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あらすじ
Episode1 |
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あらすじ(開始時) 神崎に対し、雑誌から取材の申し込みが届いた。 興味がない神崎だったが、本部に言い含められている伊吹から進言があり…… |
あらすじ(SKIP時) 神崎に対し、雑誌から取材の申し込みが届いた。 興味がない神崎だったが、本部に言い含められている伊吹の誘導で取材を受けることに。 記者に何枚か写真を撮られる神崎だが、注文が多い記者を早速うとましく思うのであった。 |
Episode2 |
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あらすじ(開始時) 本格的な取材が始まった。 記者から真っ先に寄せられた質問は、「今朝の――……」 |
あらすじ(SKIP時) 本格的に雑誌の取材が始まる。取材のテーマは神崎の強さの秘訣に迫るというもの。 記者は朝食などのプライベートな質問をするが、そんなもの強さに関係はないと一蹴する。 うんざりした神崎は記者を追い返すのであった。 |
Episode3 |
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あらすじ(開始時) ユナサン支部に学生の見学者たちが訪れた。 神崎は支部の実力を見るためにチーム・ディマイズを呼び、馴れ合いなど不要だということを示す。 |
あらすじ(SKIP時) ユナサン支部に学生の見学者たちが訪れた。学生たちはレベルの高さに驚いている。 しかし、神崎はユナサン支部のファイトはこの程度ではないと、チーム・ディマイズを呼び、馴れ合いなど不要ということを見せつけるのだった。 |
Episode4 |
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あらすじ(開始時) ユナサン支部で開かれたのは、新人限定大会。 決勝戦まで進行するも、ファイトを見ていた神崎は、参加者たちの弱さに涙するのであった。 |
あらすじ(SKIP時) 支部大会の開会式に登壇する神崎。 弱さは罪、ユナサンにふさわしい力をもって証明しろと力説。参加者たちはその迫力に感動する。 決勝戦まで進行するも、ファイトを見ていた神崎は、参加者たちの弱さに涙するのであった。 |
Episode5 |
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あらすじ(開始時) 見学会の準備を進めていると、先日の新人限定大会優勝者が現れる。 優勝者は実力を披露するため、もう1度チャンスが欲しいと懇願する。 |
あらすじ(SKIP時) 先日に引き続き、見学会が行われる。 神崎と東雲が準備を進めていると、先日の新人限定大会優勝者が現れる。 優勝者は実力を披露するため、もう1度チャンスが欲しいと懇願する。 神崎は無駄だと思いつつも、確認するのであった。 |
Episode6 |
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あらすじ(開始時) 仕事でユナサン支部を訪れていた大山と出くわす神崎。 ふたりの考え方の違いがぶつかり一触即発の空気になるのであった。 |
あらすじ(SKIP時) 仕事でユナサン支部を訪れた大山と出くわす神崎。 大山はユナサン支部の理念は否定しないが、もっと寄り添ってあげないのかと伝える。 しかし神崎は、もとより分かり合うつもりはなく力を示せと一触即発の空気になるのであった。 |
ストーリー
Episode1「神崎への取材」
キャラ | セリフ |
---|---|
神崎 | ファイターの勧誘だと? |
伊吹 | はい、先日の会議で議題に上がり保留になっていた…… |
神崎 | 力を求めてユナサンを訪れる者へはいつでも門は開かれている。 |
伊吹 | …… 強くなれる資質がある者たちへアピールの場を設けてもいいのでは? |
神崎 | 随分食い下がるではないか。何を考えている? |
伊吹 | ……取材の申し込みが届いています。 ヴァンガードを扱う雑誌からでインタビューや見学を希望しています。 |
神崎 | ふん……そのような能書きで増えたとてすぐに他にうつつを抜かすだろう。 |
伊吹 | 否定はできませんが。 しかし、ユナサン支部の理念や強者を常に求める姿勢、強くなりたいファイターへのサポートは広まれば広まるほど志願者が増えるのでは。 |
神崎 | ……なら、すベて任せる。好きなようにするがいい。 |
伊吹 | いえ、この取材は支部長に対して行われるものです。 他の者では…… |
神崎 | 俺は取材など受けん。 |
伊吹 | しかし、雑誌側からは他支部の支部長も取材し記事を掲載すると聞いています。 もしユナサン支部だけが取材に応じなかった場合、根拠のない憶測や噂が出回る可能性が…… 結果として、ユナサン支部に相応しい者が他の支部へと流れるリスクがあります。 |
神崎 | ………… |
伊吹 | ………… |
神崎 | ……ユナサン支部にいるべき者が他の支部で資質を持て余すことに繋がる、か……それは許されざる状況だな。 ……全て、最低限で済むように工程を組め。 |
伊吹 | はい。 |
神崎 | ただし、気に入らなければすぐにでも中止する。そう伝えておけ。 |
伊吹 | ……はい。 (本部から口添えされた企画とはいえ……まともな結果になるとはとても思えないな) |
記者 | 取材の許可をしていただいてありがとうございます! 神崎支部長! |
神崎 | 貴様の私語に応える時間はない。取材とやらを始めたまえ。 |
記者 | あっ、今日は挨拶だけで本格的な取材は明日からにしようと思うのですが…… |
神崎 | ……なら、さっさと出て行け。 |
記者 | は、はい! 出て行く前にひとついいですか? |
神崎 | …… |
記者 | 雑誌に載せる写真を何枚か撮らせていただいても大丈夫ですか? |
神崎 | 取材は明日からではないのか? 数秒前の自身の発言すら――…… |
