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あらすじ
ストーリー
Episode1「マモルの相談」
キャラ | セリフ |
---|---|
マモル | やあ、伊吹君。来てくれてありがとう。 |
伊吹 | ああ。だが急な呼び出しとは……俺に何の用だ? |
マモル | 用事というほどのことではないんだけど、お互いの近況報告をかねて食事でも、と思ってね。 お互い、支部長の補佐役としてつもる話もあるだろうし。 |
伊吹 | ……そうか。なら最初にそう言ってくれ。 |
マモル | あはは、そんなしかめっ面しないで。 新しくいい雰囲気のお店を見つけたからサプライズをしたくてね。 |
伊吹 | まったく…… |
マモル | さぁこっちだよ。店はすぐそこなんだ。 伊吹君、どうかな? なかなかいいお店だろう? |
伊吹 | 落ち着いた雰囲気だな。 |
マモル | だろう? 他愛のない話をして、一緒に食事を取るにはうってつけじゃないかな。 |
伊吹 | ああ、そうだな。 ……何を頼む? |
マモル | そうだね……僕もまだあまり来たことがないからオススメを聞いてみる? |
伊吹 | ああ。 |
マモル | ああ、前に支部長たちと来たときは軽く飲んでお刺身を少し食べたんだ。 お酒は伊吹くんがよく飲む日本酒もいろいろとそろっているよ。 |
伊吹 | ……たしかに、種類が豊富だな。 |
マモル | ふふ、だろう? キミに教えたら絶対喜ぶと思ったんだ。 |
伊吹 | ……せっかくだ。日本酒も頼んでみるか。 |
マモル | そうこなくっちゃ! なら、僕も少し飲もうかな。 ――すみません、お猪口はふたつください。 新しいカードをデッキに入れようと思っているんだけど、伊吹君ならどっちを選ぶ? |
伊吹 | ……「かげろうのクランリーダー」が一職員に聞くことか? ………… |
マモル | 目は口ほどに物を言う、ってね。 僕もこっちがいいかと思ってたよ。ご意見ありがとう。 ああ、そうだ。かげろうと言えば…… 僕たちドラゴンエンパイア支部で、クランごとの特殊なイベントを開催したいと思っているんだ。 |
伊吹 | クランごとのイベント……? |
マモル | うん、そのクランのデッキを使ったことがなくても楽しめるようなイベントを考えているんだ。 クランの特性を活かしたものにしたいと思うんだけど……どうかな? |
伊吹 | 初心者の集客が見込めるならいいんじゃないか? |
マモル | その予定だよ。 ならまた具体的なことが決まったら話を聞いてほしいな。 |
伊吹 | ああ、構わない。 |
マモル | あ、そういえば。これはここだけの話にしてほしいんだけど…… |
伊吹 | ……? |
マモル | 近いうちに、各支部職員の親交を深めるために交流会が行われるかもしれないんだ。 |
伊吹 | 交流会? なぜそんな話が出てきたんだ? |
マモル | うちの支部長が、他支部の動向を気にしていてね。 横のつながりも大事だから、と交流会の案を本部に提出するつもりらしいんだ。 |
伊吹 | …… |
マモル | 正直僕たちも忙しいし、それは他の支部も同じだと思うんだ。 交流会となると、僕たちの支部だけの話ではなくなるから、各支部の協力も不可欠だし…… 厳しそうなら、今ならまだ僕のところで止められるかもしれないけど、支部長の言うように、交流する機会を設けるということも必要なことだと思うんだよね。 伊吹君はどう思うかな? |
伊吹 | 交流会くらい、そんなに深く考えるようなことでもないだろう。 企画案を本部に提出したとしても、それが無理なものならば通ることもない。 開催されるとなれば、それは俺たちが無理なく開くことが出来る、と本部や支部長たちが判断したということだ。 好きにさせればいい。 |
マモル | なるほど……確かに、僕も出来そうではあると思ったから後押しが欲しかったのかもね。 伊吹君がそう言うのなら、支部長にその件は任せてみるよ。 聞いてくれてありがとう。 |
伊吹 | 礼には及ばない。 |
キャラ | セリフ |
---|---|
マモル | やあ、伊吹君。 来てくれてありがとう。 |
伊吹 | ああ。だが急な呼び出しとは…… 俺に何の用だ? |
マモル | 用事というほどのことではないんだけど、 お互いの近況報告をかねて食事でも、と 思ってね。 お互い、支部長の補佐役として つもる話もあるだろうし。 |
伊吹 | ……そうか。 なら最初にそう言ってくれ。 |
マモル | あはは、そんなしかめっ面しないで。 新しくいい雰囲気のお店を見つけたから サプライズをしたくてね。 |
伊吹 | まったく…… |
マモル | さぁこっちだよ。 店はすぐそこなんだ。 伊吹君、どうかな? なかなかいいお店だろう? |
伊吹 | 落ち着いた雰囲気だな。 |
マモル | だろう? 他愛のない話をして、一緒に食事を 取るにはうってつけじゃないかな。 |
伊吹 | ああ、そうだな。 ……何を頼む? |
マモル | そうだね…… 僕もまだあまり来たことが ないからオススメを聞いてみる? |
伊吹 | ああ。 |
