関連スキン
あらすじ
ストーリー
Episode1「ロボット大会開催!」
キャラ | セリフ |
---|---|
ヒロキ | ん、なんだこのチラシ? ディメンジョンポリス・ロボット大会? 巨大ロボットを作って、一番いいのを作ったヤツが優勝か。 へー、結構いいカードが優勝賞品じゃん。 会場も公園だし…… よーっし、この俺様が参加して優勝賞品をいただいてやるか! |
タイヨウ | 結構、人がたくさん居るね。 今日はエントリーの日だから、みんな参加者なんだ。 |
同級生 | すごい工具を持ってる子とか、大人数で参加してる子たちもいる…… 僕たち大丈夫かな……? |
タイヨウ | ヴァンガードと同じだよ、どんなデッキでも関係ない。 一緒に楽しむのが1番だよ! |
同級生 | うん、そうだね! あれ、受付のところでなにか揉めてるみたいだけど…… |
タイヨウ | あ、あれは…… |
ヒロキ | だから、なんでひとりだとダメなんだよ! |
スタッフ | ダメじゃないんだけど、作るロボットは大きくないといけなくてひとりだと大変だよ? お友だちを誘って一緒に参加したほうがきっといいものが出来るし、いい思い出にもなるんじゃないかな? |
ヒロキ | 友だち? そんなの俺には必要ないね! 最強の俺がひとり居れば優勝間違いなしに決まってんだからさぁ! |
タイヨウ | あれは……守山ヒロキ君? (一体何の用で? まさか、この会場も壊しに――) |
同級生 | あれ、知り合いなの? |
ヒロキ | ……うわっ (アイツ! 伊吹コウジの手下のひとり! なんでこんなとこにいるんだよ!) |
タイヨウ | …………キミもこの大会に参加するの? |
ヒロキ | ッたりまえだろ! な・の・に! このおっさんが邪魔してくるんだ!! 俺はひとりでいいって言ってんのにさぁ! |
スタッフ | お、おっさん…… でも、本当に大変だと思うから、キミたちが一緒に参加してあげたらどう? |
同級生 | そうだよね、ひとりじゃちょっと…… タイヨウ君の友だちなんでしょ? 仲間にいれてあげようよ。 |
タイヨウ | う…… (でも、目を離すと何をするか分からない) えっと、じゃあ僕たちと一緒に…… |
ヒロキ | だーかーら! お前らみたいなザコの手なんていらねー! ひとりで大丈夫だから、さっさとエントリー受付してくれよ! |
スタッフ | そこまで言うなら……仕方ないな。 守山ヒロキ君、確かに受け付けたよ。 |
同級生 | ど、どうしたんだろう……? あんなに怒ることだったのかな……? |
タイヨウ | ………… ま、まぁ、本人がああ言ってるんだからひとりで大丈夫なんじゃないかな…… 気を取り直して、僕たちも受付を済ませちゃおう……! |
ヒロキ | (へん、やっぱりザコはザコらしく群れて出なきゃ何もできないヤツらばっかなんだ) (俺は違う! 群れてるザコどもに格の違いを思い知らせてやる、見てやがれ!) くぅ……ロボットがデカいから、工作するのもすっげぇ大変じゃんか…… ………… ……いや、これくらいじゃなきゃ力ッコよくねぇ! ハッハッハー! 俺様ひとりで完成させてやるからな! 待ってやがれ! |
キャラ | セリフ |
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ヒロキ | ん、なんだこのチラシ? ディメンジョンポリス・ロボット大会? 巨大ロボットを作って、一番いいのを 作ったヤツが優勝か。 へー、結構いいカードが優勝賞品じゃん。 会場も公園だし…… よーっし、この俺様が参加して 優勝賞品をいただいてやるか! |
タイヨウ | 結構、人がたくさん居るね。 今日はエントリーの日だから、 みんな参加者なんだ。 |
同級生 | すごい工具を持ってる子とか、大人数で 参加してる子たちもいる…… 僕たち大丈夫かな……? |
タイヨウ | ヴァンガードと同じだよ、どんなデッキでも 関係ない。 一緒に楽しむのが1番だよ! |
同級生 | うん、そうだね! あれ、受付のところで なにか揉めてるみたいだけど…… |
タイヨウ | あ、あれは…… |
ヒロキ | だから、なんでひとりだとダメなんだよ! |
スタッフ | ダメじゃないんだけど、 作るロボットは大きくないといけなくて ひとりだと大変だよ? お友だちを誘って一緒に参加したほうが きっといいものが出来るし、 いい思い出にもなるんじゃないかな? |
ヒロキ | 友だち? そんなの俺には必要ないね! 最強の俺がひとり居れば優勝間違いなし に決まってんだからさぁ! |
タイヨウ | あれは……守山ヒロキ君? (一体何の用で? まさか、この会場も壊しに――) |
同級生 | あれ、知り合いなの? |
ヒロキ | ……うわっ (アイツ! 伊吹コウジの手下のひとり! なんでこんなとこにいるんだよ!) |
