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あらすじ
ストーリー
Episode1「チーム・ディマイズ」
キャラ | セリフ |
---|---|
東雲 | キミ、今日もまた対戦相手をいたぷってたね。 相手の子、泣き出してしまいそうだったよ。 |
リン | 関係ないでしょ。 ザコ相手の対外試合ぱかりさせられてストレスが溜まってるの。 |
スギル | おい! くっちゃべってねえで、さっさと歩けよ! お前らが外で試合するたび荷物を運んでんのは俺なんだぞ! |
リン | うっさ……ザコはザコらしく身の丈にあった言葉遣いしなよ。 |
スギル | テメェ……! |
東雲 | ギル、キミは負けてしまったんだ。 弱さは罪、わかっているだろう? |
スギル | チッ……たった一回、負けただけじゃねぇかよ。 |
東雲 | ディマイズにはそのたった一回だって許されないよ。 |
リン | 黙って運びなよ。雑用係。 |
男子 中学生A | おい、あれって羽島リンさんじゃないか? ディマイズのメンバーと一緒だ! |
男子 中学生B | ほんとだ…… この前のキューティーファイター見たか? また順位が上がってたぞ。 |
男子 中学生A | 見た見た、もう何週連続で上位だ? この距離からでもオーラを感じるし…… |
スギル | ……そんないいもんじゃねぇってのに物好きは多いもんだよな。 |
女子 中学生 | あ、あの! 羽島リンさん! すごく可愛くて強いリンさんに憧れて、私、ユナサンに来たんです! 良ければサインをもらいたいんですけどダメですか……? |
リン | ダメ。今気分じゃないの。 |
女子 中学生 | そうですか…… いえ、急なお願いしてごめんなさい! 失礼します! |
東雲 | ……よかったのかい? たまにはファンサービスしてあげてもいいんじゃないかな。 |
リン | 面倒くさい。ファンとか興味ないし。 |
スギル | ……わ~っかんねェよな。 なんでこんなやつに、ファンクラブができてるんだ? |
東雲 | しかもキューティーファイターのランキングでは常に上位につけている。 |
スギル | 前から気になってたんだがそのキューティファイターってのはいったい何なんだ? |
東雲 | さあ、何だろうね。俺にはさっぱりだよ。 |
スギル | まぁ何のランキングかは知らねぇけど1番にはなれてねぇんだよな? |
リン | あんた、何が言いたいの? |
スギル | そのままの意味だ。 お前はキューティーファイターの上位であっても1番じゃねぇ。 |
リン | ……黙れ、雑用係が! 私はそんなもののランキングなんて興味ない。 勝手に騒いでれぱ? |
スギル | とかなんとか言って1番になれないから強がってるだけだろ? |
リン | ……フン。 |
スギル | んまァ、仕方ないよな~! 楽しいファイトとか抜かす腑抜けが1番になれるわけねぇからな。 |
リン | あんた……何調子に乗ってんの? この前のファイトのこと、忘れちゃったのかな。 あんなにダサい負け方したのにね~? あははっ! |
スギル | だ~~~から!! あんなのノーカンに決まってんだろ! 今すぐテメーをボッコボコに負かしてディマイズに返り咲く! ファイトだ! |
リン | そんなに怒るなんて、気にしてたんだぁ……♪ 今日のザコどもより楽しませてくれるよね? |
東雲 | おいおい、ふたりとも。 何もこんなところで始めなくても……早く支部に戻るよ。 |
リン& スギル | スタンドアップ! ヴァンガード! |
東雲 | ……まったく仕方ない人たちだ。 止めようとするだけ無駄だね。 |
キャラ | セリフ |
---|---|
東雲 | キミ、今日もまた対戦相手を いたぷってたね。 相手の子、泣き出してしまいそうだったよ。 |
リン | 関係ないでしょ。 ザコ相手の対外試合ぱかりさせられて ストレスが溜まってるの。 |
スギル | おい! くっちゃべってねえで、さっさと歩けよ! お前らが外で試合するたび 荷物を運んでんのは俺なんだぞ! |
リン | うっさ…… ザコはザコらしく 身の丈にあった言葉遣いしなよ。 |
スギル | テメェ……! |
東雲 | ギル、キミは負けてしまったんだ。 弱さは罪、わかっているだろう? |
スギル | チッ……たった一回、 負けただけじゃねぇかよ。 |
東雲 | ディマイズにはそのたった一回だって 許されないよ。 |
リン | 黙って運びなよ。 雑用係。 |
男子 中学生A | おい、あれって羽島リンさんじゃないか? ディマイズのメンバーと一緒だ! |
男子 中学生B | ほんとだ…… この前のキューティーファイター見たか? また順位が上がってたぞ。 |
男子 中学生A | 見た見た、もう何週連続で上位だ? この距離からでもオーラを感じるし…… |
スギル | ……そんないいもんじゃねぇってのに 物好きは多いもんだよな。 |
女子 中学生 | あ、あの! 羽島リンさん! すごく可愛くて強いリンさんに憧れて、 私、ユナサンに来たんです! 良ければサインをもらいたいんですけど ダメですか……? |
リン | ダメ。 今気分じゃないの。 |
