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全力3絶対優勝 燃ゆる心が重なってあらすじ
Episode0 |
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トコハから、ドラゴンエンパイア支部主催のイベントへの参加を提案される、クロノとシオン。 優勝チームへの景品は「伝説のカード」!? チームを組んだばかりの3人であったが参加することを決意。 しかし、イベントの内容が「豚まん作り」であることを知って一同は驚愕するのだった。 |
Episode1 |
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イベント当日、トラブルにより「豚まん作り」から急遽中華料理対決へと内容が変更になった。 トリニティドラゴンや他のチームは、見事なチームワークで、窮地を脱するものの、クロノ、シオン、トコハは意見がぶつかり合い動けずにいるのであった。 |
Episode2 |
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出だしこそ遅れたクロノたちだったが、お互いの意見を組み合わせることで、ピンチから脱出、見事料理対決に勝利した。 そして、次に待ち受ける決勝戦を前にして、勝者であるクロノたちは、特別な衣装を着るように指示されるのであった。 |
Episode3 |
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着慣れない衣装に戸惑う3人。決勝の相手には、チームワーク抜群のトリニティドラゴンが立ちはだかった。 ぶつかり合うことがいまだ絶えない3人であったが、今回のイベントを通じて少しずつ、お互いのことを知り始めていることを実感しつつ、最後のファイトに挑むのだった。 |
Episode4 |
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優勝したチーム「名前はまだない」。 景品の「伝説のカード」は、安城マモルのサイン入りPRカードであった。 拍子抜けする3人だったが、今日一日、チームとしてなんだかんだ楽しめた。 それは、マモルが撮った写真にもバッチリと映っていたのであった。 |
ストーリー
Episode0
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | くそっ……カムイさん、もう一回ファイトしてください! |
カムイ | そろそろ休憩終わりだからまた後でな。 |
クロノ | あと1回ファイトするくらいなら―― |
カムイ | ったく、仕方ないなぁ。 |
シン | カムイ君~。 |
カムイ | げ、シンさん! すみません、戻ります! クロノ、バイトが終わったらな! にしても、クロノ。ここ最近、いつにもまして熱が入ってるな。 |
クロノ | 当たり前です。 グレード3にもならないといけないし、それにもっと戦えるようになりたいんで。 |
ツネト | へへっ、グレード3にならないと、お前のせいでチームで大会に参加すらできないもんなぁ。 |
カムイ | おいおい、ツネトー! もう少し言い方ってもんがあるだろ? |
カル | でも、揺るがぬ事実ですよ。カムイさん。 |
ケイ | うん。 |
カムイ | けどなぁ―― |
クロノ | いいんですよ、カムイさん。 コイツらの挑発なんか、全然大したことないんで。 |
ツネト | ぷぷぷ、そんなに強がってられんのも今のうちだけだぞ~? |
クロノ | だーうるせぇ! カムイさん、俺、クエスト片付けてきます! |
カムイ | (あっさり挑発に乗ったのな……) |
シオン | こんにちは。 |
カムイ | お、いらっしゃい。 |
クロノ | 綺場? 今日は来ないんじゃなかったのか? |
シオン | そのつもりだったんだけど、安城さんから来るように言われて。 |
クロノ | 安城が? |
シオン | うん。 あ、噂をすれば。 |
トコハ& クミ | こんにちは~。 |
トコハ | 新導に綺場、ふたりとも、揃ってるわね。 |
クロノ | 綺場に用があるんじゃないのか? |
トコハ | ううん、アンタも探してたの。 |
クロノ | 俺も? なんだってんだ? |
トコハ | えっと、次の日曜日にドラエン支部で、『中華祭』っていうお祭りが開催されるんだけど。 |
カムイ | ドラエン支部は、相変わらずお祭り好きだなぁ。 |
トコハ | 中華料理メインの出店やら、カンフーアクションショー、竜やドラゴンをモチーフにした展示とか色々あって。 そこでね、ふたりと―― |
クロノ | 待て待て待て、手伝いならやらねーぞ。 |
トコハ | もう! 話は最後まで聞きなさいよね! |
シオン | 僕たちに声をかけたってことはもしかしてチームに関わることかな? |
トコハ | 察しがいいわね。 そう、チーム参加型大会があるの。 |
クロノ | だったら、先にそう言えよ。 |
トコハ | あのね! 物事には順序ってものがあるの。 ――ってもう、すぐ話が脱線しちゃうし。 とにかく! チームで参加できるイベントがあって、そこでの順位に応じてポイントが付与されるの。 だから、新導がグレード3に近づくチャンスだと思って。 どう、参加しない? |
クロノ | とか言っといて、出場チームの人数稼ぎたいだけだろ? |
トコハ | ぐっ。 兄さんが困ってたからとか、別にそういうわけじゃないから! |
クロノ | まぁでも、ポイント獲得のチャンスか…… |
シオン | うん、いいんじゃないかな。願ってもない機会だよ。 チーム戦の経験も積めるわけだし。 |
トコハ | ほら、新導もいいよね? |
クロノ | 俺は―― |
ツネト | おやぁ~? クロノさんは参加したくないのかなぁ? |
クロノ | んなこと言ってないだろ。 お前らこそどうなんだ? |
ツネト | 俺たちは当然参加だ! |
ケイ | うん。参加して……勝つ。 |
ツネト | 我らトリニティドラゴンのチームワークにひれ伏すことになるだけだ、お前は参加を見送ったらどうだー? |
クロノ | 誰が辞めるか! 俺らも出るぞ。こんなチャンス逃してらんねぇよ! |
トコハ | うん。そうこなくっちゃね。 じゃ、申し込むよ。 |
カムイ | えーっと、参加するチーム名は『名前はまだない』っと。 |
トコハ | あ! カムイさんっ! |
カムイ | どうせまた名前決まってないんだろ? |
トコハ | ですけど! |
カムイ | って、そんなことより。 優勝者には豪華特典って書いてあるな。 |
トコハ | え!? |
カムイ | えっと、なになに……『伝説のカード』をチーム全員にプレゼント―― |
トリドラ | で、『伝説のカード』!? |
シオン | 伝説のカードって一体……安城さんは何か聞いてたりする? |
トコハ | ううん、知らない。 兄さんからそんな特典があることすら聞いてないけど…… |
シオン | そうなんだ。 でも、伝説って言うくらいだからきっと貴重なものなんだろうね。 |
クロノ | (伝説って、どんなカードだ。……まさか、ギアクロニクル?) |
ツネト | へへっ、俄然やる気がみなぎってきたぜ! カル、ケイ、絶対優勝してみせるぞ! |
カル& ケイ | はい(うん)! |
クロノ | もし、ギアクロニクルのカードだとしたら…… |
カムイ | うーん。カードについての詳しい情報はクエスト内には載ってなさそうだな…… ……ん、ちょっと待て。 トコハちゃん、これって一体何をするイベントなんだ? |
ツネト | やだな~カムイさん。 そんなのファイトに決まって―― |
トコハ | えっと……実は、ファイトだけじゃないの。 |
クロノ | ん? |
シオン | ……ということは、ファイト以外にもチームで何か競うのかな? |
トコハ | うん。『豚まんづくり』 |
シオン | ……え? |
クロノ | だぁ!? 豚まん……!? |
ツネト | うえぇ!? トコハちゃん、それって……えぇ、ホント!? 全然知らないんですけど~! |