タイヨウ | …………キミも この大会に参加するの? |
ヒロキ | ッたりまえだろ! な・の・に! このおっさんが邪魔してくるんだ!! 俺はひとりでいいって言ってんのにさぁ! |
スタッフ | お、おっさん…… でも、本当に大変だと思うから、 キミたちが一緒に参加してあげたらどう? |
同級生 | そうだよね、ひとりじゃちょっと…… タイヨウ君の友だちなんでしょ? 仲間にいれてあげようよ。 |
タイヨウ | う…… (でも、目を離すと何をするか分からない) えっと、じゃあ僕たちと一緒に…… |
ヒロキ | だーかーら! お前らみたいなザコの手なんて いらねー! ひとりで大丈夫だから、 さっさとエントリー受付してくれよ! |
スタッフ | そこまで言うなら……仕方ないな。 守山ヒロキ君、確かに受け付けたよ。 |
同級生 | ど、どうしたんだろう……? あんなに怒ることだったのかな……? |
タイヨウ | ………… ま、まぁ、本人がああ言ってるんだから ひとりで大丈夫なんじゃないかな…… 気を取り直して、僕たちも 受付を済ませちゃおう……! |
ヒロキ | (へん、やっぱりザコはザコらしく 群れて出なきゃ何もできないヤツら ばっかなんだ) (俺は違う! 群れてるザコどもに格の違いを 思い知らせてやる、見てやがれ!) くぅ…… ロボットがデカいから、 工作するのもすっげぇ大変じゃんか…… ………… ……いや、これくらいじゃなきゃ 力ッコよくねぇ! ハッハッハー! 俺様ひとりで完成させてやるからな! 待ってやがれ! |
Episode2「ひとりぼっちのヒーロー」
キャラ | セリフ |
---|---|
ヒロキ | よし、今日もやるか。サッサと完成させてやるぜ! ……なっ、俺のケッサクが!! どうしてこんなボロボロに……!? |
同級生 | あれ? ヒロキ君だっけ。 って……ロボットのパーツが散らばってる。壊れちゃったの? |
ヒロキ | 「壊された」んだ!! 卑劣な悪に……俺のロボットが負けるワケねーのに!! お前たちがやったのか!? |
タイヨウ | ちょ、ちょっと待って、落ち着いて!! 僕たちは今来たばかりだし、人の作品を壊したりなんてしない! |
ヒロキ | はっ、どうだか。 悪の一味は何をやったって不思議じゃねーからな! |
男の子A | なんだ、誰かの作品が壊されたって? |
男の子B | うん、だけどダサかったし優勝なんか出来ないから大丈夫でしょ。 |
男の子A | アハハ! それは言い過ぎだって。 でも、俺たちのが壊されなくてよかったー! |
ヒロキ | ………… フ、フン! あれはただの練習だったんだ。本気で作ったんじゃねーし。 どうせ後から壊すつもりだったし、片付ける手間が省けたぜ! これからまた作ればいいんだよ。もっとすごいもん作れば……! |
同級生 | ええっ、今から新しいものを作るの? ……そうだ。 僕たちのはもう少しで完成するから終わったら手伝いに来るよ。 ね、いいよね? タイヨウ君。 |
タイヨウ | えっ!? う、うん…… |
ヒロキ | はぁ? ザコの手助けなんていらねーよ。 それとも俺の邪魔をして優勝させないつもりか? |
タイヨウ | そ、そんなことしないよ! キミが一生懸命作ってたのは 僕たちも、その、見てたから…… |
同級生 | それに、これから作るんだったら、優勝どころか、作品を完成させて審査してもらうのも難しいかもしれないよ? |
ヒロキ | うるせー、いらねーって言ってんだろ! つかその前に、俺のロボを壊したヤツに正義の鉄槌を下さなきゃ気が済まねぇ! |
タイヨウ | え? それって…… |
ヒロキ | 犯人は俺の作品を壊しに来た。 だから新しいのを作って囮にして、壊しに来た犯人をとっ捕まえてやる! |
タイヨウ | ……っ! (まさか、ユナサン支部の時みたいに……!?) |
同級生 | 確かに、犯人を放っておいたらみんな壊されちゃうかもしれないし…… まずはイベントのおじさんたちに報告しに行こう。 |
ヒロキ | いらねーって言ってんだろ! ザコなんかいくらいたって足手まといにしかならねぇんだよ! |
タイヨウ | ザコザコって……! みんなはキミのと作品のことを心配して…… |
ヒロキ | あーもーーーーー、うるせーーー!! 勝手にしろ、でも俺様の邪魔だけはすんなよ! ヒーローはひとりでいいんだから! |
タイヨウ | (あの時みたいな気迫は感じないけど……念のため様子は見ておかなくちゃ) …………わかった。 |
ヒロキ | ………… (こんなときでも群れやがって。ひとりじゃなにも出来ないザコどもめ) (まぁいいや、俺の邪魔さえしなきゃ。 陰でコソコソしてる悪党を成敗する方が今は重要だ!) |
タイヨウ | 僕たちの作業はこっちでしているから、何かあったら言ってよ。 |