マモル | ああ、前に支部長たちと来たときは 軽く飲んでお刺身を少し 食べたんだ。 お酒は伊吹くんがよく飲む 日本酒もいろいろと そろっているよ。 |
伊吹 | ……たしかに、種類が豊富だな。 |
マモル | ふふ、だろう? キミに教えたら絶対喜ぶと 思ったんだ。 |
伊吹 | ……せっかくだ。 日本酒も頼んでみるか。 |
マモル | そうこなくっちゃ! なら、僕も少し飲もうかな。 ――すみません、お猪口はふたつください。 新しいカードをデッキに入れようと 思っているんだけど、 伊吹君ならどっちを選ぶ? |
伊吹 | ……「かげろうのクランリーダー」が 一職員に聞くことか? ………… |
マモル | 目は口ほどに物を言う、ってね。 僕もこっちがいいかと思ってたよ。 ご意見ありがとう。 ああ、そうだ。 かげろうと言えば…… 僕たちドラゴンエンパイア支部で、 クランごとの特殊なイベントを 開催したいと思っているんだ。 |
伊吹 | クランごとのイベント……? |
マモル | うん、そのクランのデッキを 使ったことがなくても楽しめるような イベントを考えているんだ。 クランの特性を活かしたものに したいと思うんだけど…… どうかな? |
伊吹 | 初心者の集客が見込めるなら いいんじゃないか? |
マモル | その予定だよ。 ならまた具体的なことが決まったら 話を聞いてほしいな。 |
伊吹 | ああ、構わない。 |
マモル | あ、そういえば。これは ここだけの話にしてほしいんだけど…… |
伊吹 | ……? |
マモル | 近いうちに、各支部職員の親交を深めるために 交流会が行われるかもしれないんだ。 |
伊吹 | 交流会? なぜそんな話が出てきたんだ? |
マモル | うちの支部長が、他支部の動向を 気にしていてね。 横のつながりも大事だから、と 交流会の案を本部に提出する つもりらしいんだ。 |
伊吹 | …… |
マモル | 正直僕たちも忙しいし、それは他の支部も 同じだと思うんだ。 交流会となると、僕たちの支部だけの 話ではなくなるから、 各支部の協力も不可欠だし…… 厳しそうなら、今ならまだ 僕のところで止められるかも しれないけど、 支部長の言うように、交流する機会を 設けるということも 必要なことだと思うんだよね。 伊吹君はどう思うかな? |
伊吹 | 交流会くらい、そんなに深く 考えるようなことでもないだろう。 企画案を本部に提出したとしても、 それが無理なものならば 通ることもない。 開催されるとなれば、それは俺たちが 無理なく開くことが出来る、と 本部や支部長たちが判断したということだ。 好きにさせればいい。 |
マモル | なるほど……確かに、 僕も出来そうではあると思ったから 後押しが欲しかったのかもね。 伊吹君がそう言うのなら、 支部長にその件は任せてみるよ。 聞いてくれてありがとう。 |
伊吹 | 礼には及ばない。 |
Episode2「交流会の案内」
キャラ | セリフ |
---|---|
マモル | どうしたんだい、伊吹君。 キミから声をかけてくれるなんて珍しいな。 |
伊吹 | 安城、これはいったいどうなっているんだ? |
マモル | えっと……何の話かな? |
伊吹 | 交流会の件だ! 先ほど、神崎支部長から、交流会の下見で温泉に行くように言われた。 |
マモル | え? 伊吹君がいくのかい? |
伊吹 | ああ、そういうことになっている。 交流会とは、温泉旅行のことだったのか? 俺は、食事会程度の軽いものだと思っていたんだが…… |
マモル | 僕もそう思っていたんだけど、どうやら、うちの支部長が案を通した際、一緒に内容も決めたみたいなんだ。 普段の疲れを取るには、温泉で思いっきりくつろぐのが1番だ! ……って言ってね。 『みんなにも大ウケだったよ』って、得意げに話していたよ。 |
伊吹 | そうか……まぁ、それはいい。 でも、なぜ下見に行くのがユナサン支部とドラエン支部になったんだ? |
マモル | 温泉旅館の下見をする支部をくじ引きで決めることになって…… ユナサンと、ドラエンが当たりを引いて決まったらしい。 |
伊吹 | 「当たり」、か…… フン、どうりで理由を聞いてもだんまりだったわけだ。 |
マモル | た、多少はうしろめたさがあったのかもしれないね。 |
伊吹 | いや、それはないだろう。 |
マモル | 神崎支部長が伊吹君に下見を任せた理由は…… 僕には分からないけど、それだけキミのことを信頼しているってことじゃないかな。 |
伊吹 | 厄介払いだろう。 ……まぁ、状況はわかった。 |
マモル | むしろ、支部長は幸運だと喜んでいたよ。温泉を楽しむ気満々らしい。 せっかくの機会だし伊吹君も楽しんできたら? |
伊吹 | 楽しむもなにも、ただの仕事だ。 それ以上でも以下でもない。 |
マモル | ははは、キミらしいな。 僕も一緒に行けたら良かったんだけど…… |
伊吹 | 支部長と安城が同時に抜けたら、ドラエン支部の手が回らないだろう。 |
マモル | うーん……正直、支部長が抜けてもあまり変わりはしないんだけどね。 まあ、それは普段からうちの支部長が仕事をサボってるのが原因なんだけど…… |
伊吹 | ……そんなにか? |
マモル | そうそう。 最近は仕事を抜け出す方法も手が込んできててね。マークするのも一苦労なんだ。 |