クミ | ドッキリ、大成功~☆ トコハちゃん、予想通りのリアクションだね! |
トコハ | あはは……ま、そうなるよね! |
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | くそっ…… カムイさん、もう一回ファイトしてください! |
カムイ | そろそろ休憩終わりだから また後でな。 |
クロノ | あと1回ファイトするくらいなら―― |
カムイ | ったく、仕方ないなぁ。 |
シン | カムイ君~。 |
カムイ | げ、シンさん! すみません、戻ります! クロノ、バイトが終わったらな! にしても、クロノ。 ここ最近、いつにもまして熱が入ってるな。 |
クロノ | 当たり前です。 グレード3にもならないといけないし、 それにもっと戦えるようになりたいんで。 |
ツネト | へへっ、グレード3にならないと、 お前のせいで チームで大会に参加すらできないもんなぁ。 |
カムイ | おいおい、ツネトー! もう少し言い方ってもんがあるだろ? |
カル | でも、揺るがぬ事実ですよ。 カムイさん。 |
ケイ | うん。 |
カムイ | けどなぁ―― |
クロノ | いいんですよ、カムイさん。 コイツらの挑発なんか、 全然大したことないんで。 |
ツネト | ぷぷぷ、 そんなに強がってられんのも 今のうちだけだぞ~? |
クロノ | だーうるせぇ! カムイさん、俺、クエスト片付けてきます! |
カムイ | (あっさり挑発に乗ったのな……) |
シオン | こんにちは。 |
カムイ | お、いらっしゃい。 |
クロノ | 綺場? 今日は来ないんじゃなかったのか? |
シオン | そのつもりだったんだけど、 安城さんから来るように言われて。 |
クロノ | 安城が? |
シオン | うん。 あ、噂をすれば。 |
トコハ& クミ | こんにちは~。 |
トコハ | 新導に綺場、 ふたりとも、揃ってるわね。 |
クロノ | 綺場に用があるんじゃないのか? |
トコハ | ううん、アンタも探してたの。 |
クロノ | 俺も? なんだってんだ? |
トコハ | えっと、次の日曜日に ドラエン支部で、『中華祭』っていう お祭りが開催されるんだけど。 |
カムイ | ドラエン支部は、 相変わらずお祭り好きだなぁ。 |
トコハ | 中華料理メインの出店やら、 カンフーアクションショー、竜やドラゴンを モチーフにした展示とか色々あって。 そこでね、ふたりと―― |
クロノ | 待て待て待て、 手伝いならやらねーぞ。 |
トコハ | もう! 話は最後まで聞きなさいよね! |
シオン | 僕たちに声をかけたってことは もしかして チームに関わることかな? |
トコハ | 察しがいいわね。 そう、チーム参加型大会があるの。 |
クロノ | だったら、先にそう言えよ。 |
トコハ | あのね! 物事には順序ってものがあるの。 ――ってもう、すぐ話が脱線しちゃうし。 とにかく! チームで参加できる イベントがあって、そこでの順位に応じて ポイントが付与されるの。 だから、 新導がグレード3に近づくチャンスだと思って。 どう、参加しない? |
クロノ | とか言っといて、 出場チームの人数稼ぎたいだけだろ? |
トコハ | ぐっ。 兄さんが困ってたからとか、 別にそういうわけじゃないから! |
クロノ | まぁでも、 ポイント獲得のチャンスか…… |
シオン | うん、いいんじゃないかな。 願ってもない機会だよ。 チーム戦の経験も積めるわけだし。 |
トコハ | ほら、 新導もいいよね? |
クロノ | 俺は―― |
ツネト | おやぁ~? クロノさんは参加したくないのかなぁ? |
クロノ | んなこと言ってないだろ。 お前らこそどうなんだ? |
ツネト | 俺たちは当然参加だ! |
ケイ | うん。参加して……勝つ。 |
ツネト | 我らトリニティドラゴンのチームワークに ひれ伏すことになるだけだ、 お前は参加を見送ったらどうだー? |
クロノ | 誰が辞めるか! 俺らも出るぞ。 こんなチャンス逃してらんねぇよ! |
トコハ | うん。そうこなくっちゃね。 じゃ、申し込むよ。 |
カムイ | えーっと、 参加するチーム名は『名前はまだない』っと。 |
トコハ | あ! カムイさんっ! |
カムイ | どうせまた名前決まってないんだろ? |
トコハ | ですけど! |
カムイ | って、そんなことより。 優勝者には豪華特典って書いてあるな。 |
トコハ | え!? |
カムイ | えっと、なになに…… 『伝説のカード』をチーム全員にプレゼント―― |
トリドラ | で、『伝説のカード』!? |
シオン | 伝説のカードって一体……安城さんは 何か聞いてたりする? |
トコハ | ううん、知らない。 兄さんからそんな特典があることすら 聞いてないけど…… |
シオン | そうなんだ。 でも、伝説って言うくらいだから きっと貴重なものなんだろうね。 |
クロノ | (伝説って、どんなカードだ。 ……まさか、ギアクロニクル?) |
ツネト | へへっ、俄然やる気がみなぎってきたぜ! カル、ケイ、絶対優勝してみせるぞ! |
カル& ケイ | はい(うん)! |
クロノ | もし、 ギアクロニクルのカードだとしたら…… |
カムイ | うーん。カードについての詳しい情報は クエスト内には載ってなさそうだな…… ……ん、ちょっと待て。 トコハちゃん、これって一体何をする イベントなんだ? |
ツネト | やだな~カムイさん。 そんなのファイトに決まって―― |
トコハ | えっと…… 実は、ファイトだけじゃないの。 |
クロノ | ん? |
シオン | ……ということは、 ファイト以外にもチームで何か競うのかな? |
トコハ | うん。 『豚まんづくり』 |
シオン | ……え? |
クロノ | だぁ!? 豚まん……!? |
ツネト | うえぇ!? トコハちゃん、それって……えぇ、ホント!? 全然知らないんですけど~! |
クミ | ドッキリ、大成功~☆ トコハちゃん、 予想通りのリアクションだね! |
トコハ | あはは…… ま、そうなるよね! |
Episode1
キャラ | セリフ |
---|---|
中華祭、当日―― | |
カムイ | よーし、ついたなー! |
クロノ | へぇ、相変わらず賑わってんのな。 |
シオン | お祭りって、なんだかワクワクするよね。 |
トコハ | 呑気ね、ふたりとも。 もうすぐ大会始まるのよ。もっと気合入れなさいよ! |
クロノ | て言っても、豚まんづくりだからな。 十分準備はしたと思うぜ。 |
シオン | あはは……未知数なところは多いけどやれることはやった、かな。 |
トコハ | レシピで揉めてた時間のほうが、長かった気もするけどね。 |
シオン | ファイトじゃなくて……豚まんづくり……? |
クロノ | おい、安城。分かるように説明してくれ! |
トコハ | えっと…… チームで豚まんを作って、その見た目、美味しさ、それらを評価し、その順位に応じてポイントをゲット―― そして、その中でも上位3チームが最終ラウンドに進出し、そこから優勝目指してファイトをするの。 |
クロノ | 豚まんからそういくのかよ!? |
トコハ | うん……2位と3位がまずはファイト、そのあと、勝ちチームと1位がファイトして決着。 ……っていう内容みたい。 |
クロノ | がっ…… |
シオン | まさか、豚まんづくりで上位に入らないと、ファイトすらできないなんてね。 |
カムイ | ドラエン支部らしいっていうかなんというか…… |
クロノ | なんでファイトする前に豚まん作って勝負なんだ? というか、なんで豚まんなんだ!? |
トコハ | そんなの私に聞かないでよ! 私も兄さんに何度も聞き返したんだから! でも、大会に参加するなら情報は平等に、って何も教えてくれなかったってわけ。 |
カムイ | お前ら、あの後さんざんレシピで揉めてたけど、ちゃんと決まったのか? |
クロノ | もちろんですよ。 |
トコハ | けっこういい線行けると思います! |
