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あらすじ
ストーリー
Episode1「出会い」
キャラ | セリフ |
---|---|
3人 | こんにちはー! |
カムイ | お、今日も3人揃って来たな。いらっしゃい! |
ツネト | 俺たちは3人でひとつ、チーム・トリニティドラゴン! ですからね! |
カル | 今日もヴァンガードの腕を磨くため、ファイトしに来たんです! |
ケイ | うん、うん…… |
カムイ | あー……それなんだけどな。 悪いけど今日はお客さんが多くて、今ファイトスペースが埋まってるんだよ。 |
カル | ええ、そうなんですか!? どうしましょう、ツネトさん…… |
ツネト | いつもの場所でファイトできないのは残念だが……ファイトはどこでだって出来るんだ。 今日のところは公園とかで特訓にしよう! |
カル | 了解です! ケイもそれでいいよね? |
ケイ | うん、いいけど……せっかく、お店に来たから、パック…… |
ツネト | お、それいいな! 運試しも兼ねて、パック買ってから移動するか! カムイさん! これとこれと……あと、これも下さい! |
カムイ | はいよ、毎度あり! また来てくれよー! |
ツネト | よし、たまには青空の下でファイトするのも悪くないよな! |
ケイ | うん……! |
カル | 特訓を始める前に、まずは運試しとして買ってきたパックを開封しませんか? |
ツネト | ああ、そうしようぜ。 ほら、カル、ケイ、好きなやつ選べよ! |
カル | じゃあ、僕はこれを……この弾に欲しいカードがあるんですよね。 |
ケイ | なら、僕はこっち…… |
ツネト | じゃあ俺はこれだな。それじゃあいくぜ! |
3人 | ドロー! |
ツネト | ……! やったぜ! 欲しかったカードだ! |
カル | 僕も、ディメンジョンポリスのレアカードが当たりました! 幸先いいですねぇー! |
ツネト | はっはっはー! なぁ、ケイはどうだった? |
ケイ | 僕は……グレートネイチャーでも、ふたりのクランでもないカード…… |
カル | あぁ…… |
ツネト | まぁまぁ、そんなこともあるって! あんま気にするなよ、ケイ! |
ケイ | うん、ありがとうツネトさん…… あっ……! |
ツネト | 突風でパックの袋が飛ばされちまった! |
カル | ポイ捨てになっちゃいますよ……! 追いかけましょう! |
ケイ | うん……! |
ツネト | ふぅ、公園でよかったな。あそこの茂みに引っかかってるぜ。 |
カル | そうですね、遠くまで飛ばされなくてよかったぁ…… |
ケイ | ……あれ、なんだろう……段ボール箱……? |
ツネト | なんだなんだ、こんな隅っこに…… こっそり捨てていくなんてけしからんやつもいるもんだな! せっかくだ、俺たちで片付けて…… |
??? | ……!! |
ツネト | ひゃあ~~~~~!? な、なんだ、箱の中からなんか音が聞こえるぞ!? |
カル | ど、どうしましょう……!? あ、近寄ったら危ないよ、ケイ! ああ、開けちゃって……! |
ケイ | ……大丈夫、ふたりとも来て。 |
子猫 | ……ニャー! |
カル | 猫……ですね。どうしてこんなところに…… |
ツネト | ……もしかしたら、捨てられたのかもな。 こんな箱に入ってたんだし…… |
ケイ | ……とりあえず、喉が渇いてるだろうしお水をあげよう。 僕、器を買ってくるから……ふたりはこの子のことを見てて。 |
ツネト | ああ、任せろ! |
ケイ | 気を付けていってきてね、ケイ! |
キャラ | セリフ |
---|---|
3人 | こんにちはー! |
カムイ | お、今日も3人揃って来たな。 いらっしゃい! |
ツネト | 俺たちは3人でひとつ、 チーム・トリニティドラゴン! ですからね! |
カル | 今日もヴァンガードの腕を磨くため、 ファイトしに来たんです! |
ケイ | うん、うん…… |
カムイ | あー……それなんだけどな。 悪いけど今日はお客さんが多くて、 今ファイトスペースが埋まってるんだよ。 |
カル | ええ、そうなんですか!? どうしましょう、ツネトさん…… |
ツネト | いつもの場所でファイトできないのは 残念だが…… ファイトはどこでだって出来るんだ。 今日のところは公園とかで特訓にしよう! |
カル | 了解です! ケイもそれでいいよね? |
ケイ | うん、いいけど…… せっかく、お店に来たから、パック…… |
ツネト | お、それいいな! 運試しも兼ねて、パック買ってから 移動するか! カムイさん! これとこれと……あと、これも下さい! |
カムイ | はいよ、毎度あり! また来てくれよー! |
ツネト | よし、たまには青空の下でファイトするのも 悪くないよな! |
ケイ | うん……! |
カル | 特訓を始める前に、まずは運試しとして 買ってきたパックを開封しませんか? |
ツネト | ああ、そうしようぜ。 ほら、カル、ケイ、好きなやつ選べよ! |