伊吹 | ……お前も大変だな。 |
マモル | ははは、まぁ慣れているし。 大変だけどやりがいはあるから大丈夫さ。 それにうちの支部長はいざというときは頼りになるしね。 |
伊吹 | そうか…… (それでいいのか……?) |
マモル | それより今回は僕よりも伊吹君の方が大変じゃないかな? |
伊吹 | ドラエンの支部長が温泉宿から脱走でも企てるのか? |
マモル | いや、温泉は楽しみにしてるから脱走はしないと思うよ。 でもその代わり温泉街を連れ回されるかもね。 |
伊吹 | なるほどな……覚えておこう。 |
マモル | ははは、温泉街を歩くキミと支部長の姿……見てみたいなぁ。 |
キャラ | セリフ |
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マモル | どうしたんだい、伊吹君。 キミから声をかけてくれるなんて 珍しいな。 |
伊吹 | 安城、これはいったい どうなっているんだ? |
マモル | えっと……何の話かな? |
伊吹 | 交流会の件だ! 先ほど、神崎支部長から、交流会の下見で 温泉に行くように言われた。 |
マモル | え? 伊吹君がいくのかい? |
伊吹 | ああ、そういうことになっている。 交流会とは、温泉旅行の ことだったのか? 俺は、食事会程度の 軽いものだと思っていたんだが…… |
マモル | 僕もそう思っていたんだけど、 どうやら、うちの支部長が案を通した際、 一緒に内容も決めたみたいなんだ。 普段の疲れを取るには、温泉で 思いっきりくつろぐのが1番だ! ……って言ってね。 『みんなにも大ウケだったよ』って、 得意げに話していたよ。 |
伊吹 | そうか……まぁ、それはいい。 でも、なぜ下見に行くのがユナサン支部と ドラエン支部になったんだ? |
マモル | 温泉旅館の下見をする支部を くじ引きで決めることになって…… ユナサンと、ドラエンが 当たりを引いて決まったらしい。 |
伊吹 | 「当たり」、か…… フン、どうりで理由を聞いても だんまりだったわけだ。 |
マモル | た、多少はうしろめたさが あったのかもしれないね。 |
伊吹 | いや、それはないだろう。 |
マモル | 神崎支部長が伊吹君に 下見を任せた理由は…… 僕には分からないけど、 それだけキミのことを 信頼しているってことじゃないかな。 |
伊吹 | 厄介払いだろう。 ……まぁ、状況はわかった。 |
マモル | むしろ、支部長は幸運だと喜んでいたよ。 温泉を楽しむ気満々らしい。 せっかくの機会だし 伊吹君も楽しんできたら? |
伊吹 | 楽しむもなにも、ただの仕事だ。 それ以上でも以下でもない。 |
マモル | ははは、キミらしいな。 僕も一緒に行けたら 良かったんだけど…… |
伊吹 | 支部長と安城が同時に抜けたら、 ドラエン支部の手が回らないだろう。 |
マモル | うーん…… 正直、支部長が抜けても あまり変わりはしないんだけどね。 まあ、それは普段から うちの支部長が仕事を サボってるのが原因なんだけど…… |
伊吹 | ……そんなにか? |
マモル | そうそう。 最近は仕事を抜け出す方法も 手が込んできててね。 マークするのも一苦労なんだ。 |
伊吹 | ……お前も大変だな。 |
マモル | ははは、まぁ慣れているし。 大変だけどやりがいはあるから 大丈夫さ。 それにうちの支部長は いざというときは頼りになるしね。 |
伊吹 | そうか…… (それでいいのか……?) |
マモル | それより今回は 僕よりも伊吹君の方が大変じゃないかな? |
伊吹 | ドラエンの支部長が 温泉宿から脱走でも企てるのか? |
マモル | いや、温泉は楽しみにしてるから 脱走はしないと思うよ。 でもその代わり 温泉街を連れ回されるかもね。 |
伊吹 | なるほどな…… 覚えておこう。 |
マモル | ははは、温泉街を歩くキミと 支部長の姿……見てみたいなぁ。 |
Episode3「温泉街下見」
キャラ | セリフ |
---|---|
伊吹 | 確かここで待ち合わせのはずだったが…… 大山支部長はどこだ……? 遅れてるのか…… |
マモル | 伊吹君、お待たせ。 ごめんね、少し遅れてしまったかな。 |
伊吹 | 安城……? どうしてここに? まさか大山支部長が今日も逃げて…… |
マモル | いやいや、どうしても支部長じゃないと対応できない仕事が入ってしまってね。 急遽、僕が代理で行くことになったんだ。 |
伊吹 | それは……大丈夫なのか? |
マモル | いや~、ははは。出がけにぐずって大変だったよ。 でも、いい機会だと思って、下見がてら僕も羽を伸ばすことにするよ。 よろしくね、伊吹君。 |
伊吹 | ああ。 |
マモル | で、急遽決まったからこの後の予定をまったく知らないんだけど…… |
伊吹 | 当日は迎えのバスがあるそうだが、今日はレンタカーを借りて行く予定だ。 |
マモル | おっ、ドライブだね! 楽しみだな。 |
伊吹 | ナビの方はどうだ、安城。 |