シオン | カムイさんも僕たちの豚まん食べてみてください。 |
カムイ | へぇ~。そんじゃ、期待しておこうかな。 |
3人 | はい! |
ヴァンガ郎 | 大変長らくお待たせしただが~。 |
マモル | これより、中華祭メインイベント『爆食・爆戦ヴァンガード大会』を開催します。 |
ツネト | へいへい、新導クロノ! 名前がないような、できたてほやほやチームに俺らは負けねぇからな! |
クロノ | ふん、ろくに料理もしたことない奴らには負けないっての。 |
ヴァンガ郎 | と、ここで大切なお知らせがあるだが~。 それは………… 今から、大会内容の変更をするだが~! |
3人 | え? |
マモル | えーごほん。 突然のことでびっくりさせてしまったかと思いますが、ここからは僕から説明しますね。 皆様には、あらかじめ大会内容として豚まんづくりそして、ファイト。 の流れを説明していましたが、豚まんづくりを取り下げ、その代わりに…… 中華料理対決を行ってもらいます。 |
クロノ | ん? ……中華 |
シオン | 料理…… |
トコハ | 対決~!? 一体どういうことなの!? |
マモル | ルールは簡単♪ 今からここにある食材を使って中華料理を作ってもらいます。 そして、料理の見た目や美味しさだけじゃなく、売り上げた数や、最終人気投票をもって皆さんの獲得するポイントが決まります。 そのあとのファイトは、元の予定と同じ流れです。 |
ツネト | マ、マ、マモルさ~ん! どうして変更になったんですか!? |
マモル | チームというのは、時に支え合い時にぶつかり合い、そしてピンチの時は共に乗り越える、仲間…… つまり! このピンチに対してチームとしていかに乗り越えていくのか? みんなのチームワークを発揮するチャンスだと思ってね―― ……みんな、練習してきてくれたのにごめんね。 今言った事も嘘ではないんだけど、実は―― |
ヴァンガ郎 | 豚まんの材料がトラブルで全然届いてないだが~! ごめんだが~! |
シオン | え? |
マモル | 搬入時のトラブルで、豚まんの材料を満足にそろえられていない状態です。 代わりに、急遽取り寄せた食材、ならびに出店の方たちからの支援で、何とか集めた食材たちを用意しています。 |
ヴァンガ郎 | それをうまく使って美味しい中華料理を作ってほしいだが~! |
マモル | もちろん、豚まんでも構いませんが全チームが作り切れるだけの材料はないのでご了承ください。 |
カムイ | ははっ! 急なトラブルだけどあいつら大丈夫かぁ? |
クミ | トコハちゃん……大丈夫かな。 |
ツネト | え、うそうそ!? 中華料理ってことは……お好み焼きでもいい!? |
カル | それは、和食ですよ! ツネトさん! |
ケイ | うまく作れるかな。 |
マモル | でも、大丈夫! レシピ本も用意しているので、チームで話し合い、料理を決めてください。 |
ツネト | ほっ。 |
ヴァンガ郎 | それじゃあ、早速! スタンドアップ! ヴァンガード! だが~! |
会場 | スタンドアップ! ヴァンガード! |
トコハ | うそ、これどうしよう!? |
クロノ | って、とにかくやるしかねぇだろ! |
シオン | そうだね、周りはもう動き始めているみたいだし。 |
トコハ | はや!? |
ツネト | ちょっと取り乱しちまったけど、それは5秒前までの話だっ! へへっ、俺たちのチームワークを見せてやるぜ! カル、手軽に作れそうな中華料理のレシピを調べてくれ! |
カル | はい! |
ツネト | ケイは、食材の確保だ! |
ケイ | うん! |
シオン | 迷っている時間はなさそうだね。僕たちも動こう。 まず、何を作るかだけど。 |
クロノ | 早いのは断然チャーハンだ。 |
シオン | でも、ありきたりすぎやしないか? |
トコハ | 普通の家庭料理っぽいわよ。 |
クロノ | だったら、なにがいいんだよ? |
シオン | 麻婆豆腐なんてどうだろう? 本場中国の味を再現して、辛さを強くして―― |
トコハ | 本場の味って……それ作れるの? |
シオン | いや、……だけどレシピを読めば。 |
クロノ | 子どもも多いし、辛すぎる料理は投票で不利になるんじゃないか? |
シオン | それじゃあ、ほかに代案は? |
トコハ | 中華でしょ? そうね……ごま団子や杏仁豆腐なんてどう? スイーツなら好きな人も多いでしょ。 |
クロノ | それは食後だろ? これから昼時だし、ガッツリ食えた方がいいんじゃねぇか。 |
トコハ | ガッツリって……出店がいっぱい並ぶんだしそれぞれ少しずつ頼んだりするんじゃない? |
シオン | うーん…… 新導の言った通り、この時間だしメインはご飯ものになるんじゃないかな。 ここはやっぱり、本格中華を目指して―― |
クロノ | 本格中華なんて求めてねぇよ、ここはガッツリ食える、王道のチャーハンが良いに決まってる。 |
シオン | どうしてそう決めつけるんだ? |
トコハ | だから~ふたりとも人の話聞いてよね! ガッツリじゃなくて、少量で女子も取り込めるスイーツが1番だから! |
3人 | ぐぬぬ…… |
カムイ | おいおい、大丈夫か? 動いてないのあいつらだけだぞ~。 |
クミ | みんな…… |
キャラ | セリフ |
---|---|
中華祭、当日―― | |
カムイ | よーし、ついたなー! |
クロノ | へぇ、相変わらず賑わってんのな。 |
シオン | お祭りって、なんだかワクワクするよね。 |
トコハ | 呑気ね、ふたりとも。 もうすぐ大会始まるのよ。 もっと気合入れなさいよ! |
クロノ | て言っても、豚まんづくりだからな。 十分準備はしたと思うぜ。 |
シオン | あはは……未知数なところは多いけど やれることはやった、かな。 |
トコハ | レシピで揉めてた時間のほうが、 長かった気もするけどね。 |
シオン | ファイトじゃなくて……豚まんづくり……? |
クロノ | おい、安城。 分かるように説明してくれ! |
トコハ | えっと……チームで豚まんを作って、 その見た目、美味しさ、それらを評価し、 その順位に応じてポイントをゲット―― そして、その中でも上位3チームが 最終ラウンドに進出し、そこから優勝目指して ファイトをするの。 |
クロノ | 豚まんからそういくのかよ!? |
トコハ | うん……2位と3位がまずはファイト、 そのあと、勝ちチームと1位が ファイトして決着。 ……っていう内容みたい。 |
クロノ | がっ…… |
シオン | まさか、 豚まんづくりで上位に入らないと、 ファイトすらできないなんてね。 |
カムイ | ドラエン支部らしいっていうか なんというか…… |
クロノ | なんでファイトする前に 豚まん作って勝負なんだ? というか、なんで豚まんなんだ!? |
トコハ | そんなの私に聞かないでよ! 私も兄さんに何度も聞き返したんだから! でも、大会に参加するなら 情報は平等に、って 何も教えてくれなかったってわけ。 |
カムイ | お前ら、あの後さんざんレシピで 揉めてたけど、ちゃんと決まったのか? |
クロノ | もちろんですよ。 |
トコハ | けっこういい線行けると思います! |
シオン | カムイさんも僕たちの 豚まん食べてみてください。 |
カムイ | へぇ~。 そんじゃ、期待しておこうかな。 |
3人 | はい! |
ヴァンガ郎 | 大変長らくお待たせしただが~。 |
マモル | これより、中華祭メインイベント 『爆食・爆戦ヴァンガード大会』を開催します。 |
ツネト | へいへい、新導クロノ! 名前がないような、できたてほやほや チームに俺らは負けねぇからな! |
クロノ | ふん、 ろくに料理もしたことない奴らには 負けないっての。 |
ヴァンガ郎 | と、ここで 大切なお知らせがあるだが~。 それは………… 今から、大会内容の変更をするだが~! |
3人 | え? |