カル | じゃあ、僕はこれを…… この弾に欲しいカードがあるんですよね。 |
ケイ | なら、僕はこっち…… |
ツネト | じゃあ俺はこれだな。 それじゃあいくぜ! |
3人 | ドロー! |
ツネト | ……! やったぜ! 欲しかったカードだ! |
カル | 僕も、ディメンジョンポリスのレアカードが 当たりました! 幸先いいですねぇー! |
ツネト | はっはっはー! なぁ、ケイはどうだった? |
ケイ | 僕は……グレートネイチャーでも、 ふたりのクランでもないカード…… |
カル | あぁ…… |
ツネト | まぁまぁ、そんなこともあるって! あんま気にするなよ、ケイ! |
ケイ | うん、ありがとうツネトさん…… あっ……! |
ツネト | 突風でパックの袋が飛ばされちまった! |
カル | ポイ捨てになっちゃいますよ……! 追いかけましょう! |
ケイ | うん……! |
ツネト | ふぅ、公園でよかったな。 あそこの茂みに引っかかってるぜ。 |
カル | そうですね、遠くまで飛ばされなくて よかったぁ…… |
ケイ | ……あれ、なんだろう…… 段ボール箱……? |
ツネト | なんだなんだ、こんな隅っこに…… こっそり捨てていくなんてけしからんやつも いるもんだな! せっかくだ、俺たちで片付けて…… |
??? | ……!! |
ツネト | ひゃあ~~~~~!? な、なんだ、箱の中からなんか音が 聞こえるぞ!? |
カル | ど、どうしましょう……!? あ、近寄ったら危ないよ、ケイ! ああ、開けちゃって……! |
ケイ | ……大丈夫、ふたりとも来て。 |
子猫 | ……ニャー! |
カル | 猫……ですね。 どうしてこんなところに…… |
ツネト | ……もしかしたら、捨てられたのかもな。 こんな箱に入ってたんだし…… |
ケイ | ……とりあえず、喉が渇いてるだろうし お水をあげよう。 僕、器を買ってくるから…… ふたりはこの子のことを見てて。 |
ツネト | ああ、任せろ! |
ケイ | 気を付けていってきてね、ケイ! |
Episode2「グレーがきれいな子」
キャラ | セリフ |
---|---|
ケイ | おまたせ、お水と器買ってきた…… |
ツネト | おう、おかえり。早速こいつに飲ませてやろうぜ。 |
ケイ | うん……飲んでくれたらいいけど…… |
子猫 | ニャー |
カル | やっぱり喉が渇いてたんですね、すごい勢いで飲んでますよ。 か……かわいいです~。 |
ケイ | グレちゃん、美味しい……? |
子猫 | ニャー! |
ケイ | そう、よかった…… |
ツネト | うん? グレちゃんって……この猫ちゃんのことか? |
ケイ | うん、グレーがきれいな子だから……グレちゃん…… |
カル | 確かに、名前があったほうがわかりやすいですね。 |
ケイ | それで……グレちゃんのこと、これからどうしよう……? |
ツネト | そうだな……俺たちで飼えるならそれが1番安心だけど……そうもいかないもんな。 捨てたりしないような、しっかりした飼い主を探してやるか! |
カル | はい、それがいいと思います! 手始めに、カードキャピタルで誰かいないか探してみましょう! |
ケイ | うん、ファイトスペース……いっぱい。 人もそれだけいっぱい…… |
ツネト | ああ、善は急げだ! 早速行こうぜ! |
ケイ | うん……いい人を、探してくるから…… ゆっくりお水を飲んでてね、グレちゃん。 |
カムイ | いらっしゃいませー! って、お前ら戻ってきたのか? まだファイトスペースは空きがないぞ? |
ツネト | カムイさん! カムイさんは猫って飼ったことありますか! てか飼えますか!? |
カムイ | お、おいおいなんだよ、藪から棒に。猫……? |
ケイ | 大事な、こと……! |
カル | どうなんですか、カムイさん! |
カムイ | だぁー!? だから何なんだよ!? |
クロノ | うるさいぞトリドラ! 店に入ってくるなり、何わけのわからないこと言ってんだ? |
シオン | 順を追って話さないと、通じる話も通じなくなるよ。 |
トコハ | カムイさんも困ってるじゃない。 まずは落ち着きなさいって。ほら、深呼吸。 |
ツネト | そ、そうだな……すいませんでした! |
カムイ | いや、それはいいんだけど……いきなりどうしたんだよ、何かあったのか? |
カル | 実は…… |
ツネト | なるほど、捨て猫を飼ってくれる人を探しに来たわけだな。 |
トコハ | んー……えらい! そういうことなら喜んで協力するわ! |
ツネト | さすがトコハちゃん! 話がわかるぜ! |
カル& ケイ | ありがとうございます……! |
トコハ | 当然、あなたたちも手伝うわよね? クロノ、シオン。 |
クロノ | 勝手に決めるなって……ま、聞いた以上は放っておけないしな。 |
シオン | 今日のクエストはもう終えて時間は空いてるし、僕も構わないよ。 |
カムイ | ああ、オレも聞いてみることにする。 他のお客さんに聞いてもいいけど、ファイトの邪魔にならないようにしろよ。 |