マモル | うーん、やっぱり調子がよくないね。 相当古いタイプのナビだからかな、道や現在地の反映が上手くいかない。 もうちょっと設定を頑張ってみるけど、あまりアテにはならないかもしれないな。 |
伊吹 | そうか……これなら、自分の車で来たほうがマシだったな。 |
マモル | まぁまぁ、支部長の厚意でレンタカーを借りる予算が出たわけだし…… 期せずして得た旅の機会だ。こういったトラブルも楽しもうよ。 |
伊吹 | ドラエン支部の職員は、気楽でいいな。 |
マモル | ああ、そこの道を右に行くみたいだよ、伊吹君。 |
伊吹 | わかった、右だな。 なんだ、この道は…… |
マモル | どんどん周りが森みたいな景色になっているね…… ごめん、伊吹君。道を間違えているみたいだ。 |
伊吹 | お前のせいじゃない。気にするな。 |
マモル | そう言ってくれて助かるよ、ありがとう。 ……うわっ!? 急に止まって、どうしたんだい? 何かにぶつかった? |
伊吹 | いや……そうじゃない。 どうやらエンジントラブルらしい。アクセルが効かない。 |
マモル | なんだって? それじゃあ、携帯で連絡を…… |
伊吹 | 頼む。 |
マモル | あっ……ダメだ。ここは圏外みたいだ。 |
伊吹 | 道を間違えて、山奥に迷い込んでしまったみたいだな。 |
マモル | そんな……ごめん、僕がしっかり案内してれば…… |
伊吹 | いや、途中で引き返さなかった俺にも非はある。お互い様だろう。 |
マモル | 伊吹君…… |
伊吹 | 他の車が通るのもここでは期待できそうにない。 このままこうしていても仕方ないな。 とりあえず人の居る場所を目指すぞ。 |
マモル | そうだね。 最悪、電波の通じるところへ出られればなんとかなる。 |
伊吹 | そういうことだ。 とりあえず……来た道を戻るとしよう。そうすればいずれは街につく。 途中でコンビニでもなんでも、見つかるはずだ。 |
マモル | 了解。まだ日は高いけど、どれくらいかかるか分からないし、急ごう! あれから結構、歩いたけど…… 人の気配どころか、景色もあまり変わらないね。 伊吹君は疲れてないかい? |
伊吹 | 心配は無用だ。 ……はぁ、完全に道に迷ったな。 |
マモル | そうみたいだね。 |
伊吹 | 来た道を引き返すくらいできると思っていたが……山をなめすぎていたか…… ……すまない。俺の先導で戻ったばかりに…… |
マモル | 気にしなくていいんだ、僕もそれに賛成して、付いてきたんだから。 それに、キミもさっき言ったじゃないか。 こういう時はお互い様さ、謝らないでよ。 |
伊吹 | ……フッ。そうだな。 |
キャラ | セリフ |
---|---|
伊吹 | 確かここで待ち合わせの はずだったが…… 大山支部長はどこだ……? 遅れてるのか…… |
マモル | 伊吹君、お待たせ。 ごめんね、少し遅れてしまったかな。 |
伊吹 | 安城……? どうしてここに? まさか大山支部長が今日も逃げて…… |
マモル | いやいや、どうしても支部長じゃないと 対応できない仕事が入ってしまってね。 急遽、僕が代理で行くことになったんだ。 |
伊吹 | それは……大丈夫なのか? |
マモル | いや~、ははは。 出がけにぐずって大変だったよ。 でも、いい機会だと思って、下見がてら 僕も羽を伸ばすことにするよ。 よろしくね、伊吹君。 |
伊吹 | ああ。 |
マモル | で、急遽決まったから この後の予定をまったく 知らないんだけど…… |
伊吹 | 当日は迎えのバスがあるそうだが、 今日はレンタカーを借りて行く予定だ。 |
マモル | おっ、ドライブだね! 楽しみだな。 |
伊吹 | ナビの方はどうだ、安城。 |
マモル | うーん、やっぱり調子がよくないね。 相当古いタイプのナビだからかな、 道や現在地の反映が上手くいかない。 もうちょっと設定を頑張ってみるけど、 あまりアテにはならないかもしれないな。 |
伊吹 | そうか…… これなら、自分の車で来たほうが マシだったな。 |
マモル | まぁまぁ、支部長の厚意で レンタカーを借りる予算が出たわけだし…… 期せずして得た旅の機会だ。 こういったトラブルも楽しもうよ。 |
伊吹 | ドラエン支部の職員は、気楽でいいな。 |
マモル | ああ、そこの道を右に行くみたいだよ、 伊吹君。 |
伊吹 | わかった、右だな。 なんだ、この道は…… |
マモル | どんどん周りが森みたいな景色に なっているね…… ごめん、伊吹君。 道を間違えているみたいだ。 |
伊吹 | お前のせいじゃない。気にするな。 |
マモル | そう言ってくれて助かるよ、ありがとう。 ……うわっ!? 急に止まって、どうしたんだい? 何かにぶつかった? |
伊吹 | いや……そうじゃない。 どうやらエンジントラブルらしい。 アクセルが効かない。 |
マモル | なんだって? それじゃあ、携帯で連絡を…… |
伊吹 | 頼む。 |
マモル | あっ……ダメだ。 ここは圏外みたいだ。 |
伊吹 | 道を間違えて、山奥に迷い込んで しまったみたいだな。 |
マモル | そんな…… ごめん、僕がしっかり案内してれば…… |
伊吹 | いや、途中で引き返さなかった俺にも 非はある。お互い様だろう。 |
マモル | 伊吹君…… |
