そういう、「八百屋」みてーなのは。 |
三和 | それを言うなら「八百長」だな。 |
カムイ | まあ……だけど、お前はそれをしなかったし。 それに、お前が実際にしたファイトは…… そういうファイトより、もっと良かったぜ。 |
井崎 | ……ご、ごめん、皆! けど俺、何とか力になれないかって…… |
アイチ | そのやり方が、 よかったかどうかはともかく…… 井崎くんがそこまで心配してくれて、 日本ステージを前にした僕たちの、 力になってくれようとしてくれた…… その気持ちは、本当に嬉しかったよ。 |
井崎 | アイチ…… |
アイチ | ……ありがとう、井崎くん。 |
井崎 | いや……そんな風に言ってもらえて、 俺の方こそ嬉しいよ……! ……よ~し! そういう事ならこの井崎! まだまだお前らの練習相手になるぜ! この強運が続いてるうちにな! |
アイチ | いいね! お願いするよ、井崎くん! |
森川 | よ~し! 勝ってもいいというのなら、 この最強ファイター森川様も…… |
三和 | ……まあまあ。 今日は井崎に任せておこうぜ。 |
ミサキ | 私もまだまだファイトし足りないね。 |
カムイ | じゃあミサキさん、俺たちもファイトを! |
井崎 | ……さあ! 俺の方はいつでもいいぜ! |
アイチ | じゃあ行くよ、井崎くん! |
井崎& アイチ | スタンドアップ! ヴァンガード! |