ヒロキ | ハイハイ、ご自由にどーぞ~。 俺は更に強ぇロボを作る! 正義の勝利の、た~め~に~ィ♪ |
タイヨウ | ……それじゃあ、作業を始めよっか、みんな。 |
キャラ | セリフ |
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ヒロキ | よし、今日もやるか。 サッサと完成させてやるぜ! ……なっ、俺のケッサクが!! どうしてこんなボロボロに……!? |
同級生 | あれ? ヒロキ君だっけ。 って……ロボットのパーツが散らばってる。 壊れちゃったの? |
ヒロキ | 「壊された」んだ!! 卑劣な悪に…… 俺のロボットが負けるワケねーのに!! お前たちがやったのか!? |
タイヨウ | ちょ、ちょっと待って、落ち着いて!! 僕たちは今来たばかりだし、 人の作品を壊したりなんてしない! |
ヒロキ | はっ、どうだか。 悪の一味は何をやったって 不思議じゃねーからな! |
男の子A | なんだ、誰かの作品が壊されたって? |
男の子B | うん、だけどダサかったし 優勝なんか出来ないから大丈夫でしょ。 |
男の子A | アハハ! それは言い過ぎだって。 でも、俺たちのが壊されなくてよかったー! |
ヒロキ | ………… フ、フン! あれはただの練習だったんだ。 本気で作ったんじゃねーし。 どうせ後から壊すつもりだったし、 片付ける手間が省けたぜ! これからまた作ればいいんだよ。 もっとすごいもん作れば……! |
同級生 | ええっ、今から新しいものを作るの? ……そうだ。 僕たちのはもう少しで完成するから 終わったら手伝いに来るよ。 ね、いいよね? タイヨウ君。 |
タイヨウ | えっ!? う、うん…… |
ヒロキ | はぁ? ザコの手助けなんていらねーよ。 それとも俺の邪魔をして 優勝させないつもりか? |
タイヨウ | そ、そんなことしないよ! キミが一生懸命作ってたのは 僕たちも、その、見てたから…… |
同級生 | それに、これから作るんだったら、 優勝どころか、作品を完成させて 審査してもらうのも難しいかもしれないよ? |
ヒロキ | うるせー、いらねーって言ってんだろ! つかその前に、俺のロボを壊したヤツに 正義の鉄槌を下さなきゃ気が済まねぇ! |
タイヨウ | え? それって…… |
ヒロキ | 犯人は俺の作品を壊しに来た。 だから新しいのを作って囮にして、 壊しに来た犯人をとっ捕まえてやる! |
タイヨウ | ……っ! (まさか、ユナサン支部の時みたいに……!?) |
同級生 | 確かに、犯人を放っておいたら みんな壊されちゃうかもしれないし…… まずはイベントのおじさんたちに 報告しに行こう。 |
ヒロキ | いらねーって言ってんだろ! ザコなんかいくらいたって足手まといにしか ならねぇんだよ! |
タイヨウ | ザコザコって……! みんなはキミのと作品のことを心配して…… |
ヒロキ | あーもーーーーー、うるせーーー!! 勝手にしろ、でも俺様の邪魔だけはすんなよ! ヒーローはひとりでいいんだから! |
タイヨウ | (あの時みたいな気迫は感じないけど…… 念のため様子は見ておかなくちゃ) …………わかった。 |
ヒロキ | ………… (こんなときでも群れやがって。 ひとりじゃなにも出来ないザコどもめ) (まぁいいや、俺の邪魔さえしなきゃ。 陰でコソコソしてる悪党を成敗する方が 今は重要だ!) |
タイヨウ | 僕たちの作業はこっちでしているから、 何かあったら言ってよ。 |
ヒロキ | ハイハイ、ご自由にどーぞ~。 俺は更に強ぇロボを作る! 正義の勝利の、た~め~に~ィ♪ |
タイヨウ | …… それじゃあ、作業を始めよっか、みんな。 |
Episode3「正義の鉄槌」
キャラ | セリフ |
---|---|
同級生 | あの子、結局手伝わせてくれなかったな。 あんなに意地っ張りな子、珍しいね。 |
タイヨウ | あれ、意地っ張りっていうのかな…… |
同級生 | それじゃ、もうすぐ日も沈むしそろそろ僕たちは帰るね。 |
タイヨウ | うん、気を付けてね! 僕はもうちょっと様子を見てから帰るよ。 |
同級生 | うん、それじゃあまた明日学校でね。バイバイ~。 |
タイヨウ | ……もう暗くなってきたよ。 ここには、僕たち以外誰も残ってない。 |
ヒロキ | お前もさっさと帰れよ。 ザコがいたって邪魔なだけなんだよ。 |
タイヨウ | ……さすがに、夜になるまでは待てないけど…… こういう時は、ひとりだと危ないよ。 |
ヒロキ | 俺様は強いから、ひとりで何でも出来るんだっつの。 ザコと一緒にすんな! |
タイヨウ | 何でもひとりでなんて、出来るわけない。 ……あっ! 今の見た? あんな所に人影が見える……!! |