マモル | えーごほん。突然のことで びっくりさせてしまったかと思いますが、 ここからは僕から説明しますね。 皆様には、あらかじめ大会内容として 豚まんづくりそして、ファイト。の流れを 説明していましたが、 豚まんづくりを取り下げ、 その代わりに…… 中華料理対決を行ってもらいます。 |
クロノ | ん? ……中華 |
シオン | 料理…… |
トコハ | 対決~!? 一体どういうことなの!? |
マモル | ルールは簡単♪ 今からここにある食材を使って 中華料理を作ってもらいます。 そして、料理の見た目や美味しさだけじゃなく、 売り上げた数や、最終人気投票をもって 皆さんの獲得するポイントが決まります。 そのあとのファイトは、 元の予定と同じ流れです。 |
ツネト | マ、マ、マモルさ~ん! どうして変更になったんですか!? |
マモル | チームというのは、時に支え合い 時にぶつかり合い、そしてピンチの時は 共に乗り越える、仲間…… つまり! このピンチに対して チームとしていかに乗り越えていくのか? みんなのチームワークを 発揮するチャンスだと思ってね―― ……みんな、 練習してきてくれたのにごめんね。 今言った事も嘘ではないんだけど、実は―― |
ヴァンガ郎 | 豚まんの材料がトラブルで 全然届いてないだが~! ごめんだが~! |
シオン | え? |
マモル | 搬入時のトラブルで、豚まんの材料を 満足にそろえられていない状態です。 代わりに、急遽取り寄せた食材、ならびに 出店の方たちからの支援で、何とか集めた 食材たちを用意しています。 |
ヴァンガ郎 | それをうまく使って 美味しい中華料理を作ってほしいだが~! |
マモル | もちろん、豚まんでも構いませんが 全チームが作り切れるだけの材料は ないのでご了承ください。 |
カムイ | ははっ! 急なトラブルだけど あいつら大丈夫かぁ? |
クミ | トコハちゃん……大丈夫かな。 |
ツネト | え、うそうそ!? 中華料理ってことは…… お好み焼きでもいい!? |
カル | それは、和食ですよ! ツネトさん! |
ケイ | うまく作れるかな。 |
マモル | でも、大丈夫! レシピ本も用意しているので、 チームで話し合い、料理を決めてください。 |
ツネト | ほっ。 |
ヴァンガ郎 | それじゃあ、早速! スタンドアップ! ヴァンガード! だが~! |
会場 | スタンドアップ! ヴァンガード! |
トコハ | うそ、これどうしよう!? |
クロノ | って、とにかくやるしかねぇだろ! |
シオン | そうだね、 周りはもう動き始めているみたいだし。 |
トコハ | はや!? |
ツネト | ちょっと取り乱しちまったけど、 それは5秒前までの話だっ! へへっ、俺たちのチームワークを見せてやるぜ! カル、手軽に作れそうな 中華料理のレシピを調べてくれ! |
カル | はい! |
ツネト | ケイは、食材の確保だ! |
ケイ | うん! |
シオン | 迷っている時間はなさそうだね。 僕たちも動こう。 まず、何を作るかだけど。 |
クロノ | 早いのは断然チャーハンだ。 |
シオン | でも、ありきたりすぎやしないか? |
トコハ | 普通の家庭料理っぽいわよ。 |
クロノ | だったら、なにがいいんだよ? |
シオン | 麻婆豆腐なんてどうだろう? 本場中国の味を再現して、辛さを強くして―― |
トコハ | 本場の味って……それ作れるの? |
シオン | いや、……だけどレシピを読めば。 |
クロノ | 子どもも多いし、辛すぎる料理は 投票で不利になるんじゃないか? |
シオン | それじゃあ、ほかに代案は? |
トコハ | 中華でしょ? そうね……ごま団子や杏仁豆腐なんてどう? スイーツなら好きな人も多いでしょ。 |
クロノ | それは食後だろ? これから昼時だし、ガッツリ食えた方がいいん じゃねぇか。 |
トコハ | ガッツリって……出店がいっぱい並ぶんだし それぞれ少しずつ頼んだりするんじゃない? |
シオン | うーん…… 新導の言った通り、この時間だし メインはご飯ものになるんじゃないかな。 ここはやっぱり、本格中華を目指して―― |
クロノ | 本格中華なんて求めてねぇよ、 ここはガッツリ食える、 王道のチャーハンが良いに決まってる。 |
シオン | どうしてそう決めつけるんだ? |
トコハ | だから~ふたりとも人の話聞いてよね! ガッツリじゃなくて、少量で女子も 取り込めるスイーツが1番だから! |
3人 | ぐぬぬ…… |
カムイ | おいおい、大丈夫か? 動いてないのあいつらだけだぞ~。 |
クミ | みんな…… |
Episode2
キャラ | セリフ |
---|---|
ヴァンガ郎 | みんな、どんどん料理を進めているだが~! |
マモル | 最初は戸惑っているチームも多かったけど、立て直しがうまくできているみたいだね。 |
ツネト | いらっしゃいませ~! 美味しーいエビチリはいかがっすか~? |
カル | レシピ通りのいいお味です! |
ケイ | うん、美味しい。 |
ツネト | こら! お前たちも手を動かせー! |
カムイ | ツネトたちはエビチリか~。 |
ツネト | ふたりとも! 応援に来てくれたんですねっ! 良かったら食べてってください! |
クミ | うわぁ~、これ美味しいねぇ。 |
カムイ | うまい! やるなぁ、トリニティドラゴン! |
ツネト | そりゃそうっすよ、もう結構売れてるんですから! 俺らのチームワーク舐めないでください! |
カムイ | チームワークねぇ…… |
クロノ | よし、できたっ! |
シオン | 了解、じゃあ売り始めるよ。 |
クロノ | 手を止めずにドンドン作っていくからな。 |
シオン | あぁ、構わないよ。 いらっしゃいませ! こちらも販売始めまーす! |
カムイ | お! 早速行列が出来てる。 よ、クロノ! 何を作る事にしたんだ? |
クロノ | すみません、カムイさんっ。 俺、今手が離せないんで! あっちから並んでください! |
カムイ | わりぃわりぃ、……クロノが料理担当か。 |
シオン | ありがとうございました。またいらしてくださいね。 次の方――あ、カムイさん? |
カムイ | 随分並ばされたけど……っていうか、女子が多いな。 (シオン……効果か?) |
クミ | みんなは何を作ったの~? |
トコハ | ドラゴンエンパイア餃子よ。 |
クミ | あ、トコハちゃん! どこかに行ってたの? |
トコハ | ちょっと営業周りかな。 支部のことなら私が1番知ってるし。 |
カムイ | なるほどな、シオン効果だけじゃなくて、トコハちゃんの動きがあったってことだな。 ところで、ドラゴンエンパイア餃子って……なんだ? |
トコハ | それはですね~、あ、クミちゃんならわかってくれるかな? 前一緒にやった、ドラゴンエンパイア焼きの―― |
クミ | あ! 中身の具材に当たり外れがある餃子ってこと? |
トコハ | 正解♪ |
カムイ | へぇ、面白いことやってんだなぁ。 |
ツネト | 待て待て! |
クロノ | なんだ? |
ツネト | ずりぃぞ、お前ら! 餃子のくせに中身ころころ変えやがって、それって中華料理って言えるのかよー! |
トコハ | そんなの決まってるでしょ! |
3人 | 中華(だ)! |
ツネト | ふぅ! だいぶ人が減ってきたな。 昼時も超えたし、もうそろそろってとこか~。 |
カル | 残り時間もそうありませんし、良いところ狙えそうですね、ツネトさん! |
ツネト | あぁ、どっかの誰かさんたちよりも何倍も速く動き出したからな! こりゃもちろん、俺たちが―― |
ケイ | あれ見て。 |
ツネト | ん……どうしたケイ。 そんな他の店を見たところで俺たちの勝利は揺るがな――ありゃ!? |
カル | どっかの誰かさんたちのお店、この時間になっても行列ができてますね!? |
ツネト | うそぉ!? |
トコハ | はーい、順番に並んでくださーい。 あなたも並んで――って、アンタたちか。 |
ツネト | おいおい、どうしてこんなにまだ並んでるわけ!? |
トコハ | ふふふ……それはね…… |
シオン | はい、ごま団子5つですね。ありがとうございます。 |
ツネト | なに~!? |