記者 | はい! 「本格的な」取材は明日からです! お忙しいと思うので、少し余裕のある今済ませてしまおうと思って! うーん……引きでもう何枚か撮っておこうか…… |
神崎 | いつまで写真を撮っている? |
記者 | も、もうちょっとですから! |
神崎 | ウロチョロされると目障りだ。 |
記者 | あの、神崎支部長。ちょっとこちらに視線を下さい。 |
神崎 | 何故だ? |
記者 | そちらのほうが写真として映えるので…… |
神崎 | 正面からのが1枚あればそれで充分だ。 |
記者 | 証明写真じゃないんですって! あ、そうだ。いろんなポーズをとってみてくれませんか? |
神崎 | なんだと……!? |
記者 | 脚を組んだり髪をかき上げたりとか! |
神崎 | 断る! そんなことはする必要がない。 |
記者 | 少しだけでも…… |
神崎 | 断る!! |
キャラ | セリフ |
---|---|
神崎 | ファイターの勧誘だと? |
伊吹 | はい、先日の会議で議題に上がり 保留になっていた…… |
神崎 | 力を求めてユナサンを訪れる者へは いつでも門は開かれている。 |
伊吹 | …… 強くなれる資質がある者たちへ アピールの場を設けてもいいのでは? |
神崎 | 随分食い下がるではないか。 何を考えている? |
伊吹 | ……取材の申し込みが届いています。 ヴァンガードを扱う雑誌からで インタビューや見学を希望しています。 |
神崎 | ふん……そのような能書きで増えたとて すぐに他にうつつを抜かすだろう。 |
伊吹 | 否定はできませんが。 しかし、ユナサン支部の理念や 強者を常に求める姿勢、 強くなりたいファイターへのサポートは 広まれば広まるほど 志願者が増えるのでは。 |
神崎 | ……なら、すベて任せる。 好きなようにするがいい。 |
伊吹 | いえ、この取材は 支部長に対して行われるものです。 他の者では…… |
神崎 | 俺は取材など受けん。 |
伊吹 | しかし、雑誌側からは 他支部の支部長も取材し 記事を掲載すると聞いています。 もしユナサン支部だけが 取材に応じなかった場合、 根拠のない憶測や噂が出回る可能性が…… 結果として、ユナサン支部に相応しい者が 他の支部へと流れるリスクがあります。 |
神崎 | ………… |
伊吹 | ………… |
神崎 | ……ユナサン支部にいるべき者が 他の支部で資質を持て余すことに 繋がる、か…… それは許されざる状況だな。 ……全て、最低限で済むように 工程を組め。 |
伊吹 | はい。 |
神崎 | ただし、気に入らなければ すぐにでも中止する。 そう伝えておけ。 |
伊吹 | ……はい。 (本部から口添えされた企画とはいえ…… まともな結果になるとは とても思えないな) |
記者 | 取材の許可をしていただいて ありがとうございます! 神崎支部長! |
神崎 | 貴様の私語に応える時間はない。 取材とやらを始めたまえ。 |
記者 | あっ、今日は挨拶だけで 本格的な取材は明日からに しようと思うのですが…… |
神崎 | ……なら、さっさと出て行け。 |
記者 | は、はい! 出て行く前にひとついいですか? |
神崎 | …… |
記者 | 雑誌に載せる写真を 何枚か撮らせていただいても 大丈夫ですか? |
神崎 | 取材は明日からではないのか? 数秒前の自身の発言すら――…… |
記者 | はい! 「本格的な」取材は明日からです! お忙しいと思うので、少し余裕のある今 済ませてしまおうと思って! うーん…… 引きでもう何枚か撮っておこうか…… |
神崎 | いつまで写真を撮っている? |
記者 | も、もうちょっとですから! |
神崎 | ウロチョロされると目障りだ。 |
記者 | あの、神崎支部長。 ちょっとこちらに視線を下さい。 |
神崎 | 何故だ? |
記者 | そちらのほうが写真として 映えるので…… |
神崎 | 正面からのが1枚あれば それで充分だ。 |
記者 | 証明写真じゃないんですって! あ、そうだ。 いろんなポーズをとって みてくれませんか? |
神崎 | なんだと……!? |
記者 | 脚を組んだり 髪をかき上げたりとか! |
神崎 | 断る! そんなことはする必要がない。 |
記者 | 少しだけでも…… |
神崎 | 断る!! |
Episode2「神崎のプライベート」
キャラ | セリフ |
---|---|
記者 | おはようございます、神崎支部長! 今日から、取材を始めますのでよろしくお願いしますね。 |
神崎 | …… |
記者 | それで、早速なんですが……今朝は何を食ペて来たんですか? |
神崎 | 朝食? そんなことを聞いて何の意味がある? |
記者 | 今回の取材テーマはカリスマあふれる神崎支部長の強さの秘訣に迫る! です! 強さの源が何なのかをお伺いしたいんですよ! |
神崎 | ……強さの源と朝食に直接の関係は無い。 |
記者 | そ、そうかもしれませんが…… でもファンは知りたいと思うんですよね。 |
神崎 | ファン……? 真に強さを求める者ならば己に必要な栄養を見極め、必要なだけ摂取する、それだけだ。 |
記者 | そ、そうでしょうか? 神崎さんのファンならいろいろな神崎さんを知りたいはずです。 |
神崎 | 黙れ! 「ファン」など俺には必要ない。 真に強さを求める者が人の朝食やプライベートを知って喜ぷはずがなかろう! |
記者 | そんなことないですって。 |
神崎 | 金輪際、つまらない質問は禁止する。 |
記者 | え、ええ!? それじゃあ取材にならないじゃないですか……! |
神崎 | 俺の知ったことではない。 文句があるのならば、この件は今すぐにでも白紙にする。 伊吹から聞いているだろう? |
記者 | ……は、はい。 神崎さん、その馬は? |
神崎 | 俺の馬だ。 |
記者 | ユナサン支部に馬がいるなんて……びっくりです。 |
神崎 | そうか……そこまで驚くことでもあるまい。 |
記者 | いえいえ、びっくりしますって。 神崎さんのご趣味は乗馬だったんですね。 |
神崎 | 趣味と呼べるようなものではない。 |
記者 | では、何ですか? |
神崎 | 俺とともに己を鍛えているだけだ。 |
記者 | ほうほう、なるほど…… 愛馬の名前はなんというんですか? |