ヒロキ | 気安く寄って来んな! ……って確かに……なんかキョロキョロしてるな。 |
タイヨウ | 怪しいよね……ここはちょっと様子を見て…… |
ヒロキ | アイツが犯人でケッテーだろ!! おい、お前! こんなとこで何してんだ! |
タイヨウ | ま、待ってよ! そうと決まったわけじゃ……! |
ヒロキ | おい悪党! また性懲りもなくロボットを壊しに来たな! そうはいかねぇ、覚悟しやがれ! |
少年 | ……っ! |
タイヨウ | 逃げちゃった…… じゃあ、やっぱりあの子が……? |
ヒロキ | だから言っただろ、逃げるのなんか悪党のやることだ! 待ちやがれー! |
(ドンッ) | |
タイヨウ | ああ、もう、色んなものが置いてあるから走ったら危ないのに……! ああ!? ぶつかった拍子にヒロキくんの作ったロボットが倒れて、道を塞いでる……! |
ヒロキ | よーし、追い詰めたぞ…… おいお前! 俺様のロボットに手を出してサバキを受ける覚悟は出来てんだろうな!? |
少年 | う、うるさい! 簡単に壊されるようなもん作る方が悪いだろ! |
タイヨウ | ってことは…… やっぱり、キミがヒロキくんのロボットを壊したの? |
少年 | うっ…… |
タイヨウ | なんでそんなことを? なんだか、理由がありそうだけど…… |
ヒロキ | はぁ? 悪党がやることの理由なんてどうだっていいだろ。 |
少年 | ……り、理由が知りたいなら僕とファイトしろ……! 勝ったら、話してやる……! |
ヒロキ | そのかわり、負けたら見逃せってか? サンシタの悪党が言いそうなことだぜ。 いいぜ、受けて立ってやる! もう二度とこんなこと出来ないように、正義の鉄槌を下してやるよ! |
タイヨウ | 待ってよ、ふたりとも……! まだ話し合えるはずでしょ!? |
ヒロキ | 俺様が負けるわけねぇ! それに悪党と話すことなんて何もねぇ! それに、何回もお前に言っただろ、邪魔するんじゃねー! |
タイヨウ | ………… |
ヒロキ& 少年 | スタンドアップ! ヴァンガード! |
キャラ | セリフ |
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同級生 | あの子、結局手伝わせてくれなかったな。 あんなに意地っ張りな子、珍しいね。 |
タイヨウ | あれ、意地っ張りっていうのかな…… |
同級生 | それじゃ、もうすぐ日も沈むし そろそろ僕たちは帰るね。 |
タイヨウ | うん、気を付けてね! 僕はもうちょっと様子を見てから 帰るよ。 |
同級生 | うん、それじゃあまた明日学校でね。 バイバイ~。 |
タイヨウ | ……もう暗くなってきたよ。 ここには、僕たち以外誰も残ってない。 |
ヒロキ | お前もさっさと帰れよ。 ザコがいたって邪魔なだけなんだよ。 |
タイヨウ | …… さすがに、夜になるまでは待てないけど…… こういう時は、ひとりだと危ないよ。 |
ヒロキ | 俺様は強いから、ひとりで何でも 出来るんだっつの。 ザコと一緒にすんな! |
タイヨウ | 何でもひとりでなんて、出来るわけない。 ……あっ! 今の見た? あんな所に人影が見える……!! |
ヒロキ | 気安く寄って来んな! ……って 確かに……なんかキョロキョロしてるな。 |
タイヨウ | 怪しいよね…… ここはちょっと様子を見て…… |
ヒロキ | アイツが犯人でケッテーだろ!! おい、お前! こんなとこで何してんだ! |
タイヨウ | ま、待ってよ! そうと決まったわけじゃ……! |
ヒロキ | おい悪党! また性懲りもなくロボットを壊しに来たな! そうはいかねぇ、覚悟しやがれ! |
少年 | ……っ! |
タイヨウ | 逃げちゃった…… じゃあ、やっぱりあの子が……? |
ヒロキ | だから言っただろ、逃げるのなんか 悪党のやることだ! 待ちやがれー! |
(ドンッ) | |
タイヨウ | ああ、もう、色んなものが置いてあるから 走ったら危ないのに……! ああ!? ぶつかった拍子に ヒロキくんの作ったロボットが倒れて、 道を塞いでる……! |
ヒロキ | よーし、追い詰めたぞ…… おいお前! 俺様のロボットに手を出して サバキを受ける覚悟は出来てんだろうな!? |
少年 | う、うるさい! 簡単に壊されるようなもん作る方が 悪いだろ! |
タイヨウ | ってことは…… やっぱり、キミがヒロキくんのロボットを 壊したの? |
少年 | うっ…… |
タイヨウ | なんでそんなことを? なんだか、理由がありそうだけど…… |
ヒロキ | はぁ? 悪党がやることの理由なんて どうだっていいだろ。 |
少年 | ……り、理由が知りたいなら 僕とファイトしろ……! 勝ったら、話してやる……! |