女子 中学生 | そうですか…… いえ、急なお願いしてごめんなさい! 失礼します! |
東雲 | ……よかったのかい? たまにはファンサービスしてあげても いいんじゃないかな。 |
リン | 面倒くさい。 ファンとか興味ないし。 |
スギル | ……わ~っかんねェよな。 なんでこんなやつに、ファンクラブが できてるんだ? |
東雲 | しかもキューティーファイターのランキングでは 常に上位につけている。 |
スギル | 前から気になってたんだが そのキューティファイターってのは いったい何なんだ? |
東雲 | さあ、何だろうね。 俺にはさっぱりだよ。 |
スギル | まぁ何のランキングかは知らねぇけど 1番にはなれてねぇんだよな? |
リン | あんた、何が言いたいの? |
スギル | そのままの意味だ。 お前はキューティーファイターの 上位であっても1番じゃねぇ。 |
リン | …… 黙れ、雑用係が! 私はそんなものの ランキングなんて興味ない。 勝手に騒いでれぱ? |
スギル | とかなんとか言って 1番になれないから強がってるだけだろ? |
リン | ……フン。 |
スギル | んまァ、仕方ないよな~! 楽しいファイトとか抜かす腑抜けが 1番になれるわけねぇからな。 |
リン | あんた……何調子に乗ってんの? この前のファイトのこと、忘れちゃったのかな。 あんなにダサい負け方したのにね~? あははっ! |
スギル | だ~~~から!! あんなのノーカンに決まってんだろ! 今すぐテメーをボッコボコに負かして ディマイズに返り咲く! ファイトだ! |
リン | そんなに怒るなんて、気にしてたんだぁ……♪ 今日のザコどもより楽しませてくれるよね? |
東雲 | おいおい、ふたりとも。 何もこんなところで始めなくても…… 早く支部に戻るよ。 |
リン& スギル | スタンドアップ! ヴァンガード! |
東雲 | ……まったく仕方ない人たちだ。 止めようとするだけ無駄だね。 |
Episode2「不機嫌なリン」
キャラ | セリフ |
---|---|
リン | ほぉら、どうしたの? 元ディマイズ君。 |
スギル | くっ……マジかよ。また強くなってやかる…… |
リン | 遊んでやるのももう飽きたわ。 ヴァンガードにアタック。 |
スギル | ノーガード……ぐあぁぁぁぁ! |
リン | フン、これで私が1番だってことがあんたみたいな負け犬でも理解出来たでしょ。 |
スギル | (やっば気にしてんじゃねーかよ) |
東雲 | いやぁ、どうかなぁ。 |
リン | は? |
東雲 | 今のは、あくまでファイトの実力があるって証明したに過ぎないよね。 ファイト中の所作に関しては…… |
スギル | そ、そうだそうだ! 態度も悪けりゃ言葉遣いも汚い! そういうところが他のキューティーファイターに負けてるから1番になれねぇんだよ! |
リン | うざ……さっきからなんなの? |
スギル | 事実じゃねぇか。 |
リン | この…… |
東雲 | またか…… やめなよ、ケンカなんて。低レべルで見苦しいだけだ。 |
リン | ……もういい。ホント面倒…… |
スギル | お、おい! 何だよあいつ、急に…… |
東雲 | あーあ、雑用係君。 怒らせちゃダメじゃないですか。 |
スギル | 半分はお前のせいだろうが! |
リン | (はぁ、雑用係の分際で…… 誰が1番になれないって? ふざけやがって……) (思い出すだけで腹が立つ……! お菓子……の気分じゃないな適当な雑誌でいいか……) |
女子 中学生A | なんか、今日のリン様すごくイライラしてない……? |
女子 中学生B | う、うん。何かあったのかな? |
リン | (これからの季節に欠かせない小物ランキング……) (ここでもランキング……順位なんか興味ないっての! 次のぺージ、次のぺージ……) (……ん? このマニキュア……悪くない色ね) 発売日は今日か……「店頭購入は行列必至♪」? チッ…… |
東雲 | 数量限定生産、予約必須……随分煽るね。 まぁその方が希少性があって購買意欲が掻き立てられるんだろうけど。 |
リン | ……! 音もなく背後から近寄らないで。 |
東雲 | ああ、ごめんごめん。 別に驚かせるつもりはなかったんだ。 |
リン | ……どうだか。 今忙しいからさっさとどっか行って。 |
東雲 | そういうわけにはいかないよ。キミを呼ぴに来たんだから。 |
リン | は? どうして? |
東雲 | ミーティングの時間はとっくに過ぎてるよ。 伊吹さんがお待ちだ。 |
リン | ミーティング…… そう言えばそんなのあったわね。私はパス。 |
東雲 | え? パス? 駄目だよ、昨日も念押しされてただろう? 何か外せない用事でもあるのかい? |
リン | 別に、あんたには関係ないし。 勝てぱいいって言いたいだけでしょ? 毎回同じ話して、バカみたい。 じゃあね、バイバ~イ。 |
東雲 | 行ってしまった…… まったく、正直な人だ。 伊吹さんとの間に入ってる俺の身にもなってほしいよ。 |
キャラ | セリフ |
---|---|
リン | ほぉら、どうしたの? 元ディマイズ君。 |
スギル | くっ……マジかよ。 また強くなってやかる…… |