伊吹 | 他の車が通るのも ここでは期待できそうにない。 このままこうしていても仕方ないな。 とりあえず人の居る場所を目指すぞ。 |
マモル | そうだね。 最悪、電波の通じるところへ 出られればなんとかなる。 |
伊吹 | そういうことだ。 とりあえず……来た道を戻るとしよう。 そうすればいずれは街につく。 途中でコンビニでもなんでも、見つかるはずだ。 |
マモル | 了解。 まだ日は高いけど、どれくらいかかるか 分からないし、急ごう! あれから結構、歩いたけど…… 人の気配どころか、景色もあまり 変わらないね。 伊吹君は疲れてないかい? |
伊吹 | 心配は無用だ。 ……はぁ、完全に道に 迷ったな。 |
マモル | そうみたいだね。 |
伊吹 | 来た道を引き返すくらいできると 思っていたが…… 山をなめすぎていたか…… ……すまない。 俺の先導で戻ったばかりに…… |
マモル | 気にしなくていいんだ、僕もそれに 賛成して、付いてきたんだから。 それに、キミもさっき言ったじゃないか。 こういう時はお互い様さ、 謝らないでよ。 |
伊吹 | ……フッ。 そうだな。 |
Episode4「突然の訪問者」
キャラ | セリフ |
---|---|
伊吹 | ふぅ……あれからどれだけ歩いただろうか。 |
マモル | かれこれ2時間くらい歩き通しだね。 まだ人の気配も感じないし、このあたりで少し休憩を挟もうか。 |
伊吹 | そうだな……まだ先は長そうだ。 |
マモル | 遭難という状況ではないことが救いだね。 ああ、でもお腹が空いた。 |
伊吹 | 人里に戻るまでの辛抱だ。そのためにも体力を回復させて…… ん……! |
マモル | 伊吹君? どうかした? |
伊吹 | ……安城、なにか聞こえないか。 |
マモル | ……、なにかが近付いてくるような……足音……? く、熊かな……? どうしよう、伊吹君。 |
伊吹 | 考えられなくはないが…… ひとまず、隠れて様子を見よう。 |
マモル | そうしようか、とりあえず茂みに身を隠して…… |
馬 | ヒヒーン! |
マモル | ……!? あ、あれは……!? |
神崎 | よし、いいぞエーアガイツ。その調子だ! |
伊吹 | 神崎支部長!? |
神崎 | 伊吹コウジ? なぜこんなところにいる? お前には下見を任せたはずだ。 |
伊吹 | その道中でトラブルに見舞われ、車が立ち往生してしまったから歩いて人里を目指しているんです。 |
神崎 | ハッ! 文明の利器に頼りすぎるからそのような目に遭う。 そのような局面でこそ、鍛え抜かれた己の強さが試されるのだ! |
伊吹 | はぁ…… |
マモル | あの、神崎支部長。 あなたはなぜこんなところに……? |
神崎 | うむ。我が愛馬を思い切り走らせられる道がなかなかなくてな。 都会という場ではこやつらも満足に走れぬ。 それでは何の鍛錬にもならんのだ。 |
マモル | 確かに、こんな未舗装の山道を走るのはいいトレーニングになりそうですね。 |
伊吹 | ……ということはこのあたりに何度も来ているのですか? |
神崎 | ああ。 |
伊吹 | つまり、このあたりの土地勘もある……助かったみたいだな、安城。 |
マモル | ……ああ! あの、神崎支部長、お願いがあります! 僕たち、道に迷ってしまって……山を抜ける道を教えてもらえませんか? |
神崎 | フン、いいだろう。 だが、鍛錬の邪魔をすることは許さん。 |
マモル | あ、ありがとうございます! |
伊吹 | はぁ……一時はどうなるかと思ったがなんとかなりそうだな。 |
マモル | 不幸中の幸い、だね…… |
神崎 | こっちだ、行くぞ。 |
マモル | こっち……って、そんな坂道を馬に乗ったまま下るなんて危険すぎます……! |
神崎 | ハッ、この程度の険しさを超えずして何が鍛錬よ! ゆくぞ、エーアガイツ! |
マモル | えぇ……あんな颯爽と降りていってしまった…… |
伊吹 | 鵯越の逆落とし、か…… |
マモル | すごいな……ついていける気がしないよ。 |
神崎 | おい、何をしている! 早く降りてこい! |
伊吹 | ……早く降りるのは無理だ。 |
マモル | そうだね、僕たちはゆっくり降りていこう。 |
キャラ | セリフ |
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伊吹 | ふぅ……あれからどれだけ 歩いただろうか。 |
マモル | かれこれ2時間くらい歩き通しだね。 まだ人の気配も感じないし、 このあたりで少し休憩を 挟もうか。 |
伊吹 | そうだな…… まだ先は長そうだ。 |
マモル | 遭難という状況ではないことが救いだね。 ああ、でもお腹が空いた。 |
伊吹 | 人里に戻るまでの辛抱だ。 そのためにも体力を回復させて…… ん……! |
マモル | 伊吹君? どうかした? |
伊吹 | ……安城、なにか聞こえないか。 |
マモル | ……、なにかが 近付いてくるような…… 足音……? く、熊かな……? どうしよう、伊吹君。 |
伊吹 | 考えられなくはないが…… ひとまず、隠れて様子を見よう。 |
マモル | そうしようか、とりあえず茂みに 身を隠して…… |