カル | さっきと違うものを売ってませんか!? |
クロノ | 別にっ、1品だけってルールはなかったからなっ! ほら、揚がったぞ。 |
トコハ | お昼時も超えて、おやつタイムにはちょうどいいってわけ。 |
クロノ | ま、本当はお互いの意見が合わなくて、1品に絞り込めなかっただけだけどな! |
シオン | それに、ドラゴンエンパイア餃子も、なかなか決め切れずに食材が殆ど余ってなかったのがきっかけなんだけどね。 |
トコハ | そんなこといちいち言わなくていいから。 |
ツネト | ちくしょーー!! |
カムイ | この勢いだったら、出だしの遅れを一気に取り戻したどころか他を引き離す勢いだな。 にしても、よく2品も回せたもんだなぁ。 |
トコハ | それはもう、新導がずっと作り続けてくれてますから。 綺場は売り子、私は営業と声かけ周り。 適材適所、一点集中! ってね! |
クミ | さっすがトコハちゃん! |
トコハ | へへっ、負ける気はないからね! |
カムイ | (連携がまだできないからこそ、逆にお互いの持ち場を明確に分けて下手に干渉しない……ってわけか) |
クロノ | おい、よそ見してないで早く列整えてくれ。 後ろつっかえてるじゃねーか。 |
トコハ | もう、言われなくてもわかってるわよ! |
シオン | ふたりとも店前でいがみ合わないでくれないか? |
カムイ | …… |
ヴァンガ郎 | 結果発表だが~! |
マモル | みんな、突然のことにも臆せず臨機応変な対応と素晴らしいチームワークを見せてもらいました! それでは、中華料理対決の順位を発表します。 まず第3位――トリニティドラゴン。安定したクオリティに表が入りました。 2位は―― |
トコハ | うっ、2位でもなかったわね。 |
シオン | そうだね……だけど、まだ終わってない。 |
クロノ | あぁ。 |
マモル | そして、優勝は―― チーム「名前はまだない」! 食べるまで中身のわからないランダム性や、デザートまで準備する動き、見事でした! |
ヴァンガ郎 | おめでとうだが~!! |
会場 | え、そんなことより名前がないってどういうこと? |
会場 | 名前の登録できてなかったとか? |
シオン | あ、あはは……早く名前を決めないとね。 |
クロノ | やっぱ「乾坤一擲」だって。 |
トコハ | いつまで言ってんのよ! 前に却下したでしょ。 |
マモル | これで、全ての順位が確定しました。 それではこの後は、お待ちかね。ファイトです! |
ヴァンガ郎 | ここで、もう1つお知らせだが~。 |
トコハ | えっ!? |
クロノ | おいおい、また何か変更があるのかよ!? |
マモル | こほん、ここからは第2ラウンド。 勝ち残った1チームが「中華大王」、つまり真の勝者です。 |
クロノ | 中華大王って、なんだそのネーミングセンス。 |
トコハ | アンタ、よく人のことが言えるわね…… |
マモル | そこで、今回その中華大王に相応しい衣装を用意しました。 |
ヴァンガ郎 | この中華祭にふさわしい、チャイナ服だが~! |
3人 | !?!? |
マモル | まずは、現在最も優勝に近い「名前はまだない」の皆さんにこちらを着てもらうことにしましょう。 |
ヴァンガ郎 | きっと似合うだが~! |
クロノ | な、なに~!? |
キャラ | セリフ |
---|---|
ヴァンガ郎 | みんな、 どんどん料理を進めているだが~! |
マモル | 最初は戸惑っているチームも多かったけど、 立て直しがうまくできているみたいだね。 |
ツネト | いらっしゃいませ~! 美味しーいエビチリはいかがっすか~? |
カル | レシピ通りのいいお味です! |
ケイ | うん、美味しい。 |
ツネト | こら! お前たちも手を動かせー! |
カムイ | ツネトたちはエビチリか~。 |
ツネト | ふたりとも! 応援に来てくれたんですねっ! 良かったら食べてってください! |
クミ | うわぁ~、これ美味しいねぇ。 |
カムイ | うまい! やるなぁ、トリニティドラゴン! |
ツネト | そりゃそうっすよ、 もう結構売れてるんですから! 俺らのチームワーク舐めないでください! |
カムイ | チームワークねぇ…… |
クロノ | よし、できたっ! |
シオン | 了解、 じゃあ売り始めるよ。 |
クロノ | 手を止めずに ドンドン作っていくからな。 |
シオン | あぁ、構わないよ。 いらっしゃいませ! こちらも販売始めまーす! |
カムイ | お! 早速行列が出来てる。 よ、クロノ! 何を作る事にしたんだ? |
クロノ | すみません、カムイさんっ。 俺、今手が離せないんで! あっちから並んでください! |
カムイ | わりぃわりぃ、 ……クロノが料理担当か。 |
シオン | ありがとうございました。 またいらしてくださいね。 次の方―― あ、カムイさん? |
カムイ | 随分並ばされたけど…… っていうか、女子が多いな。 (シオン……効果か?) |
クミ | みんなは何を作ったの~? |
トコハ | ドラゴンエンパイア餃子よ。 |
クミ | あ、トコハちゃん! どこかに行ってたの? |
トコハ | ちょっと営業周りかな。 支部のことなら私が1番知ってるし。 |
カムイ | なるほどな、 シオン効果だけじゃなくて、トコハちゃんの 動きがあったってことだな。 ところで、 ドラゴンエンパイア餃子って……なんだ? |
トコハ | それはですね~、 あ、クミちゃんならわかってくれるかな? 前一緒にやった、ドラゴンエンパイア焼きの―― |
クミ | あ! 中身の具材に当たり外れがある餃子ってこと? |
トコハ | 正解♪ |
カムイ | へぇ、面白いことやってんだなぁ。 |
ツネト | 待て待て! |
クロノ | なんだ? |
ツネト | ずりぃぞ、お前ら! 餃子のくせに中身ころころ変えやがって、 それって中華料理って言えるのかよー! |
トコハ | そんなの決まってるでしょ! |
3人 | 中華(だ)! |
ツネト | ふぅ! だいぶ人が減ってきたな。 昼時も超えたし、もうそろそろってとこか~。 |
カル | 残り時間もそうありませんし、 良いところ狙えそうですね、ツネトさん! |
ツネト | あぁ、どっかの誰かさんたちよりも 何倍も速く動き出したからな! こりゃもちろん、俺たちが―― |
ケイ | あれ見て。 |
ツネト | ん……どうしたケイ。 そんな他の店を見たところで 俺たちの勝利は揺るがな――ありゃ!? |
カル | どっかの誰かさんたちのお店、 この時間になっても行列ができてますね!? |
ツネト | うそぉ!? |
トコハ | はーい、順番に並んでくださーい。 あなたも並んで――って、アンタたちか。 |
ツネト | おいおい、 どうしてこんなにまだ並んでるわけ!? |
トコハ | ふふふ……それはね…… |
シオン | はい、ごま団子5つですね。 ありがとうございます。 |
ツネト | なに~!? |
カル | さっきと違うものを売ってませんか!? |
クロノ | 別にっ、 1品だけってルールはなかったからなっ! ほら、揚がったぞ。 |
トコハ | お昼時も超えて、 おやつタイムにはちょうど いいってわけ。 |
クロノ | ま、本当は お互いの意見が合わなくて、 1品に絞り込めなかっただけだけどな! |
シオン | それに、ドラゴンエンパイア餃子も、 なかなか決め切れずに食材が殆ど 余ってなかったのがきっかけなんだけどね。 |
トコハ | そんなこと いちいち言わなくていいから。 |
ツネト | ちくしょーー!! |
カムイ | この勢いだったら、 出だしの遅れを一気に取り戻したどころか 他を引き離す勢いだな。 にしても、よく2品も回せたもんだなぁ。 |
トコハ | それはもう、 新導がずっと作り続けてくれてますから。 綺場は売り子、 私は営業と声かけ周り。 適材適所、一点集中! ってね! |
クミ | さっすがトコハちゃん! |
トコハ | へへっ、負ける気はないからね! |
カムイ | (連携がまだできないからこそ、 逆にお互いの持ち場を明確に分けて 下手に干渉しない……ってわけか) |