ヒロキ | そのかわり、負けたら見逃せってか? サンシタの悪党が言いそうなことだぜ。 いいぜ、受けて立ってやる! もう二度とこんなこと出来ないように、 正義の鉄槌を下してやるよ! |
タイヨウ | 待ってよ、ふたりとも……! まだ話し合えるはずでしょ!? |
ヒロキ | 俺様が負けるわけねぇ! それに悪党と話すことなんて何もねぇ! それに、何回もお前に言っただろ、 邪魔するんじゃねー! |
タイヨウ | ………… |
ヒロキ& 少年 | スタンドアップ! ヴァンガード! |
Episode4「いたずらの理由」
キャラ | セリフ |
---|---|
ヒロキ | これでトドメだ! ヴァンガードでアタック! |
少年 | だ、ダメージチェック……トリガーはなし…… |
ヒロキ | はっはっは! コソコソ、ザコらしいファイトだったぜ! 俺と同じディメンジョンポリスを使ってんのに、スキルも覚えてねえし勝つ気あんのか? |
少年 | う、うぅぅ…… |
ヒロキ | そんなザコの分際で、俺のロボットを壊しやがって! |
タイヨウ | 待って。 約束だったよね、ファイトで負けたら理由を話すって。 どうしてイべントを台無しにするようなことをしたのか、教えてくれるかな……? |
ヒロキ | またそれかよ。悪党の話なんて興味ねーっつの。 ま、正義の鉄槌は下してやったんだ。 好きにすればいいんじゃね? |
少年 | ……僕は、最近この街に引っ越してきて、なかなか、学校に馴染めなくて。 いつもひとりで過ごしてたんだ。 同級生にも、バカにされることが多くて…… |
ヒロキ | ……! ………… |
少年 | それで、この公園である、ロボット大会の話を聞いたクラスメイトから、ここの作品を全部壊してこい、って…… もし、そんなすごいイタズラを出来たら、バカにしてたやつらも見返せて、一目置かれるかもしれない。 みんなに認めてもらいたくて…… |
ヒロキ | ………… |
タイヨウ | そっか……つらい気持ちは分かるけれど。 それでも、他の人が頑張って作ったものを壊すなんて、やっちゃいけないよ。 |
少年 | それは、分かってる…… |
ヒロキ | キミが壊したのは、ここにいるヒロキ君の作品だったんだ。 |
少年 | そうだったんだ……あ、あの、ごめんなさ…… |
ヒロキ | ……もういい。 |
少年 | え……? |
ヒロキ | もういいって言ってんだよ! |
タイヨウ | あ……えっと 許してあげるってこと……? |
ヒロキ | (クソッ! なんなんだよ、コイツ! コイツも悪いけど、だけど、もっと悪いやつがいるじゃんか!) (だからか、コイツをぷちのめしたって悪は滅びねぇ! ふざけんな……!) おい、お前。そんなことやれ、って言ったヤツを明日ここに連れてこい。 |
少年 | え、ここに……? そんなこと出来るかな…… |
ヒロキ | 出来なくてもやれ! いいか、絶対だ! 正義の鉄槌を下してやる……!! 二度とそんなふざけたマネをできないようにしてやる! 卑怯な悪党どもが! |
タイヨウ | 待ってよ。鉄槌って、どういう…… |
ヒロキ | 決まってんだろ、この最強ヒーローディメンジョンポリスのデッキでブッ潰してやる! |
少年 | ……わ、分かった……! 明日、この公園に来てもらえるよう伝えてみる。 |
タイヨウ | …… (おじさんたちに伝えておかないと) |
ヒロキ | つーかお前も、いつまで居んだよ! さっさと帰れ、シッシッ。 |
タイヨウ | …… …………キミはもっと、あの子の話を聞かずあの時みたいにめちゃくちゃにすると思ってた。 |
ヒロキ | あの時? あ~、ユナサン支部? こんなザコ相手じゃやりたくても出来ないって。 正義の俺様の邪魔をする悪党はぶっとばしてやる! それだけのことだっての! |
キャラ | セリフ |
---|---|
ヒロキ | これでトドメだ! ヴァンガードでアタック! |
少年 | だ、ダメージチェック…… トリガーはなし…… |
ヒロキ | はっはっは! コソコソ、ザコらしいファイトだったぜ! 俺と同じディメンジョンポリスを 使ってんのに、スキルも覚えてねえし 勝つ気あんのか? |
少年 | う、うぅぅ…… |
ヒロキ | そんなザコの分際で、俺のロボットを 壊しやがって! |
タイヨウ | 待って。 約束だったよね、ファイトで負けたら理由を 話すって。 どうしてイべントを台無しにするようなことを したのか、教えてくれるかな……? |
ヒロキ | またそれかよ。 悪党の話なんて興味ねーっつの。 ま、正義の鉄槌は下してやったんだ。 好きにすればいいんじゃね? |
少年 | ……僕は、最近この街に引っ越してきて、 なかなか、学校に馴染めなくて。 いつもひとりで過ごしてたんだ。 同級生にも、バカにされることが多くて…… |
ヒロキ | ……! ………… |