神崎 | ……もうこの話題はいいだろう。 |
記者 | まあまあ、そう言わずもっといろいろ教えてくださいよ。 |
神崎 | 馬に関してはもう話すベきことは話した。 |
記者 | いえいえ、まだありますよ。 例えば……乗馬はいつからされていたんですか? |
神崎 | しつこい。 |
記者 | でも、これはすごく興味深い話ですから! あの、もしかして普段の移動も馬で……? |
神崎 | そんなわけがないだろう。 |
記者 | そうですよね。 あの、それで愛馬について…… |
神崎 | ヴァンガードとユナサン支部への取材ではなかったのか? |
記者 | 正直、もう神崎さんの強さは大体の人が知っているので今回はプライベート中心で…… |
神崎 | 荷物をまとめて、今すぐに立ち去れ。 |
記者 | へ? |
神崎 | つまらない質問は禁じたはずだ。貴様の話など、聞くに値しない。 伊吹! 伊吹コウジ! |
伊吹 | はい。 ……この時間は取材対応の予定では? |
神崎 | 追い返した。 |
伊吹 | (……やはりそうなったか) |
神崎 | あんなもの、取材とは言わぬ。 低俗なゴシップと何ら変わりはない。 朝食や乗馬の話でファイターが集まるとは思えん。 |
伊吹 | 朝食の話……? |
神崎 | 取材は中止したと伝えておけ。 |
伊吹 | ……はい。 記者と雑誌には改めて断りを入れておきます。 …… (適当な企画に差し替えさせておくか) (しかし、ファイターの母数は稼いでおいた方が……) |
神崎 | まだ何かあるのか? |
伊吹 | ……いいえ。 ただ、朝食は何を食ベたのかと…… |
神崎 | 今すぐに立ち去れ!! |
キャラ | セリフ |
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記者 | おはようございます、神崎支部長! 今日から、取材を始めますので よろしくお願いしますね。 |
神崎 | …… |
記者 | それで、早速なんですが…… 今朝は何を食ペて来たんですか? |
神崎 | 朝食? そんなことを聞いて何の意味がある? |
記者 | 今回の取材テーマは カリスマあふれる神崎支部長の 強さの秘訣に迫る! です! 強さの源が何なのかを お伺いしたいんですよ! |
神崎 | ……強さの源と朝食に 直接の関係は無い。 |
記者 | そ、そうかもしれませんが…… でもファンは知りたいと 思うんですよね。 |
神崎 | ファン……? 真に強さを求める者ならば 己に必要な栄養を見極め、 必要なだけ摂取する、それだけだ。 |
記者 | そ、そうでしょうか? 神崎さんのファンなら いろいろな神崎さんを知りたいはずです。 |
神崎 | 黙れ! 「ファン」など俺には必要ない。 真に強さを求める者が 人の朝食やプライベートを知って 喜ぷはずがなかろう! |
記者 | そんなことないですって。 |
神崎 | 金輪際、 つまらない質問は禁止する。 |
記者 | え、ええ!? それじゃあ取材に ならないじゃないですか……! |
神崎 | 俺の知ったことではない。 文句があるのならば、この件は 今すぐにでも白紙にする。 伊吹から聞いているだろう? |
記者 | ……は、はい。 神崎さん、その馬は? |
神崎 | 俺の馬だ。 |
記者 | ユナサン支部に馬がいるなんて…… びっくりです。 |
神崎 | そうか…… そこまで驚くことでもあるまい。 |
記者 | いえいえ、びっくりしますって。 神崎さんのご趣味は乗馬だったんですね。 |
神崎 | 趣味と呼べるようなものではない。 |
記者 | では、何ですか? |
神崎 | 俺とともに己を鍛えているだけだ。 |
記者 | ほうほう、なるほど…… 愛馬の名前は なんというんですか? |
神崎 | ……もうこの話題はいいだろう。 |
記者 | まあまあ、そう言わず もっといろいろ教えてくださいよ。 |
神崎 | 馬に関してはもう話すベきことは話した。 |
記者 | いえいえ、まだありますよ。 例えば……乗馬はいつからされて いたんですか? |
神崎 | しつこい。 |
記者 | でも、これはすごく興味深い話ですから! あの、もしかして普段の移動も馬で……? |
神崎 | そんなわけがないだろう。 |
記者 | そうですよね。 あの、それで愛馬について…… |
神崎 | ヴァンガードとユナサン支部への 取材ではなかったのか? |
記者 | 正直、もう神崎さんの強さは 大体の人が知っているので 今回はプライベート中心で…… |
神崎 | 荷物をまとめて、今すぐに立ち去れ。 |
記者 | へ? |
神崎 | つまらない質問は禁じたはずだ。 貴様の話など、聞くに値しない。 伊吹! 伊吹コウジ! |
伊吹 | はい。 ……この時間は取材対応の予定では? |
神崎 | 追い返した。 |
伊吹 | (……やはりそうなったか) |
神崎 | あんなもの、取材とは言わぬ。 低俗なゴシップと何ら変わりはない。 朝食や乗馬の話で ファイターが集まるとは思えん。 |
伊吹 | 朝食の話……? |
神崎 | 取材は中止したと伝えておけ。 |
伊吹 | ……はい。 記者と雑誌には 改めて断りを入れておきます。 …… (適当な企画に差し替えさせておくか) (しかし、ファイターの母数は 稼いでおいた方が……) |
神崎 | まだ何かあるのか? |
伊吹 | ……いいえ。 ただ、朝食は何を食ベたのかと…… |
神崎 | 今すぐに立ち去れ!! |
Episode3「ディマイズの実力」
キャラ | セリフ |
---|---|
神崎 | 見学会? |
伊吹 | はい。普及協会本部から企画害が届きました。 |
神崎 | …… |
伊吹 | 全ての支部へ、屋内見学ツアーのような催しの開催を希望しているようです。 強化ブログラムの一部を見学者に体験させ、資質のある者はスカウトしてもいいそうです。 |
神崎 | 構わん、好きにしろ。 |
伊吹 | 本部に連絡を入れておきます。 今度の大会も見学対象になるので気になる者がいれば、その場で声をかけても構いません。 |
神崎 | ふん、期待はしないでおこう。 |
中学生A | ユナサン支部のファイターってすごいな……! あの子なんて、まだ小学生だろ? 高校生とも渡り合ってるぞ! |