ツネト | ありがとうございます! それじゃ、聞き込み開始だ! あらかた、聞いてみたけど…… |
カル | やっぱり、いきなり飼ってくれる人は簡単には見つかりませんね…… |
シオン | ポスターでも貼らせてもらって、気長に探したほうがいいかもね。 |
カムイ | 店長代理やジュニアたちも居ることだし一時的にでも、カードキャピタルで世話できないかなぁ? シンさんが戻ってきたらオレからも聞いてみるよ。 |
ケイ | ありがとう、ございます…… ……あっ……! |
トコハ | あ、雨降ってきたわね……って、ちょっと! |
ケイ | グレちゃん……! |
ツネト | おい、ケイ! どこ行くんだ? くそ、追いかけるぞ、カル! |
カル | はいっ! 待って、ケイ! |
クロノ | あいつら、雨降ってるってのに……! 俺たちも追いかけるぞ! |
カムイ | おいおい、傘は持ってけ! すべって転ぶなよー! |
3人 | ありがとうございます! |
キャラ | セリフ |
---|---|
ケイ | おまたせ、お水と器買ってきた…… |
ツネト | おう、おかえり。 早速こいつに飲ませてやろうぜ。 |
ケイ | うん……飲んでくれたらいいけど…… |
子猫 | ニャー |
カル | やっぱり喉が渇いてたんですね、 すごい勢いで飲んでますよ。 か……かわいいです~。 |
ケイ | グレちゃん、美味しい……? |
子猫 | ニャー! |
ケイ | そう、よかった…… |
ツネト | うん? グレちゃんって……この猫ちゃんのことか? |
ケイ | うん、グレーがきれいな子だから…… グレちゃん…… |
カル | 確かに、名前があったほうが わかりやすいですね。 |
ケイ | それで……グレちゃんのこと、 これからどうしよう……? |
ツネト | そうだな……俺たちで飼えるならそれが 1番安心だけど…… そうもいかないもんな。 捨てたりしないような、しっかりした 飼い主を探してやるか! |
カル | はい、それがいいと思います! 手始めに、カードキャピタルで 誰かいないか探してみましょう! |
ケイ | うん、ファイトスペース……いっぱい。 人もそれだけいっぱい…… |
ツネト | ああ、善は急げだ! 早速行こうぜ! |
ケイ | うん……いい人を、探してくるから…… ゆっくりお水を飲んでてね、グレちゃん。 |
カムイ | いらっしゃいませー! って、お前ら戻ってきたのか? まだファイトスペースは空きがないぞ? |
ツネト | カムイさん! カムイさんは猫って飼ったことありますか! てか飼えますか!? |
カムイ | お、おいおいなんだよ、藪から棒に。 猫……? |
ケイ | 大事な、こと……! |
カル | どうなんですか、カムイさん! |
カムイ | だぁー!? だから何なんだよ!? |
クロノ | うるさいぞトリドラ! 店に入ってくるなり、何わけの わからないこと言ってんだ? |
シオン | 順を追って話さないと、通じる話も 通じなくなるよ。 |
トコハ | カムイさんも困ってるじゃない。 まずは落ち着きなさいって。 ほら、深呼吸。 |
ツネト | そ、そうだな……すいませんでした! |
カムイ | いや、それはいいんだけど…… いきなりどうしたんだよ、何かあったのか? |
カル | 実は…… |
ツネト | なるほど、捨て猫を飼ってくれる人を 探しに来たわけだな。 |
トコハ | んー……えらい! そういうことなら喜んで協力するわ! |
ツネト | さすがトコハちゃん! 話がわかるぜ! |
カル& ケイ | ありがとうございます……! |
トコハ | 当然、あなたたちも手伝うわよね? クロノ、シオン。 |
クロノ | 勝手に決めるなって…… ま、聞いた以上は放っておけないしな。 |
シオン | 今日のクエストはもう終えて 時間は空いてるし、 僕も構わないよ。 |
カムイ | ああ、オレも聞いてみることにする。 他のお客さんに聞いてもいいけど、 ファイトの邪魔にならないようにしろよ。 |
ツネト | ありがとうございます! それじゃ、聞き込み開始だ! あらかた、聞いてみたけど…… |
カル | やっぱり、いきなり飼ってくれる人は 簡単には見つかりませんね…… |
シオン | ポスターでも貼らせてもらって、 気長に探したほうがいいかもね。 |
カムイ | 店長代理やジュニアたちも居ることだし 一時的にでも、カードキャピタルで 世話できないかなぁ? シンさんが戻ってきたらオレからも 聞いてみるよ。 |
ケイ | ありがとう、ございます…… ……あっ……! |
トコハ | あ、雨降ってきたわね…… って、ちょっと! |
ケイ | グレちゃん……! |
ツネト | おい、ケイ! どこ行くんだ? くそ、追いかけるぞ、カル! |
カル | はいっ! 待って、ケイ! |
クロノ | あいつら、雨降ってるってのに……! 俺たちも追いかけるぞ! |
カムイ | おいおい、傘は持ってけ! すべって転ぶなよー! |
3人 | ありがとうございます! |
Episode3「ケイのやさしさ」
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | この公園か、その猫が捨てられてたってのは…… |