クロノ | おい、よそ見してないで 早く列整えてくれ。 後ろつっかえてるじゃねーか。 |
トコハ | もう、言われなくてもわかってるわよ! |
シオン | ふたりとも店前でいがみ合わないでくれないか? |
カムイ | …… |
ヴァンガ郎 | 結果発表だが~! |
マモル | みんな、突然のことにも臆せず 臨機応変な対応と素晴らしいチームワークを 見せてもらいました! それでは、中華料理対決の順位を発表します。 まず第3位――トリニティドラゴン。 安定したクオリティに表が入りました。 2位は―― |
トコハ | うっ、2位でもなかったわね。 |
シオン | そうだね…… だけど、まだ終わってない。 |
クロノ | あぁ。 |
マモル | そして、優勝は―― チーム「名前はまだない」! 食べるまで中身のわからないランダム性や、 デザートまで準備する動き、見事でした! |
ヴァンガ郎 | おめでとうだが~!! |
会場 | え、そんなことより 名前がないってどういうこと? |
会場 | 名前の登録できてなかったとか? |
シオン | あ、あはは……早く名前を決めないとね。 |
クロノ | やっぱ「乾坤一擲」だって。 |
トコハ | いつまで言ってんのよ! 前に却下したでしょ。 |
マモル | これで、全ての順位が確定しました。 それではこの後は、お待ちかね。 ファイトです! |
ヴァンガ郎 | ここで、もう1つお知らせだが~。 |
トコハ | えっ!? |
クロノ | おいおい、また何か変更があるのかよ!? |
マモル | こほん、ここからは第2ラウンド。 勝ち残った1チームが「中華大王」、 つまり真の勝者です。 |
クロノ | 中華大王って、 なんだそのネーミングセンス。 |
トコハ | アンタ、よく人のことが言えるわね…… |
マモル | そこで、今回 その中華大王に相応しい衣装を用意しました。 |
ヴァンガ郎 | この中華祭にふさわしい、 チャイナ服だが~! |
3人 | !?!? |
マモル | まずは、現在最も優勝に近い 「名前はまだない」の皆さんに こちらを着てもらうことにしましょう。 |
ヴァンガ郎 | きっと似合うだが~! |
クロノ | な、なに~!? |
Episode3
キャラ | セリフ |
---|---|
トコハ | ちょっと、ほんと聞いてないんだけど! |
クロノ | ……………… |
ツネト | ぷぷぷ~。 クロノさんの~チャイナ服~! アチョー! |
クロノ | うっるせぇ!! 着たくて着てるんじゃねぇよ! |
トコハ | ったく、これじゃ周りの人から浮きすぎててどっちかっていうと罰ゲームに近いじゃない! しかも断ったら、敗北だなんて……兄さんめ! |
シオン | そうかな? この服、しっかりした生地で、悪くない着心地だよ。 |
トコハ | 綺場、アンタ…… |
シオン | 少し着慣れてるのかもしれないね。 国際企業とのパーティーでは、ここまで派手ではないけど、そういう服を着るシーンもあるからね。 |
クロノ | そういうもん……なのか……? |
シオン | あぁ、間違ってはいな―― |
トコハ | ううん、綺場の感覚が色々ズレてるだけだと思う。 まぁ衣装はちょっと……可愛いけど、絶対おかしいから! 恥ずかしいし…… |
クミ | ひゅ~ひゅ~♪ そこの3人、似合ってますぞー! |
トコハ | うわっ、クミちゃん! 恥ずかしいからあんまり見ないで! |
クミ | え~、似合ってるのに~。 |
カムイ | よーお前ら。 おぉ、似合ってん……じゃん! |
トコハ | カムイさん、今絶対笑いこらえたでしょ。 |
カムイ | 笑ってないない! んなことより、次が本番だぞ。 お前ら2チームとも、準備出来てっか? |
ツネト | まっかせといてくださいよ、カムイさん! |
カムイ | あぁ、気合入れて行けよ! |
ツネト | 新導クロノ! 本番はこっからだ! 決勝まで、首を洗って待っとけ! |
シオン | ……そうだね、ここからが本番だ。 |
クロノ | これもポイントゲット……それに伝説のカードのためだ! いくぞ! |
トコハ | どうしてそう順応できてるわけ……!? ……あぁ、もう! こうなったらどうにでもなれ、よ! そんでもって、伝説のカード手に入れてやるんだから! |
クミ | みんな、頑張れ~! |
ツネト | ヴァンガードにアタック! |
ファイター | ダメージチェック……ぐっ! |
マモル | 2-1で、勝者、トリニティドラゴン! |
カル | すみません、ツネトさん! 僕が負けてしまって……! |
ツネト | チームは勝ってんだ。な? |
ケイ | うん、みんなで助け合おう。 |
カル | ツネトさん~ケイ~! |
ツネト | それに、次が本番だからな! |
クミ | 3人とも別々でファイトしてるのになんだか息ぴったりだったねぇ~。 |
カムイ | お、良いところに気づいたな、クミちゃん。 チーム戦ってのは、別々に戦ってるように見えてそうじゃないんだ。 個人戦と違って、チームメイトの熱い想いを胸にファイトに挑むわけだから、お互いの想い合う心、強い気持ちが、ファイトを勝利に導くんだ。 |
クミ | へぇ~、ただ戦うだけじゃないんですねぇ。 私も早くグレード3になってチーム組んでみたいかも~。 |
カムイ | クミちゃんならきっと良いメイトに出逢えるさ! |
クミ | よーし、そうと決まったらもっとクエスト頑張るぞい! |
クロノ | 熱い想い…… |
シオン | 今回は別々でファイトする普通の対戦だったから良かったけど もし、以前ショップで行なった1つのデッキを3人で取りまわすような特殊なファイトに設定されていたらと思うと…… |
…… | |
トコハ | もしも……そうだったとしても、 きっと、前の時よりはうまくいったんじゃない? ……少しだけ。 |
クロノ | ……あぁ、そうかもな。 |
シオン | だね。 |
クロノ | よし! アイツらぶっ飛ばして、伝説のカードをゲットしてやるぜ! |
トコハ& シオン | うん(あぁ)! |
ヴァンガ郎 | 次は決勝戦! 泣いても笑ってもこれが最後だが~! チーム「名前はまだない」VS「トリニティドラゴン」だが! |
マモル | 決勝戦も、3-3の総当たり戦。2勝した方の勝利だよ。 準備はいいかい? |
クロノ | もちろんだぜ! |
ツネト | 勝負だ! 新導クロノ! |
クロノ | こっちだって負ける気は、さらさらねーからな! |
全員 | スタンドアップ! ヴァンガード! |
キャラ | セリフ |
---|---|
トコハ | ちょっと、ほんと聞いてないんだけど! |
クロノ | ……………… |
ツネト | ぷぷぷ~。 クロノさんの~チャイナ服~! アチョー! |
クロノ | うっるせぇ!! 着たくて着てるんじゃねぇよ! |
トコハ | ったく、 これじゃ周りの人から浮きすぎてて どっちかっていうと罰ゲームに近いじゃない! しかも断ったら、 敗北だなんて……兄さんめ! |
シオン | そうかな? この服、しっかりした生地で、 悪くない着心地だよ。 |
トコハ | 綺場、アンタ…… |
シオン | 少し着慣れてるのかもしれないね。国際企業との パーティーでは、ここまで派手ではないけど、 そういう服を着るシーンもあるからね。 |
クロノ | そういうもん……なのか……? |
シオン | あぁ、間違ってはいな―― |
トコハ | ううん、 綺場の感覚が色々ズレてるだけだと思う。 まぁ衣装はちょっと……可愛いけど、 絶対おかしいから! 恥ずかしいし…… |
クミ | ひゅ~ひゅ~♪ そこの3人、似合ってますぞー! |
トコハ | うわっ、クミちゃん! 恥ずかしいからあんまり見ないで! |
クミ | え~、似合ってるのに~。 |
カムイ | よーお前ら。 おぉ、似合ってん……じゃん! |
トコハ | カムイさん、 今絶対笑いこらえたでしょ。 |
カムイ | 笑ってないない! んなことより、次が本番だぞ。 お前ら2チームとも、準備出来てっか? |
ツネト | まっかせといてくださいよ、カムイさん! |