中学生B | でも、なんか……必死っていうか、怖い感じしない? |
中学生A | そうか? あの人たちが強いからそう見えるんじゃない? |
伊吹 | ……神崎支部長。 あのフロアに居るのが直近で登録されたファイターたちです。 |
神崎 | 見学会とやらも効果があるみたいだな。 (だが、ユナサン支部のファイトはこの程度のものではない) (このレベルで留めていては、本質にすら気づけずに成長が止まるのでは……) |
東雲 | おや……こんなところまでおふたりが直々に足を運ばれるとは。珍しいこともあるものですね。 どうしたんですか、難しい顔をして。 |
神崎 | 東雲ショウマか。ちょうどいい…… |
東雲 | ……? |
神崎 | チーム・ディマイズを呼ベ。 |
東雲 | お望みとあらば。 ……他に用意するものはありますか? |
神崎 | 無い。この腑抜けた空間に敗者には価値がないことを…… 馴れ合いなど不要だということを見せてやらねば、意味がない。 だから、貴様らが戦うのだ。 |
東雲 | ユナサンに弱者は不要……わかりました、呼んできますよ。 |
神崎 | 羽島リンはまだ来ないのか? |
東雲 | 直々にお言葉を頂いたことと合わせて、来るように伝えましたが…… |
神崎 | フン……まぁいい。 お前ひとりでもやれるのだな? |
東雲 | ええ、おまかせを。 俺ひとりで、ディマイズの力をご覧に入れましょう。 ……やぁ、盛り上がっているね。 俺も混ぜてはもらえないかな? |
中学生A | あ、あれは! チーム・ディマイズの東雲ショウマ! |
中学生B | す、すごい……! |
東雲 | 本当はチーム揃って来たかったところなんだけどね。 事情があって今来れるのは俺だけなんだ。 お詫びと言ってはなんだけど、早いもの勝ちで、1チームに対して俺がひとりで3人を相手してあげるよ。 |
中学生A | ウソだろ、あの東雲ショウマがファイトするのか!? |
中学生B | しかも3対1で……すごい自信だね。 |
高校生A | あ、あの! 俺たちの相手をお願いしてもいいですか! |
高校生 B&C | お願いします! |
東雲 | おっと、勇気ある挑戦者だ! みんな、拍手で迎えよう! |
見学者たち | わーー!! |
東雲 | なるほど、支部長のマネで3対1をやってみたけどこれはなかなかおもしろいじゃないか。 |
高校生A | ウソだろ……3人を同時に相手にしているのに…… |
高校生B | まるで歯が立たない……! |
高校生C | 強すぎる、これがディマイズ…… |
東雲 | これで終わりかい? それでは、ヴァンガードにアタック。キミのダメージチェックだよ。 |
高校生A | くっ、ノートリガー……ありがとうございました……! |
男の子 | すげー! 3対1で圧勝しちゃった! |
中学生A | これがユナサン支部トップクラスのファイターの実力……! |
中学生B | こ、これなら、神崎支部長のファイトはどれだけすごいんだろう? |
中学生A | だよな、見てみたい! ……あれ? 挑戦者の人たち、戻ってこないんだね。 |
東雲 | 敗北を恥じて戻ってこれなくなったのかもね。 |
中学生B | 確かに、3対1で負けたら…… |
東雲 | そんなことより、神崎支部長のファイトが気になるのかい? ちょうど、支部長はこのあと、近くで行われている大会に顔を出すんだ。 最後に優勝者とファイトをすることもある。 興味があるなら行ってみるといい。 |
見学者たち | おーー!! |
中学生A | 聞いたか、支部長のファイトも見れるって! 楽しみだな! |
神崎 | フン、勝手な事を…… |
キャラ | セリフ |
---|---|
神崎 | 見学会? |
伊吹 | はい。普及協会本部から 企画害が届きました。 |
神崎 | …… |
伊吹 | 全ての支部へ、屋内見学ツアーのような 催しの開催を希望しているようです。 強化ブログラムの一部を 見学者に体験させ、資質のある者は スカウトしてもいいそうです。 |
神崎 | 構わん、好きにしろ。 |
伊吹 | 本部に連絡を入れておきます。 今度の大会も見学対象になるので 気になる者がいれば、その場で 声をかけても構いません。 |
神崎 | ふん、期待はしないでおこう。 |
中学生A | ユナサン支部のファイターって すごいな……! あの子なんて、まだ小学生だろ? 高校生とも渡り合ってるぞ! |
中学生B | でも、なんか……必死っていうか、 怖い感じしない? |
中学生A | そうか? あの人たちが強いから そう見えるんじゃない? |
伊吹 | ……神崎支部長。 あのフロアに居るのが直近で 登録されたファイターたちです。 |
神崎 | 見学会とやらも効果があるみたいだな。 (だが、ユナサン支部のファイトは この程度のものではない) (このレベルで留めていては、本質にすら 気づけずに成長が止まるのでは……) |
東雲 | おや……こんなところまで おふたりが直々に足を運ばれるとは。 珍しいこともあるものですね。 どうしたんですか、難しい顔をして。 |
神崎 | 東雲ショウマか。 ちょうどいい…… |
東雲 | ……? |
神崎 | チーム・ディマイズを呼ベ。 |
東雲 | お望みとあらば。 ……他に用意するものは ありますか? |
神崎 | 無い。この腑抜けた空間に 敗者には価値がないことを…… 馴れ合いなど不要だということを 見せてやらねば、意味がない。 だから、貴様らが戦うのだ。 |
東雲 | ユナサンに弱者は不要…… わかりました、呼んできますよ。 |
神崎 | 羽島リンはまだ来ないのか? |
東雲 | 直々にお言葉を頂いたことと合わせて、 来るように伝えましたが…… |
神崎 | フン……まぁいい。 お前ひとりでもやれるのだな? |
東雲 | ええ、おまかせを。 俺ひとりで、ディマイズの力を ご覧に入れましょう。 ……やぁ、盛り上がっているね。 俺も混ぜてはもらえないかな? |
中学生A | あ、あれは! チーム・ディマイズの東雲ショウマ! |
中学生B | す、すごい……! |
東雲 | 本当はチーム揃って来たかった ところなんだけどね。 事情があって今来れるのは俺だけなんだ。 お詫びと言ってはなんだけど、 早いもの勝ちで、1チームに対して 俺がひとりで3人を相手してあげるよ。 |