リン | 遊んでやるのももう飽きたわ。 ヴァンガードにアタック。 |
スギル | ノーガード…… ぐあぁぁぁぁ! |
リン | フン、これで私が1番だってことが あんたみたいな負け犬でも 理解出来たでしょ。 |
スギル | (やっば気にしてんじゃねーかよ) |
東雲 | いやぁ、どうかなぁ。 |
リン | は? |
東雲 | 今のは、あくまでファイトの実力があるって 証明したに過ぎないよね。 ファイト中の所作に関しては…… |
スギル | そ、そうだそうだ! 態度も悪けりゃ言葉遣いも汚い! そういうところが 他のキューティーファイターに 負けてるから1番になれねぇんだよ! |
リン | うざ…… さっきからなんなの? |
スギル | 事実じゃねぇか。 |
リン | この…… |
東雲 | またか…… やめなよ、ケンカなんて。 低レべルで見苦しいだけだ。 |
リン | ……もういい。 ホント面倒…… |
スギル | お、おい! 何だよあいつ、急に…… |
東雲 | あーあ、雑用係君。 怒らせちゃダメじゃないですか。 |
スギル | 半分はお前のせいだろうが! |
リン | (はぁ、雑用係の分際で…… 誰が1番になれないって? ふざけやがって……) (思い出すだけで腹が立つ……! お菓子……の気分じゃないな 適当な雑誌でいいか……) |
女子 中学生A | なんか、今日のリン様 すごくイライラしてない……? |
女子 中学生B | う、うん。 何かあったのかな? |
リン | (これからの季節に欠かせない 小物ランキング……) (ここでもランキング…… 順位なんか興味ないっての! 次のぺージ、次のぺージ……) (……ん? このマニキュア…… 悪くない色ね) 発売日は今日か…… 「店頭購入は行列必至♪」? チッ…… |
東雲 | 数量限定生産、予約必須……随分煽るね。 まぁその方が希少性があって 購買意欲が掻き立てられるんだろうけど。 |
リン | ……! 音もなく背後から近寄らないで。 |
東雲 | ああ、ごめんごめん。 別に驚かせるつもりは なかったんだ。 |
リン | ……どうだか。 今忙しいからさっさとどっか行って。 |
東雲 | そういうわけにはいかないよ。 キミを呼ぴに来たんだから。 |
リン | は? どうして? |
東雲 | ミーティングの時間はとっくに過ぎてるよ。 伊吹さんがお待ちだ。 |
リン | ミーティング…… そう言えばそんなのあったわね。 私はパス。 |
東雲 | え? パス? 駄目だよ、昨日も念押しされてただろう? 何か外せない用事でもあるのかい? |
リン | 別に、あんたには関係ないし。 勝てぱいいって言いたいだけでしょ? 毎回同じ話して、バカみたい。 じゃあね、バイバ~イ。 |
東雲 | 行ってしまった…… まったく、正直な人だ。 伊吹さんとの間に入ってる 俺の身にもなってほしいよ。 |
Episode3「限定のマニキュア」
キャラ | セリフ |
---|---|
トコハ | うわっ! すっごい人が並んでる! |
クミ | これじゃあ限定のマニキュアなんてすぐに売り切れちゃうかなあ? もっと早く来ればよかったかも~…… |
トコハ | 待って、クミちゃん! まだ諦めるには早いよ! 今日はちょうどセールもやってるからそっちが目当ての人も多いかも! |
クミ | そうだったんだ~! それなら他の商品も見てみたいけどまずはコスメのフロアに行こうね……! |
トコハ | うん! ……あれ? |
クミ | どうしたの、トコハちゃん? |
トコハ | ねぇ、クミちゃん。あそこに並んでる人って…… |
クミ | 並んでる人? ……あっ! |
トコハ | やっぱり……! 羽島リン!? |
リン | はぁ…… (声、かけて来ないでよ) |
トコハ | まさかこんなところで会うなんて…… |
リン | あれ~、妹ちゃん。奇遇だね、こんなところで会うなんて。 遊んでたんだ? ずいぷん余裕だね~。 |
トコハ | へ……別に、いいでしょ! 休みの日にマニキュア見に来るくらい! |
リン | (……最悪、コイツとお揃いになるとかありえない) |
クミ | あ……あなたもマニキュアが欲しくて並んでるんですか? 実は、私たちもなんですよ~。 |
トコハ | (ちょっとクミちゃん! クミちゃんがされた事忘れちゃったの!? コロッケパンの恨み、忘れちゃダメだよ!) |
クミ | (そ、そうだよね~、ひとりで居たからつい…… でも、コロッケパンなんかよりトコハちゃんとのファイトの時の方が……) |
リン | 目の前でナイショ話? そういうことしちゃうんだぁ。 コソコソして感じ悪いね~。 お兄さんが知ったら、悲しんじゃうよ~? |
トコハ | な、何よ! その態度! ひとりで並んでるのがかわいそうだからクミちゃんが気を使ってあげたのに! |
リン | 私がこんなマニキュアなんかのためにわざわざ並ぷわけないじゃない。 たまたま通りがかっただけよ。 恥ずかし~い負け方したのに、平気な顔でこんな所に居るあんたたちと一緒にしないでくれる? |
トコハ | いや、どう見ても並んでたんじゃ…… |
リン | 言いがかり? 怖~い…… 私、暇じゃないからもう行くね。 |
トコハ | あっ、ちょっと! |