シオン | 3人とも、そのままだと風邪を引くよ。 傘を借りてきたから濡れないように…… |
ツネト | クソ、まじかよ…… |
クロノ | 聞いてるのか? おい、ぼーっとしてどうしたんだよ? |
ケイ | グレちゃん……いない…… |
クロノ | グレちゃん……って、捨て猫のことか? ここにいたんだよな? |
ケイ | うん、この箱の中にいて…… でも、戻ってきたら……いなくなってて…… |
ツネト | あ、あんな小さい猫ちゃんなんだ、そう遠くには行ってねぇはずだろ? とりあえず公園の中を探すぞ! |
ケイ | 見つからない…… |
トコハ | ほ、ほら、きっと誰か優しい人が連れて行ってくれたのよ! |
シオン | それか、雨が降ってくるのを察して雨宿りできる場所へ行ったのかもしれないね。 |
ケイ | そうならいいけど…… |
ツネト | これだけ探しても居ないならふたりの言う通りなのかも―― |
ケイ | 待って……グレちゃんのお水を入れてあげた器…… |
ツネト | ん? そういや……あれも無くなってるな。 |
カル | ああ、あそこ! あの屋根の下にいるでっかい猫を見てください……! |
ケイ | グレちゃんの器……! もしかして、あの猫と喧嘩して奪われたんじゃ…… |
ツネト | だとしたら、グレちゃんはいじめられてどっかに逃げた可能性もあるのか? |
カル | ケガとかしてないといいんですけど…… |
ケイ | ……やっぱり、僕……探す……! |
ツネト | 落ち着けって! 何の手がかりもないのに、どうやって探すつもりだよ! |
ケイ | それは……わからない…… だけど、放っておけないから……みんなは、先……帰ってて。 |
ツネト | はー……もう、水臭いこと言うなよな。 俺たちは仲間だろ。なぁカル! |
カル | そうだよ! ケイがそんなに心配してるなら、僕たちだって放っておけない! |
ケイ | ふたりとも…… |
クロノ | おい……こんな話聞いたんじゃ、俺たちだけ放って帰るわけにもいかないだろ。 |
シオン | そうだね、だから……僕たちも協力させてもらうよ。 |
トコハ | 乗りかかった船よ、とことん付き合ってやろうじゃない! |
ケイ | みんな……ありがとう……! |
シオン | とりあえず、僕たちにもその、グレちゃんの特徴を教えてもらえないかな? その後、手分けして探そう。 どこに行ったのか見当がつかないなら、人数が多い方がいいからね。 |
ケイ | うん、グレちゃんは……グレーの子猫で…… |
クロノ | それじゃ、俺たちはこっちから見てくから見つかったら、カードキャピタルで落ち合おうぜ。 |
ツネト | ああ……ケイのためだ。借りはそのうち返してやるからな! |
クロノ | 別に貸しを作ったつもりはねぇよ。 |
カル | そっちも気を付けてくださいね! |
シオン | うん、お互いにね。 |
ツネト | それじゃあ、調査開始だ! |
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | この公園か、その猫が 捨てられてたってのは…… |
シオン | 3人とも、そのままだと風邪を引くよ。 傘を借りてきたから濡れないように…… |
ツネト | クソ、まじかよ…… |
クロノ | 聞いてるのか? おい、ぼーっとしてどうしたんだよ? |
ケイ | グレちゃん……いない…… |
クロノ | グレちゃん……って、捨て猫のことか? ここにいたんだよな? |
ケイ | うん、この箱の中にいて…… でも、戻ってきたら……いなくなってて…… |
ツネト | あ、あんな小さい猫ちゃんなんだ、 そう遠くには行ってねぇはずだろ? とりあえず公園の中を探すぞ! |
ケイ | 見つからない…… |
トコハ | ほ、ほら、きっと誰か優しい人が 連れて行ってくれたのよ! |
シオン | それか、雨が降ってくるのを察して 雨宿りできる場所へ行ったのかも しれないね。 |
ケイ | そうならいいけど…… |
ツネト | これだけ探しても居ないなら ふたりの言う通りなのかも―― |
ケイ | 待って…… グレちゃんのお水を入れてあげた器…… |
ツネト | ん? そういや……あれも無くなってるな。 |
カル | ああ、あそこ! あの屋根の下にいる でっかい猫を見てください……! |
ケイ | グレちゃんの器……! もしかして、あの猫と喧嘩して 奪われたんじゃ…… |
ツネト | だとしたら、グレちゃんはいじめられて どっかに逃げた可能性もあるのか? |
カル | ケガとかしてないといいんですけど…… |
ケイ | ……やっぱり、僕……探す……! |
ツネト | 落ち着けって! 何の手がかりもないのに、どうやって 探すつもりだよ! |
ケイ | それは……わからない…… だけど、放っておけないから…… みんなは、先……帰ってて。 |
ツネト | はー……もう、水臭いこと言うなよな。 俺たちは仲間だろ。なぁカル! |
カル | そうだよ! ケイがそんなに心配してるなら、 僕たちだって放っておけない! |