中学生A | ウソだろ、あの東雲ショウマが ファイトするのか!? |
中学生B | しかも3対1で……すごい自信だね。 |
高校生A | あ、あの! 俺たちの相手をお願いしても いいですか! |
高校生 B&C | お願いします! |
東雲 | おっと、勇気ある挑戦者だ! みんな、拍手で迎えよう! |
見学者たち | わーー!! |
東雲 | なるほど、支部長のマネで3対1を やってみたけど これはなかなかおもしろいじゃないか。 |
高校生A | ウソだろ…… 3人を同時に相手にしているのに…… |
高校生B | まるで歯が立たない……! |
高校生C | 強すぎる、これがディマイズ…… |
東雲 | これで終わりかい? それでは、ヴァンガードにアタック。 キミのダメージチェックだよ。 |
高校生A | くっ、ノートリガー…… ありがとうございました……! |
男の子 | すげー! 3対1で圧勝しちゃった! |
中学生A | これがユナサン支部トップクラスの ファイターの実力……! |
中学生B | こ、これなら、神崎支部長のファイトは どれだけすごいんだろう? |
中学生A | だよな、見てみたい! ……あれ? 挑戦者の人たち、 戻ってこないんだね。 |
東雲 | 敗北を恥じて 戻ってこれなくなったのかもね。 |
中学生B | 確かに、3対1で負けたら…… |
東雲 | そんなことより、神崎支部長の ファイトが気になるのかい? ちょうど、支部長はこのあと、 近くで行われている大会に顔を出すんだ。 最後に優勝者とファイトをすることもある。 興味があるなら行ってみるといい。 |
見学者たち | おーー!! |
中学生A | 聞いたか、支部長のファイトも 見れるって! 楽しみだな! |
神崎 | フン、勝手な事を…… |
Episode4「弱さは罪」
キャラ | セリフ |
---|---|
伊吹 | もうすぐ開会式が始まります。 式の最後に挨拶が欲しいそうです。 |
神崎 | うむ…… |
伊吹 | この大会は、ユナサン支部に入って日の浅い者を対象とした大会です。 まだ荒削りなファイターが多いようですが……ユナサン支部を背負って立つ者も現れるかもしれません。 |
神崎 | どれほどのファイターがいるか確かめるとしよう。 |
司会 | それでは、続いて我らが支部長、神崎ユウイチロウ氏のご挨拶です! |
見学者たち | おおーっ!! |
神崎 | 弱さは罪だ! 諸君らは力を求め、我がユナサン支部の門を叩いた者たちだ。 ユナサン支部にふさわしい資質があるか力をもって示してみせろ! |
見学者A | あれが神崎支部長か…… |
見学者B | 写真では見たことあったけど生で見るとやっぱり迫力が違うな。 |
司会 | はい、ありがとうございました! それでは早速、1回戦を始めていきましょう! |
見学者A | さすが、ユナサン支部の大会はレベルが髙いよな……! |
見学者B | ああ、もう決勝戦だ。とびっきりすごいファイトだよな! |
見学者C | お、おい、アレを見ろ! 支部長が泣いてる……! |
神崎 | …… |
見学者A | マジだ……! きっとファイターの勇姿に感動して泣いてるんだな。 |
伊吹 | ……もうすぐ決着がつきます。 |
神崎 | ああ…… |
伊吹 | このあと優勝者とのエキシビジョンファイトです。 そろそろ移動を…… |
神崎 | 優勝者……これが本当に決勝戦だと……? なんたる……なんたることだ……あまりにも弱すぎる……! |
見学者A | え……? 今の、聞こえたか……? |
見学者B | 弱い、って聞こえたけど……気のせいだよね? |
神崎 | 弱い、弱すぎる……! 悲しくなるほどに弱い…… |
見学者A | ……気のせいじゃないぞ。どういうことなんだ……? |
司会 | おーっと! ここで決着! 優勝者が決まりました! |
優勝者 | やった! これで神崎支部長とファイトが……! |
神崎 | この程度のファイターが優勝か……嘆かわしい…… |
伊吹 | 支部長、時間です。 |
神崎 | 己が道を歩かぬ者に恵む慈悲などないが…… 真の強さに触れたことがないのもまた事実。 最後のチャンスをくれてやろう…… |
司会 | それでは、優勝者と神崎支部長のファイトが始まります! |
優勝者 | よろしくお願いします、支部長! |
神崎 | 貴様の全力を見せてみろ。 |
司会 | それではー……! スタンドアップ! ヴァンガード! |
優勝者 | ぐっ……! 手も足も出ない……なんて強さだ、これが支部長の……! |
神崎 | やはり、この程度か…… 超……越ッ!! |
優勝者 | ぐ、ぐぁぁぁぁ! |
司会 | 神崎支部長の強烈なー撃! 圧倒的強さで勝負を決めましたぁ! |
神崎 | ………… |
優勝者 | 支部長、ありがとうございました! これから俺…… |
神崎 | かのようなファイトで得るものなど何もない! 弱きものは去れ! |
優勝者 | ど、どうしてです? 俺、優勝したんですよ! |
神崎 | だからなんだというのだ? この程度の大会で優勝したところで、誇れるものはない! |
優勝者 | そ、そんな…… |
神崎 | 真に求める者だけが強者となり得る。 貴様には到達することなど叶わぬ、それだけのことだ。 弱き者が何を言っても負け犬の遠吠えにすぎん。 |
優勝者 | う、ううっ…… |
見学者A | す、すごい…… |
見学者B | ここでは強さが全て、なら俺たちも強くなれたら――――…… |
キャラ | セリフ |
---|---|
伊吹 | もうすぐ開会式が始まります。 式の最後に挨拶が欲しいそうです。 |
神崎 | うむ…… |
伊吹 | この大会は、ユナサン支部に入って 日の浅い者を対象とした大会です。 まだ荒削りなファイターが多い ようですが……ユナサン支部を 背負って立つ者も現れるかもしれません。 |
神崎 | どれほどのファイターがいるか 確かめるとしよう。 |
司会 | それでは、続いて我らが支部長、 神崎ユウイチロウ氏のご挨拶です! |
見学者たち | おおーっ!! |
神崎 | 弱さは罪だ! 諸君らは力を求め、我がユナサン支部の 門を叩いた者たちだ。 ユナサン支部にふさわしい資質があるか 力をもって示してみせろ! |