馬 | ヒヒーン! |
マモル | ……!? あ、あれは……!? |
神崎 | よし、いいぞエーアガイツ。 その調子だ! |
伊吹 | 神崎支部長!? |
神崎 | 伊吹コウジ? なぜこんなところにいる? お前には下見を任せたはずだ。 |
伊吹 | その道中でトラブルに見舞われ、 車が立ち往生してしまったから 歩いて人里を目指しているんです。 |
神崎 | ハッ! 文明の利器に頼りすぎるから そのような目に遭う。 そのような局面でこそ、 鍛え抜かれた己の強さが 試されるのだ! |
伊吹 | はぁ…… |
マモル | あの、神崎支部長。 あなたはなぜ こんなところに……? |
神崎 | うむ。 我が愛馬を思い切り走らせられる道が なかなかなくてな。 都会という場ではこやつらも 満足に走れぬ。 それでは何の鍛錬にもならんのだ。 |
マモル | 確かに、こんな未舗装の山道を走るのは いいトレーニングになりそうですね。 |
伊吹 | ……ということは このあたりに何度も来ているのですか? |
神崎 | ああ。 |
伊吹 | つまり、このあたりの土地勘もある…… 助かったみたいだな、安城。 |
マモル | ……ああ! あの、神崎支部長、お願いがあります! 僕たち、道に迷ってしまって…… 山を抜ける道を教えてもらえませんか? |
神崎 | フン、いいだろう。 だが、鍛錬の邪魔をすることは 許さん。 |
マモル | あ、ありがとうございます! |
伊吹 | はぁ…… 一時はどうなるかと思ったが なんとかなりそうだな。 |
マモル | 不幸中の幸い、だね…… |
神崎 | こっちだ、行くぞ。 |
マモル | こっち……って、そんな坂道を 馬に乗ったまま下るなんて 危険すぎます……! |
神崎 | ハッ、この程度の険しさを超えずして 何が鍛錬よ! ゆくぞ、エーアガイツ! |
マモル | えぇ…… あんな颯爽と降りていってしまった…… |
伊吹 | 鵯越の逆落とし、か…… |
マモル | すごいな…… ついていける気がしないよ。 |
神崎 | おい、何をしている! 早く降りてこい! |
伊吹 | ……早く降りるのは無理だ。 |
マモル | そうだね、僕たちはゆっくり降りていこう。 |
Episode5「湯けむり卓球大会」
キャラ | セリフ |
---|---|
伊吹 | やっとアスファルトで舗装された道に出たな…… |
マモル | バス停もすぐそこにあるよ。 ありがとうございます、神崎支部長! |
伊吹 | ありがとうございました、助かりました。 |
神崎 | フン、礼には及ばん。 あのまま置いていくと鍛錬の邪魔になりそうだったのでな。 伊吹コウジ! 与えた仕事は確実にこなすように。 |
伊吹 | ……はい。 |
マモル | あっ……もう行ってしまった。 なんというか、嵐のような人だったね…… |
伊吹 | そちらの支部長も、方向性は違えど台風のような人物だと聞いているが。 |
マモル | はは……確かに、パワフルさではいい勝負……かも。 |
伊吹 | よし、電波が入る。 俺はレンタカー会社に車と、経緯を報告する。 |
マモル | じゃあ、僕は次のバスがいつ来るか確認しておくよ。 |
伊吹 | 連絡がついた。車は会社の方が回収するから、気にしなくていいという話だそうだ。 |
マモル | それはよかった。 バスの方は次来るのが結構先になりそうなんだよね。 |
伊吹 | そうか。 ……それならば時間をつぶすにはコレ、だろう。 |
マモル | ふふ、奇遇だね。僕も同じことを考えていたんだ。 |
伊吹 | ああ、お前ならば相手にとって不足はない。 |
マモル | 行くよ、伊吹君! |
伊吹& マモル | スタンドアップ! (The) ヴァンガード! |
マモル | バスが来るまでの時間、2戦ほどしかできなかったけど……それでも強さが伝わってきたよ。 伊吹君とのファイトは楽しいね。 |
伊吹 | クランリーダーを楽しませることが出来たとは光栄だな。 |
マモル | ふふ、旅は長いんだ。旅館についたらまたファイトをしよう。 |
伊吹 | ああ。 ……旅館が見えてきたな。 |
マモル | 一時はどうなることかと思ったけど……無事に到着できてよかったよ。 |
伊吹 | ……随分遠回りではあったが。 |
マモル | はは、さすがの伊吹君も疲れた様子だね。 僕も疲れたよ。 |
伊吹 | チェックインを済ませたらまずは温泉へ向かうぞ…… ヴァンガード普及協会のものだが…… |
従業員 | はい、承っております。 いやぁ、間に合ってよかったですね、ギリギリでしたよ。 |
伊吹 | ……? (チェックインは24時間と聞いているが……) |
従業員 | もうすぐ湯けむり卓球大会が始まっちゃいますよ! ヴァンガード普及協会から2名、エントリーされていますよね? |
伊吹 | いや、すまない。話が見えないんだが…… |
従業員 | 予約の際に一緒にエントリーされた大会なんですけれど…… |
マモル | どうやら…… 自分が来るつもりだった支部長が一緒にエントリーしていたようだね…… |
従業員 | えっと、不参加にされますか? 当日なので、道具類のキャンセル料金がかかってしまいますが…… |