リン | フン……! |
クミ | あ~……行っちゃったね。 あとちょっとでお店入れてたのに~。 よかったのかな……? |
トコハ | さぁ、いいんじゃない? |
クミ | あっ、もしかして急にお腹が痛くなっちゃったとか? |
トコハ | い、いや……それは違うと思うけど。 (私たちのほうが後から並んだのにこれじゃなんだか…… あー! やめやめ、考えるの無しっ!) |
リン | (ホント最悪。気分転換の買い物すらできないなんてありえない……) (マニキュアは……もういいか。何か別の憂さ晴らしでも探して……) |
女子 中学生A | わ、何それかわいいー! |
女子 中学生B | いいでしょー! あそこのカフェ、最近きれいなパフェを出すようになったんだよねー! |
女子 中学生A | いいなー! ねぇ、今度一緒に行こうよ! |
女子 中学生B | いいよ、約束ね! |
リン | (パフェ……そういえばSNSで持ち上げられてるのがあったな) (その店もそう遠くないし……行ってみるか) |
キャラ | セリフ |
---|---|
トコハ | うわっ! すっごい人が並んでる! |
クミ | これじゃあ限定のマニキュアなんて すぐに売り切れちゃうかなあ? もっと早く来ればよかったかも~…… |
トコハ | 待って、クミちゃん! まだ諦めるには早いよ! 今日はちょうどセールもやってるから そっちが目当ての人も多いかも! |
クミ | そうだったんだ~! それなら他の商品も見てみたいけど まずはコスメのフロアに行こうね……! |
トコハ | うん! ……あれ? |
クミ | どうしたの、トコハちゃん? |
トコハ | ねぇ、クミちゃん。 あそこに並んでる人って…… |
クミ | 並んでる人? ……あっ! |
トコハ | やっぱり……! 羽島リン!? |
リン | はぁ…… (声、かけて来ないでよ) |
トコハ | まさかこんなところで会うなんて…… |
リン | あれ~、妹ちゃん。 奇遇だね、こんなところで会うなんて。 遊んでたんだ? ずいぷん余裕だね~。 |
トコハ | へ……別に、いいでしょ! 休みの日にマニキュア見に来るくらい! |
リン | (……最悪、 コイツとお揃いになるとかありえない) |
クミ | あ……あなたもマニキュアが欲しくて 並んでるんですか? 実は、私たちもなんですよ~。 |
トコハ | (ちょっとクミちゃん! クミちゃんがされた事忘れちゃったの!? コロッケパンの恨み、忘れちゃダメだよ!) |
クミ | (そ、そうだよね~、ひとりで居たからつい…… でも、コロッケパンなんかより トコハちゃんとのファイトの時の方が……) |
リン | 目の前でナイショ話? そういうことしちゃうんだぁ。 コソコソして感じ悪いね~。 お兄さんが知ったら、悲しんじゃうよ~? |
トコハ | な、何よ! その態度! ひとりで並んでるのがかわいそうだから クミちゃんが気を使ってあげたのに! |
リン | 私がこんなマニキュアなんかのために わざわざ並ぷわけないじゃない。 たまたま通りがかっただけよ。 恥ずかし~い負け方したのに、 平気な顔でこんな所に居る あんたたちと一緒にしないでくれる? |
トコハ | いや、どう見ても並んでたんじゃ…… |
リン | 言いがかり? 怖~い…… 私、暇じゃないから もう行くね。 |
トコハ | あっ、ちょっと! |
リン | フン……! |
クミ | あ~……行っちゃったね。 あとちょっとでお店入れてたのに~。 よかったのかな……? |
トコハ | さぁ、いいんじゃない? |
クミ | あっ、もしかして 急にお腹が痛くなっちゃったとか? |
トコハ | い、いや…… それは違うと思うけど。 (私たちのほうが後から並んだのに これじゃなんだか…… あー! やめやめ、考えるの無しっ!) |
リン | (ホント最悪。 気分転換の買い物すらできないなんて ありえない……) (マニキュアは……もういいか。 何か別の憂さ晴らしでも探して……) |
女子 中学生A | わ、何それかわいいー! |
女子 中学生B | いいでしょー! あそこのカフェ、最近きれいなパフェを 出すようになったんだよねー! |
女子 中学生A | いいなー! ねぇ、今度一緒に行こうよ! |
女子 中学生B | いいよ、約束ね! |
リン | (パフェ……そういえばSNSで 持ち上げられてるのがあったな) (その店もそう遠くないし…… 行ってみるか) |
Episode4「パフェとトリニティドラゴン」
キャラ | セリフ |
---|---|
店員 | いらっしゃいませ。こちらのお席にどうぞ。 |
リン | (ふーん……悪くないんじゃない? ちょっとは期待できそう) ……限定パフェをひとつ。 |
店員 | 申し訳ありません…… 数量限定でして、ついさきほど売り切れてしまいました。 |
リン | ………… |
………… | |
リン | はぁ……いいわ。 それなら、こっちのケーキをひとつ。 |
店員 | はい、かしこまりました。ご用意しますね。 |
ツネト | おおーっ! でけー! さすが限定パフェ! |
カル | これが今話題の限定パフェですよ! SNS女子たちを中心に、大バズりしていますっ! |