カムイ | あぁ、 気合入れて行けよ! |
ツネト | 新導クロノ! 本番はこっからだ! 決勝まで、首を洗って待っとけ! |
シオン | ……そうだね、ここからが本番だ。 |
クロノ | これもポイントゲット……それに 伝説のカードのためだ! いくぞ! |
トコハ | どうしてそう順応できてるわけ……!? ……あぁ、もう! こうなったら どうにでもなれ、よ! そんでもって、 伝説のカード手に入れてやるんだから! |
クミ | みんな、頑張れ~! |
ツネト | ヴァンガードにアタック! |
ファイター | ダメージチェック……ぐっ! |
マモル | 2-1で、 勝者、トリニティドラゴン! |
カル | すみません、ツネトさん! 僕が負けてしまって……! |
ツネト | チームは勝ってんだ。な? |
ケイ | うん、みんなで助け合おう。 |
カル | ツネトさん~ケイ~! |
ツネト | それに、次が本番だからな! |
クミ | 3人とも別々でファイトしてるのに なんだか息ぴったりだったねぇ~。 |
カムイ | お、良いところに気づいたな、クミちゃん。 チーム戦ってのは、別々に戦ってるように見えて そうじゃないんだ。 個人戦と違って、 チームメイトの熱い想いを胸に ファイトに挑むわけだから、 お互いの想い合う心、 強い気持ちが、ファイトを勝利に導くんだ。 |
クミ | へぇ~、ただ戦うだけじゃないんですねぇ。 私も早くグレード3になって チーム組んでみたいかも~。 |
カムイ | クミちゃんなら きっと良いメイトに出逢えるさ! |
クミ | よーし、そうと決まったら もっとクエスト頑張るぞい! |
クロノ | 熱い想い…… |
シオン | 今回は別々でファイトする 普通の対戦だったから良かったけど もし、以前ショップで行なった 1つのデッキを3人で取りまわすような 特殊なファイトに設定されていたらと思うと…… |
…… | |
トコハ | もしも…… そうだったとしても、 きっと、前の時よりは うまくいったんじゃない? ……少しだけ。 |
クロノ | ……あぁ、そうかもな。 |
シオン | だね。 |
クロノ | よし! アイツらぶっ飛ばして、 伝説のカードをゲットしてやるぜ! |
トコハ& シオン | うん(あぁ)! |
ヴァンガ郎 | 次は決勝戦! 泣いても笑ってもこれが最後だが~! チーム「名前はまだない」VS 「トリニティドラゴン」だが! |
マモル | 決勝戦も、3-3の総当たり戦。 2勝した方の勝利だよ。 準備はいいかい? |
クロノ | もちろんだぜ! |
ツネト | 勝負だ! 新導クロノ! |
クロノ | こっちだって負ける気は、 さらさらねーからな! |
全員 | スタンドアップ! ヴァンガード! |
Episode4
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | クロノジェット・ドラゴンで、ヴァンガードにアタック! |
ツネト | ぐぁぁぁぁぁぁぁ! |
ヴァンガ郎 | 決まっただが~! |
マモル | うん、3-0で、勝者は、チーム「名前はまだない」! |
クロノ | よしっ! |
シオン | うん! |
トコハ | 勝ったっ! これで優勝! イェーイ…… |
3人 | ――あ、……っ |
ヴァンガ郎 | 料理の腕だけじゃなく、ファイトの腕も一流だっただが~! |
ツネト | くっそぉ! マモルさんの前で負けるなんて~! |
マモル | 最後まで諦めない強い心、見せてもらったよ。 決勝戦に相応しい良い試合を見せてくれてありがとう。 |
ツネト | マ、マモルさんっ……! |
クロノ | あぁ、良いファイトだったぜ。 |
ツネト | けっ。 |
マモル | それでは、両チームの健闘に今一度、大きな拍手をお願いします。 |
クロノ | それで、マモルさん! 伝説のカードって!? |
トコハ | そうそう! 兄さんってば、全然教えてくれなかったんだから。 |
シオン | 優勝賞品になるくらいですから素晴らしいカードなんですよね! |
マモル | あ、いや。そこまで期待されると―― |
ヴァンガ郎 | キミたちのデッキはそれぞれ…… ギアクロニクル、ロイヤルパラディン、そしてネオネクタールであってるだが? |
クロノ | うん……って、それってもしかして!? |
トコハ | 私たちのクラン分伝説のカードが―― |
シオン | あるってことですか!? |
ヴァンガ郎 | むふふー。 はい、どーぞだが。 |
クロノ | じゃあさっそく! これがギアクロニクルの新しい可能性、新しいカード―― ……ん? |
トコハ | え? |
シオン | これは…… |
ヴァンガ郎 | 3人のクランでも問題なく使うことのできる僕のイラストが入った、クレイエレメンタルのPRカードだが~! |
クロノ | …… |
ヴァンガ郎 | 喜びで声も出ないだが? さらに、さらに! 安城マモル君のサイン付きだが~! ここにしかないお宝! まさに伝説のカードだが~! |
クロノ | ……!? |
シオン | これはこれで……いいもの、かな? |
トコハ | 兄さん…… |
マモル | あはは、そうなるからトコハにはあえて言わなかったんだけどね…… |
クロノ | ギアクロニクルじゃなかったのか…… |
ツネト | 何しょっぱい顔してんだよ! |
クロノ | あ? |
ツネト | マモルさんのサインが入ってるなんて超がつくほどのお宝じゃん! かーっ、羨ましすぎる! |
カル | そうですよ! 僕たちだって欲しかったですよ! |
ケイ | うん、すごく欲しいっ! |
シオン | ……そうだね、このカードは宝物だ。 僕たちが優勝しなければ、手に入る事はなかったんだから。 |
トコハ | 良いようにまとめたわね。 |
カムイ | ま、カードのことは置いといて、グレード3に近づいたことだし、なによりチームで戦うことができたんだ。 3人とも、今日はいい経験になったんじゃないか? |
トコハ | カムイさん…… |
クロノ | 今日1日…………たしかに、そうかもしれません。 それに、なんだかんだ楽しめました。 |
シオン | うん。僕も楽しかったよ。 |
トコハ | そうね。悪くはなかった……かな。 |
クミ | みんな、輝いてたよ~! |
カムイ | だが! それぞれファイトを見てて、反省点はたっぷりあった! ツネト、カル、ケイ。お前たち3人もだ! 惜しい場面は何度もあったぞ。 |
トリドラ | はいっ……! ご指導お願いします、カムイさん!! |
カムイ | うっし! それじゃあ、今からカードキャピタルに戻って朝まで特訓だ! |
クロノ | 今から!? |
カムイ | 鉄は熱いうちになんちゃらって言うだろ? シンさんに許可もらって、カードキャピタルで復習だ! |
クロノ | お……俺たちも行きます! カムイさんっ!! |
マモル | ふふ。みんなの若さがまぶしいよ…… 今日の報告書です。 |
大山 | いやー、一時はどうなることかと思ったけどさすがマモルきゅん♪ お疲れ様。 |
マモル | そう思うなら、手伝ってください。 一体どこにいたんですか? |
大山 | 僕かい? そりゃ会場で、お客さんの視察だよ~。 |
マモル | 中華料理を堪能して、おまけにファイトもすることが? |
大山 | げ、バレてるじゃない…… でもちゃんとお仕事もしてたからね! みんなの楽しい笑顔を見届けるって仕事をね! |
マモル | はぁ…… |
大山 | 溜息をついている割には、心なしか笑顔に見える気がするけど、なにか、いいことあったのかな? |
マモル | ……そういうところだけは、鋭いですよね。 実は、これです―― |
大山 | へぇ、いい写真じゃない! |
マモル | はい、妹のトコハにもいいチームが出来つつあるみたいで。 |
大山 | うんうん、今日はやっぱりこの企画にして正解だったねぇ~! ほらほら、他の写真も見せてちょうだいよ。 |
マモル | これなんかも、よく映ってるんですよ。 |
大山 | ハハッ、みんなこの服似合ってるじゃない! |
トコハ | あーもうやっぱり恥ずかしいこれ! |