伊吹 | ……………… (俺が払うから、キャンセルに……) |
マモル | 棄権して、急に穴をあけてしまっても大会に水を差してしまうよね。 |
伊吹 | ……………… そう、だな…… |
マモル | せっかくだし、参加していこうか。 これも旅の思い出、ってね。 |
キャラ | セリフ |
---|---|
伊吹 | やっとアスファルトで舗装された道に 出たな…… |
マモル | バス停もすぐそこにあるよ。 ありがとうございます、神崎支部長! |
伊吹 | ありがとうございました、助かりました。 |
神崎 | フン、礼には及ばん。 あのまま置いていくと 鍛錬の邪魔になりそうだったのでな。 伊吹コウジ! 与えた仕事は確実に こなすように。 |
伊吹 | ……はい。 |
マモル | あっ…… もう行ってしまった。 なんというか、嵐のような人だったね…… |
伊吹 | そちらの支部長も、方向性は違えど 台風のような人物だと 聞いているが。 |
マモル | はは……確かに、パワフルさでは いい勝負……かも。 |
伊吹 | よし、電波が入る。 俺はレンタカー会社に 車と、経緯を報告する。 |
マモル | じゃあ、僕は次のバスがいつ来るか 確認しておくよ。 |
伊吹 | 連絡がついた。車は会社の方が 回収するから、気にしなくていい という話だそうだ。 |
マモル | それはよかった。 バスの方は次来るのが 結構先になりそうなんだよね。 |
伊吹 | そうか。 ……それならば時間をつぶすには コレ、だろう。 |
マモル | ふふ、奇遇だね。僕も同じことを 考えていたんだ。 |
伊吹 | ああ、お前ならば相手にとって 不足はない。 |
マモル | 行くよ、伊吹君! |
伊吹& マモル | スタンドアップ! (The) ヴァンガード! |
マモル | バスが来るまでの時間、2戦ほどしか できなかったけど…… それでも強さが伝わってきたよ。 伊吹君とのファイトは楽しいね。 |
伊吹 | クランリーダーを楽しませることが出来たとは 光栄だな。 |
マモル | ふふ、旅は長いんだ。旅館についたら またファイトをしよう。 |
伊吹 | ああ。 ……旅館が見えてきたな。 |
マモル | 一時はどうなることかと思ったけど…… 無事に到着できてよかったよ。 |
伊吹 | …… 随分遠回りではあったが。 |
マモル | はは、さすがの伊吹君も 疲れた様子だね。 僕も疲れたよ。 |
伊吹 | チェックインを済ませたら まずは温泉へ向かうぞ…… ヴァンガード普及協会のものだが…… |
従業員 | はい、承っております。 いやぁ、間に合ってよかったですね、 ギリギリでしたよ。 |
伊吹 | ……? (チェックインは24時間と聞いているが……) |
従業員 | もうすぐ湯けむり卓球大会が 始まっちゃいますよ! ヴァンガード普及協会から2名、 エントリーされていますよね? |
伊吹 | いや、すまない。 話が見えないんだが…… |
従業員 | 予約の際に一緒にエントリーされた大会 なんですけれど…… |
マモル | どうやら…… 自分が来るつもりだった支部長が 一緒にエントリーしていたようだね…… |
従業員 | えっと、不参加にされますか? 当日なので、道具類のキャンセル料金が かかってしまいますが…… |
伊吹 | ……………… (俺が払うから、キャンセルに……) |
マモル | 棄権して、急に穴をあけてしまっても 大会に水を差してしまうよね。 |
伊吹 | ……………… そう、だな…… |
マモル | せっかくだし、参加していこうか。 これも旅の思い出、ってね。 |
Episode6「温泉親睦会」
キャラ | セリフ |
---|---|
伊吹 | 甘く見ていたな。 卓球というのは、これほど体力を使うものだったか……? |
マモル | そうだね、思っていた以上に激しい戦いだった…… 歳かな……? はは、もうクタクタだよ。 だけど……思いっきり運動するのもいいものだね、すごく楽しかった。 |
伊吹 | ああ、そうだな。たまにはこういうのも悪くない。 |
従業員 | お食事をお持ちしました。 |
伊吹 | ああ、入ってくれ。 |
マモル | おお~♪ 美味しそうだね! さっそくいただこうか。 |
従業員 | お食事が終わりましたら、先ほどの会場にいらしてください。 |
伊吹 | ……今度は何があるんだ? |
従業員 | はい、お食事後にはカラオケ大会が開催されますので。 こちらが参加券です。 |
マモル | そんなものまでエントリーしていたのか、支部長…… |
伊吹 | やれやれ、またか…… |
従業員 | せっかくの機会ですから、よろしければご参加下さいね。では。 |
マモル | まぁ、こうなったら仕方ない。 とことん、楽しむとしようか。 |
伊吹 | ………… |
マモル | ふぅ、食事も美味しかったね。部屋もいい感じだったし、 なかなかいいところじゃないかな? |
伊吹 | ああ、そうだな。 実際に開催するときは、これほど慌ただしくはならないだろう。 |
マモル | はは、そうだね。 カラオケが終わったら、最後は温泉をゆっくり楽しむとしよう。 |
伊吹 | ……カラオケ、か。 |
マモル | どうしたんだい、伊吹君。 |