ケイ | でも……食べきれないかも…… |
リン | (チッ……! こいつらが最後のパフェを頼んだのか) (……まあ、あんなに大きいとは思ってなかったから ひとりで頼まなくて正解だったかも) (でもなんでこんなやつらが、このオシャレなカフェに来てるわけ? 雰囲気ぶち壊しじゃない) |
カル | ……あっ! ツネトさん、ちょっと! |
ツネト | な、なんだよ? 今からパフェを食ベるところなのに。 |
カル | あそこの席に座っているひと、羽島リンさんじゃないですか? |
ツネト | な、なにー!? キューティーファイターの羽島リンちゃん!? マ、マジじゃねぇか! 力ル、よく気付いたな! いやだが、我らがトコハちゃんの仇でもあり……しかしっ……! |
リン | 人の名前出して騒ぐなっての。 私まで同じレベルだと思われるでしょ? |
ツネト | キャアッ!! すっすっすいませぇん……! |
カル | あ、あ、あ、あの! さっき聞こえてしまったんですがこのパフェを注文していましたよね? |
リン | はぁ? 別に興味ないし。 |
カル | でも、もう品切れだって言われてたし…… あの、よけれぱこれ、一緒に食べませんか! |
ツネト | 俺たち、商店街でタダ券もらったから食ベに来たんですけど、大きすぎて食ベ切れなさそうで…… まだ、注文のパフェきたばかりで誰も手をつけてないし、安心してください! |
ケイ | 新品、ピカピカ。 |
リン | ………… 助けが必要なんだ? |
ツネト | はい! 必要ですっ! |
リン | いいよ。食ベてる間、絶対騒がないで。 |
ケイ | じっとしてる…… |
リン | (ま、断る必要もないし) |
ぱく | |
ツネト | (た、食ベてる~……キューティー……) |
カル | (はっ! ツネトさん、写真……チャンスなんじゃ!?) |
リン | (見掛けだけかと思ったけど、味も意外とまともだわ) |
ぱく | |
ツネト | そ! そうだった、でかしたぞカル! あの~! 羽島リンちゃん! パフェの代わりと言ってはなんですが……俺たちと1枚、写真撮ってください!! |
カル | あの、僕からもお願いします! |
ケイ | ぽ、僕も……! |
リン | (はぁ本当に面倒なやつら。なんだコイツら!?) |
女子 中学生A | (えっ!? 羽島リンちゃんが居るの?) (わ、いいなー。ファンサしてもらってる!) |
リン | おい……! |
店員 | (あの子、有名人なんだ) (サインとか頼んでみようかな?) |
ツネト | ドキドキ……☆ |
リン | 誰が写真なんか――……!! |
スギル | そ、そうだそうだ! 態度も悪けりゃ言葉遣いも汚い! |
リン | ……っ (クソっ!! 雑魚の分際で) |
ツネト | な、なんか止まってくれてるしシャッターチャンス……って、コト!? |
カル | わあ、ありがとうございますっ! じゃあこのタプレットで撮りましょう! |
ケイ | 嬉しい……! |
リン | …… (あ、ヤバ……!!) |
ツネト | そ、それではみんな集まって撮りますよー! ハイ、チーズ! おおっ! カル、ケイ! 見てみろ、よく撮れてるぞ! |
カル | 本当ですね! いい写真です! |
ケイ | 責重なメモリー…… |
リン | …………っホント、なんなの…… (もう、怒るのすら面倒……) |
ツネト | あっ、データいりますか!? |
リン | いらない!! |
キャラ | セリフ |
---|---|
店員 | いらっしゃいませ。 こちらのお席にどうぞ。 |
リン | (ふーん……悪くないんじゃない? ちょっとは期待できそう) ……限定パフェをひとつ。 |
店員 | 申し訳ありません…… 数量限定でして、ついさきほど 売り切れてしまいました。 |
リン | ………… |
………… | |
リン | はぁ……いいわ。 それなら、こっちのケーキをひとつ。 |
店員 | はい、かしこまりました。 ご用意しますね。 |
ツネト | おおーっ! でけー! さすが限定パフェ! |
カル | これが今話題の限定パフェですよ! SNS女子たちを中心に、大バズりしていますっ! |
ケイ | でも…… 食べきれないかも…… |
リン | (チッ……! こいつらが最後のパフェを 頼んだのか) (……まあ、あんなに大きいとは 思ってなかったから ひとりで頼まなくて正解だったかも) (でもなんでこんなやつらが、 このオシャレなカフェに来てるわけ? 雰囲気ぶち壊しじゃない) |
カル | ……あっ! ツネトさん、ちょっと! |
ツネト | な、なんだよ? 今からパフェを食ベるところなのに。 |
カル | あそこの席に座っているひと、 羽島リンさんじゃないですか? |
ツネト | な、なにー!? キューティーファイターの 羽島リンちゃん!? マ、マジじゃねぇか! 力ル、よく気付いたな! いやだが、我らがトコハちゃんの 仇でもあり……しかしっ……! |
リン | 人の名前出して騒ぐなっての。 私まで同じレベルだと思われるでしょ? |
ツネト | キャアッ!! すっすっすいませぇん……! |
カル | あ、あ、あ、あの! さっき聞こえてしまったんですが このパフェを注文していましたよね? |