ケイ | ふたりとも…… |
クロノ | おい……こんな話聞いたんじゃ、 俺たちだけ放って帰るわけにも いかないだろ。 |
シオン | そうだね、だから…… 僕たちも協力させてもらうよ。 |
トコハ | 乗りかかった船よ、とことん付き合って やろうじゃない! |
ケイ | みんな……ありがとう……! |
シオン | とりあえず、僕たちにもその、グレちゃんの 特徴を教えてもらえないかな? その後、手分けして探そう。 どこに行ったのか見当がつかないなら、 人数が多い方がいいからね。 |
ケイ | うん、グレちゃんは……グレーの子猫で…… |
クロノ | それじゃ、俺たちはこっちから見てくから 見つかったら、カードキャピタルで 落ち合おうぜ。 |
ツネト | ああ……ケイのためだ。 借りはそのうち返してやるからな! |
クロノ | 別に貸しを作ったつもりはねぇよ。 |
カル | そっちも気を付けてくださいね! |
シオン | うん、お互いにね。 |
ツネト | それじゃあ、調査開始だ! |
Episode4「グレちゃんを守れ!」
キャラ | セリフ |
---|---|
ケイ | グレちゃーん……どこに、行っちゃったんだろう…… |
ツネト | 雨は強くはねぇけど、天気が悪くて薄暗いし注意しないと見落としちまいそうだな。 |
カル | あ、あれ! あそこでカラスが群がってるグレーの丸いのって…… |
ケイ | ま、まさか……! |
ツネト | だ、大丈夫か! ほら、散れ、散れ! |
カラス | カー! |
ツネト | ……なんだ、ただのゴミじゃねぇか。紛らわしいなぁ。 |
ケイ | でも……よかった。 グレちゃんじゃなくて…… |
カル | でも、このあたりはカラスが多くないですか? もし、喧嘩になってたりしたら…… |
ケイ | うん、それも心配……急ごう……! |
ツネト | 大通りはあらかた探したけどいなさそうだし路地裏を探すか。 |
カル | うう、暗いし……カラスの声がすごく聞こえてきますよ……! |
ケイ | ……なんか、興奮してる感じ…… あっ、あれ……! |
ツネト | グレちゃん! やべぇ、カラスに襲われそうになってるぞ! |
カル | 大変だぁ! ど、どうしよう! |
ツネト | ……ケイ、お前が走ってってグレちゃんを保護しろ。 カラスは俺とカルが追い払う! |
ケイ | え、でも危ない…… |
ツネト | 今危ないのはグレちゃんだろ! 1番身体のでかいお前が守ってやるんだよ! |
ケイ | ツネトさん……わかった。 ふたりとも、お願い……! |
カル | うん、了解! |
ツネト | こらー! カラスども! ほら、あっちいけ! |
カル | こっちは通行止めです! シッシッ! |
カラス | カー! カー! |
ケイ | グレちゃん……! よかった、ケガしてないんだね……もう大丈夫だから…… |
グレちゃん | ニャァ…… |
ツネト | よし、でかしたぞケイ! |
カル | よかった……これで一件落着ですね。 |
ケイ | ……そうでも、ないみたい。 ほら、あそこ……カラスがたくさん、こっちを見てる。 |
カル | さ、さっきより数が増えてますよ……!? |
ツネト | もしかして、グレちゃんを守ろうとしたから怒らせちまったのか……!? |
ケイ | 1歩でも動いたら……襲ってきそう…… |
カラス | カーッ!! |
ツネト | やばい、本当に来やがったぞ! ここは逃げるんだ、カル、ケイ! |
カル | 言われなくても……ひゃああ! 危ないっ! |
ケイ | 大丈夫だからね、グレちゃん…… 僕たちが守るからっ……! |
猫 | ニャーッ!! |
ツネト | な、なんだ、猫!? 猫まで来るのかよぉ!? |
カル | ああ、でも逃げ回ってるだけですよ! 襲ってくるわけじゃないみたいです! |
ケイ | 違う……あの猫…… なんだか、ついてこい、って言ってるみたい…… |
ツネト | そんなことあるのか!? まぁ、なんでもいい! 今逃げ場なんてないからな! あの猫を追いかけて逃げるぞ! いいな、カル、ケイ! |
カル& ケイ | はい! |
キャラ | セリフ |
---|---|
ケイ | グレちゃーん…… どこに、行っちゃったんだろう…… |
ツネト | 雨は強くはねぇけど、天気が悪くて薄暗いし 注意しないと見落としちまいそうだな。 |
カル | あ、あれ! あそこでカラスが群がってる グレーの丸いのって…… |
ケイ | ま、まさか……! |
ツネト | だ、大丈夫か! ほら、散れ、散れ! |
カラス | カー! |
ツネト | ……なんだ、ただのゴミじゃねぇか。 紛らわしいなぁ。 |
ケイ | でも……よかった。 グレちゃんじゃなくて…… |
カル | でも、このあたりはカラスが 多くないですか? もし、喧嘩になってたりしたら…… |
ケイ | うん、それも心配…… 急ごう……! |
ツネト | 大通りはあらかた探したけどいなさそうだし 路地裏を探すか。 |
カル | うう、暗いし…… カラスの声がすごく聞こえてきますよ……! |
ケイ | ……なんか、興奮してる感じ…… あっ、あれ……! |