伊吹 | いや……なんでもない。 |
マモル | 卓球大会もそうだったけど、カラオケも、気合の入った人が多いね。聞き応えがあるなぁ。 あ、もうすぐ僕たちの番だよ。 |
伊吹 | ……急用を思い出した。俺は先に部屋に戻っている。 |
マモル | え? まさか……伊吹君? |
伊吹 | 適材適所だ。あとは任せる。 |
マモル | ……まったく、あとでファイト追加で許してあげるよ。 どうも、皆さん。 ヴァンガード普及協会から来た、安城マモルです。 今日は半分お仕事で来ましたが、楽しみたい気持ちは皆さんと同じです。 |
聴衆 | ワー! ワー! |
男の子 | すごい! 本物の安城マモルだ! |
女性 | あら、有名人なの? 後でサインもらっちゃおうかな。 |
マモル | ははは……それじゃあ、聞いて下さい。 『ヴァンガ郎くん絵描き歌』 なんとか無事に終わったなぁ。 |
伊吹 | ……中々のものだったな。 |
マモル | 伊吹君、部屋に戻るんじゃなかったの? ……見ていたなら、合いの手でも入れてくれればよかったのに。 キミも普及協会に身を置いてるなら知っている歌だろう? |
伊吹 | なんのことだか。 |
マモル | 一緒に歌うのが楽しい歌なのになあ。 |
伊吹 | ……もう、他にエントリーしていることはないだろうな? |
マモル | ははは、さすがにもう他にはないと思うよ。 しかし、いい場所だね。 ここでヴァンガードをしても楽しくなりそうだよ。 |
伊吹 | ふっ……そうだな。 |
マモル | 後は、温泉がどんなものかを確かめるだけだね! 行こう、伊吹君。 |
伊吹 | ああ……遠回りしかない1日だったな。いくぞ。 |
マモル | はは、背中を流してあげようか? |
伊吹 | いらん。 |
キャラ | セリフ |
---|---|
伊吹 | 甘く見ていたな。 卓球というのは、これほど体力を 使うものだったか……? |
マモル | そうだね、思っていた以上に激しい 戦いだった…… 歳かな……? はは、もうクタクタだよ。 だけど……思いっきり運動するのも いいものだね、すごく楽しかった。 |
伊吹 | ああ、そうだな。 たまにはこういうのも悪くない。 |
従業員 | お食事をお持ちしました。 |
伊吹 | ああ、入ってくれ。 |
マモル | おお~♪ 美味しそうだね! さっそくいただこうか。 |
従業員 | お食事が終わりましたら、 先ほどの会場にいらしてください。 |
伊吹 | ……今度は何があるんだ? |
従業員 | はい、お食事後にはカラオケ大会が 開催されますので。 こちらが参加券です。 |
マモル | そんなものまでエントリーしていたのか、 支部長…… |
伊吹 | やれやれ、またか…… |
従業員 | せっかくの機会ですから、 よろしければご参加下さいね。 では。 |
マモル | まぁ、こうなったら仕方ない。 とことん、楽しむとしようか。 |
伊吹 | ………… |
マモル | ふぅ、食事も美味しかったね。 部屋もいい感じだったし、 なかなかいいところじゃないかな? |
伊吹 | ああ、そうだな。 実際に開催するときは、これほど 慌ただしくはならないだろう。 |
マモル | はは、そうだね。 カラオケが終わったら、最後は温泉を ゆっくり楽しむとしよう。 |
伊吹 | ……カラオケ、か。 |
マモル | どうしたんだい、伊吹君。 |
伊吹 | いや……なんでもない。 |
マモル | 卓球大会もそうだったけど、 カラオケも、気合の入った人が多いね。 聞き応えがあるなぁ。 あ、もうすぐ僕たちの番だよ。 |
伊吹 | ……急用を思い出した。 俺は先に部屋に戻っている。 |
マモル | え? まさか……伊吹君? |
伊吹 | 適材適所だ。あとは任せる。 |
マモル | ……まったく、あとでファイト追加で 許してあげるよ。 どうも、皆さん。 ヴァンガード普及協会から来た、 安城マモルです。 今日は半分お仕事で来ましたが、 楽しみたい気持ちは皆さんと同じです。 |
聴衆 | ワー! ワー! |
男の子 | すごい! 本物の安城マモルだ! |
女性 | あら、有名人なの? 後でサインもらっちゃおうかな。 |
マモル | ははは…… それじゃあ、聞いて下さい。 『ヴァンガ郎くん絵描き歌』 なんとか無事に終わったなぁ。 |
伊吹 | …… 中々のものだったな。 |
マモル | 伊吹君、部屋に戻るんじゃなかったの? ……見ていたなら、合いの手でも 入れてくれればよかったのに。 キミも普及協会に身を置いてるなら 知っている歌だろう? |
伊吹 | なんのことだか。 |
マモル | 一緒に歌うのが 楽しい歌なのになあ。 |
伊吹 | ……もう、他にエントリーしていることは ないだろうな? |
マモル | ははは、さすがにもう他には ないと思うよ。 しかし、いい場所だね。 ここでヴァンガードをしても楽しく なりそうだよ。 |
伊吹 | ふっ……そうだな。 |
マモル | 後は、温泉がどんなものかを 確かめるだけだね! 行こう、伊吹君。 |
伊吹 | ああ……遠回りしかない1日だったな。 いくぞ。 |
マモル | はは、背中を流してあげようか? |
伊吹 | いらん。 |