リン | はぁ? 別に興味ないし。 |
カル | でも、もう品切れだって言われてたし…… あの、よけれぱこれ、 一緒に食べませんか! |
ツネト | 俺たち、商店街でタダ券もらったから 食ベに来たんですけど、 大きすぎて食ベ切れなさそうで…… まだ、注文のパフェきたばかりで 誰も手をつけてないし、安心してください! |
ケイ | 新品、ピカピカ。 |
リン | ………… 助けが必要なんだ? |
ツネト | はい! 必要ですっ! |
リン | いいよ。食ベてる間、絶対騒がないで。 |
ケイ | じっとしてる…… |
リン | (ま、断る必要もないし) |
ぱく | |
ツネト | (た、食ベてる~……キューティー……) |
カル | (はっ! ツネトさん、写真……チャンスなんじゃ!?) |
リン | (見掛けだけかと思ったけど、 味も意外とまともだわ) |
ぱく | |
ツネト | そ! そうだった、でかしたぞカル! あの~! 羽島リンちゃん! パフェの代わりと言ってはなんですが…… 俺たちと1枚、写真撮ってください!! |
カル | あの、僕からもお願いします! |
ケイ | ぽ、僕も……! |
リン | (はぁ本当に面倒なやつら。 なんだコイツら!?) |
女子 中学生A | (えっ!? 羽島リンちゃんが居るの?) (わ、いいなー。ファンサしてもらってる!) |
リン | おい……! |
店員 | (あの子、有名人なんだ) (サインとか頼んでみようかな?) |
ツネト | ドキドキ……☆ |
リン | 誰が写真なんか――……!! |
スギル | そ、そうだそうだ! 態度も悪けりゃ言葉遣いも汚い! |
リン | ……っ (クソっ!! 雑魚の分際で) |
ツネト | な、なんか止まってくれてるし シャッターチャンス……って、コト!? |
カル | わあ、ありがとうございますっ! じゃあこのタプレットで撮りましょう! |
ケイ | 嬉しい……! |
リン | …… (あ、ヤバ……!!) |
ツネト | そ、それではみんな集まって 撮りますよー! ハイ、チーズ! おおっ! カル、ケイ! 見てみろ、よく撮れてるぞ! |
カル | 本当ですね! いい写真です! |
ケイ | 責重なメモリー…… |
リン | …………っ ホント、なんなの…… (もう、怒るのすら面倒……) |
ツネト | あっ、データいりますか!? |
リン | いらない!! |
Episode5「ストレスのはけ口」
キャラ | セリフ |
---|---|
リン | (パフェは食べたけど、それよりも絡まれるわ囲まれるわ……) (あの店にはもう二度と行かない) ……ん。 ニシべーカリー……新作パン。本日発売……か。 (「ニシべーカリー」 最近どこかで聞いた気もするけど……まぁいいわ) |
マモル | あの、すみません。 食パンとコロッケパンをふたつと……あとは…… |
リン | ……っ! (安城マモル!? 最悪! どうして今日はこうなのよ! とにかく見つからないように……) (は……、なんで私が逃げ回るようなことしなくちゃならないわけ!? 腹立つ……! それもこれも――) |
ファン | あ、あの、羽島リンさんですよね! やっぱり! 本物だ! あの、私ファンなんです! |
リン | ちょっと! あんた、急に声かけるんじゃ……! |
マモル | ん? 羽島…… |
リン | ……っ。 |
マモル | ……やあ、トコハとファイトしていたよね。 キミもパンを買いに来たのかな? |
リン | 別に。 ただ通りがかっただけだし……こんなところに用はないわ。 |
マモル | あ、ちょっと……! 行ってしまった…… 何をあんなに急いでたんだろう? やっぱり忙しいのかな。 |
リン | (もう、もう! なんなのよ! どこに行っても最悪の気分にさせられる! さっさと帰って――……) カードキャピタル……? あはっ、流行らなさそうなカードショップ。 ……ストレスが溜まったら解消しないとね~。 せっかくだから少しのぞいて……ん? |
シオン | クロノ、あそこの攻め方は少し強引だったんじゃないかな? |
クロノ | あそこで攻めの手を緩めたら逆につけこまれる隙になるだろ。 |
シオン | そうか……なるほどね。そういう考え方もあるかもしれない。 |
クロノ | 逆にシオンの方のファイトは攻めに移るのが遅すぎねぇか? |
シオン | それは僕の戦術さ、確実に勝負を決めるために…… |
リン | (店に入っていったわ……確か、妹ちゃんのチームの奴らだったような) (ってことはここがあいつらの御用達のお店ってわけか……関わるとろくなことがなさそう) (この店には入るのやーめた! 最後まで不愉快なことぱっか! ムカつく、ムカつくムカつく!) |
ファン | あ、あの! さっきはすいません、忙しいところで声をかけちゃって…… |
リン | ……誰? |
ファン | えと、さっきパン屋さんの前で…… |
リン | あ~…… (よく考えたら、コイツのせいで新作のパンも買えず、安城マモルにわざわざ声をかけられて――……) (……いい事思い付いた。元々あんたが悪いんだから、付き合ってよね) ねえ、私、今すごく退屈しているの。 暇つぷしに、ファイトしよう? |