少年 | それで、この公園である、ロボット大会の 話を聞いたクラスメイトから、 ここの作品を全部壊してこい、って…… もし、そんなすごいイタズラを出来たら、 バカにしてたやつらも見返せて、 一目置かれるかもしれない。 みんなに認めてもらいたくて…… |
ヒロキ | ………… |
タイヨウ | そっか…… つらい気持ちは分かるけれど。 それでも、他の人が頑張って作ったものを 壊すなんて、やっちゃいけないよ。 |
少年 | それは、分かってる…… |
ヒロキ | キミが壊したのは、ここにいるヒロキ君の 作品だったんだ。 |
少年 | そうだったんだ…… あ、あの、ごめんなさ…… |
ヒロキ | ……もういい。 |
少年 | え……? |
ヒロキ | もういいって言ってんだよ! |
タイヨウ | あ……えっと 許してあげるってこと……? |
ヒロキ | (クソッ! なんなんだよ、コイツ! コイツも悪いけど、だけど、 もっと悪いやつがいるじゃんか!) (だからか、コイツをぷちのめしたって 悪は滅びねぇ! ふざけんな……!) おい、お前。 そんなことやれ、って言ったヤツを 明日ここに連れてこい。 |
少年 | え、ここに……? そんなこと出来るかな…… |
ヒロキ | 出来なくてもやれ! いいか、絶対だ! 正義の鉄槌を下してやる……!! 二度とそんなふざけたマネを できないようにしてやる! 卑怯な悪党どもが! |
タイヨウ | 待ってよ。鉄槌って、どういう…… |
ヒロキ | 決まってんだろ、この最強ヒーロー ディメンジョンポリスのデッキで ブッ潰してやる! |
少年 | ……わ、分かった……! 明日、この公園に来てもらえるよう 伝えてみる。 |
タイヨウ | …… (おじさんたちに伝えておかないと) |
ヒロキ | つーかお前も、いつまで居んだよ! さっさと帰れ、シッシッ。 |
タイヨウ | …… …………キミはもっと、あの子の話を聞かず あの時みたいにめちゃくちゃにすると思ってた。 |
ヒロキ | あの時? あ~、ユナサン支部? こんなザコ相手じゃやりたくても出来ないって。 正義の俺様の邪魔をする悪党は ぶっとばしてやる! それだけのことだっての! |
Episode5「悪の親玉」
キャラ | セリフ |
---|---|
少年 | あ、あの、連れてきたよ……! |
ヒロキ | お前がふざけたことを命令した悪の親玉か。よくもやったな。 |
男の子A | はぁ? なんのこと? |
男の子B | あんなのただの冗談でしょ。 本気にしたこいつが1番の悪だと思わない? |
男の子C | だいたいお前の作ったのだって大したことなかったって話じゃん。 |
男の子A | そうそう、壊されたって仕方なかったんじゃないの? |
ヒロキ | ……はっ! まーたこういうタイプかよ。 |
男の子A | うん? どういうタイプだって? |
ヒロキ | ザコがわらわらと群れて、強くなった気でいるヤツだ。 いいか、お前らがいくら群れたとこでザコはザコなんだよ! ザコその1、その2、その3! |
男の子B | なっ……! |
男の子C | お、お前こそいい気になってんじゃないぞ! ヴァンガードであいつに勝ったからって! |
男の子A | そうだそうだ! そこまで言うなら、俺たち3人とファイトしてみろよ! |
ヒロキ | いいぜ。ザコは群れたところでザコだってこと、叩き込んでやるよ! お前で最後だな。 ほら、こいつでトドメだ! 必殺、ジャスティスアターーーーック! |
男の子A | う、うわぁぁぁ! |
男の子B | つ、強すきる……3人とも、手も足も出なかった…… |
少年 | す、すごい…… |
ヒロキ | フン、やっぱりザコじゃねえか。 いいか、よく聞け悪党ども! お前らみたいな悪が、絶対正義の俺様に勝てるわけないんだよ! お前らが悪だ、分かったか! |
男の子A | うぅ…… |
ヒロキ | これで懲りたら、もう二度とこんなふざけたマネすんじゃねぇ! 分かったな! 昨日、あれだけ言っておいたんだ。 ……よし、今日は壊されてな~い! |
少年 | あ、あの…… |
ヒロキ | ああ? うわっ、昨日の悪党ども…… チッ、俺の目の前から消えろ! |
男の子A | 違うよ! 昨日、キミに、僕たちが悪だと言われて目が覚めたんだ。 |
男の子B | 軽いイタズラのつもりだったんだけど、とんでもないことをしちゃったんだって…… |
男の子C | だから、みんなで謝りたくて……本当に、ごめん! |
ヒロキ | なんだよ、いまさら。 お前らが謝ったって、壊れたのはもとには戻らねーんだよ。 |
少年 | だ、だからその分も、キミのロボット作りを僕たちで手伝いたいんだ。 せめてもの罪滅ぼしに…… |
ヒロキ | いらねーって! ザコどもの手助けなんて必要ないね! さっさとどっか行け! |
少年 | 彼はああ言ってたけど……やっぱり、手伝おうよ。 |