ツネト | グレちゃん! やべぇ、カラスに襲われそうになってるぞ! |
カル | 大変だぁ! ど、どうしよう! |
ツネト | ……ケイ、お前が走ってって グレちゃんを保護しろ。 カラスは俺とカルが追い払う! |
ケイ | え、でも危ない…… |
ツネト | 今危ないのはグレちゃんだろ! 1番身体のでかいお前が守ってやるんだよ! |
ケイ | ツネトさん……わかった。 ふたりとも、お願い……! |
カル | うん、了解! |
ツネト | こらー! カラスども! ほら、あっちいけ! |
カル | こっちは通行止めです! シッシッ! |
カラス | カー! カー! |
ケイ | グレちゃん……! よかった、ケガしてないんだね…… もう大丈夫だから…… |
グレちゃん | ニャァ…… |
ツネト | よし、でかしたぞケイ! |
カル | よかった……これで一件落着ですね。 |
ケイ | ……そうでも、ないみたい。 ほら、あそこ……カラスがたくさん、 こっちを見てる。 |
カル | さ、さっきより数が増えてますよ……!? |
ツネト | もしかして、グレちゃんを守ろうとしたから 怒らせちまったのか……!? |
ケイ | 1歩でも動いたら…… 襲ってきそう…… |
カラス | カーッ!! |
ツネト | やばい、本当に来やがったぞ! ここは逃げるんだ、カル、ケイ! |
カル | 言われなくても……ひゃああ! 危ないっ! |
ケイ | 大丈夫だからね、グレちゃん…… 僕たちが守るからっ……! |
猫 | ニャーッ!! |
ツネト | な、なんだ、猫!? 猫まで来るのかよぉ!? |
カル | ああ、でも逃げ回ってるだけですよ! 襲ってくるわけじゃないみたいです! |
ケイ | 違う……あの猫…… なんだか、ついてこい、って言ってる みたい…… |
ツネト | そんなことあるのか!? まぁ、なんでもいい! 今逃げ場なんてないからな! あの猫を追いかけて逃げるぞ! いいな、カル、ケイ! |
カル& ケイ | はい! |
Episode5「グレちゃんの居場所」
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | 見つからねぇなぁ…… |
シオン | 町も狭いわけではないし、猫は高いところや狭いところを通ることもあるから。 見つけようとしても、なかなか大変なのかもしれないね。 |
猫 | ニャーッ! |
トコハ | あ、猫! トリドラが探してた子じゃないけど……どうしたんだろ、あんなに走って。 |
クロノ | 雨宿り先に急いでるとか? ……って、そのトリドラまで来たぞ!? |
ケイ | あ、みんな……! |
トコハ | その抱っこしてる子がグレちゃん? 見つかったんだ、よかったぁ……! |
ケイ | う、うん……ありがとう…… |
ツネト | ばかばか! 今はそれどころじゃねぇんだよ! |
シオン | 落ち着きなよ、何をそんなに急いでいるんだい? |
ツネト | 説明してる時間はねぇ! お前らもどっかに隠れたほうがいいぞ! じゃあな! |
クロノ | はぁ? ……走って行っちまった。 バカとはなんだよ、まったく。 隠れろってのもワケ分かんねぇし…… |
シオン | その理由は……多分、アレじゃないかな。 |
カラス | カー! カー! |
クロノ | うげ、なんだあの大量のカラス。 ……もしかして、あいつらはアレに追われてんのか? |
トコハ | 何したらそうなんのよ…… |
カル | はぁ、はぁ……! あのカラスたち、しつこいですね……! |
ツネト | くそ、いつまでも逃げられないぞ……! |
猫 | ニャーッ!! |
ツネト | げげっ!? 今度は大量の野良猫ちゃんズ!? くそ、絶体絶命ってやつかよ!? |
カル | どうしましょう、ツネトさん! こうなったら一か八かカラスの群れを突っ切って…… |
ケイ | ……待って、ふたりとも。 猫は、僕たちを襲うつもりはないみたい。 |
猫 | フーッ…… |
カラス | カーッ…… |
ツネト | ほんとだ……猫はカラスと睨み合ってるな。 |
カル | あっ! カラスたちが逃げていきますよ! この状況じゃ不利だと思ったんですかね? |
ケイ | うん……猫たちが、助けてくれた。 |
ツネト | よ、よかったぁ……一時はどうなることかと思ったぜ…… |
ケイ | もう、大丈夫だよ、グレちゃん。 ……あっ…… |
グレちゃん | ニャー…… |
カル | グレちゃんが、猫たちの方に行っちゃった…… |
ツネト | ええっ!? 俺たちにはナデナデする時間もくれないってのかよ~!? |
ケイ | よく見たらボロボロの首輪をしてる子もいる。 もしかしたら、グレちゃんと同じく、人に捨てられた子たちの集まりなのかも…… |
グレちゃん | ゴロゴロ…… |
ツネト | ……なんだか、グレちゃんも仲間として認めてもらえてるみたいだな。 |
ケイ | ……うん、もう行こう。 |
カル | ええ!? でも、いいんですかね、このままにして…… |