クロノ | なぁ、これで、着方あってるのか? |
シオン | さすがに、細かな意匠まではわからないけど、きっとあってると思うよ。 新導のは、スポーティで動きやすそうだね。 |
クロノ | お前のは、何て言うか……軍司? みたいだな。 落ち着いた雰囲気っていうのか。 |
シオン | そうかな? それなら適役かもしれないね。頭を使うのは得意だからね。 |
トコハ | どうしてアンタたちはそう適応してるわけ……!? こんな恰好、知り合いにでも見られたら…… |
マモル | みんな、ここにいたんだね。 |
トコハ | げっ、兄さん!? しかも今、写真撮ってたの!? |
マモル | そうだね。今日の記念に、写真を撮って回ってるんだ。 |
トコハ | ちょっとやめてってば! 恥ずかしいんだから! |
マモル | そんなこと言わずに! みんなすごく似合ってるよ。もちろんトコハも。 |
トコハ | え、本当? ――じゃなくて! 本当に恥ずかしいんだからやめてよね! |
クミ | 私も撮ったから、あとでデータ送っておくね~。 |
トコハ | もー! クミちゃんまでー! |
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | クロノジェット・ドラゴンで、 ヴァンガードにアタック! |
ツネト | ぐぁぁぁぁぁぁぁ! |
ヴァンガ郎 | 決まっただが~! |
マモル | うん、3-0で、 勝者は、チーム「名前はまだない」! |
クロノ | よしっ! |
シオン | うん! |
トコハ | 勝ったっ! これで優勝! イェーイ…… |
3人 | ――あ、……っ |
ヴァンガ郎 | 料理の腕だけじゃなく、 ファイトの腕も一流だっただが~! |
ツネト | くっそぉ! マモルさんの前で 負けるなんて~! |
マモル | 最後まで諦めない強い心、見せてもらったよ。 決勝戦に相応しい良い試合を 見せてくれてありがとう。 |
ツネト | マ、マモルさんっ……! |
クロノ | あぁ、良いファイトだったぜ。 |
ツネト | けっ。 |
マモル | それでは、 両チームの健闘に 今一度、大きな拍手をお願いします。 |
クロノ | それで、マモルさん! 伝説のカードって!? |
トコハ | そうそう! 兄さんってば、 全然教えてくれなかったんだから。 |
シオン | 優勝賞品になるくらいですから 素晴らしいカードなんですよね! |
マモル | あ、いや。 そこまで期待されると―― |
ヴァンガ郎 | キミたちのデッキはそれぞれ…… ギアクロニクル、ロイヤルパラディン、 そしてネオネクタールであってるだが? |
クロノ | うん……って、それってもしかして!? |
トコハ | 私たちのクラン分伝説のカードが―― |
シオン | あるってことですか!? |
ヴァンガ郎 | むふふー。 はい、どーぞだが。 |
クロノ | じゃあさっそく! これが ギアクロニクルの新しい可能性、 新しいカード―― ……ん? |
トコハ | え? |
シオン | これは…… |
ヴァンガ郎 | 3人のクランでも問題なく使うことのできる 僕のイラストが入った、 クレイエレメンタルのPRカードだが~! |
クロノ | …… |
ヴァンガ郎 | 喜びで声も出ないだが? さらに、さらに! 安城マモル君のサイン付きだが~! ここにしかないお宝! まさに伝説のカードだが~! |
クロノ | ……!? |
シオン | これはこれで……いいもの、かな? |
トコハ | 兄さん…… |
マモル | あはは、そうなるから トコハにはあえて言わなかったんだけどね…… |
クロノ | ギアクロニクルじゃなかったのか…… |
ツネト | 何しょっぱい顔してんだよ! |
クロノ | あ? |
ツネト | マモルさんのサインが入ってるなんて 超がつくほどのお宝じゃん! かーっ、羨ましすぎる! |
カル | そうですよ! 僕たちだって欲しかったですよ! |
ケイ | うん、すごく欲しいっ! |
シオン | ……そうだね、このカードは宝物だ。 僕たちが優勝しなければ、 手に入る事はなかったんだから。 |
トコハ | 良いようにまとめたわね。 |
カムイ | ま、カードのことは置いといて、 グレード3に近づいたことだし、 なによりチームで戦うことができたんだ。 3人とも、 今日はいい経験になったんじゃないか? |
トコハ | カムイさん…… |
クロノ | 今日1日………… たしかに、そうかもしれません。 それに、なんだかんだ楽しめました。 |
シオン | うん。 僕も楽しかったよ。 |
トコハ | そうね。 悪くはなかった……かな。 |
クミ | みんな、輝いてたよ~! |
カムイ | だが! それぞれファイトを見てて、反省点は たっぷりあった! ツネト、カル、ケイ。 お前たち3人もだ! 惜しい場面は何度もあったぞ。 |
トリドラ | はいっ……! ご指導お願いします、カムイさん!! |
カムイ | うっし! それじゃあ、今から カードキャピタルに戻って朝まで特訓だ! |
クロノ | 今から!? |
カムイ | 鉄は熱いうちになんちゃらって言うだろ? シンさんに許可もらって、 カードキャピタルで復習だ! |
クロノ | お……俺たちも行きます! カムイさんっ!! |
マモル | ふふ。 みんなの若さがまぶしいよ…… 今日の報告書です。 |
大山 | いやー、一時はどうなることかと思ったけど さすがマモルきゅん♪ お疲れ様。 |
マモル | そう思うなら、手伝ってください。 一体どこにいたんですか? |
大山 | 僕かい? そりゃ会場で、お客さんの視察だよ~。 |
マモル | 中華料理を堪能して、おまけにファイトも することが? |
大山 | げ、バレてるじゃない…… でもちゃんとお仕事もしてたからね! みんなの楽しい笑顔を 見届けるって仕事をね! |
マモル | はぁ…… |
大山 | 溜息をついている割には、 心なしか笑顔に見える気がするけど、 なにか、いいことあったのかな? |
マモル | ……そういうところだけは、鋭いですよね。 実は、これです―― |
大山 | へぇ、いい写真じゃない! |
マモル | はい、 妹のトコハにもいいチームが出来つつ あるみたいで。 |
大山 | うんうん、 今日はやっぱりこの企画にして 正解だったねぇ~! ほらほら、 他の写真も見せてちょうだいよ。 |
マモル | これなんかも、よく映ってるんですよ。 |
大山 | ハハッ、みんな この服似合ってるじゃない! |
トコハ | あーもうやっぱり恥ずかしいこれ! |
クロノ | なぁ、 これで、着方あってるのか? |
シオン | さすがに、細かな意匠まではわからないけど、 きっとあってると思うよ。 新導のは、 スポーティで動きやすそうだね。 |
クロノ | お前のは、何て言うか…… 軍司? みたいだな。 落ち着いた雰囲気っていうのか。 |
シオン | そうかな? それなら適役かもしれないね。 頭を使うのは得意だからね。 |
トコハ | どうしてアンタたちはそう適応してるわけ……!? こんな恰好、知り合いにでも見られたら…… |
マモル | みんな、ここにいたんだね。 |
トコハ | げっ、兄さん!? しかも今、写真撮ってたの!? |
マモル | そうだね。 今日の記念に、写真を撮って回ってるんだ。 |
トコハ | ちょっとやめてってば! 恥ずかしいんだから! |
マモル | そんなこと言わずに! みんなすごく似合ってるよ。 もちろんトコハも。 |
トコハ | え、本当? ――じゃなくて! 本当に恥ずかしいんだからやめてよね! |
クミ | 私も撮ったから、あとで データ送っておくね~。 |
トコハ | もー! クミちゃんまでー! |
クリアスチル「オシャレ」
キャラ | セリフ |
---|---|
クロノ | なんだその子どもっぽい帽子? |
ツネト | やだやだ、これだからホンモノのお子ちゃまは。 |
クロノ | うるせぇ! それのどこがいいんだ? |
カル | ツネトさんが射的で見事ゲットした一級品ですよ!? |
ケイ | そう。パンダ……すごくイイ! |