見学者A | あれが神崎支部長か…… |
見学者B | 写真では見たことあったけど 生で見るとやっぱり迫力が違うな。 |
司会 | はい、ありがとうございました! それでは早速、 1回戦を始めていきましょう! |
見学者A | さすが、ユナサン支部の大会は レベルが髙いよな……! |
見学者B | ああ、もう決勝戦だ。 とびっきりすごいファイトだよな! |
見学者C | お、おい、アレを見ろ! 支部長が泣いてる……! |
神崎 | …… |
見学者A | マジだ……! きっとファイターの勇姿に感動して 泣いてるんだな。 |
伊吹 | ……もうすぐ決着がつきます。 |
神崎 | ああ…… |
伊吹 | このあと優勝者との エキシビジョンファイトです。 そろそろ移動を…… |
神崎 | 優勝者…… これが本当に決勝戦だと……? なんたる……なんたることだ…… あまりにも弱すぎる……! |
見学者A | え……? 今の、聞こえたか……? |
見学者B | 弱い、って聞こえたけど…… 気のせいだよね? |
神崎 | 弱い、弱すぎる……! 悲しくなるほどに弱い…… |
見学者A | ……気のせいじゃないぞ。 どういうことなんだ……? |
司会 | おーっと! ここで決着! 優勝者が決まりました! |
優勝者 | やった! これで神崎支部長とファイトが……! |
神崎 | この程度のファイターが優勝か…… 嘆かわしい…… |
伊吹 | 支部長、時間です。 |
神崎 | 己が道を歩かぬ者に恵む 慈悲などないが…… 真の強さに触れたことがないのもまた事実。 最後のチャンスをくれてやろう…… |
司会 | それでは、優勝者と 神崎支部長のファイトが始まります! |
優勝者 | よろしくお願いします、支部長! |
神崎 | 貴様の全力を見せてみろ。 |
司会 | それではー……! スタンドアップ! ヴァンガード! |
優勝者 | ぐっ……! 手も足も出ない…… なんて強さだ、これが支部長の……! |
神崎 | やはり、この程度か…… 超……越ッ!! |
優勝者 | ぐ、ぐぁぁぁぁ! |
司会 | 神崎支部長の強烈なー撃! 圧倒的強さで勝負を決めましたぁ! |
神崎 | ………… |
優勝者 | 支部長、ありがとうございました! これから俺…… |
神崎 | かのようなファイトで 得るものなど何もない! 弱きものは去れ! |
優勝者 | ど、どうしてです? 俺、優勝したんですよ! |
神崎 | だからなんだというのだ? この程度の大会で 優勝したところで、誇れるものはない! |
優勝者 | そ、そんな…… |
神崎 | 真に求める者だけが強者となり得る。 貴様には到達することなど叶わぬ、 それだけのことだ。 弱き者が何を言っても 負け犬の遠吠えにすぎん。 |
優勝者 | う、ううっ…… |
見学者A | す、すごい…… |
見学者B | ここでは強さが全て、なら 俺たちも強くなれたら――――…… |
Episode5「弱者の居場所」
キャラ | セリフ |
---|---|
伊吹 | 今日の午後からは月例会議の予定が入っています。 |
神崎 | ふむ…… |
伊吹 | それと、先日から続いている見学会のための各支部の代表者との交流戦も予定されています。 |
神崎 | そうか……メンバーは? |
伊吹 | チーム・ディマイズの両名を招集してあります。 |
神崎 | 見学会……ふん 有象無象が増える一方に思うが? |
伊吹 | ……目を見張るような有力なファイターはまだ居ません。 |
神崎 | 何時までこの茶番を続けるのか議題に追加しておけ。 |
伊吹 | …… |
優勝者 | ……あ……神崎支部長…… |
中学生A | なぁ、次はあっちのエリアでディマイズのファイトが見れるらしいぜ! |
中学生B | 他の支部の代表者ってことは……安城マモルとかも来るのかな? |
中学生A | かも知れないな! 見学の人もいるみたいだし俺たちも見に行ってみようぜ。 |
伊吹 | 俺は準備があるので先に行っています。 |
神崎 | ……敗北は許さんぞ。 |
東雲 | もちろんです。 |
優勝者 | あ、あの! |
神崎 | ……なんだ、貴様は。 |
優勝者 | 神崎支部長、話を聞いてください! |
東雲 | キミ……この前の大会で優勝した子だね。 もうここには来なくていいと言われていたと思うけど…… |
優勝者 | で、でも話を聞いてほしくて……! |
東雲 | 感心しないなぁ。 |
優勝者 | エキシビジョンマッチでは支部長にいいところを全然見せられなかったから…… お願いします、もう1度! もう1度だけ、チャンスをください! |
神崎 | 貴様の頼みを聞く義理などない。 弱者に割く時間など持ち合わせてはおらぬ。 |
優勝者 | お願いします……! 僕の本当の実力を、見てください! 僕は神崎支部長に憧れて、ユナサン支部に入ったんです! あれからずっと練習もしてきて……っ。 |
神崎 | くどい! |
東雲 | 警備を呼ぶでも構いませんが…… ふむ、彼の登録データを照会したところこのところの勝率はいいみたいですね。 |
神崎 | …… |
東雲 | どうです? 弱者から脱することができるか見守ってみるのも――…… |
優勝者 | お、お願いします! |
神崎 | ……そんなに気になるのなら、お前が試してみるがいい。 |
東雲 | はい……? |
神崎 | こやつの肩を持ったのは東雲、貴様だ。 俺は無駄だと思うが……ディマイズである貴様にこやつが勝つことがあれば弱者ではないと認めてやろう。 |
東雲 | おや……火に油を注いでしまったようだ。 キミはどうしたい? やめるなら今だよ。 |
優勝者 | あ、ありがとうございます! |
東雲 | (……飛んで火にいる、ってね) それじゃ、準備はいいかい? |
東雲& 優勝者 | スタンドアップ! ヴァンガード! |
見学者A | おい、見ろよ! ディマイズの東雲がファイトしてるぞ! |
見学者B | うわ……一方的だ。 あの子って、前の大会で優勝してたよね? これがディマイズの力…… |
東雲 | やれやれ……これじゃあ支部長のお眼鏡には適わないだろうなぁ…… まあ、これでキミもハッキリ自分の実力がわかっただろう? ヴァンガードでアタック! |