ファン | えっ……!? い、いいんですか!? まさか憧れのリンさんとファイトできるなんて感激だなぁ! |
リン | ええ、もちろん。せいぜい楽しませてねぇ。 (ふふふ……見てなさい) |
キャラ | セリフ |
---|---|
リン | (パフェは食べたけど、それよりも 絡まれるわ囲まれるわ……) (あの店にはもう二度と行かない) ……ん。 ニシべーカリー……新作パン。 本日発売……か。 (「ニシべーカリー」 最近どこかで聞いた気もするけど…… まぁいいわ) |
マモル | あの、すみません。 食パンとコロッケパンをふたつと…… あとは…… |
リン | ……っ! (安城マモル!? 最悪! どうして今日はこうなのよ! とにかく見つからないように……) (は……、なんで私が逃げ回るような ことしなくちゃならないわけ!? 腹立つ……! それもこれも――) |
ファン | あ、あの、羽島リンさんですよね! やっぱり! 本物だ! あの、私ファンなんです! |
リン | ちょっと! あんた、急に声かけるんじゃ……! |
マモル | ん? 羽島…… |
リン | ……っ。 |
マモル | ……やあ、トコハとファイトしていたよね。 キミもパンを買いに来たのかな? |
リン | 別に。 ただ通りがかっただけだし…… こんなところに用はないわ。 |
マモル | あ、ちょっと……! 行ってしまった…… 何をあんなに急いでたんだろう? やっぱり忙しいのかな。 |
リン | (もう、もう! なんなのよ! どこに行っても最悪の気分にさせられる! さっさと帰って――……) カードキャピタル……? あはっ、流行らなさそうなカードショップ。 ……ストレスが溜まったら解消しないとね~。 せっかくだから少しのぞいて……ん? |
シオン | クロノ、あそこの攻め方は 少し強引だったんじゃないかな? |
クロノ | あそこで攻めの手を緩めたら 逆につけこまれる隙になるだろ。 |
シオン | そうか……なるほどね。 そういう考え方もあるかもしれない。 |
クロノ | 逆にシオンの方のファイトは 攻めに移るのが遅すぎねぇか? |
シオン | それは僕の戦術さ、 確実に勝負を決めるために…… |
リン | (店に入っていったわ…… 確か、妹ちゃんのチームの 奴らだったような) (ってことはここがあいつらの 御用達のお店ってわけか…… 関わるとろくなことがなさそう) (この店には入るのやーめた! 最後まで不愉快なことぱっか! ムカつく、ムカつくムカつく!) |
ファン | あ、あの! さっきはすいません、忙しいところで 声をかけちゃって…… |
リン | ……誰? |
ファン | えと、さっきパン屋さんの前で…… |
リン | あ~…… (よく考えたら、コイツのせいで 新作のパンも買えず、安城マモルに わざわざ声をかけられて――……) (……いい事思い付いた。 元々あんたが悪いんだから、付き合ってよね) ねえ、私、今すごく退屈しているの。 暇つぷしに、ファイトしよう? |
ファン | えっ……!? い、いいんですか!? まさか憧れのリンさんと ファイトできるなんて感激だなぁ! |
リン | ええ、もちろん。 せいぜい楽しませてねぇ。 (ふふふ……見てなさい) |
Episode6「ファンサービス」
キャラ | セリフ |
---|---|
リン | ほぉら、どうしたの? この程度で終わり? |
ファン | まだまだ! リアガードでアタックします! |
リン | さっきのターン、完全ガードを引いたけどー…… 必死で可哀想だから、ノーガード。 |
男子 中学生A | おい、キューティーファイターの羽島リンがファイトしてるぞ! |
男子 中学生B | これが、ユナサンの女王様のファイトか。やっぱりすごいな。 |
リン | ここでヴァンガードにアタックしたら負けちやうよねぇ? だから……リアガードにアタック。 ほら、まだまだやれるでしょ? せいぜい頑張ってみて? |
女子 中学生A | な、なんかちょっと怖くない? |
男子 中学生C | 相手をいたぶって遊んでるんじゃ……? こんなのファイトを侮辱してるよ! |
ファン | それは違います! これはファンサービスなんですよ! ファンの私と女王様キャラでファイトしてくださってるんです! |
女子 中学生A | そ、そうなの……? |
男子 中学生C | 確かに……あんなにやられてるのにあの子、幸せそうっていうか…… |
ファン | はい! 幸せなんです! ああっ、ありがとうございます……っ! |
リン | さっきから何ボソボソ喋ってるわけ? もうあんたには飽きちゃった。 もう終わりでいいよ、アタック! |
ファン | あああっ! 負けちゃった……でも、幸せ! リンさん、ありがとうございました。 |
リン | はぁ……全然物足りない。面白くもなんともない…… |
男子 中学生C | もしかして、羽島リンさんって実はファンとも気さくにファイトしてくれる人だったのか……? |
女子 中学生A | 意外ね。もっとお高く留まったひとなのかと思ってた。 このギャップって結構いいかも…… |
女子 中学生B | あの、次私ともファイトしてくれますか! |