男の子A | ああ、手を貸すのは断られちゃったけど…… せめて壊しちゃったところは俺たちで修理しようぜ。 |
男の子B | 材料と道具、持ってきたよ……! あとは怒られないように…… |
男の子A | ……ごめんな、あんなこと言ったりしてバカにして。 |
少年 | いいんだよ、僕もこんなことをしちゃったんだし…… 一緒に謝りに来てくれたんだから。 |
ヒロキ | あいつら、また俺様のロボットに手を出して…… ………… ま、あいつらが壊したところだし、好きにさせとくか。 |
キャラ | セリフ |
---|---|
少年 | あ、あの、連れてきたよ……! |
ヒロキ | お前がふざけたことを命令した 悪の親玉か。 よくもやったな。 |
男の子A | はぁ? なんのこと? |
男の子B | あんなのただの冗談でしょ。 本気にしたこいつが 1番の悪だと思わない? |
男の子C | だいたいお前の作ったのだって 大したことなかったって話じゃん。 |
男の子A | そうそう、壊されたって 仕方なかったんじゃないの? |
ヒロキ | ……はっ! まーたこういうタイプかよ。 |
男の子A | うん? どういうタイプだって? |
ヒロキ | ザコがわらわらと群れて、 強くなった気でいるヤツだ。 いいか、お前らがいくら群れたとこで ザコはザコなんだよ! ザコその1、その2、その3! |
男の子B | なっ……! |
男の子C | お、お前こそいい気になってんじゃないぞ! ヴァンガードであいつに勝ったからって! |
男の子A | そうだそうだ! そこまで言うなら、俺たち3人と ファイトしてみろよ! |
ヒロキ | いいぜ。 ザコは群れたところでザコだってこと、 叩き込んでやるよ! お前で最後だな。 ほら、こいつでトドメだ! 必殺、ジャスティスアターーーーック! |
男の子A | う、うわぁぁぁ! |
男の子B | つ、強すきる…… 3人とも、手も足も出なかった…… |
少年 | す、すごい…… |
ヒロキ | フン、やっぱりザコじゃねえか。 いいか、よく聞け悪党ども! お前らみたいな悪が、絶対正義の 俺様に勝てるわけないんだよ! お前らが悪だ、分かったか! |
男の子A | うぅ…… |
ヒロキ | これで懲りたら、もう二度とこんな ふざけたマネすんじゃねぇ! 分かったな! 昨日、あれだけ言っておいたんだ。 ……よし、今日は壊されてな~い! |
少年 | あ、あの…… |
ヒロキ | ああ? うわっ、昨日の悪党ども…… チッ、俺の目の前から消えろ! |
男の子A | 違うよ! 昨日、キミに、僕たちが悪だと言われて 目が覚めたんだ。 |
男の子B | 軽いイタズラのつもりだったんだけど、 とんでもないことをしちゃったんだって…… |
男の子C | だから、みんなで謝りたくて…… 本当に、ごめん! |
ヒロキ | なんだよ、いまさら。 お前らが謝ったって、壊れたのはもとには 戻らねーんだよ。 |
少年 | だ、だからその分も、キミのロボット作りを 僕たちで手伝いたいんだ。 せめてもの罪滅ぼしに…… |
ヒロキ | いらねーって! ザコどもの手助けなんて必要ないね! さっさとどっか行け! |
少年 | 彼はああ言ってたけど…… やっぱり、手伝おうよ。 |
男の子A | ああ、手を貸すのは断られちゃったけど…… せめて壊しちゃったところは 俺たちで修理しようぜ。 |
男の子B | 材料と道具、持ってきたよ……! あとは怒られないように…… |
男の子A | ……ごめんな、あんなこと言ったりして バカにして。 |
少年 | いいんだよ、僕もこんなことを しちゃったんだし…… 一緒に謝りに来てくれたんだから。 |
ヒロキ | あいつら、また俺様のロボットに 手を出して…… ………… ま、あいつらが壊したところだし、 好きにさせとくか。 |
Episode6「絶対正義! 絶対ヒーロー!」
キャラ | セリフ |
---|---|
ヒロキ | よし、出来た! 超宇宙勇機エクスギャロップだ! 最高の出来だぜ! |
少年 | わぁ、すごいの出来たね……! |
男の子A | ああ、これならもしかしたら優勝も狙えるかもしれないぞ……! |
男の子B | うん、結果発表が楽しみだね……! |
ヒロキ | ……結局あいつら、ずっとコソコソと手伝ってやがったな。 正義の力で改心したのか? ま、俺様ひとりだけでもこれくらい余裕で作れたけどな! 今日が結果発表か。 ……フ、フン。別に緊張とかしてねーし…… |
スタッフ | えー、それでは結果発表です! 優勝は…… |
ヒロキ | ちぇ、優勝出来なかったか。 審査員にも悪が潜んでいるなんて…… |
タイヨウ | また、悪のせいにして……特別賞をもらってたじゃないか。 |