優勝者 | う、うぅ……ノーガード、です…… ダメージチェック……トリガーはありません。 |
東雲 | うん、俺の勝ちだ。 今回は「仕方なかった」ね。同情するよ。 |
優勝者 | ううっ…… |
神崎 | ここに弱者の居場所はない。 早急に立ち去るがいい。 |
キャラ | セリフ |
---|---|
伊吹 | 今日の午後からは 月例会議の予定が入っています。 |
神崎 | ふむ…… |
伊吹 | それと、先日から続いている見学会のための 各支部の代表者との交流戦も 予定されています。 |
神崎 | そうか……メンバーは? |
伊吹 | チーム・ディマイズの両名を 招集してあります。 |
神崎 | 見学会……ふん 有象無象が増える一方に思うが? |
伊吹 | ……目を見張るような 有力なファイターはまだ居ません。 |
神崎 | 何時までこの茶番を続けるのか 議題に追加しておけ。 |
伊吹 | …… |
優勝者 | ……あ……神崎支部長…… |
中学生A | なぁ、次はあっちのエリアで ディマイズのファイトが見れるらしいぜ! |
中学生B | 他の支部の代表者ってことは…… 安城マモルとかも来るのかな? |
中学生A | かも知れないな! 見学の人もいるみたいだし 俺たちも見に行ってみようぜ。 |
伊吹 | 俺は準備があるので先に行っています。 |
神崎 | ……敗北は許さんぞ。 |
東雲 | もちろんです。 |
優勝者 | あ、あの! |
神崎 | ……なんだ、貴様は。 |
優勝者 | 神崎支部長、話を聞いてください! |
東雲 | キミ……この前の大会で優勝した子だね。 もうここには来なくていいと言われていたと 思うけど…… |
優勝者 | で、でも話を聞いてほしくて……! |
東雲 | 感心しないなぁ。 |
優勝者 | エキシビジョンマッチでは 支部長にいいところを 全然見せられなかったから…… お願いします、もう1度! もう1度だけ、チャンスをください! |
神崎 | 貴様の頼みを聞く義理などない。 弱者に割く時間など 持ち合わせてはおらぬ。 |
優勝者 | お願いします……! 僕の本当の実力を、見てください! 僕は神崎支部長に憧れて、 ユナサン支部に入ったんです! あれからずっと練習もしてきて……っ。 |
神崎 | くどい! |
東雲 | 警備を呼ぶでも構いませんが…… ふむ、彼の登録データを照会したところ このところの勝率はいいみたいですね。 |
神崎 | …… |
東雲 | どうです? 弱者から脱することができるか 見守ってみるのも――…… |
優勝者 | お、お願いします! |
神崎 | ……そんなに気になるのなら、 お前が試してみるがいい。 |
東雲 | はい……? |
神崎 | こやつの肩を持ったのは 東雲、貴様だ。 俺は無駄だと思うが…… ディマイズである貴様に こやつが勝つことがあれば 弱者ではないと認めてやろう。 |
東雲 | おや……火に油を注いでしまったようだ。 キミはどうしたい? やめるなら今だよ。 |
優勝者 | あ、ありがとうございます! |
東雲 | (……飛んで火にいる、ってね) それじゃ、準備はいいかい? |
東雲& 優勝者 | スタンドアップ! ヴァンガード! |
見学者A | おい、見ろよ! ディマイズの東雲がファイトしてるぞ! |
見学者B | うわ……一方的だ。 あの子って、前の大会で優勝してたよね? これがディマイズの力…… |
東雲 | やれやれ…… これじゃあ支部長のお眼鏡には 適わないだろうなぁ…… まあ、これでキミもハッキリ 自分の実力がわかっただろう? ヴァンガードでアタック! |
優勝者 | う、うぅ……ノーガード、です…… ダメージチェック…… トリガーはありません。 |
東雲 | うん、俺の勝ちだ。 今回は「仕方なかった」ね。同情するよ。 |
優勝者 | ううっ…… |
神崎 | ここに弱者の居場所はない。 早急に立ち去るがいい。 |
Episode6「カリスマ」
キャラ | セリフ |
---|---|
大山 | わっ、と! ごめんごめん、ぷつかっちゃって。大丈夫~? |
優勝者 | だ、大丈夫です! すみませんっ! |
大山 | お~い、泣きながら走ったら危ないよー! ……って。 |
神崎 | 貴様は…… |
大山 | うちの職員が世話になるからね、一応ついてきたんだけど…… でも 、泣いてる子をそんな目で見るなんて。 |
神崎 | …… ふん、貴様らドラエン支部の理念とは、楽しいヴァンガードとやらだったな。 だが今のはユナサン支部のこと……貴様らには関係のないことだ。 |
大山 | ああ、そうだね。 でも、ヴァンガードが楽しくなくなるような出来事があったとしたら、見過ごせないよ。 |
神崎 | 笑止! 貴様のような能天気な男がいるから弱いファイターが後を絶たぬのだ。 |
大山 | それは心外だなぁ。 ヴァンガードを広く知ってもらうことが我々、普及協会の目的だろう? そんな姿勢で普及出来ると思うのかい? 辛い時に手を差し伸べられない支部長に人はついてこないさ。 |
神崎 | ほう…… ドラエン支部は、いつから他所のことに口を出すほど偉くなったというのだ? 精神論で片付くほどこの世界は甘くないことなど貴様も知っているだろう。 |
大山 | 勘違いしないで欲しいんだけどね、僕は別にキミの理念を否定はしてないよ。 ファイターによってヴァンガードに求めるものは違う。 いろんな支部があっていいんだ。 ただ、さっきのような子には寄り添ってあげられないのかって。それが言いたかっただけさ。 今ここで喧嘩をするつもりは毛頭ないからね。 |
神崎 | 貴様が勝手に現れてひとりで御託を並ベているだけだ。 |
大山 | はぁ…… やっぱりキミとは分かり合えないってことがわかったよ。 |
神崎 | もとより、分かり合う必要もない。 これ以上干渉するつもりなら力でも示すことだな。 |
大山 | …… |
神崎 | どうした? 貴様も所詮、口だけで理想を語る腑抜けか…… |
見学者A | おいおい……なんかヤバい雰囲気だぞ。 |
見学者B | でも、支部長同士がファイトするなら……すげぇ見てみたい! |
大山 | (まずいなぁ……ちょ~っとたしなめただけでこんなに怒るなんて……) |