男子 中学生B | 俺ともお願いします! |
リン | (何? 急にやる気出してきてどうせすぐに負ける雑魚のくせに…… ま、ストレス解消にはちょうどいいか。) み~んな、そんなに叩きのめされたいんだ? じゃあ、せいぜい楽しませてよね。 |
スギル | はぁ~……この俺がまた荷物持ちなんて…… |
リン | 無駄口叩いて荷物落とさないでよね。 |
スギル | チッ……んなことわかってるよ! |
女子 中学生A | ねえ、キューティーファイターのランキング見た? |
女子 中学生B | 見た見た! 羽島リンさんがついにトップになったんだよね! |
女子 中学生A | 強さも、人気もトップだなんて…… 本当にすごいよね、憧れちゃう……! |
スギル | な、何!? おい、今の聞いたか? |
リン | …… 足を止めるな、雑用係。 |
スギル | だって、お前……一体どんな手を使ってトップになったんだよ!? まさか、発行元を脅して…… |
リン | その発想が負け犬なんだよ。うざ…… |
スギル | マジでワケがわからねえ……なんで、こんなやつがトップに…… 絶対何か秘密があるはずだ。 |
東雲 | キミも大概、負けず嫌いだよね。 でも、せっかく1位になったのにあまり嬉しそうには見えないけど。 |
リン | 何度も言わせないで。ランキングなんて興味ないから。 私の目的は楽しいファイトをすること。 今までもそうだったしこれからもそれは変わらない。 また妹ちゃんみたいな子と楽しい楽しいファイトがしたいなぁ~。 今度はたっぷり可愛がってあげないとね。 |
キャラ | セリフ |
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リン | ほぉら、どうしたの? この程度で終わり? |
ファン | まだまだ! リアガードでアタックします! |
リン | さっきのターン、完全ガードを 引いたけどー…… 必死で可哀想だから、ノーガード。 |
男子 中学生A | おい、キューティーファイターの 羽島リンがファイトしてるぞ! |
男子 中学生B | これが、ユナサンの女王様のファイトか。 やっぱりすごいな。 |
リン | ここでヴァンガードにアタックしたら 負けちやうよねぇ? だから……リアガードにアタック。 ほら、まだまだやれるでしょ? せいぜい頑張ってみて? |
女子 中学生A | な、なんかちょっと怖くない? |
男子 中学生C | 相手をいたぶって遊んでるんじゃ……? こんなのファイトを侮辱してるよ! |
ファン | それは違います! これはファンサービスなんですよ! ファンの私と女王様キャラで ファイトしてくださってるんです! |
女子 中学生A | そ、そうなの……? |
男子 中学生C | 確かに……あんなにやられてるのに あの子、幸せそうっていうか…… |
ファン | はい! 幸せなんです! ああっ、ありがとうございます……っ! |
リン | さっきから何ボソボソ喋ってるわけ? もうあんたには飽きちゃった。 もう終わりでいいよ、アタック! |
ファン | あああっ! 負けちゃった……でも、幸せ! リンさん、ありがとうございました。 |
リン | はぁ……全然物足りない。 面白くもなんともない…… |
男子 中学生C | もしかして、羽島リンさんって 実はファンとも気さくにファイトしてくれる 人だったのか……? |
女子 中学生A | 意外ね。 もっとお高く留まったひとなのかと思ってた。 このギャップって結構いいかも…… |
女子 中学生B | あの、次私ともファイトしてくれますか! |
男子 中学生B | 俺ともお願いします! |
リン | (何? 急にやる気出してきて どうせすぐに負ける雑魚のくせに…… ま、ストレス解消にはちょうどいいか。) み~んな、そんなに叩きのめされたいんだ? じゃあ、せいぜい楽しませてよね。 |
スギル | はぁ~…… この俺がまた荷物持ちなんて…… |
リン | 無駄口叩いて 荷物落とさないでよね。 |
スギル | チッ……んなことわかってるよ! |
女子 中学生A | ねえ、キューティーファイターの ランキング見た? |
女子 中学生B | 見た見た! 羽島リンさんが ついにトップになったんだよね! |
女子 中学生A | 強さも、人気もトップだなんて…… 本当にすごいよね、憧れちゃう……! |
スギル | な、何!? おい、今の聞いたか? |
リン | …… 足を止めるな、雑用係。 |
スギル | だって、お前……一体どんな手を使って トップになったんだよ!? まさか、発行元を脅して…… |
リン | その発想が負け犬なんだよ。 うざ…… |
スギル | マジでワケがわからねえ…… なんで、こんなやつがトップに…… 絶対何か秘密があるはずだ。 |
東雲 | キミも大概、負けず嫌いだよね。 でも、せっかく1位になったのに あまり嬉しそうには見えないけど。 |
リン | 何度も言わせないで。 ランキングなんて興味ないから。 私の目的は楽しいファイトをすること。 今までもそうだったし これからもそれは変わらない。 また妹ちゃんみたいな子と 楽しい楽しいファイトがしたいなぁ~。 今度はたっぷり可愛がってあげないとね。 |