ヒロキ | また出たな、悪党。 ま、今俺様は気分がいいし、今日のところは大目に見てやる。 |
タイヨウ | ……この前の子たちもロボット作りを手伝ってくれてたね。 |
ヒロキ | あいつらが俺の周りで勝手にコソコソなんかしてただけだっての! |
タイヨウ | でも、追い出したりはしなかったんでしょ? みんなで一緒になにかをするのって、楽しかったよね? |
ヒロキ | はぁ? ワケのわかんないこと言ってんじゃねーよ。 一緒にやってたんじゃねーっての。 あいつらが改心したか確かめてただけだ、勘違いすんな! |
タイヨウ | でも、本当は分かってるんじゃない? みんなの手伝いがあったからこれだけのものが作れたって…… |
ヒロキ | そんなワケねーだろ! むしろあいつらが俺の作品を壊したり足を引っ張ったりしたから優勝できなかったんだよ。 そうだよ、きっとそうに違いないね! 逆に、最初から俺ひとりだったら優勝してたに決まってんだよ! ザコに足を引っ張られないように、最初からできるやつがひとりでやった方がいいってハッキリしたな! |
タイヨウ | ……キミは、本当にそう思っているの? |
ヒロキ | っ……う、うるせえ! ガキのくせに生意気なんだよ! |
タイヨウ | キミだって同じくらいじゃないか。 ほら、あの子たちがお祝いに来たよ、挨拶くらいしてあげてもいいんじゃない? |
ヒロキ | あー、もう! うぜーうぜーうぜーーーーー! ザコどもとつるむつもりなんてないっての! どけっ! 帰る!! |
タイヨウ | わっ!? ……行っちゃった。 |
ヒロキ | (なんなんだよ、あいつ! 見透かしたようなことばっか言いやがって! ふざけんな!) (誰かと一緒にだって? そんなの群れないと何もできないザコのすることだ!) (俺は違う! 俺はそんなやつらとは……ひとりでだって……) ……あーもう……! なんだってんだよ、あいつ……! |
キャラ | セリフ |
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ヒロキ | よし、出来た! 超宇宙勇機エクスギャロップだ! 最高の出来だぜ! |
少年 | わぁ、すごいの出来たね……! |
男の子A | ああ、これならもしかしたら 優勝も狙えるかもしれないぞ……! |
男の子B | うん、結果発表が楽しみだね……! |
ヒロキ | ……結局あいつら、ずっとコソコソと 手伝ってやがったな。 正義の力で改心したのか? ま、俺様ひとりだけでもこれくらい 余裕で作れたけどな! 今日が結果発表か。 ……フ、フン。 別に緊張とかしてねーし…… |
スタッフ | えー、それでは結果発表です! 優勝は…… |
ヒロキ | ちぇ、優勝出来なかったか。 審査員にも悪が潜んでいるなんて…… |
タイヨウ | また、悪のせいにして…… 特別賞をもらってたじゃないか。 |
ヒロキ | また出たな、悪党。 ま、今俺様は気分がいいし、 今日のところは大目に見てやる。 |
タイヨウ | ……この前の子たちも ロボット作りを手伝ってくれてたね。 |
ヒロキ | あいつらが俺の周りで勝手にコソコソ なんかしてただけだっての! |
タイヨウ | でも、追い出したりはしなかったんでしょ? みんなで一緒になにかをするのって、 楽しかったよね? |
ヒロキ | はぁ? ワケのわかんないこと 言ってんじゃねーよ。 一緒にやってたんじゃねーっての。 あいつらが改心したか確かめてただけだ、 勘違いすんな! |
タイヨウ | でも、本当は分かってるんじゃない? みんなの手伝いがあったから これだけのものが作れたって…… |
ヒロキ | そんなワケねーだろ! むしろあいつらが俺の作品を壊したり 足を引っ張ったりしたから 優勝できなかったんだよ。 そうだよ、きっとそうに違いないね! 逆に、最初から俺ひとりだったら 優勝してたに決まってんだよ! ザコに足を引っ張られないように、 最初からできるやつがひとりでやった方が いいってハッキリしたな! |
タイヨウ | …… キミは、本当にそう思っているの? |
ヒロキ | っ……う、うるせえ! ガキのくせに生意気なんだよ! |
タイヨウ | キミだって同じくらいじゃないか。 ほら、あの子たちがお祝いに来たよ、 挨拶くらいしてあげてもいいんじゃない? |
ヒロキ | あー、もう! うぜーうぜーうぜーーーーー! ザコどもとつるむつもりなんてないっての! どけっ! 帰る!! |
タイヨウ | わっ!? ……行っちゃった。 |
ヒロキ | (なんなんだよ、あいつ! 見透かしたようなことばっか言いやがって! ふざけんな!) (誰かと一緒にだって? そんなの群れないと何もできないザコの することだ!) (俺は違う! 俺はそんなやつらとは…… ひとりでだって……) ……あーもう……! なんだってんだよ、あいつ……! |