ケイ | もちろん、動物を捨てるなんてことは絶対にしちゃいけないけど…… 僕たちが思っているほど、動物たちは弱くはないんだ。 グレちゃんが、あのみんなと生きていくと決めたなら、きっと大丈夫…… |
ツネト | ……そっか。 ケイがそう言うなら、きっとそうなんだろうな。 トライスリーのやつらも待ってるだろうし、とりあえず戻るぞ! |
カル& ケイ | はいっ! |
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | 見つからねぇなぁ…… |
シオン | 町も狭いわけではないし、 猫は高いところや狭いところを 通ることもあるから。 見つけようとしても、なかなか 大変なのかもしれないね。 |
猫 | ニャーッ! |
トコハ | あ、猫! トリドラが探してた子じゃないけど…… どうしたんだろ、あんなに走って。 |
クロノ | 雨宿り先に急いでるとか? ……って、そのトリドラまで来たぞ!? |
ケイ | あ、みんな……! |
トコハ | その抱っこしてる子がグレちゃん? 見つかったんだ、よかったぁ……! |
ケイ | う、うん……ありがとう…… |
ツネト | ばかばか! 今はそれどころじゃねぇんだよ! |
シオン | 落ち着きなよ、何をそんなに 急いでいるんだい? |
ツネト | 説明してる時間はねぇ! お前らもどっかに隠れたほうがいいぞ! じゃあな! |
クロノ | はぁ? ……走って行っちまった。 バカとはなんだよ、まったく。 隠れろってのもワケ分かんねぇし…… |
シオン | その理由は……多分、アレじゃないかな。 |
カラス | カー! カー! |
クロノ | うげ、なんだあの大量のカラス。 ……もしかして、あいつらはアレに 追われてんのか? |
トコハ | 何したらそうなんのよ…… |
カル | はぁ、はぁ……! あのカラスたち、しつこいですね……! |
ツネト | くそ、いつまでも逃げられないぞ……! |
猫 | ニャーッ!! |
ツネト | げげっ!? 今度は大量の野良猫ちゃんズ!? くそ、絶体絶命ってやつかよ!? |
カル | どうしましょう、ツネトさん! こうなったら一か八かカラスの群れを 突っ切って…… |
ケイ | ……待って、ふたりとも。 猫は、僕たちを襲うつもりはないみたい。 |
猫 | フーッ…… |
カラス | カーッ…… |
ツネト | ほんとだ……猫はカラスと睨み合ってるな。 |
カル | あっ! カラスたちが逃げていきますよ! この状況じゃ不利だと思ったんですかね? |
ケイ | うん……猫たちが、助けてくれた。 |
ツネト | よ、よかったぁ…… 一時はどうなることかと思ったぜ…… |
ケイ | もう、大丈夫だよ、グレちゃん。 ……あっ…… |
グレちゃん | ニャー…… |
カル | グレちゃんが、猫たちの方に 行っちゃった…… |
ツネト | ええっ!? 俺たちには ナデナデする時間も くれないってのかよ~!? |
ケイ | よく見たらボロボロの首輪を してる子もいる。 もしかしたら、グレちゃんと同じく、 人に捨てられた子たちの集まりなのかも…… |
グレちゃん | ゴロゴロ…… |
ツネト | ……なんだか、グレちゃんも仲間として 認めてもらえてるみたいだな。 |
ケイ | ……うん、もう行こう。 |
カル | ええ!? でも、いいんですかね、このままにして…… |
ケイ | もちろん、動物を捨てるなんてことは 絶対にしちゃいけないけど…… 僕たちが思っているほど、動物たちは 弱くはないんだ。 グレちゃんが、あのみんなと生きていくと 決めたなら、きっと大丈夫…… |
ツネト | ……そっか。 ケイがそう言うなら、きっと そうなんだろうな。 トライスリーのやつらも待ってるだろうし、 とりあえず戻るぞ! |
カル& ケイ | はいっ! |
Episode6「恩返し」
キャラ | セリフ |
---|---|
シオン | 今日のクエストで指定されたのは、向こうの方だよ。早速向かおうか。 |
クロノ | ああ、それなら公園を突っ切ればちょっと早いな。 ……ん? ひとり足りないけど、アレはトリドラじゃねぇか? |
ツネト | あ、新導クロノォ! 相変わらずヒマそうにしてんな! |
クロノ | ヒマそうなのはお前らだろ。 こんなところでウロウロして、クエストでもしてんのか? |
カル | ふっふっふ……今日のクエストは別件で、もう達成済みです! |
トコハ | それじゃあ、こんなところで何やってんの? |
カル | 見張ってるんです。 この間の捨て猫のことがあったので…… 動物を捨てるなんて、絶対許しちゃダメなことですから! |
ツネト | 人間の尻拭いを、ああやって動物にさせるわけにもいかないしな。 また動物を捨てるようなやつがいないか、パトロールすることにしたんだよ。 |
シオン | へぇ……いい心がけじゃないか。 |
クロノ | だな。なんつーか……ちょっと見直したぜ、お前らのこと。 |
トコハ | だけど、ひとり足りないじゃない? どうしたのよ? |
ツネト | ああ、ケイはグレちゃんに会いに行ったんだよ。 |