マモル | あっ、支部長! こんなところにいたんですね! |
大山 | マモルきゅん!? |
マモル | 僕の仕事で来ているのに付き添いのあなたが居なくなってどうするんですか!? |
大山 | え~っ、わざわざ探しに来てくれたの~? |
マモル | 支部長が通行パスを持っているので僕が集合場所に向かえなかっただけです! |
大山 | ごめんごめ~ん。 ……じゃ、僕はもう行くよ。 |
神崎 | 敗北を恐れたか。 |
大山 | そうじゃないけどこれ以上待たせたらウチの子怖いし…… |
マモル | あ……神崎支部長と一緒だったんですね。 割り込んでしまって申し訳ありません。 |
大山 | いーのいーの、大した話はしてないから。 |
マモル | えぇ……? それでは、失礼します。ほら、いきますよ、支部長。 |
神崎 | ………… |
東雲 | ……残念ですね。 面白いものが見られると思ったんですが。 |
神崎 | 隠れていたやつが何を戯言を…… |
東雲 | ああ、すみません…… |
見学者A | なぁ、安城マモルが来なければ支部長同士で戦ってたんだよな? 見たかった気もするけどあの雰囲気でファイトはちょっと…… |
見学者B | 何言ってんだ! ああ~見たかったなぁ! |
神崎 | ……よく聞け、見学者諸君! 我がユナサン支部は、力を求める者を拒みはしない! 何度でも言おう! 弱さは罪だ! 強さを求めるものはユナサン支部に来るがいい。 |
見学者A | 神崎支部長って……怖いけどなんかすごいよな? |
見学者B | ああ、なんていうか…… ついていければ、きっと強くなれる! そんな感じがするよな! |
見学者C | 僕、この支部に入ろうかな…… そうすればあんなふうになれるかも…… |
見学者B | あ、俺も! すっげー強くなってディマイズにも入っちゃったりしてな! |
伊吹 | (絶対的な力は人を惹き付ける。それが身を減ぼすとも知らずに……) |
キャラ | セリフ |
---|---|
大山 | わっ、と! ごめんごめん、ぷつかっちゃって。 大丈夫~? |
優勝者 | だ、大丈夫です! すみませんっ! |
大山 | お~い、泣きながら走ったら危ないよー! ……って。 |
神崎 | 貴様は…… |
大山 | うちの職員が世話になるからね、 一応ついてきたんだけど…… でも 、泣いてる子をそんな目で見るなんて。 |
神崎 | …… ふん、貴様らドラエン支部の理念とは、 楽しいヴァンガードとやらだったな。 だが今のはユナサン支部のこと…… 貴様らには関係のないことだ。 |
大山 | ああ、そうだね。 でも、ヴァンガードが楽しくなくなるような 出来事があったとしたら、見過ごせないよ。 |
神崎 | 笑止! 貴様のような能天気な男がいるから 弱いファイターが後を絶たぬのだ。 |
大山 | それは心外だなぁ。 ヴァンガードを広く知ってもらうことが 我々、普及協会の目的だろう? そんな姿勢で普及出来ると思うのかい? 辛い時に手を差し伸べられない支部長に 人はついてこないさ。 |
神崎 | ほう…… ドラエン支部は、いつから他所のことに 口を出すほど偉くなったというのだ? 精神論で片付くほど この世界は甘くないことなど 貴様も知っているだろう。 |
大山 | 勘違いしないで欲しいんだけどね、 僕は別にキミの理念を否定はしてないよ。 ファイターによってヴァンガードに 求めるものは違う。 いろんな支部があっていいんだ。 ただ、さっきのような子には 寄り添ってあげられないのかって。 それが言いたかっただけさ。 今ここで喧嘩をするつもりは 毛頭ないからね。 |
神崎 | 貴様が勝手に現れて ひとりで御託を並ベているだけだ。 |
大山 | はぁ…… やっぱりキミとは分かり合えない ってことがわかったよ。 |
神崎 | もとより、分かり合う必要もない。 これ以上干渉するつもりなら 力でも示すことだな。 |
大山 | …… |
神崎 | どうした? 貴様も所詮、 口だけで理想を語る腑抜けか…… |
見学者A | おいおい…… なんかヤバい雰囲気だぞ。 |
見学者B | でも、支部長同士がファイトするなら…… すげぇ見てみたい! |
大山 | (まずいなぁ……ちょ~っとたしなめた だけでこんなに怒るなんて……) |
マモル | あっ、支部長! こんなところにいたんですね! |
大山 | マモルきゅん!? |
マモル | 僕の仕事で来ているのに 付き添いのあなたが居なくなって どうするんですか!? |
大山 | え~っ、わざわざ探しに来てくれたの~? |
マモル | 支部長が通行パスを持っているので 僕が集合場所に向かえなかっただけです! |
大山 | ごめんごめ~ん。 ……じゃ、僕はもう行くよ。 |
神崎 | 敗北を恐れたか。 |
大山 | そうじゃないけど これ以上待たせたらウチの子怖いし…… |
マモル | あ……神崎支部長と一緒だったんですね。 割り込んでしまって申し訳ありません。 |
大山 | いーのいーの、大した話はしてないから。 |
マモル | えぇ……? それでは、失礼します。 ほら、いきますよ、支部長。 |
神崎 | ………… |
東雲 | ……残念ですね。 面白いものが見られると思ったんですが。 |
神崎 | 隠れていたやつが何を戯言を…… |
東雲 | ああ、すみません…… |
見学者A | なぁ、安城マモルが来なければ 支部長同士で戦ってたんだよな? 見たかった気もするけど あの雰囲気でファイトはちょっと…… |
見学者B | 何言ってんだ! ああ~見たかったなぁ! |
神崎 | ……よく聞け、見学者諸君! 我がユナサン支部は、力を求める者を 拒みはしない! 何度でも言おう! 弱さは罪だ! 強さを求めるものはユナサン支部に 来るがいい。 |
見学者A | 神崎支部長って…… 怖いけどなんかすごいよな? |
見学者B | ああ、なんていうか…… ついていければ、きっと強くなれる! そんな感じがするよな! |
見学者C | 僕、この支部に入ろうかな…… そうすればあんなふうになれるかも…… |
見学者B | あ、俺も! すっげー強くなって ディマイズにも入っちゃったりしてな! |
伊吹 | (絶対的な力は人を惹き付ける。 それが身を減ぼすとも知らずに……) |