ケイ | たしか、この前はここに捨て猫たちのたまり場があったんだけど…… もう、子猫1匹いない…… 別の場所に、引っ越し出来たのかな…… ……ん、なんだろう、これ。 グレートネイチャーのカード……? ……僕の、欲しかったやつだ…… ……グレちゃん…… ただいまー…… あれ、ふたりとも…… |
クロノ | よっ、ツネトたちなら今ちょっと出てるってさ。 |
シオン | もう少ししたら戻るから、待っててほしい、って伝言を預かってるよ。 |
トコハ | ねぇ、それで、グレちゃんとは会えた? 大きくなってたかな? |
ケイ | ううん、グレちゃんとは会えなかったんだけど…… 代わりに、このカードが…… |
クロノ | へぇ、グレートネイチャーのカードか。 お前の使ってるクランのカードだよな。 |
シオン | キミのことをしっかり覚えていて、キミがファイターだと知ったから、カードをどこかで拾ってきたのかもね。 なんて、ちょっとロマンチック過ぎたかな? |
トコハ | いいじゃない、鶴ならぬ子猫の恩返し♪ |
ケイ | そうかな……それなら、嬉しい。 |
ツネト | お、戻ってたか、ケイ! ほら、これ、俺とカルからのプレゼント! |
クロノ | お、なんだ? ぬいぐるみ……? |
ケイ | これ……グレちゃん、そっくり…… |
カル | この前、商店街で見かけたんです。 グレちゃんのことで、ケイが寂しい思いをしてるんじゃないかと…… |
ツネト | だから、俺たちで買ってきたんだよ! な、どうだ? |
ケイ | うん……ありがとう、ふたりとも。 すごく……嬉しい。 |
グレちゃん | ……ニャーッ! |
ケイ | あっ…… |
ツネト | ん、どうした? 窓の外に何かあったのか? |
ケイ | ……ううん、なんでもない…… (一瞬だったけど、あれはグレちゃんだ。そっか……キミは元気でいるんだ) (お友達と、楽しく暮らしていってね。グレちゃん……) |
キャラ | セリフ |
---|---|
シオン | 今日のクエストで指定されたのは、 向こうの方だよ。 早速向かおうか。 |
クロノ | ああ、それなら公園を突っ切れば ちょっと早いな。 ……ん? ひとり足りないけど、 アレはトリドラじゃねぇか? |
ツネト | あ、新導クロノォ! 相変わらずヒマそうにしてんな! |
クロノ | ヒマそうなのはお前らだろ。 こんなところでウロウロして、 クエストでもしてんのか? |
カル | ふっふっふ……今日のクエストは別件で、 もう達成済みです! |
トコハ | それじゃあ、こんなところで何やってんの? |
カル | 見張ってるんです。 この間の捨て猫のことがあったので…… 動物を捨てるなんて、絶対許しちゃ ダメなことですから! |
ツネト | 人間の尻拭いを、ああやって動物にさせる わけにもいかないしな。 また動物を捨てるようなやつがいないか、 パトロールすることにしたんだよ。 |
シオン | へぇ……いい心がけじゃないか。 |
クロノ | だな。なんつーか…… ちょっと見直したぜ、お前らのこと。 |
トコハ | だけど、ひとり足りないじゃない? どうしたのよ? |
ツネト | ああ、ケイはグレちゃんに 会いに行ったんだよ。 |
ケイ | たしか、この前はここに 捨て猫たちのたまり場が あったんだけど…… もう、子猫1匹いない…… 別の場所に、引っ越し出来たのかな…… ……ん、なんだろう、これ。 グレートネイチャーのカード……? ……僕の、欲しかったやつだ…… ……グレちゃん…… ただいまー…… あれ、ふたりとも…… |
クロノ | よっ、ツネトたちなら今ちょっと 出てるってさ。 |
シオン | もう少ししたら戻るから、待っててほしい、 って伝言を預かってるよ。 |
トコハ | ねぇ、それで、グレちゃんとは会えた? 大きくなってたかな? |
ケイ | ううん、グレちゃんとは 会えなかったんだけど…… 代わりに、このカードが…… |
クロノ | へぇ、グレートネイチャーのカードか。 お前の使ってるクランのカードだよな。 |
シオン | キミのことをしっかり覚えていて、 キミがファイターだと知ったから、カードを どこかで拾ってきたのかもね。 なんて、ちょっとロマンチック過ぎたかな? |
トコハ | いいじゃない、鶴ならぬ子猫の恩返し♪ |
ケイ | そうかな…… それなら、嬉しい。 |
ツネト | お、戻ってたか、ケイ! ほら、これ、俺とカルからのプレゼント! |
クロノ | お、なんだ? ぬいぐるみ……? |
ケイ | これ……グレちゃん、そっくり…… |
カル | この前、商店街で見かけたんです。 グレちゃんのことで、ケイが 寂しい思いをしてるんじゃないかと…… |
ツネト | だから、俺たちで買ってきたんだよ! な、どうだ? |
ケイ | うん……ありがとう、ふたりとも。 すごく……嬉しい。 |
グレちゃん | ……ニャーッ! |
ケイ | あっ…… |
ツネト | ん、どうした? 窓の外に何かあったのか? |
ケイ | ……ううん、なんでもない…… (一瞬だったけど、あれはグレちゃんだ。 そっか……キミは元気でいるんだ) (お友達と、楽しく暮らしていってね。 グレちゃん……) |